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2012年12月9日 - 2012年12月15日

2012年12月15日 (土曜日)

意外な奴が意外に硬派で

 8時起床。

 今日は、夜に日芸の同窓会忘年会がある。それまで、勉強&休養。

 昨日で、新刊挨拶はほぼ終了。結構疲れが溜まった。今日は雨で寒いし、暖かい部屋でぬくぬくしていよう。

 昨日買ったiPhone5をいろいろいじる。iPhone4からすべてを移行したはずなのに、細かな環境設定が出来ていなかったりするので、設定し直したり。

 標準でテザリングが出来るようになっているのを確認。ソフトバンクは今日からなのね。何というタイミング。

 ブランチは、近所のそば屋で「すき焼きうどん」。美味い。

 読まなければならない資料がこれまた貯まっているが、なかなか進まない。ぬくぬくのの部屋で読んでいると、眠くなる。

 いいや、眠いなら寝ようと、ソファにひっくり返って毛布を被って、寝る。くーたんはベッドで布団の中に潜り込んでいるので、おれがソファを独占。

 2時間弱、寝るが、のろのろと起き出して、出かける支度。

 幸い、雨は上がった。

 19時前に赤坂。同級生が「昭和歌謡&JAZZの店」をやっているので、去年に引き続き、ここで。本来、土曜はお休みなのを開けて貰って貸し切り状態。

 土曜夜の赤坂・TBS界隈は寂しい。あれ?赤坂って盛り場じゃなかったっけ?

 去年は盛大に迷ったが、今年も少し迷って会場に辿り着く。

 が、集まりが悪い。どたキャン続出。かなり残念。

 しかし、出された料理はどれも美味い。野菜主体の中華系で、ヘルシー。

 後からやって来たカメラマンのYは、学生時代に付き合いがほとんどなかった。東京育ちの軟派野郎(だと思っていた)で話も肌も合わず、専攻も違ったし友人の系列も違ったので、接点がほとんどなかったのだ。というか、おれの方が限られた友人とだけつるんでいた、と言うべきだろうけど。

 が、今日は、いろいろ彼の話を聞いていると、意外と言っては申し訳ないが、凄く硬派で、しかも実に真っ当な考えの持ち主だったことが判明。

「今の自民とか維新とかって、大日本愛国党より右じゃねえか。赤尾敏の方が大人しいだろ」

「おれは高校の時から反原発だったぜ」

「国防軍ってなんだよそりゃ。名前で歯止めにするってのは案外大事だぜ。なんせ日本は基本的にヤバいんだからよ」

 と、イキのいい言葉がポンポン出てきて、そりゃそうだとスッキリしてきた。と同時に、敬意すら湧いてきた。

 人間、50を過ぎると味が出るし、深くなる。まあ、年を取ってもいっこうに進歩しない人間も居るが。

 そろそろ電車がなくなる時間で、帰ろうかどうしようか迷ったが、ええい年1回くらいいいか、と腰を据えてしまった。

 しかし、そのYは今晩中にまとめなければいけない仕事がある、と帰ってしまった。

 ありゃ。

 残ったのは、いつもの3人。一人が筋金入りのアニメオタクでアニメの演出家でもあるので、しばらくは彼がマイクを離さない状態でカラオケ。アニソンや特撮ヒーローものばかりを歌いまくる。おれ、アニソンをほとんど知らない。

 で、勝手に冨田勲の「マイティジャック」とか「リボンの騎士」とかをリクエストして彼に歌わせる。

 が、途中から路線が変わって懐メロになってきたので、おれも歌いまくる。

 子供の頃に覚えた歌は絶対に忘れないね。特にムード歌謡は。昔は歌番組が盛んだったもんなあ。

 で、〆のおにぎりを頬張りながら、3時前まで歌いまくる。

 放っておいたら朝まで歌い続けそうだったが、それをやると明日が使い物にならなくなるし、くーたんも心配なので、そろそろ……とお開きを提案して、クリスマス・ソングを数曲歌って、終了。

 外に出たら、雨。タクシーの運転手さんに訊いたら、一時はかなり降ったらしい。電車で帰ることにしたら降られていたんだな。

 話好きで丁寧な運転手さんに当たったので、最近の景気の話とかをしながら、帰還。

 待ち兼ねていたくーたんにご飯を出し、抱っこして、4時前に就寝。

本日の体重:90.65キロ

本日の摂取カロリー:2500kcalは下回っているはず

本日の消費カロリー:不明

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2012年12月14日 (金曜日)

スコッチョ大旅行してiPhone5に切り替え

 ちなみに、「スコッチョ大旅行」とは、てなもんやシリーズの後に放送された藤田まこと主演の公開コメディのタイトル。現代股旅ものでした。


 で。8時起床。

 朝のモロモロをやって、外出。

 今日は、「新刊挨拶回り」の最終日。羽田空港と成田空港を回る。安達の作品は駅ナカや空港で売れ行きがいいので。

 羽田へは空港連絡バスに乗る。京成&都営地下鉄&京急かJR&モノレールという手もあるが、バスだと乗り換えなしでいけるのがラク。電車より早いし。飛行機に乗る時は、道の渋滞が怖いので確実な電車を使うが、今日は乗り遅れる心配は無いので。

 北千住駅前の「富士そば」でちくわ&春菊そばを食べ、乗り込む。

 45分後、快適に羽田に到着。

 第1ターミナルには書店は3軒もあるのに、第2ターミナルには1軒しかない。JALのお客さんの方がANAのお客さんより本が好きって事なのか?

 第1ターミナルで食事。いろいろ迷ったが、おれはメシに関しては保守的だなあとつくづく思いつつ、「新宿アカシア」の支店でロールキャベツ・シチュー。1個入り&ミニライス。1時間前にそばを食べたからちょうどいい分量。

 で。

 今日はこれでおとなしく帰宅して勉強しようか、と迷う。遠路はるばる成田に行っても目的の書店さんは1軒だけだし、予定していた羽田ー成田のバスには乗り遅れてしまったしなあ……。

 が。

 バス発券カウンターで訊いたら、iPhoneの乗り換えアプリには表示されなかった便があると。しかし発車5分前。ええい、乗ってしまえ。

 ということで、成田空港行きのバスに乗る。80分ほどかかるのに、使われるバスは北千住からのもの(なかなか豪華)よりショボい。

 座った席の前の列にはパンクな白人がシートを倒してどかーんと座っていたので、おれの席は窮屈。しかし他に空席はない。

 おれもシートをちょっと倒す。

 首都高湾岸線を走り、東関道に入る。街の景色が急に山というか田舎に変わったと思ったら、ホテルがどんどん増えてきて、検問所。身分を証明するモノの提示を求められる。免許証を見せる。

 で、成田空港。

 前の席の白人は、降りる時にきちんとシートを元に戻していた。なんだ、ホントはとてもイイヒトなんじゃないか!


 第1ターミナルには安達の本を常備してくれているご贔屓の書店さんがある。ここの売り場を見ると、来てよかった、と思う。

 これまで、成田空港に来ても第2ターミナルには行かなかったのだが、せっかくなので、回ってみる。

 しかしターミナル間の無料連絡バスは東成田駅を経由するのでえらく時間がかかる。

 成田空港第2ターミナルの書店さんは、メジャーな作品ばかり揃えていて、安達は劣勢。まあしかし、せっかく来たんだからとご挨拶してPOPをお渡しする。

 相方は、大宮方面を回っている。で、夜に秋葉原で落ち合って、iPhone5に切り替える手続きをすることになっている。

 その相方が、何時に秋葉原に到達できるか。あんまり待たせるのも悪いし、おれがえんえん待つのも間が持たない。

 で、あれこれ考えた末に、JRの成田エクスプレスで新宿まで乗ることにする。成田からは京成のスカイライナーには乗ったことがあるが、NEXにはまだ乗ったことがなかった。それに、東京から新宿までのルートに興味があった。渋谷経由だから湘南新宿ラインを使うんだろうが……。

 乗車したNEXはスカイライナーより豪華。シートの座り心地がいい。スカイライナーはカッコイイし速いが、シートは固いしリクライニングできなかったはず。

 水と揚げせんべいを買って、乗り込む。

 快適に走る。保線がいいので、全然揺れないのは素晴らしい。

 

 途中、何度か相方と連絡を取り合う。早く着きそうなら、おれは東京で降りてアキバに向かうが、そうでもないのなら新宿まで行ってしまう。どうも新宿を経由しても大丈夫なようだ。

 東京は、総武本線のプラットフォームに着いた。ここで大船行きを切り離して、横須賀線を走って品川で山手貨物線に入るのね。

 外はもう暗くて、横須賀線から山手貨物線に乗り変わるところはよく見えなかった。iPhoneのマップで確認。

Img_0966

 新宿で、引き返す。御茶ノ水で乗り換えて、秋葉原。

 ヨドバシカメラの店内をぶらつきつつ、相方と連絡を取る。

 1時間くらいおれが待つ感じになる。

 ヨドバシならいくらでも時間は潰せる。

 オーディオ売り場を散策し、Mac売り場を見、1階でドーナツを食うと、あっという間に1時間過ぎた。

 相方と合流して、ヨドバシのソフトバンクへ。

 順番をちょっと待って、我々の番。

 すいすい行くのかと思ったら、やたらと時間がかかってしまった。係のヒトはテキパキ進めているのだが。ソフトバンクの認証システムとかが混んでいて反応が悪かったようだ。

 90分くらいかかって、おれのiPhone4はめでたく5になり、相方のガラケーもiPhone5になった。

 保護フィルムやケースを買ってから、中身を移すキカイの前へ。

 おれのiPhoneの中身は自分で移すが、相方のガラケーの中身はソフトバンクの店の機械を使わないと移せない。以前は店の人が移してくれたのに、最近は個人情報がどうのという理由で、自分でやらなければならない。

 これが実に面倒。いろいろと設定しなければならないし、設定が増えると、それだけエラーも増える。

 

 結局、何度もトライしたが、エラーが出てガラケーの電話帳は移せない。撮り貯まった写真も移せない。というか、21時30分を過ぎて、時間切れになってきた。

 中身の移行は北千住でも出来る、と言うことで、今夜は諦めて、メシ!

 ヨドバシのウラというかなんというか、「トゥッカーノ・グリル」へ。ここのガレットを是非、相方に食べてみて欲しかったのだ。

 が、ガレットは残り1つ。おれはランプ・ステーキにする。

 店の中は煙と油でもうもう。咳き込んでしまうほど。

 しかし、相方は満足そうだし、ランプ・ステーキも美味かった。熱された鉄板でじゅうじゅうと自分で焼くのだが、同じシステムのペッパーランチより美味いぞ。断然美味い。

 で。

 書店廻りと言うよりもテッチャン・バスちゃんの興味の方が強い1日で、大移動を重ねたが、終了。

 北千住のマクドナルドでコーヒーを飲みつつiPhoneの操作法などを教えて、と思ったが、満席。外で保護フィルムなどを渡して、解散。

 帰宅したら23時。

 iPhone4の中身をバックアップして、それをiPhone5に「復元」させる。

 同じiPhoneでも4と5では、いろいろ違うし、認証が上手く行かなかったり。おれが上手く行かないんだから、iPhoneが初めての相方が上手く行かないのは当然だろう。そういや3から4に換えた時も、この認証が上手く行かなかったことがあった。しかし翌日やり直したらすんなり出来た。どうしてなのかよく判らないが、まあ、たぶん、先方に問題があるのだ。そう思うことにする。

Img_0966a

 記念すべきiPhone5最初の写真。構ってくれないので焦れているくーたん。

 「タモリ倶楽部」は、中野にあるインド風居酒屋。どれも美味そう。ひたすら食うだけの回。

 で、風呂に入るには時間が遅いので、シャワー。

 

 その後、iPhone5をいじっていたら、あっという間に3時。

 慌てて寝る。

本日の体重:90.35キロ

本日の摂取カロリー:2564kcal

本日の消費カロリー:654kcal/11083歩

2012年12月13日 (木曜日)

新刊挨拶3日目・再校ゲラ拝

 7時起床。だったと思う。

 今夜、光文社に行って再校ゲラを受け取って、直す分量によっては近所のロイヤルホストでやってしまってそのまま戻すか、分量が多ければ持ち帰るという段取り。

 それに合わせて、池袋周辺の書店さんに挨拶回りをする。

 安達のブログではないサイト(たぶん誰も見ていないだろうけど)を新刊にあわせて更新。サイト構築ソフトが使い慣れなくて、しばしまごついたが、なんとか出来た。


 その後、カイロプラクティックへ。本当は今日の夕方に予約を入れていたが、上記のようなスケジュールになったので急遽変更して貰った。

 

 連日の1万歩越えで、股関節と足が張っている。

 おれは、メンテを怠ると腰痛になってしまうので、カイロでの調整は大事なのだ。ひどい腰痛になると、パンツも履けなくなる。

 終わってから、くーたんのキャットフードを買い、「珍来」でチャーハンと餃子を食う。ここのチャーハンは懐かしい味で好きなのだ。

 帰宅して、「悪漢刑事10」の資料読み。

 扱うテーマが大きいので、どう斬り込むか。

 今回は「裁判」「裁判官」を俎板に載せるが、それで考えてしまうのが、総選挙で行われる「最高裁判事の国民審査」。

 これまで国民審査で落ちた判事は居ない。しかし判事が全員、まったく間違った判断を下していない訳がない。近年でも、最高裁で確定した裁判が幾つも再審の結果、逆転無罪になっている。こういう場合、最後の最後の砦である最高裁はどうなの?と思う。法の番人の最高位、と偉そうにしているが、無能な結果を出したことについて、最高裁判事が謝った事は一度も無いはず。

 厚顔無恥な政治家ですら謝る事があるのに、公明正大で正義を実行するはずの判事が、自らの過ちについて反省の弁をまったく述べないというのはおかしいのではないか?

 選挙公報についてくるアレだけでは、どの判事が誤審に荷担したのか、どんな誤審をしたのか(していないのか)が判らない。

 サイトをちょっと検索してみたが、各判事の関った裁判と判断について判りやすく記述しているところが見つからない。きっとあるんだろうが……。

 時間が来たので、外出。

 大塚で、どうしても「ホープ軒」の誘惑に負けてしまって、ラーメンを食う。しかし、昼に食べたチャーハンがまだ腹に残っていて完食できなかった。というか、おれ、ここ数日便秘なので。

 で、池袋。順調に挨拶回りは終了。

 時間が凄く余ってしまったので、「無印良品」をじっくり見る。ウチのサイズには無印良品のラックなどはドンピシャ。北千住にはないカタログもあったので、収集。

 それでも時間が余ったので、ビックカメラに行ってスイッチのついた電源タップを買う。

 しかしヨドバシにしろビックにしろ、最近は何でも扱ってるのね。もうすぐ生鮮食料品も売るようになったりして?

 が、なんだかんだで定刻より15分過ぎて、音羽の光文社。

 18時を過ぎると、ビルは閉まっているぞ。担当T氏をiPhoneで呼び出して、裏口から入れて貰い、販売部脇のテーブルで再校打ち合わせ。そう分量はなかったので、ロイホで直してしまうことにする。

 先のハナシだが、あちこちに書いた「涼次」の短編をまとめて短編集にしましょうと。

 それには、新作を1本か2本、書き足す必要があるだろう。

 これから編集部の忘年会、というT氏と別れて、おれはロイホへ。

 後ろの席では、女性編集者か校正者が、いろいろ喋っていて、その内容が面白くて、つい、聞き耳を立ててしまった。チキンライスは好きだけどチャーハンがダメだとか、ぬか漬けがダメだとか、「あの白いブツブツのお漬け物、なんでしたっけ」という話になって、「それは塩麹」では?」と、ついハナシに割り込みたくなったが、もちろん自重。彼女たちはスマホで検索して「ああ、塩麹っていうんだ!」と。インテリで物知りっぽかったのに、知識には穴があるんですね。

 で、おれは、クラブハウスサンドを摘まみながら、ゲラ。さっきラーメンを食ったので、クラブハウスサンドの「スモール」にしておけばよかったと後悔。しかし、美味い。

 ドリンクをいろいろお代わりしながら、ゲラを進める。

 早い時間には、ママ友の集まりがあって、子供たちが盛大に騒いでいたが、何故か「このクソガキ!」と思わなかった。子供たちが可愛かったからか?会計を済ませて外に出た子供たちは、ロイホの前で走り回っていたが、その姿がなんとも愛らしくて平和で、なんだか幻を見ているようで……。

 時間が遅くなると、客席の一隅では宴会が始まって、お偉いサン風の人たちが豪快に「ガハハハ!」と笑っていた。

 エアコンの温度が上がって、暑い。早く帰れという店の無言の意思表示か?しかし客席は空いているし、ゲラを広げたりするのは、場所柄良くある光景ではないか?

 おれがたんにのぼせてしまったのかも。

 22時近くになって、終了。

 光文社の守衛さんにゲラを預けて、帰宅。

 何処かに寄って、一杯やって、という気にならないのが我ながら不思議だが、酒飲みじゃないからだろうなあ。北千住の駅からウチまでは、飲み屋街を通るので、誘惑は多いのだが。昼間は「か~っ!ビールが飲みて~」と思ったんだけど、ビールは酒ではないという説もあり。

 疲れて帰宅。

 くーたんのご機嫌を取るのもそこそこに、風呂。

 くーたんはぎゃんぎゃん鳴いていた。やっと帰ってきたら風呂かよ、という事だろうなあ。

 夕刊を読みつつ、くーたんをジャラしてしていると、もう2時。

 慌てて寝る。

本日の体重:計るのを忘れた

本日の摂取カロリー:2604kcal

本日の消費カロリー:日常生活+612kcal/10375歩

2012年12月12日 (水曜日)

新刊挨拶回り2日目

 7時起床。

 日記を書いていると、大きなニュースが立て続けに。

 角田美代子容疑者が獄中で自殺。兵庫県警は「問題はなかった」と自己保身に走っているが、万全の態勢なら自殺を防げたはずではないか!独房ではなかったと言うし。

 

 と思っていたら、北朝鮮がロケット発射。普通は赤道上の軌道に乗せるが、今回は南北の軌道に乗せようとしているようだ。

 支障が出て修理という情報だったので、これは北朝鮮得意の不意打ちだったんじゃないの?

 その上、舞鶴の女子高生殺人事件で大阪高裁が逆転無罪判決。これ、たしか、不鮮明な防犯カメラの映像がどう言う意味を持つのかというのが焦点だった記憶が。

 目撃証言を信じるかどうかで無実を訴えながら死刑になってしまった事件もあるし、今回のような逆転判決もある。

 警察や検察の間違いに並んで、最後の砦の裁判所の判断の是非をきっちり問いたい。それが「悪漢刑事10」のテーマだが、テーマが凄く大きい。きちんと書かねば。

 今日も新刊挨拶回り。

 昨日、歩く距離の長い場所を終えたので、今日は楽なはず。

 モロモロやって、お昼近くに出発。

 

 まず、コースの関係で昨日行かなかった新宿西口方面を回る。

 昼は、久々に万世のパーコー麺を食べようと思ったが、ちょうど一番混む時間で、店の前には行列が出来ていたので、諦める。

 どうしようかと考えたが、どうせ横浜方面も行くので、ならば湘南新宿ラインのグリーン車に乗って駅弁を食べようと決定。

 大船軒の「柔らかオムレツとチキンライスの弁当」を買い、12時45分発逗子行きに乗り込む。30分で着いてしまうので、着席早々食べ始める。

 オムレツは美味しいし、いろいろミニおかずも入っていて楽しいが、チキンライスが固い。なかなかほぐれない。普通のお弁当のご飯より固いぞ。

 しかし武蔵小杉付近で食べ終わり、横浜。

 横浜は、来るとなんだかウキウキする。近くだがハッキリと東京と違う。近年は似てきたとは言え、やっぱり横浜だ。なんかカッコイイ。

 川崎には京急で移動。JR川崎駅に戻って、品川へ。

 山手線に沿って北上しつつ書店さんを周り、秋葉原。

 せっかくなので、ヨドバシカメラのiPhone関係の売り場を覗くと、iPhoneのケースが山ほどあって選ぶのが大変。以前の50ピンから最新の小さいプラグに変換するアダプターを買おうかと思ったが、どこで売ってるのか判らなかったので断念。

 神田で「ざ」三部作を並べたPOPが品切れになるが、「ざ・りべんじ」だけのPOPは大量に余っている。刷りすぎたか。

 上野で、夕食。まだ17時前だったが、どうせなら北千住以外のところで食いたい。

 今日はテニスを休んだので、どうせなら夜の時間も使ってもっと回りたかったが、すでに1万歩を大きく越えていて足が痛い。

 まあ、あんまり無理をすることないだろう。明日もあることだし。

 明日は夜、光文社新刊の再校を受け取って、即、チェックしなければならないから、体力は温存しておかねば。

 などと思いつつ、駅構内の「たいめいけん」でハンバーグを食べる。サイドに野菜サラダを頼もうとすると「ついてますけど」。じゃあポテトサラダというと「それもついてます」と。以前何処かで同じような会話をした記憶が。

 コールスローを頼む。しかし、スープにしておくべきだった。

 ハンバーグは、美味かった。

 空いている店内では、お客の声が響く。内容までは判らないが、東北弁がなんとも上野駅らしい。「故郷の訛り懐かし……」の句を思い出す。

 いろいろ考えて、羽田空港や成田空港に足を伸ばせないかと思案するが、20時にアマゾンで買った本が届くことになっている。それまでに帰宅できそうもないので、断念。

 その代わり、北千住駅構内の書店を回ることにする。東武北千住駅には3店もあるのだ。

 すべて回り終わって、疲れた。

 おれは普段は甘いモノをほとんど食べないが、今日はモーレツに甘味が欲しい。それも、和風ではなく、洋風のクリームたっぷりの甘~いケーキ。

 駅構内で探したが、ない。改札を出て、クリスピー・ドーナツを買おうかと思ったが、どうも3個からみたい。ここのドーナツ3個は多いなあ。

 隣の成城石井でケーキセットやビスケット、チョコレートを買う。ケーキセットは、いつもは新国立劇場の幕間に相方とシェアする奴。それを今日は独り占めだ。

 店を出ようとしたら、相方から電話。相方は今日、別方面を回っている。

 帰宅して、コーヒーを淹れて、ケーキを食う。美味い。

 なんだか井の頭五郎になった気分。

「疲れていると、甘いモノが欲しくなるんですよ」

 と、あのゆっくりした口調で呟いたりする。

 ケーキを食べていると、くーたんがやってきてダイニングテーブルの上でおれを見る。家で食事していると、かなりの確率でこうして、おれが食っている姿を眺めている。それは母猫が子猫を見守るような感じ。

 ネコにとって、飼い主は親猫でもあり子猫でもあるらしい。おれはくーたんを同居人というかパートナーのように思っている。犬とは違って、ほとんど同格の関係なんだよなあ。

 くたくた。

 ソファに寝転んで夕刊を読んでいると、ウトウト。

 20時を過ぎて、ヤマトさんが来て、注文した資料本が届く。

 風呂に入る。

 バブルバスは、身体の汚れを落とすには弱いが、お湯が優しくなる。他の入浴剤よりその作用が強い気がする。

 ゆっくり浸かってから全身を洗うと、気分スッキリ。

 ニュースを見る。

 兵庫県警の手落ちはいろいろ明らかになってきたぞ。主犯を自殺させて、これ以上の失態はないだろうに。角田美代子はきちんと裁判にかけて、事件を解明した上で死刑にしなければならなかったのに。

 警察としてこれ以上の失態はないんじゃないか?

 兵庫県警本部長辞任までいく問題だと思う。

 北朝鮮がロケット発射成功を祝う歌が、なかなか勇壮。オケと合唱も力強い。北朝鮮という国は最低最悪だと思うし、テレビで流れる「北朝鮮バンザイ」系の曲はどれもひどいが、この曲だけはなんだか好き。

 「孤独のグルメ」は録画して、「マツコ&有吉の怒り新党」。

 先週放送の「コンサートでのフラブラ拍手」について、有吉が底の浅いバカ丸出しな発言をして、かなり幻滅して、もう見るのを止めようと思ったが、今回は見直した。

 というのは、クリスマスに無理矢理サンタの格好をさせられているお店の人に同情するマツコの心情に「なるほど」と思ったし、ハロウィン批判については、日頃おれが思っていることと同じ批判を二人して繰り広げた(途中で「総裁」からストップがかかるほど)ので。CM的に、テレ朝としてはあんまりハロウィン批判をしてほしくないんだろうな、と思った。編集でバッサリやらずに「総裁」からの電話で圧力がかかったという演出は、この番組らしくて好感を持った。

 新三大○○は、雑誌「ムー」のスクープ。霊能者が邪馬台国の場所を特定(西日本全部なんだって!)とか捕獲された宇宙人グレイは河童なんだって、とか三つ目はなんだっけ?ここで睡魔に襲われて寝てしまった。

 で、邪馬台国の場所について、畿内説と九州説があってという話になった時に、有吉が「どこだっていいじゃねえか!」と。

 正直言って、おれもそう思ったのだが、これは邪馬台国について真剣に研究しているヒトからすれば大暴言。先週のおれみたいに激怒しているヒトも多いだろう。

 で、「コンサートのフラブラ拍手」についても、クラに興味がない人からすれば「どうでもいいじゃねえか!」ってことなんだろう。

 じゃあ、有吉が真剣に興味を持っていることについて軽く「どうでもいいじゃねえか!」とやった時、有吉はどう反応するか、見てみたいのだが。

 気がつくと終わっていたので、録画はしているがテレ東を見ると、「孤独のグルメ」のミニドラマが終わって、東十条の店で五郎さんが食うぞ!というところだった。

 今日の五郎さん、なんだか妙に可愛い感じ。いつもよりチャーミング。目が優しいし、可愛いじゃん!どうして?

 で、鯖の燻製、ハムキムチ、カキフライ、とんぶりしらすに玉子焼は、大食いとみんなに言われるおれからしても、2品多いような気がするなあ。このおかずなら、ご飯をお代わりしたくなる。ご飯は丼じゃなかったし。

 先週は「事務所メシ」だったので感動が薄かったが、今回は感動した。やっぱり一人で食うんじゃなくて、独り客でも、他の人の声を聞きながら食べる方がいいということか。そりゃそうだよねえ。同じ時間を他の人と一緒に食べている、と言うわけだから、本当の意味では「孤独」ではない。群衆の中の孤独、と言うことはあるにしろ、部屋の中で一人ぽつんと食べる「本当の孤独メシ」より、店でワイワイ言う声を聞きながらの「一人メシ」のほうがいいよなあ。

 だから独身者は外食が好きなんだなあ。

 1時就寝。

 歩きすぎて全身が痛いぞ。

本日の体重:90.45キロ

本日の摂取カロリー:2391kcal(もっといっているかも)

本日の消費カロリー:1023kcal/17685歩

2012年12月11日 (火曜日)

新刊挨拶回り1日目&iPhone5乗り換え失敗の巻

 6時30分起床。

 本日は午後から新刊挨拶で書店さんを巡る。ただ、発売前なので、駅ナカは迷惑かもしれないので、大きな書店さんだけにする。

 午前中は洗濯などの雑用をして、仕事。「悪漢刑事10」の章割り、まだ足りないところは多々あるが、こういうハナシです、と言うことを示すために、担当M氏に送る。

 トースト2枚にゆで卵の朝食。

 POPの枚数を確認し、行き先も再検討してから出発。

 今日は2箇所。

 夜は、相方と待ち合わせて携帯電話をそろってiPhone5に換える。

 新宿で、つい、ちくわそばとミニカレーを食ってしまう。どうせ新宿で食べるなら、「アカシア」でロールキャベツを食えば良かったのに……。しかも、入った立ち食いそば屋の向かいが、あの「ルミネと戦っている」ので有名な「ベルク」。その闘いはベルクの勝利に終わったようだが。

 どこでも食えるモノを食ってしまって多いに後悔しつつ、神保町へ。

 その後、大手町から歩いて東京駅へ。

 既に歩数計は1万歩を超えた。おれの場合、1万歩を超えると一気にしんどくなる。

 しかし、少しでも回っておかねばと、頑張る。

 16時に、本日の予定を終了。

 北千住に戻って、東急ハンズでiPhone5用のケースを買う。意中のモノはなかったが、Suicaの入るモノは見つけたので、買う。

 帰宅して、洗濯物を取り込んで、相方からの電話を待つ。

 19時過ぎに待ち合わせ。

 北千住東口のソフトバンクは比較的空いているので、20時の閉店までになんとかなるだろう。ダメならマルイの上のノジマが20時30分までやってるし。ヨドバシカメラなら22時まで開いているが、秋葉原や上野や錦糸町に行こうというと相方に拒否されそうだ。

 が、今日に限ってきた千住東口のソフトバンクは17時閉店。何やってるんだ、コラ!

 で、ノジマに変更して、二人揃ってカウンターに並ぶが、すでに19時40分で、担当者は二人でてんてこ舞いしているし、待っている客は二人で、ソフトバンクの認証かなんかのシステムも混んでいると。オマケにおれが希望する「黒の64G」が品切れで入荷時期不明だと。

 ヨドバシだと全品在庫があるのに!

 ダメだねえノジマ。

 ノジマはダメだ、なあ嬶。と落語の口調で言いたい気分。せっかく面倒がる相方を説き伏せて連れてきたというのに。まあそれはこっちの都合だが。

 相方の携帯はかなり古くなっていて、通話中に何度もオチる。これはすこぶるイライラするので、この際揃ってiPhone5にしようと口説いたのだ。以前は、おれの使っているiPhone4を相方に譲って、と思ったが、どうせなら二人とも最新型にしようかと。

 いろいろ考えて、今日は無理だと判断し、断念。次はヨドバシに行くことにする。いろんな意味でノジマは残念だ。まあ、秋葉原に対抗して頑張ってはいるんだけどね……巨艦ヨドバシには負けるよなあ……。

 マルイの中の「うまや」で夕食。先代猿之助ゆかりのチェーンで、間違いなく美味い。

 おれはトリ胸肉の香味焼きを定食にして貰い、相方はチキン南蛮定食。野菜の天ぷらをシェアする。

 M氏に送った未完成章割りのプリントを渡し、相方が廻る書店さんの分のPOPも渡し、「悪漢刑事10」用の資料も渡す。

 帰宅して、くーたんにご飯を出し、風呂。バブルバスに浸かるが、今日はきちんと石鹸で身体を洗う。やっぱりバブルバスの成分だけではスッキリしない感じ。

 ニュースは見ない。「最後から二番目の恋」のDVDでも見て心を安らげようかと思ったが、もう0時。疲れたし眠いので、遊び足りないくーたんにお休みを言って、就寝。

本日の体重:91.10キロ

本日の摂取カロリー:2812kcal

本日の消費カロリー:1064kcal/18099歩 

新刊「ざ・りべんじ」

「ざ・りべんじ」祥伝社文庫(695円+税)

これは、平成15年に「ざ・れいぷ」として発刊したものを大幅に改稿・改題したものです。

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 あとがきをここにコピペ致します。


 この作品は、平成十五年に発表された『ざ・れいぷ』を大幅に改訂したものです。

 『ざ・だぶる』から始まる「大介/竜二」シリーズの第三作として書かれましたが、この度、大幅な改稿・改題の上で新装刊の運びとなりました。

 前稿では書き切れなかった部分もパワーアップして、いっそう良い作品に出来たのではないかと密かに自負しております。

 ところで、この作品では、ひとつの事件について「加害者側からも」描いているのですが、そうすることが必要であると強く感じていたにもかかわらず、なぜ必要なのかをきちんと認識して説明することが出来ませんでした。

 しかし最近になって、たまたまある文章を読む機会がありました。多くの人たちが言葉を失うようなひどい事件が起きてしまったあと、人と社会は、その事態にどう対処すれば良いのか、ということについて書かれたものです。「犯人さがし」以外にも、ただひたすら「物語る」という方法が、日本古来の伝統芸能に長く存在してきたことを知りました。

 

『能楽には、加害者・被害者の両方から物語っていく手法があります。ちょうどこの辺りの芦屋が舞台となった「鵺」という演目があるのですが、怪物を弓で射殺した源頼政と、射殺された怪物の両方をシテが前後で演じ分ける。一つの忌わしい事件を対立する二つの立場からそれぞれ主観的に語らせるのです。それによって事件は立体的に再構成され、そのときはじめて怨みを残して死んだ鵺の霊は鎮められる。起きてしまったことはもう取り返しが付きません。でも、物語を語ることを通じて、失敗事例を学び、死者を弔うことができる』(ブログ『内田樹の研究室』二〇一二年一〇月五日付エントリーより)

 これを読んで、前稿に足りなかったものが、何だったのかが判ったような気がしました。

 最後に、改訂版を世に送り出すに当たってご尽力を戴きました祥伝社文庫編集部の関係各位にお礼を申し上げます。

 是非、お読みください。

2012年12月10日 (月曜日)

いろいろやって短編のゲラもやって、「ビルマの竪琴」の真実も

 7時起床。

 朝のモロモロのあと、本日は、くーたんの予防注射。

 以前は、そう言う気配を感じさせてしまって、捉まえるのに苦労したが、最近は慣れてきて、何気なく抱き上げて、フリースのペット用の袋に入れてから、キャリーバッグに入れる。寒いからキャリーバッグには猫用の毛布も敷いてある。

 少し早いが、出発。予約は10時だったが、9時45分には着いてしまったが、即、やって貰う。

 くーたんは体重が少し増えていた。前が普通より痩せていたので、ちょうどいいんじゃないの?

 診察台の上で、くーたんは震えていた。肉球にも汗をかいていたし。まあ監禁ネコで、おれ以外には相方しか来ないような部屋だからなあ。外に出ることもないし。

 で、10時には帰宅。引っ越して獣医さんには近くなった。

 戻ってきたくーたんは、ここが元の部屋かどうかしばし探検していた。

 で、おれは、関西の書店さんに挨拶状を付けてPOPを発送作業。最新版の「宛名名人」の使い方がまた変わったので、まごつく。検索とか基本的な使い方はあんまり変えて欲しくない。バージョンのたびに変えられるのはイヤ。でもまあ、なんとか、所期の目的は果たしたが。

 郵便局に行くついでに、これも久々に「翔竜」に寄って、卵チャーシュー麺と半明太ご飯。食い過ぎた。晩飯を抜こうかな。

 今日から書店さんに挨拶に回ろうかと思ったが、発売2日前はやっぱり早いし……「翔竜」でラーメンにニンニクを入れてしまったので、今日は止めておく。明日なら発売前日だし大丈夫だろう。

 帰宅して、プロット。こうすればいいと判ってきたが、肝心の「手」が思いつかず。

 

 そうこうしていると、光文社T氏より電話。ずっと前に小説宝石用に預けていた短編が、急遽掲載の方向に、と。たぶん誰かの原稿が落ちそうなのだろう。落ちなければまた掲載は延びるのかも。しかしまあ、ゲラが出たのでバイク便で送ると。

 こういうことがあったので、今日は書店巡りに出なくて良かった!

 ゲラが届くまでプロットをやろうとしたが、どうにも眠いので、ソファに横になって1時間ほど昼寝。

 18時近くになって、ゲラ到着。明日のお昼までに戻して欲しいと言われたが、見てみると誤字脱字のタグイばかりだったので、すぐ終わってしまった。

 FAXしようかと思ったが、メールで事が足りるので、3ヵ所の変更箇所を書き送る。

 そのゲラに、新聞記事のコピーが同封されていた。フジテレビの元映画プロデューサー・角谷優氏の連載。これはまとまって本になっているはず。

 その連載の「ビルマの竪琴」の仕上げにおけるトラブルについて。

 まあ、いろんな「オトナの事情」があるのだろうが、角谷氏の文章は、かなり事実と違っている。

 氏は「ほとんど編集の終わったセミオールを見たプロデューサーの一人がかなり辛口な感想を口にして市川監督が激怒」というふうに書いてあるが、これが違う。

 完成試写だったのだ。通常の上映が終わったあとの日劇東宝を借りて(これは異例。通常は現像所か撮影所の試写室で見る)上映し、その後、市川さんが住み込んでいた四ッ谷の料亭(昔は旅館だったが料亭に建てかわったのだが、奥さんの和田夏十さんを亡くして入院した市川さんは退院後、料亭になった一室に住んでいた)で打ち上げ、という段取りだった。

 有楽町から四ッ谷に向かう車中で、博報堂のAプロデューサーが「泣けませんでした」と言ったのが発端。

 たしかに、泣けない。その意味ではA氏は正直だったのだが、完成試写の直後に言ってはイカンだろう。というか、市川さんに面と向かって言う言葉ではない。これは、陰で言うしかない。まあ、おれはシナリオの決定稿直前の段階で「(日活版と構成を変えたので)水島の感情が繋がらない」と市川さんに言って(なんでもいい、忌憚のないところを言えと言われたから言ったのだ)、すっかりご機嫌を損ねてしまったのだが。

 完成試写の後に深夜の打ち上げ、と言うのも異例のことで、それだけ市川さんはこの作品の完成が嬉しかったのだろう。なのに。

 打ち上げの間、市川さんは我慢していたようで、何事もなく2時間ほど飲み食いして解散(それでも2時近かったはず)、というところで、市川さんが突然、大爆発した。その時点では、おれたち一般の仕上げスタッフは、車中でのやり取りを知らなかったので、市川さんの大激怒に驚いた。箸は投げるは皿は投げるは灰皿は投げるは火のついたタバコは投げるは、それはもう、口だけではない、大激怒。大の大人がこれほど感情も露わに激怒するのを初めて見た。しかもそれが、おれの師匠・市川崑だぞ。

 それから何時間激怒していただろう。記憶では、4時間怒りっぱなしだった気がするが……。

 おれは仕上げ段階では助監督兼製作進行で、スタッフのタクシー券を切ろうとしていたので、当然、その一部始終を見ていた。

 チーフ助監督は「市川崑・昭和の激怒史の中でも最大級だったね!」と言ってたのをアリアリと思い出す。

 とにかく、市川さんは喧嘩が上手い。会社側に怒って言い分を呑ませる光景は何度か見た事があった。勝てる喧嘩しかしない。黒澤さんみたいに喧嘩して決裂みたいな喧嘩はしない。しかし、こんな凄い光景は初めてだった。なんせ仕上げスタッフ全員の前での激怒だから。

 監督が「名前を外せ!」と言ったのは事実で、そのまま自分の部屋(ここは旅館ではなく料亭で、市川さんは旅館代わりに使っていた)に入ってしまい、我々がようやく帰れたのは明け方だった。

 たしかに、あの場に角谷さんがいれば、こういう事にはならなかっただろう。角谷さんは市川さんととてもいい関係だったが、博報堂とキネマ東京のプロデューサーは、市川さんの扱い方を全然判っていなかった。

 で、翌日は監督は休んだので、仮眠して出勤した我々はアオイスタジオの編集室に集まって、「どうなるんでしょうねえ」と喋っていた。その夜に、角谷さんとの会食があったのかもしれないが、文中にあるように「何事もなかったように収束した」のは、真っ赤なウソ。

 翌日から再編集が始まった。

「泣かせてやる!泣けるようにしてやる!」

 と言いながら、市川さんは再編集。当然、ダビングはやり直しで、音楽もテーマ曲ほか大きな部分の曲を新たに作曲して録音し直し。再編集が始まってその版の完成試写まで1ヵ月を要したと記憶している。その経費は1億円だったと別のプロデューサーから聞いた。

 その再編集に際して、演出部として意見を出そうというので、おれはシナリオ段階と同じ意見を出した。途中で回想が入る日活版の構成がベストであり、それ以外はダメだと思ったし、今でもそう思っている。和田さんのシナリオは計算され尽くした、改変不可能な完成度のものだったのに、それをいじってしまったのが失敗だったと、今でも思っている。

 が、そんな意見が通るわけもなく。

 編集で変えられることにも限りは有る。20世紀フォックスのダリル・F・ザナックが若い頃、駄作を編集で傑作に変えた、という伝説があるが、ハリウッドの場合、編集材料を山ほど撮っているので、いじれる範囲も広いが、日本の場合はそうではない。市川さんはそれでも、かなり多くの編集材料を撮りまくる方だが、泣けないものを泣けるものに変えるのは無理だろうと思った。

 音楽は大幅に入れ替えられて、山本直純作曲のオリジナルテーマ曲は現行の「埴生の宿アレンジ版」に差し替えられたが、音楽だけでも無理。

 結局、1億円かけても、あんかり変わっていない、というのが演出部みんなの感想だった。

 「ビルマの竪琴」は、日活版の方がはるかに素晴らしい。

 で、角谷さんとしては、会社に損失を与えてしまった事件について取り繕う必要があったので、「そのまま何事もなかったように収まってしまった」と書き、整合性を取るために、完成試写の後のトラブルではなくセミオールでの出来事にしたのだろう。ダビング前の事なら、さほどの大きなトラブルでもないわけだし。

 しかし、この間違った記述が通説になってはいけない。間違った歴史が残ってはいけない。

 おれが自分で体験したことだから、間違いは無い。 今は映画から足を洗っているので、 オトナのシガラミも何もない。

 ま、この件はけっこう有名な話として既に広まっているはずだが。

 角谷さんもフジに冷遇されて恨みだってあるだろうに、思う存分本当のことを書けばいいのに。

 で。

 晩飯を抜いてしまうのも寂しいので、カロリー計算をすると牛丼なら食ってもいいことが判り、外出。

 松屋で生野菜セットを食べる。

 ブラブラ歩いて帰宅。

 昨日のお好み焼きの油の匂いがまだするので、風呂に入る。今夜はバブルバスではなく普通の風呂。

 全身キレイにしたらスッキリ。

 NHK21時のニュースを見る。

 大谷投手の日ハム入りに星野や野村さんがイチャモンをつけているようだが、これは、キチンとした資料を作って彼を翻意させた日ハムを褒めるべきだ。カネや情熱だけではなく、キチンとした裏付けを持って交渉に臨んだ日ハムは見事だった。

 そんなに大谷が欲しければ、楽天も一位指名すれば良かったのだ。それを、本人の意思を尊重してとか言って逃げてしまっただけだろ。

 欲しい選手をキッチリ指名して、きちんと交渉して口説き落とす。それをやった日ハムは、フロントと監督ががっちり組んだ素晴らしいチームなんじゃないか?

 まあ、日本のドラフト制度自体に欠陥があるのは間違いないところだが。

 池田信夫が政治家のIQを話題にして結構荒れているらしい。池田信夫はヒトを怒らせて客を呼ぶ、文化人と自称するにはえげつなさ過ぎる芸風なんだから、放置しておくのが宜しい。

 しかし、アベのIQが低い、と言うのだけは同意するが。この男の演説を聞いていると、頭が良くないのがよく判る。

 で、とても眠くなってしまったので、23時30分、就寝。

本日の体重:91.25キロ

本日の摂取カロリー:1877kcal

本日の消費カロリー:日常生活+310kcal/5127歩

2012年12月 9日 (日曜日)

POP作って旧友とお好み焼き

 8時起床。

 洗濯を含む朝のモロモロをして、「悪漢刑事10」のプロットを考えつつ(問題点は絞られてきた)、POPの文言も考える。相方が使った手と別口を考えなければ。

 くーたんの年1回の予防接種の予約を取る。天気の具合が判っている明日明後日の方がいい。で、明日の朝10時の予約を取る。しかし先月なら温かだったのに、今月に入って急に寒くなった。くーたんを外に連れ出して風邪を引かせなければいいが。ウチはぬくぬくな環境なので。完全に猫をデレデレに甘やかしている。

 あっという間に昼。北千住駅前商店街を歩いて、「リンガーハット」に入り、スモールちゃんぽんとミニチャーハンと餃子3個を食べる。

 帰宅して、とにかく何かを片付けなければと考えるが……ソファに寝転がったら、そのまま寝てしまった。毛布に潜り込んだらその上にくーたんが乗ってきて、しばし一緒に寝る。

 日曜は、NHK-FMのふかわりょうのクラ番組を聴こう聴こうと思って、今日も聴くのを忘れた。

 NHKでやった勘三郎追悼番組も見なかった。なんか、見たくない気分だったし。

 しかし……歌舞伎の名跡って、当代の努力次第で大きくなるものなんだなあと思う。今や中村勘三郎と言えば押しも押されぬ大きな名前だが、それは17世が一代で成し遂げて、18世が引き継いで、ますます大きくしようとした矢先だった……。

 皿を洗っていて、ふとPOPの文言を思いついた。

 で、早速POP作り。大きな紙に大きく書いて、スキャナーで縮小してはめ込む。

 と、ここで重大な事実を発見。「ざ・りべんじ」の「あとがき」が、再修正した最終的な原稿ではなく、その前のバージョンが使われていた。だから、言葉としておかしい部分が残っていたり、省略部分を復活させたのに、省略したままの状態だったり。

 書き直した原稿が使われていない。再校が出た後に直したので、そのぶんのゲラ確認が出来なかったのだが……。

 なんか、凄くガックリ。

 気を取り直して、POP製造を再開。おれの分と相方の分を増量。

 その勢いで、関西版も作る。これは二人の分を合体させたもの。関西のPOPは東京より大きいので、それに合わせて。

 作っていると、時間。

 今夜は、いろいろと腹を立てていたOと久々に会ってメシを食う。彼の希望で「お好み焼き」にする。おれもお好み焼きを食ってビールを飲みたかったのだが、お一人様じゃあねえ。ということで意見が一致。

 19時30分に北千住駅で待ち合わせて、「嵯峨野」に行くが、マルイ横のビルに入っていた店は移転していた。そういや同じビルの1階に入っていた吉野家も、いつのまにか撤退していた。どうしたんだ?

 で、移転先のビルに行く。

 豚とイカのオーソドックスなものと、広島焼きをシェアする。

 おれが焼いたが、おれの焼き方は見様見真似(そしてNHKの朝ドラ「てっぱん!」の見真似)なので、これが美味しい焼き方なのかどうかよく判らない。自分で焼くのが楽しいという人も多いと思うが、店の人に美味しく焼いて貰って客は食うだけ、という店を探したい。大阪の「千房」はお店の人が焼いてくれるシステムだったと思うし、朝ドラの店も店の人が焼いていたよなあ。

 凄く久々のお好み焼きは、美味かった。

 ビールにグレープフルーツサワーを呑む。

 アスパラのバター炒めに牛カルビも頼み、最後は焼きそば。シェアするから足りないと思ったが、結果としてジャストな腹具合。

 で、食いながらあれこれ話す。

 Oは、日本のあれこれについての知識が決定的に不足している。卒業してしばらく国内で仕事をしていたというのに、この「大人としての知識不足」はどうしたものか?まあ、おれがシドニーに移住したらシドニーの生活知識や常識に疎いのと同じようなものだけど……おれは自分でいろいろ調べるけどなあ。

 彼は自分がメールで書いたことについての記憶も薄い様子。これは日本語が劣化しているとか日本の暮らしに慣れていないというのとまた別の話。

 そういう問題とはまた別に、本人が生きていくことについて、かなり「投げて」いる。それは病気の事が大きいので、いちがいに否定出来ることではないが、相手をする身としては、「じゃあ好きにしろよ」と放り出したくなる。まあ、そうもいかないので、「変形ツンデレ」状態で、彼に接していくしかないか。あんまり接近すると、彼の「負のオーラ」に打ち負かされて腹が立ってくる。それはお互いにとって良くないから、ちょっと間合いを取ろう。

 駅の改札まで見送って、帰宅。

 が急に便意を催したので、駅前のマクドナルドのトイレを拝借。

 帰宅して、まず風呂。

 お好み焼きを作る時に油を引きすぎて、盛大に飛び散って、アタマから油まみれ状態。

 今夜もバブルバス。しかしバブルバスって石鹸の成分は入ってるのかなあ?

 風呂から上がって、やりかけだった関西版のPOPを作り終える。

 発売前に書店廻りをしてしまうか、やっぱり発売後にするか、迷う。歩きながらあれこれ考えた方が、プロットもまとまるかも。

 なんだかんだで1時過ぎ就寝。

本日の体重:90.80キロ

本日の摂取カロリー:2732kcal

本日の消費カロリー:日常生活+540kcal/9180歩

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