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2012年8月 8日 (水曜日)

珍客来たりて

 まず、お知らせ。
 週刊読書人の8月3日号は「夏の文庫特集」で、「著者から読者へ」のコーナーに安達のモノ(光文社文庫「艶敵」について)も掲載されております。お目につきましたら、ご一読戴ければ幸いです。

 9時起床。
 起きてすぐ、枕元のiPhoneを見ると、フットボール日本代表はあれから逆転できず加点されて敗北。
 メキシコは強かった。フットボールのことはよく判らないが、試合内容でも負けていたと思う。今回、「試合内容では勝っていた」と負けた強豪国の監督や選手が言っていたが、あれは負け惜しみとしか思えなかった。女子のフランス戦では後半のフランスはもの凄く強くて、見ているおれも怖かったが。でも、試合では結局、勝った者が強いのだ。
 で、メキシコ戦では、メキシコの方が圧倒的に強かった。それだけに、なんだか、凄くガッカリ。なんとなく決勝まで行けるんじゃないかと思ってしまったし……。
 ちょっとだけ、連戦連勝中の初期の太平洋戦争を連想した。小林信彦の「僕たちの好きな戦争」に活写されているが、開戦初期の日本は国全体が戦争大好きでノリノリだったし、絶対に勝つとみんな思っていた。知識人の当時の日記やエッセイもそうだし。後出しで「あの頃私は実は……」とか書いている人もいるけど、そういうのはいささか卑怯。まあ、当時反戦を口にしたら捕まって拷問が待っていたとは言え……。
 
 しかしまあ、女子も男子もイケイケ、と浮かれていた自分の愚かさを見せつけられた感じもあって、Wでガックリ。

 宅急便が来てエアコン室外機の「日よけ」などが届き、日記を書き、相方と電話で打ち合わせをして、ハヤメシでもするか、と思っていたら、ドアチャイムが鳴った。
 また宅配便か、と思ったら、高校の後輩Aだった。だしぬけの来訪。
 彼には暑中見舞い&転居通知を出したばかりだったし、定番の社交辞令「お近くにお越しの際は是非お寄りください」も書かなかったのに、近くに来たからと、いきなりの来訪。こういう抜き打ちは2度目。この男、高校時代から変わっていたが、50男になっても変わらんのう。
「どうして電話くらいくれないの」
「それじゃサプライズにならん」
 って、こんなサプライズは要らん!
 とは言え、引っ越しが一応終了して片付いた部屋を披露するのは悪い気分ではない。
 オーディオ・マニアの彼に、煉瓦を台にしたスピーカーの鳴りを聞いて貰って、「まだイケるな」という評価を頂戴する。
 が、前から接触不良を起こしていたアンプの調子が悪い。左の音が出ない。かなりセレクターなどの接点があるスイッチをガチガチやったのだが、左が鳴らない。年代物のサンスイのアンプ。サンスイは倒産したし、中古をヤフオクで買ったので、そろそろ寿命だと思って諦めるか……。でも、このアンプの音を愛しているんだが。温かでのびやかで、音楽を楽しく再生してくれる、得がたいキャラクター。スペックはいいが冷たい音は大嫌い。
 とかなんとか、しばしオーディオ談義に花を咲かせる。
 彼がポータブルプレイヤーに入れてきたメンゲルベルクのドヴォルザークの「新世界」の音が驚異的に素晴らしい。1941年の録音だというのが全く信じられない。とても新鮮。ワイヤー・レコーディングなんだろうが。
 それと、彼がお勧めのフリッチャイの「第9」の最終楽章を聴く。フリッチャイもいいねえ。
 で、このプレイヤーをウチのシステムに接続するのに大騒ぎ。で、これまた左から音が出ない。
 買い換えを覚悟して、彼にお勧めアンプを訊くと、DENONかマランツがヨイとのこと。でもアンプを買い換えたらCDプレイヤーも買い換えたくなるんだろうなあ。どうせ買い換えるならSACDも再生出来るヤツが欲しくなるだろうし……。
 最近、物欲がなくなってきたと思ったが、久々に刺激されてしまった。

 彼に、「博士の異常な愛情」のDVDを進呈する。ブルーレイを買ってWっていたが、ブックオフに売ったら50円にしかならない。ならば誰かにあげた方がいい。彼は「ちょうど見たかったところ」と言ったが、ホンマかいな。

 13時を回って、彼を誘って近所の「鶴亀飯店」でランチ。おれにとってはブランチ。中華丼に塩ラーメンのハーフ。どうしてもセットを食べたくなるおれ。
 しかし昨夜は高校の同級生Mと会い、今日は後輩のA。不思議なもんですな。

 絵も好きな彼は、渋谷でレーピンの展覧会を見てきて、これから上野でまた絵を見るらしい。
 北千住駅で彼を見送り、相方に光文社の打ち合わせが明日になって場所も決まったと連絡する。
 ついでなので、マルイの上のノジマに寄って、ブルーレイの生ディスクを買って帰宅。
 
 帰宅して、相方から来た次回作のファイルを確認。
 で、アンプのことが気になって、もう一度鳴らしてみると、やっぱり左から音が出ない。
 それどころか、苦労して線を引いたテレビの音がステレオから出なくなった。これには青くなって、いろいろ手を尽くすが、やっぱり出ない。これはもう、アンプがお陀仏か……。
 と思ったら、テレビ側の接続が間違っていた。
 それに、おれのiPhoneから音を出してみたら、左の音もきちんと鳴ってるじゃないの。まあ、暖機運転をしてアンプの機嫌が直ったという事かもしれない。というか、ずっと使ってないと宜しくないのですな。たまには電気を入れて鳴らしてやらないと。
 というわけで、アンプの件は一件落着。

 そうこうしていると、もう17時を回ってしまった。
 テニスへ行く。
 シャワーを浴びてから行きたかったが、その時間はなくなった。
 まあ、今日は風は涼しくて過ごしやすいのは助かったが。

 テニスは、先週が絶好調だったので、今週もそうなら、おれはかなり上手くなったぞ、と思えたのだが、現実は甘くない。今日はダメ。かなり、ダメ。レッスンもダメだし、試合でもチャンスボールをことごとくネットしてしまって、ダメ。ボレーも決まらないし。
 これだから、初中級に上がれないのだ。

 着替えのTシャツを持ってくるのを忘れてしまったので、スポーツクラブの売店で1枚買い、プールで泳いで風呂に入って帰路につく。
 今夜は、喜多方ラーメンとか海鮮丼よりもきちんとした食事がしたかったので、またしても中華。トリカラ定食を食べる。美味い。

 帰宅して、くーたんにご飯を出し、ステレオを鳴らしてみる。
 名演奏で名録音である、フローラン・パウルのバッハ。ノイマンU-47というヴィンテージ・マイクで録られた音は本当に素晴らしい。その音がおれの部屋を満たした。左チャンネルも問題なく鳴っている。良かった。この音は変えたくない。何かを交換すると崩れてしまうだろう。古くて安物のセットだが、おれはこの音が好きなのだ。

 高校野球、仙台育英高校は勝ったようだ。朝日夕刊には、校舎が地震で壊れて生徒の多くも被災したが……と美談を盛り上げているが、例の「根性焼きされた生徒に退学を迫ったクソみたいな対応」のその後は報じませんね。夏の高校野球は朝日のドル箱だからか?高校野球に噛めない読売は、苛めた生徒は自主退学していたと報じたが。

 高校野球に関しては、「無理矢理の美談」「高校球児の流す汗は尊い」みたいな報じ方が、高校の頃からキライだった。野球の有力校の野球部員がいかに傲慢でワルかったか、知っているからだ。しかし県代表とかになるとそう言う事実は隠蔽されて、「青春を野球で燃焼し尽くす純粋な彼ら」に仕立て上げられる。彼ら本人も、そういう扱いになることを知っているから、傲慢不遜になるし、多少の事はOKと思い込む。
 当時、おれの母校は野球は全く弱くて、甲子園のこの字も口に出来ないレベルだったから、ウチの野球部は特権的扱いはまったくなかったが……。
 同じ学校のバカな生徒が不祥事を起こしたから野球部も連帯責任で甲子園出場を辞退、というのはバランスを欠いた事だと思うし、連帯責任を負うことはない、と思う。しかし、宮城代表になっているから不祥事を隠蔽したり学校名を伏せ続けるというのは、間違っている。
 生徒のイジメ事件より、甲子園の試合成績の方が大事なのか?
 ……大事なんだろうね。
 仙台育英高校の対応はクソだし、学校の名に値しない。しかし、それに荷担するマスコミも同罪だ。

 政権交代以降、マスコミのひどさが目について、信頼度はゼロに近い。政治に関しても政局報道ばかりで、それが政局を加熱させるという悪循環。いいかげん、アタマを変えてなんとかするという戦国時代みたいな発想を捨てろよ。野田はダメかもしれないが、これでまた首相を変えるっての?
 自民党のコロコロ加減も噴飯物だし、与党の責任感も皆無な民主党もクソだ。既成政党は全部ダメ。
 しかし、棄権はしたくない。かと言って「維新の会」もなあ。

 たまった新聞を読みながら、「マツコ&有吉の怒り新党」を見る。芸能界最強の毒舌ツートップを前にして怯むことなくホンネを開陳して果敢に対抗する夏目三久は凄いんじゃないか?バカなテレビ評は、彼女のミニスカート姿が視聴率を取っているとか頭の悪いことしか書かないが、この番組の魅力のひとつは、二人を立てるべき立場の夏目三久が、控えめな態度ながらも、言うべき事は敢然として主張する姿なのを、何故判らない?
 その辺を判っている評・評者は一人くらいしかいない。

 1時前に就寝。

本日の体重:計る機会を逸した
本日の摂取カロリー:2243kcal
本日の消費カロリー:日常生活+702kcal+384kcal+213kcal 

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コメント

>生徒のイジメ事件より、甲子園の試合成績の方が大事なのか?

全然大事じゃありませんよ。

早く負けてもらいたいですね、そんな高校には。

以下、8月6日(月)の日記のコメントに関してです。

学校関係者は、取材から逃げてますね。確実に。

加害生徒が野球部員の可能性もあるんですかね?

ま~、どちらにしても、腹立たしいです……。

仮に、

加害生徒が野球部員じゃなかったとしても……、

そんな校風の高校は早く負けちまえって思います。

芦澤さん:
もしかして「仙台育英」はデマでは?と思ったけれど、NHKのニュース画像から特定されて、間違いではないようですね。
もしかすると、仙台育英が何処かで負けたタイミングで学校名を明らかにするのかもしれませんが……勝ち進んだ場合、キッカケを失って、事態はもっとオオゴトになるのは必定だと思います。
「優勝辞退」とか……。
ま、そうなった場合、学校側の対応が最低最悪だった訳だから、自業自得ではあるのですが。

週刊誌には仙台育英と名前が出ているようです。新聞の広告に載っていたので間違いないでしょう。
苛めた生徒も苛められた生徒も、両方とも自主退学ということで放り出してしまえば、なかったことになると思ったのでしょうね。
苛められた生徒側が泣き寝入りすれば、おおごとにはならなかったのでしょう。これまでも、あったような気がします。
膿は出してしまえばよいという一部の有名私立高校の体質みたいなもので、教育機関としては失格だと思います。

あしかわさん:
本当に、おっしゃるとおりです。
新聞も、高校野球に影響が出るからか、学校名を伏せたままですし、「根性焼きは自分でやった」という学校の主張にあまり批判を加えず報道しています。こっちもカスですね!
朝日にはクレームのメールを出しましたが、まあ、無視されて終わりでしょう……。

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