« 打ち合わせして、ソファ組み立て | トップページ | 1日雑用 »

2012年7月20日 (金曜日)

原稿書いてリビング完成させて「ヒア・アフター」鑑賞

 7時過ぎ起床。

 今日は「週刊読書人」の「著者・訳者から読者へ」の原稿の〆切日。相方が書いた原稿を読んで、その補足&違うことを書こうと思うので、相方からファイルが届くのを待つ。

 天気は悪い。外に出たら半袖では寒いほど。

 10時過ぎにファイルが届いたので、自分の分の原稿も書いて、お昼前に送稿。

 で。
 テレビも移動したしソファも組み立てたし、後はオーディオの結線をしてきちんとスピーカーを鳴らすこと。
 そのためにはスピーカーのケーブルを延ばし、テレビとアンプを繋ぐ長い RCAピン・ケーブルを買い、アンプ用の電源コードを買わねばならない。
 
 昼飯がてら、北千住マルイのノジマに行くことにして、先に松屋でカレーを食う。玉子がついてきたが、これは期間限定のサービス?まあ美味かった。というか、以前と同じ味だと思うが。2ちゃんねるでは松屋オタクがいろいろ騒いでいるけど。

 ノジマでは長い電源タップがなく、長いピン・ケーブルもなかったので、秋葉原のヨドバシに行く。だったら昼はトゥッカーノ・グリルで食べたかったなあ。

 ヨドバシのオーディオ・コーナーはもう、嬉しくなるほど「オーディオ・オタク」の弱点を刺激するアイテムが並んでいる。大昔、オーオタだった頃の血が騒ぐが、今はもう、そこそこ鳴ればいいと思っているから、ぶっとい電源ケーブルや電源コネクタ、ぶっといスピーカー・ケーブルなどを見ても微笑むばかり。まあお金持ちが豪邸に広いオーディオ・ルームを構えて金を注ぎ込むなら、平和ないい趣味だと思う。しかしおれはもう、そういう限度のない(天井のない)無間地獄のような趣味は早期に卒業した。カネがあってもハマらない……。
 と思いつつ、B&Wの良いスピーカーの音を聴くと、心揺さぶられるのよねえ。スピーカーはヨーロッパ製がいいなあ。特に英国製。
 しかし、ホームシアターの売り場って、どうして爆発系のど派手な映画ばかり再生してるんだろう。どかんどかんとやかましくて周囲の迷惑だ。

 スピーカー台が欲しいが、高い。使うスピーカーが40年前に買って今だに愛用している年代物だから、下手するとスピーカー本体より台の方が高い。自作するか?

 所定のものを買って、帰宅。
 早速、セッティングに掛かる。液晶テレビの両脇にスピーカーを設置。台は綾瀬の下水処理場で貰ってきた煉瓦。
 ケーブル類はゆとりがないといろいろ不具合が出るので、長めを買った。その案配がドンピシャだったので大満足。
 レコードプレーヤーは押し入れに仕舞い込んだので、アンプの結線はシンプルになった。トーン・イコライザーは処分したし、カセットデッキは再生専用にしたし。もうカセットに録音はしないだろう。
Dscf0853
 で、何とか完成。レイアウトは、想定通りの、頭に描いた通りになって、満足。
 さて、音がきちんと出るか。スピーカーの位相を間違えてないか。
 記念すべき第一弾は、まあ、こういう時の定番、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」。この題名、最近は「ツァラトゥストラはこう語った」と表記する例が多くなったが、「かく語りき」ときてほしいんだよね。

 どーんと鳴って、慌てた。左チャンネルが盛大にガリった。しばらく鳴らしてなかったし、中古で買ったアンプだからなあ。
 スイッチを全部ガチガチと切り替えて、接点不良を力尽くで解消。すると、きちんと鳴るようになった。
 煉瓦をスピーカー台にするのはオーオタからは批判が多いが、ウチの場合は、音が明瞭に鳴って引き締まって、いい感じではある。オーオタは「それはタダ単に音が痩せただけだ」というけれど。まあ、おいおいスピーカー台については考えよう。ちょっと不安定ではあるし。

 「ツァラトゥストラ」の後、「続夕陽のガンマン」を聴き、ショルティ/シカゴの「春の祭典」を聴き、カーゾンが弾くモーツァルトのピアノ協奏曲を聴く。
 満足。大満足。
 スピーカーも低音から高音まできちんと鳴っていると思う。測定すれば数字は悪いかもしれないが、おれはこの音が好きだ。というか長年慣れ親しんでいるからなあ。
 昔は家庭電化製品をすべて作っていたドイツ・ブラウンのスピーカーは切れ味抜群。さすがシェーバーのブラウン。これを鳴らすサンスイのアンプがコシの強いダイナミックな音なので、相性は抜群。それにビクターのCDプレーヤーは音が優しい。
Dscf0854


Dscf0856

 以前使っていたソニーのアンプは音が冷たくて固くて、聴いていて全然楽しくなかった。それで一時期、音楽をほとんど聴かない時期が合ったが、ヤフオクでアンプとプレーヤーを換えたら、こんなにも違うものかと驚いた。「音」が「音楽」になって、聴く喜びを感じるようになった。で、その頃、ソニー信者の洗脳から覚めたのだが。今のソニーは音が変わったかもしれないが、以前のソニーはダメだった。プロ用機材は違うんだけどなあ。

 で、テレビの音の再生も問題なし。ケーブルを長く引っ張って音と画のズレが生じるかと思ったら、さすがにそんなことはなかった。部屋の中の距離だもんね。

 で、また「赤いハンカチ」を見て、また感動。凄い映画だなあ。もしかするとすべての条件が奇跡的に整って誕生した作品なのかもしれない。

 夜は、近所の「鶴亀飯店」で、相方と落ち合って、食事。おれは中華丼と半塩ラーメン。それに棒餃子と鶏の唐揚げレモンソースをシェア。鶏の唐揚げレモンソースは、ヒジョーに美味い!素晴らしい逸品。

 その後、相方に整理が完了した新居を披露。
 キッチンとリビングはほぼ完成したので、残るは寝室。ベッドを買い換えたい。このベッドは死んだNから生前譲り受けたもの(仕事に成功して練馬のアパートから桜新町のカッコいいマンションに引っ越すときに貰った)で、もう25年は使っているから、そろそろ買い換えてもいいだろう。

 で、イーストウッドの「ヒア・アフター」を見る。これはちょうど公開が東北大震災と重なってしまって、劇場公開は短気で終了してしまった不運な作品。しかも、「イーストウッドはこんな方向に行ってしまったのか」と不評を口にする人も多かった。イーストウッド・フリークである小林信彦も「内向的作品」と一言で片付けてしまった。「(ファンの勝手な希望だが)イーストウッドの映画からは『殴る音』『銃声』が聞こえて欲しい」と。そういう氏は、「Jエドガー」を高く評価している。あの作品を高く評価するのはおれも同感だが……。

 しかし。
 おれは感動しましたね。
 凄い作品だと思った。
 冒頭の、巨大津波のシークェンスは、CGなのが信じ難いほどすべてがリアルで、恐ろしい。映画だからこそのアングルで、こうやって多くの人が亡くなっていったのか、と胸が張り裂けそうになった。
 この巨大津波に遭遇したのはフランス人ジャーナリストのカップル。おれはよく知らないが、フランス人はオカルト的なものを徹頭徹尾嫌うらしい。
 しかし女性ジャーナリストは、臨死体験をしてしまった。その体験を本にしようとするが、フランスでは受け入れられず、苦悩する。
 ロンドン。薬物中毒の母を持つ双子の少年。利発でけなげで、なんとも愛おしい兄弟の陽気な兄が街のクソガキのせいで事故死してしまい、寡黙な弟はいっそう孤独になって、死んだ兄と会いたい気持ちを募らせる。
 サンフランシスコ。子供の頃の病気が原因で、「あの世」と繋がるようになった男は、霊能者として死者の言葉を伝える仕事をしていたが、死者と関る人生にウンザリして止めようとするが、本物の「能力」を持つ彼を、周囲が放っておかない。
 この3人が、吸い寄せられるようにして、ロンドンのブックフェアで出会う……。

 イーストウッドらしい、登場人物の感情の機微を丁寧にすくい取る演出と、その目差しが限りなく優しいのに感動する。
 近年のイーストウッドは、森羅万象、すべての本質を見通すような鋭さと、一方的に断罪せずにそれぞれの立場を理解する優しい描き方を両立させている。
 映画監督はトシを取るとどうしても感覚が鈍くなって、だるい映画を作ってしまう。ヒッチコックもワイルダーも、市川崑も黒澤明もそうだった。しかし、イーストウッドは違う。ますます神の領域に近づいているんじゃないか?

 臨死体験とか死後の世界というと、オカルトになってしまって受け付けない人も多いと思う。おれもオカルト的なものは好きではないが、霊とか死後の世界はあると思うし、多くの人が臨死体験を語っているので、それは本当なのだと思う。だからと言ってそういう宗教に走る気はまったくないが、科学では割りきれないものが世の中にはたくさんあると思っている。
 相方はその世界に興味があって、多くの本を読んでいるので、この作品の脚本はとてもよく考えられていて、用意周到だと言っていた。
 おれは、そういう考証が仮にダメだとしても、イーストウッドの目差しに感動し、登場する俳優たちの演技に感動したし、完全に感情移入してしまった。女性ジャーナリストには成功して欲しいし、残された少年は早く周囲に心を開いて欲しいし、霊能者にも早く平穏な生活が訪れて欲しい。みんな、幸せになって欲しい、と心から思った。
 そういう映画。
 しみじみと悲しく(死者と話せるなら、やっぱり親と話して、心から詫びたい)て、その後、ほっこりと心が温かくなる。
 この作品は、名作だよ。

 映画を見終わったと、段ボールに片付けてしまった古雑誌を相方が発掘して、沖縄やハワイ関係のものを取り出した。情報が古くなっていると思って処分したんだけど。行くときにはまた最新のムックなどを買い漁るんだけど。

 IKEAの凄い量の段ボールと古雑誌を資源ゴミに出す。雑誌は重いのでキャスターに乗せても重かった。
 棄てて、スッキリ!

 ソファに寝転んでテレビを見る快楽に耽溺。相方が帰ってからもしばらく、ぼんやりとテレビを眺める。
 ヘッドフォンでCDを聴こうと思ったが、深夜に合う曲が探せず、断念。

 くーたんと遊んで、2時就寝。

 なんだか追い詰められて焦りまくる夢を見た。どうして?今はつかの間の休息期間なのに。

本日の体重:89.65キロ(今日は便秘)
本日の摂取カロリー:2739kcal
本日の消費カロリー:日常生活+332kcal/6290歩

« 打ち合わせして、ソファ組み立て | トップページ | 1日雑用 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/580951/55243975

この記事へのトラックバック一覧です: 原稿書いてリビング完成させて「ヒア・アフター」鑑賞:

« 打ち合わせして、ソファ組み立て | トップページ | 1日雑用 »

安達瑶の本

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

安達瑶のサイト