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2012年5月 3日 (木曜日)

日常に復帰しつつあり

 8時起床。
 雨。
 一日中、ずっと部屋の中で過ごす。
 
 本日は憲法記念日。朝日には、日本国憲法は極めて先進的な憲法であるが、実践されているかどうかはまた別、という記事が載っていて、面白く読んだ。
 日本の国会は二院制だが、参議院の位置づけがあやふやであるとよく言われるし、参議院廃止論も昔からある。
 おれは二院制を支持するが、人口に完全に比例して選出されるべき衆議院と、地域代表として一票の格差を無視した都道府県代表(いずれ道州制になったらその代表)と、完全に性格を変えるべきだと固く信じているのだが。同じような議会が2つあっても意味はない。同じような理由で票が割れて混乱するだけなのは、自民党政権末期から今日まで続いていて、いい加減ウンザリだ。
 貴族院が廃止された代わりに出来た参議院だが、もう身分制議会は意味がないなら、アメリカやドイツ型の「連邦上院」タイプにするのが一番ではないか?そうすれば、人口に完全に見合った形で選出される衆議院で議員が少ない過疎地域でも、大都市と対等に議席を持って発言権が確保される。48都道府県に2人ずつで3年ごとにその半分を改選する、というのじゃダメなの?何か問題が生じるの?議員定数が一気に減って失業対策が必要になるからダメなの?
 選挙制度に関しては、共産党も党利党略に走るから、どの党も「公明正大な主張」は出来ない。ならば、ありがちな「第三者機関」で議論するしかないんじゃないか?といいつつ、現在の衆議院の定数は違憲状態であると最高裁が判断してるんだから、このままじゃ衆議院の解散総選挙は出来ないよね?しかし、ウダウダして全然定数是正は進まない。
 どうするの?

 キッチンがすっきりして、ダイニングテーブルに向かって新聞を広げる事が増えてきた。以前の台所は、「調理をする物置」状態だったが、今は、「食事をしてゆっくり新聞を広げる場所」に進化した。というか、これが本来の姿だろうけど。

 で、仕事。
 ようやく、今の仕事環境に慣れてきた。長時間Macに向かっていられるし、集中力も戻ってきた。
 
 おれはクーンツの読者ではないが、クーンツの「小説の書き方」は教科書のように思っている。なんせ、極めて実践的で、正しい。書き進めなくなって詰まってしまうのは、今まで書いた部分に問題が潜んでいるからだ、という指摘は正しい。
 昨日まで遅々として進まなかったのは、既に書いた部分の膨らましというか展開が充分でなかったからだ。
 後から遡って書き足したり膨らませることも可能だが、頭の部分は、書いている当人の気分を乗せるためにも、充分に書き込んで先に進む必要がある。これはあくまでおれ個人の問題であり、クセなのだが。
 登場人物の性格や雰囲気などを最初にきっちり書き込んでおかないと、イメージが広がらなくなって書き進めなくなる。レギュラーの登場人物でも同じ。決まった役割しか果たさない「フラットキャラクター」ならまだしも、「ラウンドキャラクター」なら、今回の心境とか抱えている問題とかをきっちり作者が判っていて、それをうまい具合に小出しにしながら描写しなければ、いい感じに展開していかない。
 この辺が疎かになっていた。

 遡って、大幅に書き足していくと、なんというか、白黒スタンダードだった画面がカラー・シネマスコープになったというか(この比喩は、白黒スタンダードが劣っているかのようにおれが思っていると受け取られそうでイヤなのだが、情報量の問題と言うことで)、モノラル音響がステレオになったというか(この比喩はその通りで、おれはモノよりステレオが断然優れていると思っている)、そんな感じ。進行上必要な台詞しか喋っていなくて無表情だった登場人物がイキイキと動きだした。こうじゃなきゃ、ねえ。

 ブランチは、厚切りトーストにコーンフレークにゆで卵にバナナ。
 後ほど、これでは足りなくて、厚切りトーストにマーマレードを塗って、おやつにする。

 一昨日、BSフジの番組で加山雄三とエレキ、というテーマを久々に見た。しかし、日本の、いや、世界的なエレキの神様・寺内タケシについて全然触れられない憤りを感じてYouTubeなどで寺内タケシを聞いて、ふとアマゾンを検索してみたら……。
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 おれが小学生の頃、ほとんど毎日聞いていて、今でも保存してある名作LP「ブルージーンズ・ゴールデン・アルバム」が発売元キングレコードの手によってCDになっていた!
 自分でLPから取り込んでCDを焼いたモノは持っているのだが、レコード会社がマスターテープから起こしたCDのほうが音がいいのに決まっている。即座に注文。以前チェックしたときには見当たらなかったんだが……でもこれ、2010年の発売。探し方が悪かったのかな。
 とにかく、このアルバムの寺内タケシは神様だ。カッコイイ。イキがいい。新鮮。いい曲ばかり。

 夕方、「日本映画専門チャンネル」で放送している「白い巨塔」を録画しつつ、見る。この作品の市販DVDは持っているのだが、ハイビジョンのモニターで再生すると画面が粗い。しかしハイビジョン放送で流すんだから、高解像度リマスターをしたんじゃないかと思ったのだ……。
 結果は、市販DVDの方が鮮明だった。
 とは言え、そんな画質のことなんか何処かに素っ飛んでしまうほど、この映画は面白い。テレビドラマ版なんか比較にならない。アクの強い出演者がこれでもかと競う演技合戦が凄いし(田宮二郎はもちろん絶品だし、東野英治郎や小沢栄太郎、滝沢修に石山健二郎、船越英二に田村高廣、加藤嘉に下条正巳、加藤武というクサい顔ぶれが勢揃いしているのだ!
1a5d899dbc99fe28318da25d67ed7f85 のっけのタイトルが開腹手術を真俯瞰で取るという大ハッタリ!さすが「赤いセシル・B・デミル」と白井佳夫が呼んだ、左翼なのに作る映画は無茶苦茶面白い山本薩夫!凄いよねえ。
 教授による総回診、いわゆる「大名行列」の場面も、池野成の重厚な音楽もあって、凄い。
 最初は「東教授」で財前助教授は患者の前で叱咤されてしまうが、激烈な教授戦を勝ち抜いて、晴れて教授になった財前の雄姿!
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 そしてそして、財前又一と言えば、石山健二郎が空前絶後の出来。テレビの西田敏行も名優だが、石山健二郎のこのぶちかましには霞んでしまう。71537db4890c1fa0f6b3d3e0dda665bd

「ナンボや、ナンボいるんや!100か200か。銭ならナンボでも出すデ。東京の連中には負けヘンで!」
 とか、もっと刺激的な台詞が山ほど出て来るが、橋本忍の脚本ももの凄い。なんせ、大阪人は全員、大阪弁を使う。財前五郎の大阪弁がこれまたいいのだ。テレビ版では何故か東京弁だったが、これではアキマヘン。
 田宮二郎版のテレビ版を高評価する向きもあるが、山本薩夫のハッタリが利きまくった演出と、最後に悪が勝つ、という衝撃的終わり方(製作当時「続・白い巨塔」は存在しなかったし、この続篇自体、「悪が勝ったままでいいのか」と批判を浴びて書かれたもので、山崎豊子としては「悪が栄える」終わり方で完結していたと覚しい)で、映画版が断然優れている。すべての面で、他の映像作品を引き離して独走状態だ。

 途中まで見て、仕事に戻る。

 夜は、レトルトの「ナポリタン」を使って、スパゲティ。この「ナポリタン」が2人分だったので、麺も2人分茹でて、食ってしまった。しかし、スパゲティだけでは腹がすぐに減ってしまう。

 夜が更けて、ようやく雨も上がったので、近所のコンビニにコピーを取りに行ったついでに、おにぎりを1個を買う。梅干しのおにぎり。帰宅して食う。
 で、外出するときは階段を下りたのに、部屋に戻るときは無意識に、エレベーターに乗ってしまった。かと言って、階段を上り直しはしなかった。このへん、反省。

 風呂に入って、今日書いた部分を頭の中で検証。ちょっと先を急ぎすぎたと思ったので、書き直すことに。

 「アメトーク」をちょっと見たが、やめて、録画した「大脱走」を見る。これも市販DVDを持っていたので、録画してブルーレイに焼いたものと比較してみると、これについては画質は甲乙つけがたい。字幕の見やすさはwowow放送分に軍配が上がる。
 しかし、という事は……。ブルーレイじゃなくてDVDでも、充分に鮮明な画質で鑑賞できると言うこと。テレビがもっと大型の、50インチとかなら、差ははっきり判るのだろうが。ウチは32インチだから、市販ソフトを買うなら、安いDVDで充分と言うことか。ブルーレイで買い直すこともない。

 で、「大脱走」も半分位見直してしまった。この映画もすこぶる面白い。ゲーム感覚が勝ちすぎている、という批判もあるが、これだけ面白ければ、なんの問題があるのと思う。戦争批判だって戦争の悲惨さについてもきちんと言及されているし、当時の批判は正しくないと思うが。

 見ながら寝てしまったので、0時前に就寝。
 この時間に眠くなってベッドに入るのも、おれとしては正しい生活習慣。
 やっと、いつものパターンが戻ってきた、と思うと嬉しい。

本日の体重:87.40キロ
本日の摂取カロリー:2175kcal
本日の消費カロリー:日常生活程度

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