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2012年9月30日 - 2012年10月6日

2012年10月 6日 (土曜日)

「ピーター・グライムズ」後遺症

 7時ごろ起床。
 
 あまりに素晴らしいものに触れると、しばらくはその引力圏から脱出出来なくなることがある。
 「ピーター・グライムズ」もまさにそれで、見た直後よりも、一夜明けてからの方が、感動がずしんと来て、参ってしまった。
 いろいろ調べて判ったことも多く、それが感動に拍車をかけた側面もある。
 もちろん、昨夜の新国の公演がとても素晴らしかったのだが。
 9日にはMETでの公演の放送(これが素晴らしかったらしい)があるし、調べている過程で、ブリテン自身の指揮・ピアース主演のBBC製作のスタジオ収録のDVDを見つけて、早速注文したり。
 このオペラは、考えれば考えるほどに、深くて複雑。単純な悪ではなく、空気のような憎悪を描くが、しかしその憎悪が的外れなのかと言えば、そんなことはない。ただ、もっとよりよい道があったはずなのに、という事を考えていると、哀しみが満ちてくる。
 この複雑な感動は、これまでのオペラにはなかったものだ。いや、ヴェルディの「オテロ」にはあったし、ベルクの「ヴォツェック」や「ルル」にもあった。
 
 それと……。おれの大学以来の友人から、脳の病変が見つかったという知らせを受けて、日曜に会うことにして、友人たちに連絡を取ったりもした。その友人は、足の激痛がまったく治らずシドニーから帰国して治療を試みたが、日本でも病名すら判らない状態が続いていたのだ。
 事態はかなり深刻だろう。
 
 そんなこんなで、仕事が手につかない心理状態に陥った。まあ、友人のことは別にして、素晴らしいオペラや歌舞伎、映画などに触れたあとは決まって、その作品のことで頭がいっぱいになってしまうので、まあ、仕方がない。
 
 昨日注文した「窓ガラスに挟んで両面からガラスを拭くクリーナー」が届いたが、窓拭きをするのが面倒になって、後日。
 
 で。
 突然、「思いっきりウィンナーソーセージとご飯が食いたい」と思い立ち、ご飯を炊き、シャウエッセンを買いに行って、時間を掛けてゆっくりと焼き、キャベツの千切りを山ほど作って、中濃ソースを振りかけて食う。
 美味いっ!
 
 午後もぼんやり。
 こういう時は、展開に問題が潜んでいることが多いので、仕事のファイルを読み返して、何が引っかかっているのか炙り出そうとしたが、特に見つからず。
 
 くーたんと一緒にソファに座って、定期購読している「ねこの気持ち」最新号を読む。この雑誌は、ネコの可愛い写真が満載なので、毎号、「可愛い狂う」感じ。
 くーたんも3歳を過ぎて落ち着きを備えてきた。おれを見る目差しが、オトナになってきた。しかし、突然、子猫のような顔になるのがまた可愛いのだ。
 外出用のメガネに掛け替えると通せんぼするし、足元にまとわりついて外に行かせないようにするし。
 もう、そうなるとトロトロ。しみじみと、くーたんと出会って、一緒に暮らせる幸せを感じる。多少ケーブルを囓られても、まあ仕方がないなあ。
 
 いつの間にか寝てしまった。くーたんがおれの足にアゴを載せて安心しきって寝ている姿を見ると、起き上がれない。
 
 18時までに食事を済ませると、体重が増えない事を実感したので、18時前に夕食。今夜はレトルトカレー。野菜たっぷりというから買ったのに、イモもニンジンもあんまり入ってないぞ、SBさん。
 
 食後、テレビをボンヤリ見るが地上波はツマらないのでBSに変えると、偶然にも、DLIFEチャンネルで「ピクサー・ストーリー」というピクサーの誕生から今日までを辿る番組をやっていた。成功の立役者が次々に登場するが、その中には元気な頃のジョブズもいて、ピクサーの自由な環境を守るためにはディズニーと対等でいられる立場を作らなければならないと言うことで株を公開して一気に大企業にし、また、ラセターたちもピクサーを守るために「次回作をヒットさせなければ」「そのためには、自分たちが面白いと思えるものを作らなければ」という一心で、プレッシャーと闘いながら新作に挑戦していく……。

Main

 ラセターたちクリエイターの才能はもの凄いと思うが、企業家としてのジョブズの読みの的確さと手法の正確さには驚嘆する。アップルを追い出されNeXtも上手く行かず、ジョブズ自身は焦っていたはずなのに。
 思えばピクサーの成功から、ジョブズの「大逆転」が始まるのだ。
 
 とても感動。もちろん、きれい事ばかりじゃなくて、ジョブズがピクサーを買ったのはハードウェア・メーカーとしてだったのに、その思惑が外れて、「手っ取り早くカネになってデモンストレーションにもなる」ので長編アニメーションを作ろうということになったのだし。
 まあしかし、強運の持ち主というのはこの世に間違いなく存在したのだなあ。
 
 21時からはNHK「負けて、勝つ」の最終回。
 吉田茂の快進撃は見ていて気持ちがいいが、ダークサイドをあまり描いていないのには不満が残った。特に、講和を果たしたあと引退せずに政権にしがみついた部分とか。
 しかしこのドラマでは、鳩山一郎は完全な悪役。まあ、戦前の議会制度が崩壊して軍部の政治介入を促進させた失策を幾つも犯して、それが故に公職追放になっていた人物だし。
 芦田均については、運がなかった人物だなあと思う。インテリのリベラルって、策略を巡らせるのが下手なんだなあ。
 今までの吉田茂ものではオミットされてきた白洲次郎を今回はきちっと描いて、「吉田茂の策謀の片腕」として動かしていたのは面白かった。政治とか交渉事には、こういう黒子的人物は必要だし、その人物が優秀だったかどうかで結果が大きく変わってくる。
 日本の戦後をどう構築するか。朝鮮戦争後の日本の独立は、吉田茂が組み立てた仕組みでなければ不可能だった、と思う。それが今も続いているわけだが、違うパターンを採った場合、どういう道があったのだろう?憲法を改正してきっちり国軍を持つべきだったか?その場合、アメリカ軍の駐留はなかったのか?「日本はアジアのスイスになる」というパターンだったらどうだったか?それはあり得たのか?
 
 22時を過ぎて、TBS「ニュースキャスター」を見ているうちに、寝てしまった。なんだか今日は凄く眠い。
 
 1時ごろにノロノロと起きて、ベッドに行ってきちんとお休みなさい。
 
本日の体重:88.90キロ
本日の摂取カロリー:1718kcal
本日の消費カロリー:日常生活程度

2012年10月 5日 (金曜日)

圧倒的な「ピーター・グライムズ」!

 6時過ぎ起床。

 
 朝のモロモロ。
 昨夜は弁当2連チャンだったが、食べた時間が早かったせいか、体重は減った。
 
 で、仕事開始。
 相方のメモを読み返して、細々した描写や、主人公に託しておれの心情をあれこれ書き込むと、ゆっくりと作品的にハマってきた感じ。ま、いつものことだが。
 
 ブランチは、マルちゃん正麺・塩味にキャベツと玉子とチャーシューを入れて。
 
 ここ数日来の雨で、窓ガラスがすっかり汚れてしまった。しかしウチはベランダがないので、ガラスふきは危険。何度か身を乗り出して拭いたが、どうもこれは事故を呼びそう。
 で、ガラスを磁石のついたワイパーみたいなのでで挟みこんで拭くヤツがあったはず。アマゾンで探したら売っていたので、早速注文。窓ガラスが汚れているのは、メガネやキーボードが汚れているのと同じく、気持ち悪い。
 
 仕事を続ける。
 途中何度か止まったが、最終的には結構進んだので、ホッとする。
 
 小腹が空いたので、近所でおにぎりを2つ買い、食う。
 
 本日は新国立劇場で、ブリテンのオペラ「ピーター・グライムズ」を観る。ずっとイタオペ一辺倒だったが、この英国の現代オペラ(1945年初演だから、現代オペラだろう)は前から気になっていた。新国がやるというので、早々とチケットを押さえておいたのだ。
 
 駅で相方と待ち合わせて、初台へ。
 ちょっと早めに着いたので、オペラシティのくまざわ書店を覗くと、「闇の流儀」が平積みだったので、持っていたPOPを渡してご挨拶。
 
 その後、CASAが撤退したあとに出来たベルギーのベーカリー・レストランで夕食を取るが、開演45分前だったので「間に合いますよね?」と確認して注文。おれはグリルチキン、相方はサンドウィッチ。
 しかし、なかなか出て来ない。店の感じは、ゆったりした感じなので、ファーストフードみたいにはいかないとは思ったが……。
 焦ってきて、催促していたら出てきた。
 チキンをグリルした「モモ焼き」みたいなのを想像していたら、パンにチキンを乗せてたっぷりチーズを乗せてオーブンで焼いたオープンサンドだった。
 チーズの香りがキツくて獣の匂いがしたが、美味い。すこぶる美味い。焦ってなければもっと美味く感じただろう。
 お店の人は時間がかかって恐縮していたが、こっちも急かせて申し訳ない気持ちになった。これでたいして美味しくなかったら文句ダラダラだったろうが、美味しければすべて帳消し。
 このオープンサイド、かなりボリュームがあって、かなり満腹。
 
 開演10分前に店を出て、大劇場へ急ぐ。
 着席したら、ほどなく開演。

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 「ピーター・グライムズ」は、村人に溶け込めない孤立した漁師が、どんどん村八分になって最後は自ら死を選ぶ、という悲劇的ストーリー……だと思っていたが、違った。
 さすがは現代オペラ。英国のモノだけあって、演劇的要素満点で、ブリテンの作品だからすこぶる知的。単純な筋立てで善悪白黒ハッキリさせた話を朗々と歌い上げるものではない。
 主人公ピーターは粗暴で人付き合いの悪い男。なにより徒弟の少年を一人殺している(嵐に遭った上での事故ではあるが)し、新たに孤児院から迎え入れた少年も虐待している様子がある。
 村人には総スカンを食っているが、唯一味方して好意を寄せてくれている未亡人で教師のエレンにも苛立ちをぶつけてしまう。
 これじゃ保守的で排他的で右へ習え的な、日本の田舎でもよくある「典型的村落」の人々に嫌われても仕方がないし、児童虐待してるんだから、批難されて断罪されても当然。と思える。
 しかし……。
 上演台本にどう書かれているのか判らないが、ウィリー・デッカーの演出は、ピーター自身が愛されずに育ち、親に虐待されて成長したんじゃないかという気配を濃厚に漂わせる。
 だから、孤児院から引き取った少年への接し方がよく判らない。虐待する気はないのだが、労働力として「貰ってきた」んだし、村人を見返してエレンと結婚するためには魚を捕りまくって金を稼がなければならない。だから嵐でも(嵐だから)漁に出る。
 村の連中がどうのこうのうるさいことを言うが、おれはおれのやり方しか出来ないんだから放っておいてくれ。と思うが、しかし、村から完全に孤立して生きていくことは出来ないし、他所に行く気もない。ピーターは生まれ育ったこの村を愛しているのだ。
 愛している村からどうして出ていかなければならないんだ!
 
 村人は頑迷で保守的で異物を排除したがるダメな連中とは描かれない。そう描かれた方が、観る側としてはスッキリしてピーターに感情移入できるからスッキリするんだが……。
 ピーターにしても、善人ではないし悪党でもない。ただ、「愛」を知らない。だからエレンとの上手な接し方が出来ないし、少年の扱いも「力で従わせる」以外の方法を知らない。
 ピーター自身、それを悩んでいる。
 すこぶる、現代的なテーマで、ぞっとする。
 虐待の連鎖、と言う言葉が浮かぶ。イジメ、村八分という言葉も。
 しかも、このオペラには「救済」はない。ワーグナーみたいな「安易な救済」(言ってしまうぞ!)はないのだ。
 ピーターに拒絶され少年の死を予感したエレンは絶望し、自分を守るために、村人の一員に戻っていく。ラストの場面で村人の中に入って座り、顔を隠すエレンの姿が、なんとも辛い。
 
 このオペラは、まず、エレンと死んでしまう少年が可哀想で仕方がないが、そういう感傷を拒否しているところもある。
 とても乾いているのだ。
 イタオペ的なウェットな共感とか感情移入を廃して、観客に「もっといろいろ考えてくれ」と問題を放り投げてくる。
 それは、ブリテンの心情の濃厚な反映だとしか思えない。同性愛者として、理解されない自分についての吐露。
 
 しかし、音楽はとても美しいし、潤っている。潮の香りが漂ってくる。漁村の朝の海からの湿り気で包まれた感じが、ひしひしと伝わってきて、この感覚はなんだか驚異的だ。
 嵐の夜の酒場にみんなが集まっている場面の音楽的描写も素晴らしい。
 東フィルは透明感溢れる音を紡ぎ出して、素晴らしい。このところ、ピットに入った東フィルに外れはない。
 
 ソリストたちも見事で、タイトルロールをやったステュアート・スケルトンは粗暴だが自らの粗暴さに悩むピーターを演じきり歌いきったと思う。
 エレン役のスーザ・グリットンも、ピーターのことが理解出来るが故の哀しみを哀切極まりなく表現して、感動的。
 村で一番公平で、深いところまで考えているバルストロート船長のジョナサン・サマーズもしみじみした歌唱で心に残る。
 少年(無言のまま歌はない)を演じた子役の名前が判らないが、孤児院から貰われてきてピーターに力で従わされる可哀想な少年を演じきっていたと思う。
 
 オープンサンドで満腹のままなので、今夜はそのまま帰宅する。
 いろんな解釈が出来て、安易な感動を拒絶しているかのような作品だったので、帰り道、相方とあれこれ喋り、プログラムに書いてあった初演の際のトラブルを読んだりして、帰宅してから涙が止まらなくなってしまった。
 ブリテンも、「理解されない」側の人間であり、その悲哀と怒り、苛立ちと諦観があった。下の写真は1959年のブリテン。

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 この作品の大成功で、ブリテンは一躍、「英国を代表する大作曲家」の名声を勝ち得て、このオペラは世界中の歌劇場のレパートリーになった。20世紀に入って書かれたオペラで人気演目になったものは数えるほどしかないが、ブリテンは複数の作品が人気を勝ち得ている。
 それは、音楽を聴けば納得する。
 圧倒的なんだから。
 
 「タモリ倶楽部」は全国にいる森田さんシリーズの第1弾。しかし半分以上寝てしまった。
 
 1時就寝。
 何故か夢で、「クレイジーキャッツの『失われていたと思われていた幻の超大作』が発見された!」というニュースに接した。タイムマシンを駆使したドタバタで、彼らのキャリアの最後を飾った作品、というまことしやかな情報が載っていて、目が覚めてもしばらくは、そういう映画があったのかと信じてしまったほど。
 なんでこんな夢を見たのか、全く理解不能。
 
本日の体重:89.15キロ
本日の摂取カロリー: 1704kcal(もっと少ない可能性大)
本日の消費カロリー:日常生活+α+292kcal/4962歩

2012年10月 4日 (木曜日)

難しい局面を何とか乗りきった

 あくまで仕事のこと。
 
 5時過ぎに目が覚めてしまったので、起きる。
 朝のモロモロをして、早々に仕事開始。
 村上春樹にかぶれかけているので、朝4時に仕事を開始出来るように頑張ってみよう。
 
 写真ファイルの書き出しが出来なくなっていた「iPhoto」だが、アップデートしたら出来るようになった。やっぱりバグだったのね。
 
 で、ガイドブックとGoogleマップを参考に、カーアクション場面を書く。あくまで下書き。こういうことをする、と書いておかないとその先を書き進められないので。ちょっとした仕掛けも後回しにしてしまうと、あとが大変になるし。
 
 昼間でメシ抜きで頑張る。
 で、正午を過ぎて外に出る。カレーを食いたいがこの近辺では意外にカレーを食わせる店がない。
 弁当屋の「日替り」がヒレカツカレー弁当だったので買って帰る。
 
 部屋で食っているとくーたんがやって来て分けて欲しそうな顔をしたが、分けてやらない。たぶん一口舐めたらぷいと行ってしまうだろうし。
 
 仕事再開。
 細かな自然描写などは、現地調査をしてからきちんと書き足そう。
 しかし、「るるぶ」には、おれが知りたい場所が、何故かまるまるカットされていて、まったく触れられていない。他の観光地は懇切丁寧にガイドされているのに。なにかオトナの事情があるのだろう。
 ネットにある観光情報を参考に、書き進む。
 これも、最終的には自分で取材した事に置き換えるが。
 
 16時に、予約していたカイロプラクティックへ。
 腰は問題ないが、ここのところ、左腕が上がらない。右腕は上がるので「五十肩」ではないのではないかと。診て貰ったら、たちどころに良くなって、問題なく上がるようになった。恐るべしカイロプラクティック。
 
 帰路、ダイエーの「グルメシティ」で買い物。例の「木曜モックンの歌」がエンドレスで流れているが、以前より音量が下がった。おれ以外にもあの歌が嫌だと言う声が結構あったんじゃないか?
 洗濯機を洗う洗剤とかと、夕食用の「明太メンチカツ弁当」を買って帰宅。
 
 残りの部分を書いてしまう。
 予定した分量より少ないし、もっとコッテリ書くべきだが、それは推敲の段階で加筆しよう。
 
 休憩して18時のニュースを見る。
 オバマ対ロムニーだと、オバマを応援したくなる。しかし日本にとっては伝統的に共和党の政策の方がいいらしい。アメリカの民主党は中国と仲よくしたい伝統がある。しかし人権問題で中国を批判するのも民主党政権なんだが。
 
 いろんな番組で「自民党安倍新総裁の持病」を揶揄する発言が相次いで、謝罪も相次いだ。安倍氏の政治家の能力とは全く別に、病気を揶揄するのは下劣だ。ただの腹痛とは違って決定的な治療法が見つかっていないらしい難病だし。
 ただ……そういう難病を抱えた政治家は、いくら総理の座が目前にあっても辞退すべきだったのではないかと思う。薬で抑えて何とかやれるという目算があったので総理の座についたのだろうし、病状が悪化したので批判は覚悟の上で辞任したのだが。
 
 葉山の子殺し、広島の虐待死と悲惨な事件が続く。広島の事件は犯人の若い母親が自分の母親に虐待されて育ったらしい。虐待の連鎖。痛ましい限りだ。児童相談所が一時保護していたのに救えなかった。すべてをなんとかするのはとても難しいしスタッフの数も足りないのだろうが、子供の痛ましい死は、なんとか防がなければ、と思う。
 
 今夜は猛烈な雨が関東南部で降る、と天気予報で言っていたら、本当に降ってきた。
 雨を眺めながら、弁当を食う。
 
 次のブロックをどうするか、相方の下書きを何度も読み返して考えるが、どうも今日は脳のエネルギーを使い切ってしまったらしい。
 
 風呂に入って、オレンジを搾って100%フレッシュなオレンジジュースを飲む。
 
 「見下された条件でヤンキースに移籍したが実力でその悪条件を覆して主力にのし上がったイチロー」「素人監督・栗山英樹の名監督術」を「報道ステーション」で見ながら、くーたんを遊ばせる。
 カイロの院長先生の飼い猫が、深夜に院長先生を何度も起こしに来て困っているという話を聞いた。ウチのくーたんは一人で遊んでいるがおれを起こしに来ることはないし、いつの間にか大人しく寝ている。電気を消す前にある程度運動させているのがいいんじゃないか。と、カイロの若先生には言ったのだが。
 
 どうしようもなく眠くなって、23時就寝。
 
本日の体重:89.85キロ
本日の摂取カロリー:2110kcal
本日の消費カロリー:日常生活+α

2012年10月 3日 (水曜日)

雨降りだから仕事に集中

 6時すぎ起床。
 
 日記を書く。積年の肩凝りから解放された感がある。それだけM氏との関係は重圧であったのだなあ。
 で、完全に決裂したのだから、「お別れの一献」というのもナシですな。その方が有り難い。
 
 朝一番でクロネコさんが来て、アマゾンに注文して置いた資料などが届く。
 最近、相方に影響されて村上春樹に関心がある(以前は熱心に読んでいたが、途中で離れた)ので、ダビンチ10月号(村上春樹特集)を買った。が、期待した内容ではなかった。
 おれが関心を持っているのは、村上春樹vs.文壇(というか既成勢力)のあれこれ。これはWikipediaにも書かれていないが、「長いモノに巻かれなかった」村上春樹の強い気持ちにとても興味があるのだ。小説を書く上で必要なのは処世術ではなく、こういう強い気持ちだろう。
 
 おれは納豆がどうしても食えないが、ナットウキナーゼは摂取したいので、小林製薬のサプリを取り寄せてみた。効果があるのかどうか試してみよう。
 
 今まで飛ばしていた部分、やっぱり順番通りにアウトラインでも書いておかないと、その先が書けないので、資料も届いたので、書き始める。推敲までに現地調査をして正確を期すことにする。二度ほど行った事のある場所なのだが。
 
 ブランチはコーンフレーク。
 少し遅めのランチは、外に出て、「翔竜」の豚骨ラーメン。
 ほぼ満席で、おれの隣には女子大生らしい3人組が陣取って、おしゃべりしながら食べている。
 女の集団客って、喋りがメインになってラーメンが進まないのが見ていてイライラする。
 男の生理としては、ラーメン屋という場所は、出てきたラーメンをずるずるっと食べてさっと出る場所なのだ。トロトロ食べて、食べ終わってもスマホをいじったりお喋りに興じるところではない。だいいち、空席待ちの客もいるんだし。そういうことをしたければマクドナルドかスタバにでも行け。だからスタバには空席がないのか。
 とは言え、まあ、食いながらのお喋りはある程度はいいでしょう。黙ってさっさと食え、とまでは言わない。言いたいが我慢する。しかし、麺の1本か2本を箸で摘まんで訥々と食うのはカンベンして欲しい。いかにも不味そうでイヤイヤ食べている感じが伝わる。「もう食べられな〜い」とか言っていたが。
 こういうのを見ると、女はラーメン屋に来るな、と言いたくなってしまうんだよなあ。最近は減ったが、長い髪をその都度かき上げてラーメンを食べる女とかもいるし。
 チャラい江ノ島の海の家と並んで、おれの「二大嫌悪するもの」である。
 しかし、久々の翔竜麺は美味かった。小ライスも頼んだ。
 
 帰宅して仕事再開。
 カーアクションは映画で見るのは楽しいが、小説だとどこまで迫力のある描写が出来るか?
 まあ、仕上げで頑張るか。
 今は、アイディアを出来る限り盛り込んで書いておこう。
 
 雨が降ってきた。
 今日はテニスだが、雨の中出かけるのは億劫だ。それに、木曜に疲れが残るときもある。このところ、仕事のペースが乱れているので、テニスは休もう。しかし……。
 17時の時点で雨が止んでなければ休むことにする。
 
 仕事を続ける。書いていると、いろいろとアイディアが浮かんできて、嬉しくなる。ただ、セントラル・アイディアをどう具体的に書くか、まだ答えが出ない。
 
 17時になっても雨は断続的に降っているので、お休みの電話を入れる。振替をして他所のクラスに行くのは好きではないので、結局流してしまうことになるのだが。
 
 ちょっと詰まったので、録りためた映画をブルーレイ・ディスクに焼く。小林旭の「無頼無法の徒・さぶ」とオットー・プレミンジャーの「野望の系列」、そして「荒野の用心棒」。METの「サロメ」も。
 小林旭の自伝的な本2冊を読んでも、名作「さぶ」の事は出て来ない。任侠映画みたいにして売ろうとした嫌らしいタイトルだが、中身は山本周五郎の原作に誠実な、きちんとした素晴らしい映画なのに。そしてなにより、小林旭の俳優としての演技力をこれでもかと見せつけるものなのに。浅丘ルリ子の美しさも頂点(昭和39年の作品……「赤いハンカチ」の頃だもんね!)だし。
 明治の家並みを再現したセットも素晴らしい。当時の日活に、あんな大規模なオープンセットはあったのだろうか?「日活銀座」と称された銀座のオープンセットがあったのは知っているのだが。
 で、小林旭は黒澤映画に強い影響を受けて、黒澤組のスタッフを起用して初監督作「春来る鬼」を作ったが、美術部はいい仕事をしたが撮影部が最低で監督の小林旭を終始馬鹿にしていたと自伝のような本に書いてある。
 キャメラマンが誰か調べたら、他の作品は撮っていないようだし、その名前は黒澤組で見た事がないのだが……B班だったらしいが。中井朝一さんとか斉藤孝雄さんとかを起用すれば、きちんとした仕事をしてくれたはずなのだが……。
 
 夕食を食べると眠くなるので、先送りして仕事をしたが、空腹だと仕事が出来ない。
 外は雨だし、昼間にラーメンを食ったので夜もラーメンというのもアレだし、ご飯を炊いてもおかずがないし……。
 久々に中華弁当の出前を取る。昨日に引き続いてムースーロー。それに水餃子。
 
 30分ほどで届いて、食う。まあ美味い。
 食ったら暑くなって汗をかいて気持ち悪くなったので、風呂。
 
 風呂から上がって、汗を拭きつつ、仕事再開。
 が、さほど難しくないところに詰まってしまって先に進まなくなったので、本日の営業は終了。ちょうど、「報道ステーション」が終わる時間。
 「マツコ&有吉の怒り新党」を見るが、モーレツに眠くなって、ほとんどモーローとした状態で見る。どうも水曜の夜はテニスをしてもしなくても睡魔に襲われるというパターンが染みこんでしまったらしい。
 「新三大○○」は世界的釣り師(らしい)人物の三大怪魚退治。しかしこの人物が極めて胡散臭いというか、意味不明な人物なのが笑った。日本にも来て、「河童」について「綿密な調査の結果」、「河童はオオサンショウウオのことだ」と断定して、琵琶湖で天然記念物のオオサンショウウオを釣り上げた(キャッチ・アンド・リリースがこの人物の主義なので、人間を襲う怪魚を釣り上げてもリリースするから、その行為自体、ほとんど意味がないのだ)。ディスカバー・チャンネルって、こういう番組を真面目に放送しているのだから、あのチャンネルをあんまり信用しない方がいいのかもしれない。
 
 で、もうヘロヘロに眠いので、1時就寝。
 
本日の体重:89.60キロ
本日の摂取カロリー:2542kcal
本日の消費カロリー:日常生活+α

2012年10月 2日 (火曜日)

ゴールドに免許更新

 6時過ぎ起床。
 
 今日は、免許の更新に行くが、その前に日記を書く。これ以上やると「醜い泥試合」に突入する(既に突入している?)のは必至だが、思い込みで事実無根な事を勝手に吹聴されるのは困るので、断固として書く。睦月氏とはマイミクも切って訣別したから、言葉も交わしたくないのだが。
 
 シャワーを浴びて、8時過ぎに外出。
 バイクを手放してからは、年に数回、レンタカーに乗るだけなので、無事故無違反。めでたくゴールド免許が取れることになった。制限時速30キロのバイクに乗っていると、どうしてもスピード違反をやってしまう。
 で、ゴールドになると近くの指定警察署で「わずか30分」で免許の更新が出来るのだが、うちの近所だと、下谷警察署か竹ノ塚警察署。どっちも微妙に遠い。残念ながら千住警察署では出来ない。
 ならば、と東陽町の運転免許センターに行く。これだと特別ゴールドの恩恵はないんだけど。
 
 北千住駅に早く着きすぎたので、「海鮮三崎港」の朝食を食べる。ネギトロに温泉卵の定食。まあまあ。
 その後、久々に朝のラッシュの地下鉄日比谷線に乗って、茅場町で乗り換えて東陽町。
 駅に出たら、雨が降ってきた。
 普段なら傘も差さずに歩いて行くのだが、今日は免許証用の写真を撮るのだ。最近、頭髪はちょっと濡れると天然パーマがひどくてクルクル巻いてしまう。免許証は5年間使うから、出来るだけ見た目がマシな写真を撮りたい。
 コンビニで傘を買う。また増えちゃったよ。
 
 9時過ぎに免許センターに入って、あれよあれよという間にすべての検査が終わって写真撮影。9時30分には安全講習の部屋にいた。「わずか30分」と書いてあったから、安全講習はカットして、すぐ新しい免許が貰えるのかと思ったらさにあらず。作る時間も必要だもんね。だから安全講習。
 しかし、次の講習が始まるのは10時。せっかく早く教室に入っても、30分も待たされる。
 
 で、iPhoneでミクシィを見たら……。
 またしても、睦月影郎氏がなんのかんのと書いている。「合作批判」も「遊び呆けて〆切落とす」もおれに反論されてやり返せないのだろう、睦月氏が次に捻り出した新ネタは、「10数年前の句会での、おれの『不正行為』」。
 え、そんなことあったっけ?と完全に忘れていた。
 官能作家たちとイラストレーター諸氏との句会に何度か行ったことは覚えているし、その時詠んだ句も、ひとつだけ覚えている。
 
「桶狭間 何人死んだか わからない」
 
 という、まことに馬鹿な駄句。艶句会ということで、そういう句を詠む会だったのだが、マトモな句はおれには詠めなかった。
 で、氏の主張に寄れば、詠み人を伏せて優秀作を選ぶ際に、おれが相方の句を相方作と知った上で投票して、相方の句がトップになったらしい。そして、その事を今だに怒っている方が居て、睦月氏は懸命におれたちを庇ってくれたらしい。で、その後おれは、なにやら卑怯にも、その不正について言い訳をし、おれの卑劣な行為のせいでその句会は二度と開かれなくなったらしい。
 申し訳ないが、そういう『事実関係』をまるっきり忘れていた。そして、思い出そうとしたが、おれがそういう『不正行為』を働いた事自体、どうしても思い出せなかった。
 しかし、イラストレーターのある方(睦月氏の日記にも名前は出て来ない)とは、今だにその話が出て、その方は今もお怒りらしい。
 10数年経っても怒りが収まらないというのは、相当な事であり、おれは、完全に忘れていた事を含め、その「不正行為」を謝罪しなければならない。睦月氏の言い分がすべて正しいのであれば。
 もちろん、殴った方は殴ったことを忘れるが殴られた方は殴られたことを忘れない。おれが睦月氏に被った迷惑を忘れないのと同じだ。だから、おれが都合良く記憶を消してしまった可能性は大いにある。
 であるから、その方の10年来の怒りに対しては、誠心誠意謝罪するつもりであるが、そのためにも、当時の出席者のお名前を思い出し、連絡先を探し出して、メールなり手紙を書くところから始める。
 ただ、かすかに覚えているのは、句会がなくなったのは、全く別な理由(プライバシーに関るのでここでは伏せる)であると、レオ澤鬼先生に伺った記憶はある。
 おれの『不正行為』が存在してどなたかを10年以上怒らせているとしたら、それはゆゆしき事態であるが、すべて睦月氏の思い違いであるとしたら、またしても誹謗中傷されたことになる。
 事実を確かめて、きちんと対処する所存である。
 で、氏はこの期に及んでも、「苦言も諫言も全て悪口と解釈され」て、おれに「色々悪く言われている」と言い張っている。
 氏には苦言・諫言と悪口の区別もつかないらしい。好き勝手に歌っている雑魚は、おれではなく、徹頭徹尾、睦月影郎氏であるのに。
 ところで、睦月氏は、次はどんな「安達の悪行」を暴くのだろうか?道で立ち小便したとか、帰り道に買い食いをしたとか、高校の時成人映画を見に行ったとか、そんな類いじゃないだろうな?おれも睦月氏の悪行の数々は知っているが、自制して書かないだけなのだが。
 こんな次元の低俗なあげつらいをやっても、意味はまったくない。面倒くさいだけだ。おれは殴られたら殴り返すが、こちらから殴りに行く気はない。氏は、いつまでやるのだろう?
 
 で。
 「わずか30分」というのは安全講習のことだった。10時30分に講習が終わり、新しいICチップ内蔵の免許証を受け取った。
 
 せっかくだから、木場にある洲崎神社にお参りすることにして、一駅分歩く。
 この時、iPhoneの各種マップを使い比べてみたが、どれもダメ。Googleマップが懐かしいよ。
 アップル純正は情報が決定的に少なくて目印が見つからないし、Googleサイトのマップは反応が遅い。マピオンも使いにくい。
 何とかならんものか?
 その上、今日は暑い。ちょっと歩いただけで汗びっしょり。
 
 しかし、洲崎神社で久々におみくじを引いたら、なんと「大吉」!。ずっと小吉とか末吉ばかりで、「大吉」なんて、数年ぶりだ。

Photo_4

 しかも、おみくじのお言葉が、
『龍が天上に昇る時を得たようで
 正しい心 人に尽くす心を 失わない限り
 望みは達せられる
 更に神仏に念じ 道を誤らなければ 一層よくなる』
 と、今回の件についてズバリ応援してくれているような内容。
 かなり嬉しい。
 
 木場駅前付近の中華屋が美味そうなランチをやっていたので好物の「ムースーロー」(きくらげ豚肉玉子炒め)定食を食べる。
 美味い。
 
 木場駅前から錦糸町行きのバスに乗る。が、乗客がもの凄く多くて身動きできないほど混んでいた。目の前の席が空いたので座ったが、すぐに老人に譲った。
 錦糸町から半蔵門線で帰宅。
 
 汗だくになったので、シャワーを浴びたら気が抜けた。
 仕事する気分にならず、句会に参加なさっていたイラストレーター諸氏に出すメールの下書きを書いたり、ジョン・カルショーの自伝を読み返したり。
 昨日聞いたブリテンのトークセッションに出てきた「戦争レクイエム」の録音にまつわる騒動が生き生きと記されていて実に面白い。
 
 そうこうしていると、夜。
 北千住マルイにある先代猿之助ゆかりの店で、相方と食事。チキン南蛮を食いながら、二人で句会について懸命に記憶を絞り出すが、上記以上の記憶は蘇らなかった。
 
 帰宅して、日ハム栗山監督の優勝インタビューを見る。今は完全にパリーグの方が面白い。元気があるし、魅力的な選手も揃っている。
 
 wowowで録画した、おれとしては小林旭の最高傑作ではないかと思っている、山本周五郎原作の「さぶ」のアタマを見る。
 小林旭の傑作は、明日放送の「東京の暴れん坊」と、この作品、そして東映での「仁義なき戦い」シリーズであろう。渡り鳥や流れ物も楽しいが。
 
 で。
 先日、高校の後輩Aに薦められて録画した「鹿男あをによし」第1回を見る。
 なにこれ!面白い!2007年放送で、当時は馬鹿にして見なかったのだ。
 いや〜じつに面白い。凄い。鹿がよく出来ていることもあるが、多部未華子が気味悪いぞ。ネジの緩み具合が絶妙で、なんとも怪しい世界が広がっている。これは全部見なきゃ!
 
 0時すぎ、就寝。
 
本日の体重:89.70キロ
本日の摂取カロリー:2370kcal
本日の消費カロリー:日常生活+717kcal/11922歩

2012年10月 1日 (月曜日)

新国立劇場「ピーター・グライムズ」トークセッションを聞いた

 7時前起床。
 
 睦月影郎氏の誹謗中傷は、事実無根なデマを繰り出して重症化しつつある。
 氏は「大した冊数ではないのに刊行月を落とし、遊びの予定は死んでも守る、ということは作家の責任が問われると思います」という事実を故意に捩曲げた悪口を「ご指導ご鞭撻のつもり」と主張し、「悪口と解釈されるときがあって困ります」と言い張っている。
 今回は、6月の刊行を守れずに7月にして貰わざるを得なかったが、遊んでいたが故に〆切が守れなかったかのような氏の言説は誤りである。
 どうしてこういうネガティブ・キャンペーンじみたことをいわれなければならないのか、非常に困惑している。
 調べてみると、3月以降、「悪漢刑事9/闇の流儀」を脱稿するまで、3月に引っ越しをしたり4月に猫が脱走して取り押さえたときに両手に全治1ヵ月の重傷を負って指が動かなくなったりしたが、氏が言う「遊び」とは4月に日光や横浜に行ったことと、歌舞伎やオペラ、映画を見た事を指すのだろうか?
 「闇の流儀」を書き始めた4月に行った日光については、数年前から続けている「お水取り」だ。迷信だなんだと言いたければ言えばいい。
 観劇についても、おれは学校でも師匠からも「いい芝居やいい映画を観ろ。それが勉強だ」と教わってきたし、それを学生時代から実践している。それを睦月氏の目には「遊んでいる」と映るらしい。
 睦月氏はどうやら、芸術に全く理解がない人物のようだ。そういう人物が小説を書いている、という事がおれには驚きだ。
 自分は興味がないから歌舞伎やオペラは見ない。それは好みだからそれでいいが、だからと言って観劇を遊びと断じて批判するという神経が理解出来ない。いや、常識を疑う。
 横浜ではたしかに、半日遊んだ。しかし半日だ。半日遊んだ事を鬼の首でも取ったように批難されるとしたら、氏はさぞかし清廉潔白で瑕疵のない高僧のような完璧な生活をしているのだろう。
 とは言え、〆切がクリティカルになりはじめてからは、観光地にも観劇にも行かず、仕事に集中していた。それはおれの日記を遡って読めば一目瞭然だ。アリバイ対策として詳細に、かつウソを交えず書いているので、どこかに行ったらそう書いてある。都合の悪いことは伏せたりしない。
 氏の批判は、事実誤認をした思い込みによる、暴走である。
 だから事実は、「遊び呆けていなかったが、今回は〆切が守れなかった」だ。それをどう解釈するか意見の割れるところだろう。遊んでもいないのに間に合わなかった方が罪が重い?遊ばず頑張ったと言えど、結果として間に合わなかったのはプロではない?
 もちろん、何度も書くが、〆切を落とすことは良くない。それについては激しく反省している。
 だが、今回は、どうにも難しいテーマを選んでしまって書き進めて作品として仕上げるのにかなり難航し、時間がかかってしまった。それを氏は、「遊び呆けて締切を守らなかった」かのようにデマを吹聴する。自分は毎月1冊以上書いているのに、年数冊しか書かないお前らが〆切を守れないのは言語道断だと指弾する。
 小説家には多作するタイプと寡作なタイプがある。書いているものもそれぞれ違うし、1冊の分量も違う。それを睦月影郎氏は、自分の狭い価値基準に当てはめて、はみ出すモノを口汚く批難する。
 あまりに乱暴かつ単純な論法で、まったくお話にならない。こういうのを典型的なナンクセとか誹謗中傷というのだと思うのだが。
 そもそも氏は、我々に関するデマを垂れ流して貶めて、どうしたいのだろう?
 こういう低レベルなネガティブ・キャンペーンもどきのナンクセの相手をするのは、もうこれで終わりにしたいものだ。あまりの次元の低さに、いい加減辟易しているのだ。
 これで相手が黙るならおれもこれ以上は書かないが、またぞろウソやデマを書き散らすようなら、おれは今までのように隠忍自重も遠慮もしない。「自衛権の行使」である。
 まあ、我々の悪評を捏造して編集諸氏に吹聴して足を引っ張ろうとしても、我々が書ける原稿量には限りがあるので、これ以上仕事が増えても応じられない。従って、氏の目論見は無意味なのだが。

 で。
 猫トイレの大掃除をして、先月分の税金関係の書類を整理して税理士さんに発送し、その帰りにトリカラ&カキフライ弁当を買って帰宅。食事をしてから仕事開始。

 ロケハンが必要な部分は取りあえず後回しにして、その後の場面から書き出す。
 書いていると、だんだんと調子が上がってきた。こうなると、こっちのものだ。弾みがつくと書くのも速くなる。

 一段落したところで、外出の時間。
 今夜は、初台の新国立劇場のホワイエで、ブリテンのオペラ「ピーター・グライムズ」のトークセッションがあり、それを聞きに行く。馴染みのない「現代オペラ」なので、観劇する前に勉強しておきたい。ブリテン財団のトップの人や演出家や指揮者の話が聞けるのは貴重だ。

 駅で立ち食いそばを食べ、半蔵門線・新宿線と乗り継いで、初台。所用で外出していた相方と新国立劇場で合流して、ホワイエへ。

 自分でも意外だったが、ブリテン=ピアース財団のジェネラル・ディレクターであるリチャード・ジャーマン氏の英語は結構理解出来た。判りやすく話してくれたからだろう。ブリテンの生涯をかいつまんで紹介し、ブリテンの作品についての解説。
 世界的な演出家のウィリー・デッカー氏の話も判りやすかった。しかし、指揮者のリチャード・アームストロング氏の英語は難しくて全然判らなかったので、通訳頼み。
 英国人ゆえか、ブリテンはオペラの演劇的要素を重視し、言葉を大切にした、というのが心に残った。
 時間が押して、質疑応答は1問のみ。ブリテンのシリアスな作品ばかり話題になるが、楽しい作品もあるのに?という問いに、ブリテンのユーモアのある一面も紹介された。
 資料をあたれば判る生涯とかの話よりも、もっと突っ込んだ作品解説とか、エピソードの話がもっと聴きたかった。
 彼が育って大作曲家になっても住み続けたオールドバラは、荒涼とした海岸のある街らしい。その風景がブリテンにどんな影響を与えたのか。それを考えると興味が深まっていく。
 かなり勉強になって、90分の予定が120分になって、終了。

 オペラシティの「大戸屋」で夕食。おれはアジの開きの定食を食べた。脂がのって肉厚のアジは美味しかった。

 22時過ぎに帰宅。
 くーたんのご飯を出し、機嫌を取ってしばらく遊び、1時過ぎに就寝。

本日の体重:89.40キロ
本日の摂取カロリー:2089kcal
本日の消費カロリー:日常生活+α

2012年9月30日 (日曜日)

台風前にロイホのエッグ・ベネディクト

 7時起床。

 相手が誰であれ対決するのは嫌なことだが、逃げていられないときはある。
 この日記に、我々の合作について、きちんと記してアップする。

 思えば、助監督を辞めて脚本を書いていたとき。「監督&脚本」チームとしてコンビを組んでいた相手からもさんざん言いたいことを言われたが、「仕事のために我慢するのがプロ」だと思って堪え忍んでいた。しかし、企画の売り込みなどは思わしくなく、経済的に困窮し、おれはサラ金に手を出して、瞬くうちに雪だるまと化してしまった。そんなある時、イライラしたその相手に「お前は疫病神だ」と言われて、キレた。
 それからずっとコンビ解消のタイミングを虎視眈々と狙って、多方面(仕事の発注先とか)に迷惑のかからない最良の時を狙っていたら、気管支炎になって寝込んでしまった。
 ここでおれは、相手から逃げ出した。当時はメールは一般的ではなかったので電話には一切出ず、コンビ解消の手紙を書いた。
 その相手とはそれっきりで、おれは映画の仕事から完全に足を洗い、自己破産してバイトして、以前から思っていた、官能小説を書こうと思った。しかし、官能小説は自分にとって「最後の砦」みたいな意識(長年好きで読んでいたので、その趣味を仕事にすると、もう逃げ場がなくなる、という意味あい)があってなかなか書き出せずにいた頃、相方と知り合った。

 相方はおれの尻を叩いてくれて、アイディアも出してくれて、自然と合作という形になった。
 そして書き上げた原稿を、ネット上での知り合いだった現・馳星周氏(当時はカンフー映画が大好きな板東さん)に相談したりして、氏がもと勤めていた勁文社のグリーンドア文庫に持ち込んで、数ヵ月寝かされたあと、ようやくデビューできた。
 それからしばらく、自己破産はしたが個人からの借金はきちんと返し続けた(友人関係を頼って借金したのに踏み倒してしまったら、恩を仇で返すことになってしまう)。
 その借金の返済が終わるまで、相方は印税や原稿料の分配を受け取らず、おれの借金返済に全面的に協力してくれた。この恩は一生忘れることはない。

 誰しも、キレる言葉・関係を断つ決定的な言葉、はあるのだ。

 で。
 以前から気になっていた、ロイヤルホストの朝食メニュー「エッグ・ベネディクト」を食べに行く。台風が来る前で。外はまだ晴れているし。

 東武線に乗って、曳舟。駅でiPhoneを見ると、睦月氏よりミクシィ・メッセージが来たと表示されたので見に行ったら、そのメッセージは存在しなかった。タッチの差で削除されたのかもしれない。読めないモノは仕方がない。
 
 10時30分ごろにロイヤルホストに入る。
 「エッグ・ベネディクト」は三谷幸喜の好物。ニューヨークでは毎朝食べていたと朝日新聞夕刊の連載エッセイに書いてあった。で、おれはまだ食べたことがなかった。ポーチドエッグがイングリッシュ・マフィンに載っているようなものだが。
01

 美味かった。「ロイヤルホスト風」と書いてあるが、どのへんがロイホ風なんだろう。玉子の上に濃厚なソースがかかっているところ?
 美味いが、量は少ない。パンケーキを追加で頼もうかと思ったが、それをすると朝だけで1000kcalを越えてしまうので、我慢。

 曳舟駅にあるお総菜屋で、コロッケのパック4つ入りを買う。台風とか災害の時にはコロッケを買うというのが2ちゃんねる流らしいが、それとは関係なく、揚げたてのカリッとしたコロッケが食べたくなったので。

 帰宅して、コロッケを食べる。
 美味い。久々に揚げ立てのカリッとしたコロッケを食べた。

 で、今日こそ「第3章」に入るが、どうも小説を書く気分にならない。台風が迫っていて気圧が下がりつつあるからか?まあそういうことにしておこう。

 ソファに寝転んで、「MacPeople」の9月号から最新の11月号までを読む。ずっと忙しくて目を通していなかったのだ。
 11月号には、iOS6のマップについて、はっきりと批判的記事が載っていた。Mac系の雑誌やサイトは、アップルを批判するのを避ける傾向にあるので、今回のマップの不出来というか失敗についてはっきりした批判は出ていない。しかし「MacPeople」はきっちり書いた。

 空はドンドン雲が増え、その雲も分厚くなっていく。
 遊んでばかりもいられないので、「第3章」のアクション場面に必要な資料をネットで探すが、決定的なものはない。行こうと思っていけない場所ではないので、これはロケハンしたほうがいいな……あらまし書いておいて、推敲の前にロケハンして加筆訂正するか。「涼次1」でアクアラインを舞台にした時のように。

 夏休みが、子供の頃の記憶と強烈に結びついているように、台風についても、子供の頃の記憶が鮮烈に蘇る。四国・徳島で育ったので、夏の終わりは台風シーズン。学校が休みになるかどうか、とか、普段とは違う異常事態が発生する緊張感にワクワクしたものだ。実際に大きな被害を受けなかったので、そんな呑気なことを思うのだ、ということは判っているが、なんせ、子供の頃の記憶なもので。
 テレビをつけると台風情報がぶっちぎりで流れて、緊張感が否応なく高まる。これは、怪獣が日本に向かって進撃してくる、あの感じとまったく同じ。だから金子修介版「ガメラ」第1作のテレビの使い方にはドキドキワクワクして「金子修介は完全に判っている!」と劇場で叫びたくなるほど感動して興奮したものだ。

 18時過ぎからずっと台風情報を見る。しかし、思ったほどには東京というか足立区千住地区への風雨は凄くはなかった。雨よりも風がきつかったが。エアコン室外機に被せた「日よけカバー」が飛んでいきそうでハラハラした(飛んでいくのはいいが、他所の窓ガラスを突き破る心配があった)が。

 夕食は、レトルトのハンバーグに野菜サラダにポテトサラダにミックスベジタブルにコーンクリームスープにトースト2枚。
 テーブルをきちんとセッティングして一人で食べると、どうしても「2001年宇宙の旅」のボーマンが「あの部屋」で一人で食事するシーンを思い出す。ワイングラスは倒さないから、部屋の向こうにスペースポッドが鎮座していることもないわけだが。

 台風情報は同じ事の繰り返しなので、途中、「世界の果てまで行ってQ」とか「アカン警察」とか「大食い選手権」とかも見る。「大食い選手権」は、以前はよく見たが、今はもう、結構ですな。あのナンセンスさへの面白みも失せた。
 しかしイモトの頑張りは本当に感動する。あのマッターホルンに登頂しちゃったんだぜ!次はK2なの?

 「ビフォーアフター」は毎回思うが、骨組みまで解体するなら新築した方がいいじゃん!と思うのだが。建築基準法とかの兼合いで、あくまで「改築」でなければならないという縛りがあるならともかく、番組的に「改築」と言うことにしなければならない、という感じなのがなあ。

 23時を過ぎて、高校の後輩Aから電話。彼は徳島の消防本部に勤務していて、職場からの電話だった。緊急事態かと思ったら「今仕事が終わったけん」と。背後で緊急無線がどんどん入る様子がもの凄く臨場感があった。用件は、「原作を越えたドラマ『鹿男あをによし』の再放送が始まるでよ」ということだった。
 彼とはいろいろ話が弾んで、「日本に二大政党制は合わん。戦前も失敗したし」「次の総選挙で自民党が政権奪還するというのはまだ早計と違うんデ」(野田と安部の支持率は似たり寄ったり)などという話になる。

 台風が去ってしまうまで起きている事にして、NHKの台風情報を見るが、やっぱり飽きて、BSのチャンネルをザップしていたら、スカパーのキャンペーン番組で、中川家・礼二と六角精治が鉄道ネタをやっていた。
 考えてみれば、おれは乗り鉄でもないし撮り鉄でもないし……「食べ鉄」だ。中距離にのったら絶対、駅弁を食う。列車に乗って食べる駅弁は最高のご馳走だ。凝った弁当より、普通の幕の内。冷えて湿気た海老フライが好き。

 ネズミのオモチャを新調したので、これが大好きなくーたんとじっくり遊ぶ。くーたんが飽きるまで遊んでやる。

 風も収まってきたので、1時過ぎ就寝。

本日の体重:88.95キロ
本日の摂取カロリー:2405kcal(コロッケを食い過ぎた)
本日の消費カロリー:日常生活+α

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