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2012年10月19日 (金曜日)

錦の御旗は持った者勝ち

 7時起床。

 あら突然起きる時間が普通になった。寒くなってきたから?

 窓から見える富士山が白い。つい先日までは黒い富士山で、シルエットが見えているのかと思ったら。

 もしかして初冠雪?と思ったら、9月30日が初冠雪だった。しかし昨夜の冷え込みで一気に雪を被ったのでは?

 今日中にゲラ加筆の要点と、どこに加筆するかを決めて祥伝社M氏に伝えなければならない。

 昼にランチを兼ねて相方と会うので、それまでに考えなければ。

 ケツカッチンになると、どうも焦ってしまって考えがまとまらなくなる。

 こういう場合は、章単位で内容を整理した方がいい。

 ということで、ゲラを読み返す。

 ブランチは、トースト1枚。

 食後、録画しておいた「マツコ&有吉の怒り新党」を見る。「アパッチ野球軍」って、花登筺の原作だったのか!しかも、オチが強烈すぎて、すべてをひっくり返してしまう。これってアリなのか?

 で、ランチ。14時近くにファミレスに行き、相方と頭を捻る。

 ハナシを単純明快にすれば読後感がスッキリするとは思えないので、現行のストーリーラインは特に変更せず、キャラクターを立たせるためにはどうすればいいかを考えて、加筆プランを考える。そうしてゲラをチェックして、「このへんに書き足すか」とだいたい決める。

 その後、予約をずらして貰ったカイロプラクティックへ。

 右唇の内側を噛む現象は、アゴの動きに問題があったようで、その辺を矯正して貰う。しかし人体って、というか、おれのカラダは微調整しないとすぐおかしくなるんだなあ。

 帰路、スーパーで買い物。晩飯のおかずに「サバの塩焼き」を買う。コロッケ系は時間を置くとぱりぱり感が減ってしまうし。

 帰宅して、相方と打ち合わせた内容を祥伝社M氏にメールすると、ほどなく電話がかかってきて、ちょっと微調整して、「これで行きましょう」と打ち合わせ成立。このまま今週末はゲラをやってしまおう。どうせ今月中にはやってしまわねばならないのだ。

 で。

 週刊朝日は、例の橋下大阪市長の出自を暴く連載を中止し、謝罪。朝日新聞本体も謝罪。その謝罪の仕方が「同和地区を特定するような書き方をしたこと」を理由に挙げる奥歯に物が挟まったような表現だったのが気になるが。

 部落問題や「在日」問題は、日本における人権問題の象徴のようなものだ。部落問題は遙か昔から日本人がぬぐい去れない差別の実例だし、「在日」問題は明治以降の問題だ。これについて少し書いたが、間違った認識かもしれないと思って削除した。

 昨日も書いたが、「生まれ」は本人がどうにも出来ない事だから、肌の色や親について、出身地についてを問題視されてそれが当該人物の「問題行動の原点」と言われてしまうと、それは差別とか偏見そのものじゃないんですか、ということになる。

 人間だから、親の影響は強く受けるだろうし、育った環境も人格形成に大きく関るだろう。しかし、それをあげつらう姿勢で扱うと、完全に「人権問題」になる。

 憲法違反。とこういうところで憲法を持ち出すまでもなく、政治家を批判するのに、彼が何かの十字架を背負っていて、それが彼の政治家としての問題行動の原因である、という書き方をするのは、明らかに、人権意識に欠けている。

 日頃、人権問題にうるさい朝日新聞が100%親会社の週刊朝日は、別会社で別の編集権があると言っても、そいう屁理屈は通用しないのは、橋下市長の言う通り。

 出自を正面切って問題視するのは「戦後日本の大きなタブーへの挑戦」と意気込んだのかもしれないが、あの見出しや宣伝は、ほとんどスキャンダル扱いのセンセーショナルなもので、「しばらくはこの連載で売りたい」気持ちがミエミエ。

 これでは、支持を得られないし、報道の使命とか言っても通用しないだろう。

 親が部落出身のヤクザで自殺しているとか親戚に殺人犯がいるとか、そういうこと(すでに知られていることだし)を書き立てるのは、当人を搦め手で貶めるためだけ、と言われても反論出来まい。

 結局、反論出来ないまま、全面的敗北を認めた結果になった。

 他方、ある有力政治家が独自の手法を発揮するにあたっては、その「人間」を研究したい、という気持ちも判る。過去、そういう観点で有力者の人となりを洗った評伝は多数ある。

 が、どうしても難しい問題を抱えているわけだし、現役バリバリな当人が、自分の出自を「あげつらうな」と言っている。

 そう言う場合に、この観点を扱うなら、佐野眞一と週刊朝日は、もっと周到な作戦を立てるべきだった。

 たとえば、結論を先に書いてしまう。

「こういう氏素姓を反面教師・バネにして、橋下氏の不屈の精神を鍛えた」とか、結局はヨイショかよ、と。

 ……そんな連載、誰も読まないか。

 だから、週刊朝日の編集長は非公開の場で話し合いがしたいと言ってきたんだろう。

「こういう着地点の連載なんで、最初はホラ、キャッチーで刺激的なことをぶち上げないと読んでくれないからそうしてますけど、連載の最後では上手くまとめますんで。悪いようにはしませんから。ひひひ」

 とか。こんなこと、公開の場では言えないよな。

 というか、連載中に軌道修正をする含みもあったのだろう。しかし連載第1回でポシャってしまうとは思ってもいなかったのではないか。

 人権擁護、という御旗がある以上、朝日は本紙で擁護しているのに週刊誌で踏み躙ってもいいのか、という事を言われると反論出来ない。かつて、受験戦争を本紙で批判しながら、週刊誌では「高校別大学合格者速報」を載せていたことがあって、おれはこの二枚舌に怒ったものだ。

 で、この錦の御旗を橋下市長が握った以上、朝日に勝ち目はなかったのだ。

 朝日が、人権無視のブラック・ジャーナリズムなら話は違うが。

 文春は、選挙前にぶち上げて見事に失敗しているから、同じ失敗を繰り返すとは思えない。ぶち上げても読者の支持が薄い以上、自社のイメージが悪くなるだけだし。

 喧嘩は、すべての情勢を判断して的確な反応をすることで勝てる。橋下市長は、こういう喧嘩がめっぽう強い。強力な労組を組み伏せたり、大阪府と大阪市を統合しようとして中央政界も動かしてしまった人だから、人権問題を人質に取れば、朝日新聞を屈服させることはそう難しいことではなかっただろう。

 しかし、ここまで早期に収拾したのは、相手が朝日だったからだろう。というか、産経がそういうキャンペーンを張っても橋下氏は相手にしなかったかもしれないし、読売だったら戦法を変えただろう。文春の場合は、裁判を使うか、それこそ朝日を取り込んで、週刊朝日に文春と対決するような記事を書かせるべく動いたかもしれない。

 こうなると、組織は簡単に個人を切り捨てる。佐野眞一氏が今後、どういう反応を見せるのか。『あの記事は週刊朝日との共同作品で対応は編集部に任せる。配慮を書く部分については遺憾の意を表する」と言っているが。

 で。

 サバの塩焼きを温め直し、大根おろしを作り、夕食。やっぱりサバも、温め直したモノは美味しくない。どうせなら切り身を買ってくればよかった。

 なんか、疲れてしまって、今日届いた「鹿男あをによし」のDVD-BOXの特典映像や特典音声を視聴。出演者たちの裏話で、このドラマが如何に丹念に作られたのか、その細部がよく判って感動。児玉清に「このドラマは撮影が素晴らしい。とても素晴らしいフレームの切り方で奈良を捉えている」と言われると、やっぱりそうだよねえ、と思う。

 21時のニュースを見て、いろいろテレビを見て、「匿名探偵」の最後の部分を見たが、いくらなんでもそりゃ無理だろう、という展開。深夜の非シリアス・ドラマだから、こういう強引な展開でもいいのかなあ。

 「タモリ倶楽部」は、廃道。酷道と並んで、この「廃道」というのも面白いテーマだなあ。しかし、安易に行くと、熊に襲われるかもしれないが。

 睡魔に襲われて、寝ちゃおうと思ったが、「マツコの知らない世界」という番組を見入ってしまった。テーマは「唐揚げ」。大分県の中津川地方は、唐揚げ王国で、美味しい唐揚げ屋が群雄割拠していると。その幾つかをマツコが試食するが、それが何とも美味そうなのだ。

 ほどほどのものでも唐揚げは美味いから、「なにこれ!ホントに凄いわ!」という唐揚げは、どれだけ美味いんだろう?

 1時30分、就寝。

本日の体重:89.40キロ

本日の摂取カロリー:2355kcal

本日の消費カロリー:日常生活+α

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