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2012年11月20日 (火曜日)

再校やって冨田勲の音楽に号泣して二の酉

 7時起床。

 日記を書き、洗濯して干す。無茶苦茶いい天気。

 日曜にFMで聴いた冨田勲が忘れられず、YouTubeで検索してみたら、「新日本紀行」の長いバージョンを使った、こんな素晴らしい作品が(←リンク)。

 新録音らしく、冒頭のホルンのアクセントの付け方が違うが、やっぱりこの曲は名曲中の名曲。そして実際にあった番組とは無関係だが、素晴らしい日本の風景の数々。

 泣きましたね。感動して。おんおん泣いちゃった。


 田所博士が日本が沈没すると知った時、そして3人の賢人が「老人」の命で箱根に籠って策を練った時、「何もせんほうがいい」という究極の答えを出した時に、絶対、彼らの脳裏には、この音楽と、日本の美しいかけがえのない自然や風土、そこに生きる人々の姿が去来したに違いない。

 我々は、去年まで、「日本沈没」はフィクションとして、寓話として受け止めてきた。しかし、311で、日本は簡単に滅びてしまうかもしれないという冷徹な現実に直面した。

 原発だ。

 地震で日本は大きく傷つくが、滅びはしない。しかし、原発が事故を起こせば……数ヵ所の原発が福島のような(専門家に言わせると「最悪ではなかった」そうだが……なら、最悪の事故だったら、どうなるんだ?)事故を起こせば、日本は壊滅する。日本に人は住めなくなる。野生動物は放射能の影響を受けて死んでいく。

 この、美しく、素晴らしい日本という場所を、なんとかして守りたい。

 おれは、しみじみと感じた。そして、その思いは強い。

 が、「日本沈没」の原作(カッパノベルス版下巻274刷70ページ)には、日本人と日本文化は、この日本列島という風土と不可分故に「日本人は日本とともに殉じろ」とは書いていない。国際社会の過酷さを鑑みるに、「(日本人は)日本以外の国に、何も求めるな、何も要求するな」(外の世界は、ある国民が自国以外で生きる権利は認められていない)と書かれている。

 しかし、東宝の映画版では、もっとセンチメンタルに、日本人は日本の国土と不可分だ、という部分を強調していたはずだ。原作でも71ページに数行触れられているが……。

 原作は驚くほど乾いていて、国際政治や政治力学の冷酷さをリアルに描き出しているので、あえて、センチメンタルな部分は抑えている。しかし映画は、かなり踏み込んで描いていた。

 原作では、政治家たちが本気を出して驚くべき活躍をして、1億日本人をなんとかして沈み逝く国土から待避させる大作戦を敢行する。

 原作刊行当時中学生だったおれは、政治家って普段は駄目だがいざとなったらやってくれるんだな、と刷り込まれてしまった気がする。それだけ、原作に登場する政治家たちは立派に行動する。映画版でも丹波哲郎の首相は立派だった。が、現実はどうだ……。間違いなく国難である東日本大震災と原発事故の時でも、政府は強力な指導力を発揮できなかったし、野党は政府の足を引っ張ってばかりで、まるで頼りにならなかった。こういう時、野党が政府を支えないでどうする?

 小松左京は、理想の政治家や理想の政府を描いたんだなあ。小松さんは基本的にロマンチストだからなあ……。とは言え、昔の政治家には、今よりももっと「胆力」というか「人間力」があった気がする。与党も野党も。

 いろいろ考えると、松下政経塾出身者って、そういう部分がまるで駄目だから、政治家としての厚みを感じないんだなあ……。

 で。

 おれは、やっぱり、TPPや増税のことよりも、原発廃止を真剣に考えて実行してくれそうな政党を支持することにする。その意味ではイシハラが絡む党はダメだし、最低な野党だった自民党もダメだ。目先の儲けしか眼中にないクソ野郎の集まりである財界の指示を受ける連中も駄目だ。小沢はどこまで本気で反原発と言ってるのかまるで判らないし、みんなの党だって基本は新自由主義だから、商売の理屈に反原発の声なんかすぐ消されてしまいそうだ。

 かと言って社民党やみどりの風じゃあねえ……。

 そんなこんなを考えてしまった。

 とにかく、もしも、日本が滅びることになった時は、おれは、日本に殉じて、逃げ出すことはせず、一緒に滅んで死にたい。その時には、この曲を聴き、このYouTubeの映像を見たい。そして、静かに死にたい。

 というわけで、「新日本紀行」に新旧録音が入った2枚のCDをアマゾンでポチッた。NHKでの冨田勲の仕事を集めたCDには、日曜に放送したいろんな曲がまとまって入っているので、迷わず買ったし、新録音が入っているものには東京交響楽団の演奏で「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」も入っている。

 おれの世代は、冨田勲で大きくなったんだなあ、としみじみ思う。

 で、昨日まで全然やる気にならなかった再校ゲラ、今日は俄然進む。

 バリバリやる。

 たぶん、直す踏ん切りが付いたのだろう。

 途中、トーストにゆで卵をの朝食を食べる。

 大きな部分が終わって、あとは「あとがき」というところで、昼飯を食いに外出。駅前の「富士そば」で、ちくわそばとミニかき揚げ丼。美味い!

 ジャケットなどの袖直しが出来ているので、ついでに受け取るべきだったのだが、完全に忘れていたことを帰宅して思い出したが、また行くのは面倒なので、明日明日。

 午後、時間を掛けて「あとがき」を書く。相方に教わった、内田樹先生の言葉を引用して、「物語る」ことによって供養する、ということについて書いてみる。

 

 午後には再校を終える。これを相方に見せて、相方にも手を入れて貰わねば。

 髪の毛がボサボサなので散髪に行きたいが、今日はもう、面倒くさい。これも明日明日。

 しばし休憩。

 で、今夜は二の酉。

 浅草の鷲神社が有名だが、本来は足立区花畑にある大鷲神社(こっちが本家だから、鷲神社に「大」の文字が付いている)が関東での酉の市の起源。しかし浅草の鷲神社のサイトにはウチが発祥とかかいてあるが、あれはウソである。

 で、足立区民としては、断固、本家本元の花畑大鷲神社に行くのだ。

 で、所用で外出している相方と北千住駅構内で待ち合わせて、構内の「at ease」という店に入って、夕食を食べて、ゲラを見て貰う。

 おれはスパゲティ・カルボナーラとサンドウィッチを食べる。カルボナーラがちょっと胃にもたれた感じ。

 で、ゲラはけっこう相方の直しが入り、あとがきに関しては全面的に書き直したいとのことで、持ち越し。

 で、東武線に乗って谷塚へ。ここで花畑桑袋団地行きのバスに乗って、草加記念体育館前で下車。

 ちょっと歩いて毛長川を越えると、大鷲神社。

 大判焼きを食べながら、参拝の行列に加わる。

Img_0959


 例年はもっと寒い記憶があるのだが……。

 ほどなく順番が来て、参拝。

 去年買った熊手をお返しというか引き取って貰うというかして、新しい熊手を買い、おみくじを引く。

 中吉。

 例年は、お餅を食べたり焼きそばを頬張ったりお好み焼きを囓ったり串焼きを食べたりするのだが、今年はゲラを見て疲れたこともあって、熊手を買ったので、帰る。

 例年通る道沿いに建っていた、ボロボロの鉄筋アパート。どんどん住む人が減っていって、去年は廃墟のようになっていたが、今年はそこに新しい家が建っていた。この辺も変化はあるのね。

 22時過ぎに帰宅。

 疲れた。

 くーたんにご飯を出し、ゴミ出しして風呂に入り、wowowで録画した「拳銃無頼帖・抜き打ちの竜」をディスクに焼く。映画史上に残るあの有名なセリフ、ジョーさんは驚くほどゆっくりと喋ってるのね。その方が印象に残る。これは「決めセリフだ」というんで、あえてゆっくり喋ったんだろうな。

 なんだかんだで1時前に就寝。

本日の体重:91.30キロ

本日の摂取カロリー:2094kcal

本日の消費カロリー:日常生活+401kcal/6796歩

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