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2012年5月18日 (金曜日)

第1章やっとあげて、MET「椿姫」最終回に滑り込み

 意識モーローとしつつ8時起床。

 朝のモロモロを早々に終えて、昨夜というか今朝、ぶっ倒れるように寝てしまった時に残した数ページを一気に書いてしまう。
 が、数ページでは収まらず、これまでのリズムで書いていたら10ページ近くに膨らんだ。
 午前中に出来たので、読み返して相方に送信。

 で、懸案だった、動物霊園に行って引っ越したことを故ウズラと故ビワに報告しに行くことにする。ついでに旧業平橋駅か錦糸町でブランチを食べよう……。
 と思ったら、それを妨害するかのように西から雨雲が急速に接近。通り過ぎるのを待っていると腹が減るので、雨が降り出す前に、近所のコンビニに行って回鍋肉の弁当を買ってくる。
 帰路、ポツポツと降ってきた。
 部屋に戻ったら雷鳴を伴ってガーッと降ってきた。
 雨を眺めながら、弁当を食う。

 雨が止むまで、今朝届いた我が心の師・小林信彦の最新刊「非常事態の中の愉しみ」(週刊文春に連載のエッセイ)を拾い読みするが、結局ほとんど全部読んでしまった。
 師の考えには反するが、おれは「菅直人」をそれほど最低最悪だとは思えない。もちろん万全にはほど遠かったが、もっとダメなヤツが首相だった可能性を考えると、菅さんは頑張ったんじゃないのか?原子力村の総力を挙げての「原発維持」攻撃があったし、今もあることを忘れてはならない。
 海江田元経産相が国会の事故調で菅さんの対応を批判したが、それには頷けるところはあるが、あの時の海江田氏本人の言動については当人が反省しているように、海江田氏当人も万全ではなかった。というか、311以前、原発事故をまったく想定していなかったし、想定する事自体がタブーだったという事実は残念ながらあったのだ。今でも原子力村の唾棄すべき外道どもが原発の維持発展を叫んでいるが。

 読み通り、30分ほどで雨雲は通過し、師のエッセイもあらかた読んでしまった。
 じゃあ、出かけるか。
 今日は、東劇にMETライブビューイングの「椿姫」を見に行く。今日が最終日だったのをコロッと忘れていたが、松竹からの「18日で終わりますよ」メールで思い出した。
 もしかすると凄く混むかもしれないので、動物霊園に行く前に東劇に寄ってチケットをゲットしておこう。

 ということで、北千住から日比谷線で東銀座。東劇で最終回(「椿姫」に限って1日3回上映)の席を押さえた。
 それから都営線で押上まで。動物霊園は、押上からも歩いて行ける。

Img_0789_2

 押上駅は乗降客が増えているのに「ソラマチ」がオープンしていないのでエスカレーターが1基しかなく、混雑。
 地上に出ると、なんかのイベントがあって混雑。
 風が凄くキツイ。ビル風ってこともあるの?
 横十間川は、長らく汚いドブ川状態だったが、スカイツリーが出来たので、キレイになりつつある。
 公園として整備中。でも、オープンには間に合わないね。

Img_0788_2

 ちょっと小腹が空いたので、立ち食いそばでも食べようと思ったが、ない。よく探せばあったのだろうが、進行方向には皆無だった。普通の蕎麦屋はあったが、メシ時を外していたので休み時間。

 動物霊園は、「とうきょうスカイツリー駅」「押上駅」「錦糸町駅」を結ぶトライアングルの真ん中にある。スカイツリーから少し離れると、街は全く変化なし。碁盤のような道が整備されて静かな街並み。暮らしやすそう。お寺も多いし。

 で、動物霊園到着。
 管理人の上品な女性とは顔馴染みなので、引っ越しの報告と「くーたん脱走事件」を話すと、ウケた。
 故ウズラと故ビワにも引っ越したことを報告して、新居に帰っておいでと話す。
 ビワはきちんと看取ったし、充分に可愛がったつもりだが、ウズラについては申し訳ない気持ちがかなり残っている。癇癪持ちで手を焼いたのも事実だが、それだけ訴えたいことがあったのだ。いたらない飼い主で申し訳なかったと心から詫びて手を合わせる。

 お盆の法要のお金を先渡しして、辞去。
 錦糸町に向かう。
 途中、前にも入ったことのある安いステーキ屋があったので、ついフラフラと入ってしまい、半額に目が眩んで220グラムのサーロインを頼んで食ってしまった。ま、安いだけスジが多かったし、もうちょっと焼いて欲しかったけど。

 で、その店を出て歩いていると、美味そうで安い中華屋を発見。というか、この店も以前に発見していて、今度はこの店に入ろうと思ったんだよな、と記憶が蘇ったが、もう遅い。

 錦糸町の東武ブックスを覗いたら、「艶敵」はなかった。残念。
 半蔵門線で、北千住。

 駅の改札で相方と待ち合わせて、ルミネの食料品売り場で弁当を買う。ステーキを食ったのでそんなに腹は減っていないので、軽い「おにぎり弁当」を。

 で、再び日比谷線に乗って東銀座。
 東劇ビル1階の山下書店を覗いたが、ここにも「艶敵」はなかった。極めて残念。この店が地下鉄銀座駅通路にあった頃は、安達の本を常備してくれていたのに。場所が変わって客筋も変わったか。変わったんだろうねえ。

 入場する時、席の埋まり具合をちらっと見たが、予期していたほど埋まっていなかった。という事は、おれの取り越し苦労だったか。我々が好む席はスクリーン前方で、あんまり人気がない場所だし。

Traviata
 
 ナタリー・デセイのヴィオレッタは、トリノ歌劇場の来日公演で見て、感銘を受けた。これまで見た最上の「椿姫」だと思った。
 ゼフィレッリの映画版はテレサ・ストラータスが「マジで死にそう」な感じだったし、全篇が死に瀕したヴィオレッタの回想・幻想という演出で、衝撃的かつ感動的。もっとも感動したのはゼフィレッリ版かもしれない。

 デセイの好演でヴィオレッタの心情がリアルに伝わったし、ジェルモンもけっして悪い人ではなくて、「世間との板挟み」に二人して苦しむ、という演出が余計にこのオペラの悲劇性を増して、感動的だった。
 
 今回は、デセイの方針はトリノと同じで、崩れ落ちそうな自分をやっと支えているという感じで痛々しい。
 が、ジェルモンは、ディミトリ・ホヴォロストフスキーが「世間様の代表」として高圧的に憎々しげに歌い上げる。これはこれでヴィオレッタは余計に可哀想になるのだが……。ホヴォロストフスキーは時に麻生サンみたいに顔を歪ませて歌うので、マジに悪役!銀髪が憎ったらしい!
 アルフレードを歌うマシュー・ポレンザーニは、このお父さんが登場すると、完全に「過保護なボクちゃん」になってしまう。家族を愛するが強圧的で絶対君主みたいなお父さんと、気弱で過保護なデブのボクちゃん、という構図も痛々しい。ボクちゃんも、ヴィオレッタの前ではなんとかいいところを見せて「男」になろうとするが、いかんせん経験値が不足しているし、金もない。愛情はあっても金はなくて、ヴィオレッタが郊外で暮らすために財産を売り食いしていると知って「屈辱だ!」というけど、じゃあお前が食わせてやれよと言われても、出来ない。これはこれで哀しいし、悔しいよねえ。
 その辺を強調したのが、この「アルフレードはデブなボクちゃん」像。マシュー・ポレンザーニが、これまた上手いから、マジで甲斐性はないけどプライドはあるボクちゃん像がハッキリ浮かび上がる。
 こういう演出の工夫と芝居の上手い歌手の存在が、このオペラの普遍性をハッキリと見せて、永遠の命を吹き込むのだろう。
 古典の力というモノは、凄い。

 第二幕から第三幕はそのまま繋げて、という演出で、その場面転換が見事と言うしかない。
 このヴィリー・デッカーの演出はザルツブルグ音楽祭(その時はネトレプコ主演)でやったものだが、死に神のような人物を登場させて、それが実に効果的。
 第三幕から第四幕もそのまま通しての上演。
 セットはシンプルで象徴的な湾曲した壁と、それに沿って作り付けてあるベンチ。そしてソファが移動して使われて、大きな時計が、ヴィオレッタの「残された時間」を象徴するようにドンと置かれている。

 字幕の翻訳が新しくて、初めて読むような感じだった。相方によれば原文から離れた「超訳」ではなく、いい翻訳だった、との事。いつもの字幕よりも、人物の感情をハッキリと表現する字幕だった。

 そして。
 今回特筆すべきは、録音。デセイの囁くようなデリケートな歌唱を、何とクリアに拾っているのだろう!なにか画期的な新技術が使われているのに違いない。ステージに並べたマイクだけではああいうデリケートな音は絶対に拾えないし、音自体がかなり「オン」な感じがした。
 自分で録音してみれば判るが、マイクの位置が少し変わっただけで、「オン」「オフ」はハッキリ違って聞こえる。それに、足音も衣擦れも、ノイズ的な音が一切なくて、ヴィオレッタ・アルフレード・ジェルモンの三人の声はあくまでクリアに、オンで録れている。コーラスが歌うところでは足音は入るしノイズは盛大に聞こえるので、明らかに集音の仕方が違う。
 「レミゼ」式に、歌手にマイクを仕込んでいるのだろうか?
 
 第1幕が終わってのインタビューで、デセイが「音を外しちゃった!ゴメンネ!」と言っていたが、全然判らなかった。

 シーズン最後を飾るのにふさわしい、感動的なステージだった。

 帰宅して、くーたんにご飯を出し、メールをチェックしていると、「タモリ倶楽部」の時間。今夜は「空耳アワード」の前半。

 その後「ぷっすま」の「ロケ用朝弁新作コンペ」を面白く観る。ロケ弁かぁ。懐かしいなあ。

 ついつい「お願いランキング」を途中まで見てしまい、資源ゴミを出しに行く。ディノスの段ボールと古新聞。
 その後風呂に入る。今日はかなり歩いたので、足が痛い。ゆっくりお湯に浸かる。

 で、なんだかんだしていると2時を回って3時近くなってしまったので、慌てて寝る。

 明日は「第2章」に突入だ!

本日の体重:(体重測定休止中)
本日の摂取カロリー:2340kcal 
本日の消費カロリー:日常生活+558kcal/11096歩

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