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2012年12月16日 - 2012年12月22日

2012年12月22日 (土曜日)

中村勘三郎追悼・快楽亭の毒演会に行った

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「小説宝石」1月号に、短編「白い肌の女」が載っております。ひさびさの短編です。ひさびさのモロ官能です。新春の目出度い短編ではなくて、どろどろです。ま、おせちもいいけどカレーもネ、ということで、宜しくお願い致します。

 

 で、7時起床。外はまだ暗い。

 今日はMacの機嫌が悪い。メールが立ち上がらないし、仮名漢字変換がモーレツに遅い。なんか妙なプロセスが動いていて、そっちにリソースが取られている感じ。

 iPhotoもきちんと起動しないし、フリーズしてしまった。

 再起動したが症状は変わらないので、こういう時のための「緊急起動」HDDから起動して、メンテナンス。

 ついでに、ここんところ起動していなかったOSX10.7.3や10.6.8からも起動してみる。無事起動。

 ということで、メンテに2時間くらいかかってしまった。

 日記を書いていると相方から電話。昨夜の「日本橋」のことなど。相方も、玉さんや高橋恵子はよかったけど、男優陣が弱かったと。葛木役の若手はイケメンだが存在感が薄い。この役は、もっと「強い役者」がやると印象も大きく変わるのだろう。前回玉さんがやった時の相手役は孝夫時代の当代仁左衛門だった。黄金のタカタマ・コンビ。これなら対等で、摩訶不思議な泉鏡花の世界を納得させられたのではないかと思う。永島敏行は健闘していたとは思うが、やっぱり、「役を演じている」だけという感じ。こういう芝居は、それだけじゃ足りないのが難しいところ。舞台は難しい、と言うか、恐ろしい。

 外は雨。時折けっこう降る。

 たてつづけに宅配便の配達が来る。光文社から、来月発売の新刊の見本が来た。ええっ?もう?まあ、この時期に出すと年末のなんだかんだで埋もれてしまうかもしれないもんなあ。

 続いて、祥伝社M氏より、参考資料を送って戴いた。該当箇所に付箋まで貼ってくれて、行き届いた配慮に心から感謝。

 「悪漢刑事」は、かなり参考資料を読み込んで書いている。「あんな小説」でも、なるべくウソや事実誤認をしないように、調べられることは調べた上で、書いている。「海難」を大罪にした時は、参考資料のページが小さな字でぎっしり埋まるほど、資料を買い込んで読み込んだ。もちろん読んだけど使えないものもあったが、それは読んでみなければ判らない。

 今回も、それに匹敵するほどの資料を集めて読んでいるが、今回は、1度じゃ消化しきれないほどの素材を手にした。

 昨日はどうしようか迷ったが、同じテーマは1回しか使えないという法律もないし暗黙の了解もないし不文律もない。また改めて、違う切り口で扱うことにする。

 ということで、3作品分の資料が集まった感じ。

 ブランチは、パンケーキを焼き、ホイップクリームを作る。

 パンケーキは、店で食べるようには焼けない。あんなに分厚く出来ないのだ。型に流し込んでるのかなあ?

 しかし、ホイップクリームは、なかなか上出来。レモン風味が絶妙で、これはその辺の店のものより美味いぞ。誰かに食べさせたいくらい。

 勉強を続ける。

 正午を少し過ぎて、佐川急便が来る。これは集荷。iPhone4をソフトバンクの下取りに出す。前回はソフマップに売ったのだが、値段を比べるとソフトバンクの方が高く取ってくれそうなので。しかし周辺機器は取ってくれない。

 これでiPhone4とはお別れ。名残惜しい。

 

 パンケーキだけでは足りないので、カルボナーラを作って食う。インスタントのソースを使ったので、アッサリめ。

 読む本が増えたので、焦る。

 夕方、久しぶりに旧友のKから電話。年末に会おうということになる。しかしこの男は自分のことしか喋らないでこっちの様子を聞こうともしないな。

 今夜は、快楽亭の毒演会に、客として行く。勘三郎が亡くなって快楽亭から電話があって、二人で心から偲んだので、今日の「勘三郎追悼」毒演会に行くと約束をしたし。

 雨も上がったので、行こう。

 と外出の支度をしていると、快楽亭から電話。1月の録音の日取りの連絡。今夜行きますからね、と。

 なんだかんだで出るのが遅れた。

 この時点では打ち上げにも出ようかなと思っていた。

 おれが打ち上げに出ないのは、録音機材が多いのと、撤収していたら遅くなって、面倒になるから。浅草・大勝館でやっていた頃は、何度か顔を出したこともあったが、日本橋だとタクシー移動なので敬遠し、上野もねえ。

 だから、荷物がない今夜は久々に顔を出して快楽亭に勘三郎の思い出話をして貰えたらなあと思ってはいた。

 快楽亭の打ち上げでは、なんとなく、酒は飲んでもモノが食えない(頼めない)雰囲気があるので、腹が減る。なので、事前に「富士そば」でちくわそばを食べてから、会場へ。

 金を払って入場するのも久々だなあ。

 

 場内は超満員。とは言え、いくつか空席はあった。

 しかし、閉所恐怖症のおれとしては、ぎゅうぎゅう詰めで途中退席不可能な状態に、ちょっとパニック気味。というか、圧迫感を感じて息苦しい。出入り口のそばでこっそり座るという感じをイメージしていたのだ。

 前座のブラ坊さんは「権助魚」。大須演芸場ネタがマクラ。立川流除名以後に取った弟子の中で、ブラ坊さんは一番いいんじゃないか?噺家らしい雰囲気も出てきたし。

 で、快楽亭の師匠。

 すっと普通の感じでネタに入ってしまった。あれ?なんだっけ?何度も聴いたハナシなんだが。

 快楽亭の二席目もなんだっけ?うー。ど忘れ。

 で、中入りカト思いきや、なんだか高座を去りがたい様子で、談志が死んで高田文夫を連れて行けばいいのに高田文夫が途中で帰ってきちゃったから中村屋を呼んじゃった、というハナシを始めたので、どうなるのかな、と思ったら、「死ぬなら今」をやり出した。

 これが強烈で、前の二席が飛んでしまった。どうにも思い出せない。

 中入りは、トイレに立つのも大変そうな場内環境なので、行かず。

「打ち上げに行く人、手を上げて」

 と言われたが、ここで人見知りの虫が顔を出して、手を上げなかった。誰か知ってる顔が居ればと思ったのだが、客席を見渡しても居なかったのだ。というか、視界に入らなかった。

 知らない人の中で呑むのも……と思ってしまったので。

 中入り後は、快楽亭の勘三郎にまつわる思い出話。話し出せばキリがないほど、中村屋との思い出は多いはず。

「山田洋次に『長兵衛は寅さんだ』と言われて以来、中村屋の長兵衛はなんだか見下して演じてる感じがするのがダメ。今長兵衛を演らせればバクチで苦しんだ自分が一番巧い」と書いた本を中村屋に読まれて番頭さんを通して『今度演るときは心してやりますんで』と言われたが、その今度はもうなかった」

 というマクラから、「文七」に入った。今日はもしかして本寸法の「文七元結」をやるのかなと思ったら、やっぱり「文七ぶっとい」だったが、人情噺の部分では、泣きましたね。泣きましたよ。近江屋の主人より、佐野槌の女将の人情に泣ける。

 ラストは短くまとめて、終了。

 トイレに寄りたかったが、混んでいたのでパス。

 ちょっと腹が減ったので、「すしざんまい」で寿司、と思ったが、混んでいたのでパス。

 「餃子の王将」は席があったので、入る。チャーハンとトリカラ。

 帰路、上野公園のイルミネーションがキレイだったので、しばし見物。

 上野公園は好きだ。と言いつつ、近所なのに、もっと来て散策すればいいのに、あんまり来ないねえ。

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 JR上野駅まで歩き、常磐線で北千住。

 急に腹が痛くなってきたが、駅のトイレは汚いからなあと思っていたら、痛みは引っ込んだ。

 歩いて帰宅。

 テレビを観る気がせず、新聞を読み、くーたんを抱っこして遊んで、0時過ぎに就寝。


 しかし全米ライフル協会は「有意義なコメントを出す」と言いながら、「学校に武装警官を配置せよ」というクソみたいなことしか言えないのか。こういう連中の頭の中は、アメリカも日本も同じだね。あきれ返る。

 マサチューセッツでは教会のクリスマスの飾り付けをしていた女性他男性2人が射殺された。車を走らせながらの無差別銃撃。

 銃が野放しだと、こういう犯罪は止められないんだぞ。

 日本は原発推進派が元気になってきて、アホのアベはそれに押されている。公明党に頑張って貰うしかないが、次の参議院選挙の結果次第ではうるさい公明党を切って単独政権になるかもしれない。そうなるとアベと右の連中の本領発揮ってことになるぞ!

 日本人はアメリカを嗤ってられないぞ!

本日の体重:また計るのを忘れた

本日の摂取カロリー:3023kcal(こんなにはいっていないはず)

本日の消費カロリー:日常生活+355kcal/5956歩

2012年12月21日 (金曜日)

玉三郎の「日本橋」を観たが……

 8時起床。

 本日は日生劇場で玉三郎の泉鏡花「日本橋」を観る。連日の観劇。

 

 それまで仕事。資料本を読み込む。

 ある件について、正確な数字が記載された資料がないものかとひっくり返すが、見つからない。その数字を見た記憶は、勘違いだったのか。

 で、かなりの資料を買い込んで読んでいると、とても貴重な本にぶち当たった。

 読み進むと、今回の企画を変更した方がいいんじゃないか、設定を変えた方が書きたいテーマを強く出せるんじゃないかと迷う。

 激しく迷う。う~ん、どうしよう。

 冷蔵庫の下に潜り込んでしまったネズミのオモチャを引っ張り出す作戦を敢行。掃除機で吸い出そうとするが、ダメだった。後はミニ熊手みたいなもので掻き出すしかない。そういうのは園芸用品になるのかな?

 で、資料本をけっこう買い込んだのだが、新刊がなくて古書でしか手に入らない物も多い。

 アマゾンで探して買ったのだが、中古書店はメール便とかを使うのですぐ出荷しても到着が遅い。おれはメール便への信頼がないので到着しない可能性だってある。ましてや今は年末だから余計にそうだ。

 で、アマゾンの古書でも、アマゾンが発送してくれる業者がある。この場合はビックリするほど早く届くアマゾンと同じだから信頼出来るし、早く手に入る。

 というわけで、一度注文したものだがキャンセルして、別の、アマゾンが発送代行してくれる業者に注文し直した。

 ところが、キャンセルを出した業者から入れ違いに「出荷しました」というメールが来たので、ならば同じ本は要らないから、後から注文を出した業者をキャンセルした。なのに、それからすぐに最初の業者から「返金処理をしました」メールが届いたので、話がややこしくなった。後の業者に「やっぱり送ってください」とメールを出し直したのだが、後の業者からも「返金処理しました」メールが来たりして、なんだか本の注文とキャンセルのパイ投げ状態に。

 こういう事は、妙に焦ってはイカンということですな。

 ブランチは、ご飯を温め、ベーコンエッグを電子レンジで調理。「レンジで焼き物が出来るアレ」を重宝している。煙が出ないのが宜しい。

 

 午後も勉強。

 

 16時すぎに支度をして外出。

 昨日と同じく日比谷線北千住のプラットフォームで相方と待ち合わせて、日比谷へ。

 車中、昨夜の菊五郎の佐野次郎左衛門は県議会議員というか田舎の名士が恥をかかされて怒り狂ったって解釈だよねと話す。それで考えると、ひたすら腰が低くて八ツ橋の顔色を窺う吉右衛門の解釈というか播磨屋の型の方が可愛そうで泣けるのだ。

 日比谷も、三信ビルと三井ビルが取り壊されて、どーんと空き地が出来て広々している。このまんまだと皇居も見えて、いいのになあ。

 ファーストキッチンで夕食。茄子とベーコンのスパゲティだけでは足りないので、ベーコンエッグバーガーも食べる。あれ・今日はベーコンばっかり食ってるなあ。

 で、日生劇場へ。この「日本橋」はソワレが3公演しかない。あとはみんなマチネー。おばさんにターゲットを合わせてるのね。

 この劇場は、前にも来たはずだが、記憶が薄い。あれ?初めて?

 曲線に飛んだ、とてもいい感じの劇場。1963年竣工だから、もう老舗だよなあ。こけら落としがベルリン・ドイツ・オペラというのが凄い。1500しか席がないのに、今はもっと減らしているが。

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 二人の芸者・お孝と清葉、二人の男・葛木と五十嵐が織りなす人生模様だが、正直言って、この芝居、よく判らない。

 というか、高橋恵子演じる「控えめだがしっかりした芸者清葉」と別れた医学者・葛木が玉三郎演じる芸者・お孝と恋仲になるが、葛木は自分を学校にやるために犠牲になった姉のことを想うがあまり失踪した姉を追って自分も出奔。お孝はそれが故に心を病んで……という展開がよく判らない。いや、筋書きとしては判るのだが、芝居として見ていると、感情的にどうにも入り込めないバリアがあって、そこから先に進めないのだ。

 二幕目まではとてもいいのだ。明治の情緒や生活感が濃厚に伝わってきて、この世界に引き込まれる。

 清楚で控えめな清葉を演じる高橋恵子もいいし、対照的な玉さんの気っぷのいいお孝もいい。医学者・葛木がちょっと弱い気がするし、五十嵐がただのダメ男にしか思えないし……。

 が、姉の犠牲の上に自分があるという思いが強い葛木が、出家して……というあたりから、どうにもついて行けなくなる。

 なんというか、この葛木が医学者としての地位も名誉も捨てて姉に殉じる(も同然。そんなことをしてもお姉さんは喜ばないんじゃないかという葛藤がない)についての説得力が弱いというか、ぽーんと飛んでしまう感じ。

 それが泉鏡花なのかもしれないが……。玉さんの泉鏡花の芝居はいろいろ観たが、どれもおれの理解を絶していた。設定が奇怪な「海神別荘」はもちろん、「天守物語」「夜叉が池」「高野聖」も「山吹」(これはある意味判りやすかったが……マゾじじいの話を歌舞伎座でやってもいいのかとは思った)も、ちょっとなあ。

 ラストは、椿姫かトスカかという感じ。ラストには音楽がどどーんと流れて欲しかった。

 このお芝居には、芸者・清葉が奏でる笛の音だけが音楽。

 

 このお芝居は新派の古典的名作と言われているし、上演回数も多いから、この世界は多くの人に愛されているのだろう。しかし……。

 芝居の後、日比谷の街をそぞろ歩く。

 イルミネーションを写真に撮ったが、どれもブレてしまたので小さいサイズでごまかします。

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 丸の内ブリックスクエアという一角が素晴らしい。

 日比谷や丸の内は洗練された大人の街で、実に素晴らしい。落ち着きがあるのがいい。こういう雰囲気は新宿や渋谷には絶対にない。オッサンになったせいもあるのだろうが、こういう雰囲気をおれは愛する。

 しかし、この一角を歩いていると、世の中が不景気で経済が宜しくないというのが信じられない。超高級ブティックが並んでいるし、人々もリッチそうだし、カフェやレストランは満員だし。

 と、歓声を上げながら走って行く「サンタさんの集団」を発見。なんじゃこりゃ?この写真じゃよく判らないが。

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 大手町まで歩いて(けっこう距離があった)、千代田線で帰ってくる。

 小腹が空いたので、北千住東口のガストで、キノコ雑炊などを食べて、相方と喋る。

 相方も、似たようなことを考えていたが、「アイーダみたいな終わり方だ」と。

 しかしもう、玉さんの泉鏡花は、いいかな。

 帰宅したら0時を回ってしまった。今夜は「タモリ倶楽部」はお休み。

 くーたんに晩ご飯を出して、夕刊を読んで、1時30分、就寝。

本日の体重:計るのを忘れた

本日の摂取カロリー:2487kcal

本日の消費カロリー:日常生活+α+485kcal/8290歩

2012年12月20日 (木曜日)

音羽屋の「籠釣瓶」を見た

 8時起床。

 朝のモロモロのあと、仕事開始。と言っても、資料本を読み込む。

 ふと思いついて、冷蔵庫の下を覗き込むと、ネズミのオモチャが隙間に挟まっていた。

 指を突っ込んでも取れない。割り箸でも掴めない。指揮棒に両面テープを貼っても、引き出せない。

 う~ん困った。このまま放置しても、直ちに支障が起きるとは思えないが……気持ち悪い。熊手みたいなのを勝ってくるしかないのか?

 冷蔵庫を傾けられればいいのだが、一人じゃ危ないし……。

 ブランチは、昨日、曳舟のデリで買った「鎌倉ハムのボローニャ・ソーセージのマスタード焼き」で。う~ん、あんまり美味しくなかった。

 食後、「孤独のグルメ」をきちんと見る。「甘味を食べつつのミニドラマ」はわかば堂で撮ったのね。

 ケーキを選ぶのに、えらく難しそうな顔で真剣に選ぶのが微笑ましいし、相手役のとよた真帆に何か言われてもマジな反応をするのが、こうなると可愛いのよね。

 それにしても、五郎さんは美味そうに食べるなあ。

 玄関向きのショットでは雨が降っていたから、数日かけて収録したのだろうか?北千住や千住大橋を歩くショットは晴れているので、2日がかり(かそれ以上)のロケ?

 

 今日は、新橋演舞場の十二月大歌舞伎・夜の部を見る。菊五郎・菊之助が初役で挑む「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」。この芝居は吉右衛門・福助、幸四郎・福助、勘三郎・玉三郎で見ているが、音羽屋がそれぞれ初役だとは意外。というか、音羽屋に縁が薄い芝居だったと。播磨屋の物、という感じだったのか。

 初めて見たのが吉右衛門のものだったので、一番印象に残っているし、これがこの芝居のスタンダード、という感じになっている。吉右衛門の次郎左衞門は人柄はいいが田舎の醜男のコンプレックスを一番リアルに表現していると思うし、幸四郎は、怒りの表現がドキリとするほど恐ろしかった。なんせ八ツ橋に飛びかかって斬り殺すんだから!

 勘三郎は、この人だったらいくら醜男でもモテモテなんじゃないかと思ったが……正直なところ、玉三郎の八ツ橋に集中していたので、勘三郎の記憶が薄くなってしまった。ま、これはシネマ歌舞伎として残っているから、何度でも見られるが……。

 夜の分とは言え、16時開演なので、昼過ぎには出かけなければならない。

 14時20分頃、出発。

 「孤独のグルメ」に出てきたわかば堂やライカノは、この時間は普通の入りだった。

 北千住も、急激に新しい店が出来た。昔ながらの古い店との新陳代謝が激しい。おれが酒飲みだったら、新規開拓にイソシむところだが、なにかイベントがない限り呑まないからなあ……。

 14時50分に、日比谷線北千住駅のプラットフォームで相方と待ち合わせ、東銀座へ。

 今日の食事は弁当ではなく、新橋演舞場の食堂を使うことにして、2000円の幕の内を予約。

 席は二階の右サイド。花道がとてもよく見える。今までは左サイドを取ってしまったりしたので、花道がほとんど見えなかった。花道を見せるテレビモニターがついてはいるが、演舞場は安い席はダメ。

 客席で、オニギリを食べる。

 朝日の劇評では、菊之助の八つ橋は絶賛に近く、菊五郎の次郎左衛門は「直侍のようだ」と書いてあった。正確に思い出せないが、直侍のように恰幅があるというような表現だった。しかし直侍って、そんな役だったっけ?

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 菊之助の八ツ橋は、美しい。

 菊五郎の次郎左衛門は、なるほど恰幅があって重厚で、田舎の成功した絹商人というより村長か大地主みたいにどっしり構えている。その地方で人望も厚く、尊敬されているような人物。そんな人が満場で八つ橋から縁を切られて恥をかかされるのだから、怒り心頭、という展開を狙ったのだろう。

 相方の評価は厳しかった。

 玉三郎の八ツ橋は、板挟みの苦しさと自分の身が自由にならない哀しみに溢れていたが、菊之助はそうではない、と。

 菊五郎も、恥をかかされたエライ人の怒りで、哀れさがないと。

 う~ん。そうかもしれない……。

 特に菊五郎はそうかもしれない。吉右衛門の次郎左衛門だと、大いに同情したくなるのだが、菊五郎の造形だと、「そこまで金も地位も人望もあるんだったら、笑って流してこそ」と思ってしまう。

 あの名台詞「おいらん、そりゃアちとそでなかろうぜ」で、かなり切迫した声で、そういう男の真情を吐露する、という手もあったかもしれない。つまり、体面というか世間体だけで怒り心頭というのではなくて、年を取ってから初めて遊びを覚えて心底女に惚れ込んでしまった哀れな男の姿をさらけ出す、という形。これならこれで落差がついて、悲劇性が増すかもしれないし、感情移入も出来るかもしれない。

 ひどいフラれ方をして、ツレにもバカにされて、体面を汚されて恥をかかされたから復讐に走る、というのも大いにあるとも思うが……。だったらやっぱり、「そでなかろうぜ」のセリフに弱さとか脆さがあってほしかった……。とどめを刺すほど怒っているんだから、なおさら……。

 初役だからなあ。もっと再演を重ねれば、音羽屋の型が決まってくると思うんだが。

 「籠釣瓶」の後、休憩。2階の食堂で。2000円の幕の内だと、ちょっと寂しいね。

 喋っていたら予鈴が鳴ってしまったので、慌てて客席に戻る。

 「奴道成寺」。三津五郎の踊りを堪能。

 終了は19時30分。いつもより一演目少ない感じだが、21時を過ぎる終演より、これくらい軽い方が、有り難い。4時間以上の上演は、見る方もけっこうシンドイ。

 近くのカフェ・ド・クリエでお茶をして、相方と打ち合わせ。

 21時過ぎに帰宅。

 章割りに手を入れて、まだまだ不完全だが、相方に送る。

 風呂に入る。

 くーたんを遊ばせながら、夕刊と朝刊をじっくり読む。

 1時近くなったので、寝る。

本日の体重:計るのを忘れた

本日の摂取カロリー:1996kcal

本日の消費カロリー:日常生活+α+339kcal/5804歩

2012年12月19日 (水曜日)

調べ物して、テニス

 7時過ぎ起床。

 朝のモロモロを済ませて、電話で相方と打ち合わせ。章割りでいろいろ曖昧だった部分を固めていく。

 ブランチは、ご飯を炊いて、卵かけご飯とインスタント味噌汁。こういうものを食べていると低カロリーなのよね。

 昨日の打ち合わせで出た変更点あれこれについて、変更できるかどうか歴史的ツジツマを調べる。

 が、ハッキリ書いてある資料が出て来ない。専門の論文とか関係者のみが読む会報のような物を当たらないといけないかも。

 調べていると、祥伝社新書で出ているものがあったので、M氏にメールして送って貰えないか頼む。

 するとすぐに返事が来て、それ以外の資料本も送って貰えることに。有り難い。

 章割りに書き足して、全体像をハッキリさせておこうと思うが、こっちはなかなか進まない。

 その代わり、と言ってはナンだが、ネットにかれこれ書き込みをする。

 ずっと考えていることだが、原発推進派が常套句のように使う、「都会で電気をジャブジャブ使ってるのに反原発なんて言えない」というフレーズ、これに大いに疑念がある。推進派はバカみたいにこれを繰り返すが、果たしてそうなのか?正しいのか?

 おれはあまり出歩かないから電車にも乗らない。それだけ電気を使っていない。家で仕事するからテレビはあまり見ない。Macや周辺機器は使うが、この消費電力は微々たるものだ。エアコンは付けっ放し状態だが、1台しかない。広い家で何台も使っている金持ちとは違う。しかも新式の省エネタイプ。

 うちは古い建物を大改造してガスを廃してオール電化にしてしまった賃貸なので、その分電気は食っているが、一人暮らしでお湯もそんなに使っていないし圧力鍋や保温鍋を使うので、IHクッキングヒーターもそんなに使わない。

 こんな状態でも、「反原発を叫ぶ資格はない」のか?

 じゃあ原発推進派は、「自分たちは推進派だから電気をジャブジャブ使う免罪符を手にしているのだ」とでも思っているのだろうか?

 電気に頼る社会構造になっているのは間違いないが、推進派に適確な反論は出来るはずだ。自分の言葉でちょっと考えてみよう。他人の受け売りしか出来ない連中が小馬鹿にするような顔で「電気使ってるんでしょ?」と言って来た時に、ガツンと言い返してやりたいので。

 テニスの時間になる。

 このまま部屋の中でぬくぬくして、仕事していたいが、休み癖が付いてしまうのもイカン。

 頑張って外出。外はえらく寒い。

 小腹が空いたので、北千住駅の「小諸そば」で、盛りそばとミニかき揚げ丼のセットを食べる。こう書くと、北山悦史先生から「ヒヤヒヤするよ」と言われてしまうのだが……。

 で、テニス。途中までバックハンドの調子がよかったが、失速。

 コーチとの試合では、球がよく見えて、前衛が触らなかった球をよく捕球してラリーが続き、勝てた。これはなかなか気持ちがいい。しかし、おれが前衛になった時は、ボレーにミスが出て自滅。

 生徒同士の試合では、組んだ相手が巧いので勝てたが。

 プールで泳いだが、左太腿が痙りそうになったので、途中で止めて、上がる。

 ゆっくり風呂に浸かる。露天風呂はさすがに寒い。けど、湯に入ると温か(当然だが)。

 テニスバッグに入れたはずの着替えのパンツが、ない。穿いてきたのは汗だくになっているので穿き直したくない。仕方がないのでノーパン状態でジーンズを穿く。

 帰路、イトーヨーカドーのフードコートで、ネギトロ丼を食べる。ここんとこ、魚を全然食べてなかったので。

 帰宅して、くーたんと遊ぶ。ネズミのオモチャを出したが、またしてもどこかに行ってしまって紛失。部屋の中にはあるはずなんだが。前回の引っ越しで、食器棚の裏から埃まみれになって大量のネズミのオモチャが発見されたから、今回も……。でも、当分引っ越す気はないぞ。

 「マツコ&有吉の怒り新党」は、怒りのお便り特集。まあ、大盛りカレーを頼んでおいて配分を間違えてご飯を残してしまう奴には腹が立つけどなあ。わざわざ投書するほどではないけど。

 眠くて眠くて、もう意識が朦朧としてきたが、チャンネルを変えて、「孤独のグルメ」。録画はしているのだが、すぐ見たい。今回も、お店に入ったところから。

 今回は北千住。汁なし麺が紹介されるというので、どこの店かと思ったら、タイ料理のライカノだった。ここは北千住では有名な店。

 しかし、おれはタイ料理が苦手。ハッキリ言えば、嫌い。「ビルマの竪琴」のロケでタイに2週間居たのだが、その時食べた料理で参ってしまった。

 パクチーとかレモングラスの匂いがダメ。生理的に受け付けない。

 そして、「すっぱ辛い」のもダメ。どうしてもダメ。慣れたら美味しいと言われたし、日本に戻ってからも何度も食べてみたが、どうしてもダメだった。酸っぱいなら酸っぱい、辛いなら辛いのでいってほしい。すっぱ辛いのは、なんか、饐えた感じがしてしまう。多くのタイ料理を愛好する方々には申し訳ないが。

 タイで食った時には、外米のあの強烈な匂いにもショックを受けた。日本だったらあの匂いはないとはいえ。

 だけど、五郎さん、今日も美味そうに、たくさん食べてたなあ。実際、美味そうだった。

 今回、咀嚼音が大きかった。芦川さんに指摘されてから注意して聞くようになったのだが……前回は抑えてあったが、今回はかなり強く入っていた。

 ガンマイクで狙って録ったのか、後から音を足しているのか……。チキンを骨から毟り食うところとか、かなり強調していた。まあ、おれは、これはこれで「美味しさの表現」だと思ってあまり気にならないのだが。クチャラーとかとはまったく別なんだし。

 しかし五郎さん、よく食べますなあ。おれでも、汁なし麺とデザートのプリンみたいなのは無理だ。おかずだって一品多い感じだし。

 タイ料理……美味そうではあるんだが……。

 毛布にくるまっていたら、くーたんがやって来て、毛布の端で寝そべっていたので、しばし抱っこ。

 

 1時前に就寝。

本日の体重:90.40キロ

本日の摂取カロリー:2139kcal

本日の消費カロリー:日常生活+702kcal+230kcal/3779歩

2012年12月18日 (火曜日)

新刊打ち上げ&新作打ち合わせ

 8時すぎ起床。

 天気は思わしくないが、自分でこぼしたビールで濡れたジーンズなどを洗濯。急に手の力が抜けた原因を究明しないとイカン。

 新聞を読むとユーウツ。小選挙区なんだから、シーソー・ゲーム。なのに民主党は解党間近みたいな論調。まあ、あれだけボロボロと脱党者が出れば無理もないか。そんな程度の奴を当選させたツケだと思うしかない。で、脱党者はほとんどが討ち死にしたんだから、いい気味だ。なかには本気で、自分の信条と違うから、という議員もいただろうが……。

 立川談之助師匠が、「この選挙は松下政経塾が親の七光りに負けたって事でしょ。つまり落研がこぶ平に負けたわけだ」(要旨)とミクシィに書いていて、ナルホド!と膝を打った。さすがに上手い事言うなあ。

 前回、大敗しても、自民党解党、みたいなハナシは出なかった。あの時は自民党から脱党者がボロボロ出たのだ。それ以前にもボロボロと出ていたけれど、今回みたいに惨めな感じにはならなかった。ということは、自民党は「制度として存在する」感じってことなのかなあ。何はともあれ続いていく、と言うような。しかしま、そう思っていた徳川幕府も潰れる時は潰れるんだし。

 まあ、そんなことより、原発のことが心配。いずれは再稼働するのは仕方がないとは思っているが、その基準が大幅に甘くなって、活断層の問題が曖昧にされそうなのがイヤ。そして、新規建設が認可されたら、おれも毎週金曜の国会デモに馳せ参じるぞ!

 で。

 新作の章割りを考える。いろいろ見えては来たが、エンターテインメントとしての作り方がある。そうするためには……。

 ブランチは、ベーコンとキャベツのスパゲティを作って食べる。ペペロンチーノ風にすべきだったのに、唐辛子を入れるのを忘れてしまった。それでもまあ、美味い。

 午後も章割り。

 近所の和菓子屋でおにぎりを買おうと思ったら、お休み。コンビにまで歩いて、おにぎりとカップヌードル・ミニを買うが、食ったのはおにぎりのみ。

 で、いろいろと閃いて、ダダダと書く。

 一気にドカーンと思いつくのではなく、小出しに出て来るので、今日の打ち合わせに持っていくためのプリントアウトを何度も刷り直す。

 早めに出発して、くーたんの好物・猫用カニカマを買って、打ち上げ&打ち合わせ場所の、北千住東口「五月家」へ。祥伝社の打ち上げはずっと神保町界隈の店だったのだが、今回は北千住にして貰った。

 おれが席に座ろうとしたところにS編集長にM氏が到着。

 S編集長は大御所のM先生主宰の熱海一泊忘年会に引き続いて。この時期、飲み会のスケジュールがびっしりらしい。大変な職業だなあと思う。というか、酒が飲めないと務まらないし、健康が心配だ。……そんな事を言うなら、締切をビシッと守るのが一番だとは思いつつ……。

 少し遅れて相方も到着して、開始。

 軽く、とは思いつつ、この店に来たら、すき焼きの香しい魅力には抗しきれない。

 前菜を摘まみつつ、持参したプリントアウトを検討。S編集長からの提案は、まったくその通りだったので、取り入れることにする。敵役の設定とキャラ立てはエンターテインメントには必須だ。

 これで骨格がスッキリハッキリした。

 後は飲み食い。すき焼きは、美味い。年に数回食べるご馳走の座は揺るがない。

 で、話題に出るのはやっぱり今度の選挙のこと。

 民主党にもっと結束力があれば、胆力があれば、とどうしても思うなあ。一刻も早く文化系サークルから脱皮しないと。

 

 22時前に、解散。

 帰宅して、くーたんと遊んで夕刊を読んで、0時ごろ就寝。

 夢の中で、別の「新作プロット」をしきりに検討していて、疲れた。

本日の体重:90.60キロ

本日の摂取カロリー:2103kcal

本日の消費カロリー:日常生活+α

2012年12月17日 (月曜日)

気功やって忘年会

 7時前起床。

 朝刊を読む気にもならず、テレビも見る気にならない。

 ま、小選挙区だから、この結果は仕方がない。前回は立場が逆だったんだし。というか、自民に対抗する民主を含めた勢力が票を食い合って、最悪の結果に。第3極って、自民党を勝たせるための大きな仕掛けだったと言われても仕方がない。

 しかしマスコミの「手のひら返し」は凄いね!

 こうなると今後は、連立を組む公明党のリベラル的な考え方に期待するしかない。ここで決裂して連立解消とかいう事態になったら、新政権はマジでやばいぞ。まあ当分は安全運転するんだろうけど……これで参議院選挙で勝っちゃったらアベは天下取った気分で爆走し始めそうで、怖い。

 で、参議院選挙では自民は勝てず、ねじれ状態は続くのではないか?衆議院での再議決は、そうそう使えない。それは小泉政権の時、そうだったし。

 で、本日は昼過ぎに外出しなければならない。それまで仕事。

 「悪漢刑事10」の章割りをもっと煮詰めなければ。

 資料本を読み返す。

 ブランチは、パンケーキを焼く。

 今回はフライパンの温度設定に気をつけた……つもりだったのに、逆に失敗してしまった。焦げ焦げのパンケーキ。しかも裏返しに失敗して形も崩れてしまった。

 スーパーで買った安いメープル・シロップで食べると、それでも、そこそこ美味い。それと、ベーコン・エッグ。

 結局、考えがまとまらないままに、時間が来てしまった。

 13時過ぎに外出。

 お金を下ろし、人形町の書店に寄ってPOPを渡し、浜町へ。

 雨が降ってきた。

 

 14時30分から気功。

 集まり悪し。早見さんと芦川さんは体調が悪そう。過労だろうか?

 大師匠の北山先生に全身のツボを教わったが、超高速で教えてくれたので、130箇所のうち20箇所しか覚えていない……。

 

 17時過ぎに終了して、赤坂へ。今回の忘年会は、以前は浜町に店があった、力士料理の「富風」。ここは本当に美味しくて、ビル建て替えで移転してしまったのがとても残念だった。

 で、移転した赤坂に参上。

 忘年会から参加の相方が先に到着していた。

 

 例によって食べきれないほど美味しいものが出て来る。

 モロキュウの味噌が美味い。

 牛タタキが美味い。

 トリカラがこれまた美味い。

 ちゃんこ鍋は醤油味と塩味の両方。

 塩味の残ったスープにチャンポンの麺を入れたりご飯を入れて雑炊にしたり。

 で、おれはのっけのビールを注ぐ時に、何故かビール瓶を落としてしまってテーブルを洪水にしてしまった。

 少し前にもお茶の入った湯飲みを落として早見さんの足に熱々のお茶をかけてしまったことがある。瞬間的に握力が無くなった。なんだこれは?脳の問題か?ちょっと不安。来年早々に脳ドックを受診しよう。

 食い意地が張っているおれは、雑炊とチャンポンの両方を食べ、堪能。美味い。

 今夜の「富風」は、バイトくんが休んでしまって、大将が一人で切り盛り。だから2時間を過ぎても全品出て来なくて、2次会のカラオケの開始時間が過ぎてしまった。

 雨の中、カラオケ「747」へ急ぐが、確たる場所を誰も判っていない状態になって、右往左往。完全におのぼりさん状態。

 しかし、なんとかなって、無事到着。

 2時間、歌いまくる。

 最近おれは、カラオケに表示される歌詞をじっくり読んで鑑賞することが多くなった。なかなか凄い歌詞があったり無意味な歌詞があったりして面白い。今夜は歌わなかったが、谷村新司の書く詞はなかなか凄みがあって深い。

 で、画面を見て感慨に耽っていたら「何ボーッとしてる!」と怒られてしまったwが。

 で、宴もたけなわのところで、時間。赤坂のカラオケは高いので延長なしで終了。

 いやしかし、宴会シーズン真っ最中で、会場を押さえてくれて下見までしてくれた幹事さんに大感謝!

 新宿に流れる一行と別れて、赤坂から千代田線で帰宅。

 待ち兼ねていたくーたんの機嫌を取り、ご飯を出し、風呂。

 風呂上がりに夕刊を読んでいると、2時になったので、慌てて寝る。

本日の体重:90.30キロ

本日の摂取カロリー:2534kcal

本日の消費カロリー:451kcal+572kcal/9780歩

2012年12月16日 (日曜日)

ハマカーンが優勝!……

 9時起床。

 それでも寝不足。

 洗濯とか、朝のモロモロを済ませてから、投票に行く。

 今回は、ほんと、棄権しようかと思ったくらいだが、唯一の意思表示の機会を捨てるのはもったいない。

 

 引っ越して初めての、新しい投票所。行列が出来ていた。どの報道も「投票率低下!」と書いているのに。しかしミクシィには多くの人が「投票所には行列」と書き込んでいる。おれの実感としても、こんな行列は初めてだし、後ろに並んだ婆さんが「こんなの初めて」と言ってたくらい混んでたぞ。それでも低投票率だったのか?ホンマか?

 小選挙区制だから、与党に満足できなければ野党に入れるのが常道。だから、アベでなければ自民党でもいいかと思ったが、アベだけはイヤ。絶対にイヤ。あの頭が悪そうな口調とゴム仮面みたいな顔がイヤ。もちろんあの男の思想信条もイヤ。

 小党林立の第三極諸政党に入れても死票になるだけだし……と、熟慮の上、反自民の意志を貫いて、民主党に入れる。まあ、負けるだろうけど。

 都知事も、猪瀬直樹の当選は確実だろうから、圧勝させないためにも、宇都宮さんに入れる。しかし、弁護士に都知事が務まるとは思えない。作家に務まるのか?という声もあるが、イシハラは作家と言うより政治家だったし、青島さんは見事に務まらなかった。猪瀬は副知事としての経験と実績があるからなあ。

 ま、間違ってもトクマやマック赤坂が当選することはないだろう。

 投票した後、「富士そば」で盛りそばとミニかき揚げ丼のセットを食べて帰宅。

 その後、所用があって南浦和に出かける。

 東武線の新越谷経由で行く。

 出かけた先では、地元の書店と神社にお参りすることが多い。

 駅前書店には「ざ・りべんじ」と並んで「ざ」三部作が揃って平積みしてくれていた。しかし今日はPOPを持って来なかった。

 で、南浦和と言えば、駅の近くにある「氷川神社」が結構有名。ここは狛犬ではなく、雉がいる。

Img_0967

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 お参りする。

 境内を散策するヒト、多し。

 ここだけ小高い丘になっていて、周囲はマンション。ここだけ丘になっている、というのがとてもいい感じ。きっと整地されずに残されたんだろうなあ。

 所用を済ませた後、地元にあるスーパー銭湯に行くつもりで準備してきた。足を伸ばして湯に浸かり、ここ数日の新刊挨拶回りの疲れを取ろうと。

 事前の調査では、市民ホールの少し先に「みなと湯」というスーパー銭湯があると。たしか以前に行った気がするのだが……。

 が。

 行ってみたら、潰れていた。

 なんだよ、これは。事前にここのサイトも調べてきたのに。潰れたならサイトもその旨書き換えておけよ!

 これからは事前に電話を入れてから行くことにしよう……。

 風呂に入るつもりだったから髭も剃っていなかった。

 それに、今日は暑い!体感で20度はある感じ。ダウンもどきのコートを着ていると暑い。しかし下は半袖Tシャツで、脱いでしまうと寒いし……。

 駅に向かって歩いて、「ガスト」に入り、カキフライとハンバーグのセットを食べる。

 で、南浦和駅に戻って、京浜東北線で帰ってくる。

 帰宅したら、疲れた。

 買ってきたシュークリームを食って、「THE MANZAI」を見る。おれは「NON STYLE」が一番面白い(とにかく速いテンポでギャグを繰り出す)と思ったが、審査員のラサール石井は「手数よりもネタの磨き方を評価した」と言っていたのにはナルホド、と思った。ネタのユニークさでは「アルコ&ピース」が面白かったが、2つめも同じ発想のネタだったが残念だった。

 M-1と違って、この番組はあまり審査員に喋らせない。でも顔ぶれにはオール巨人も入っていて、その意味では公正な審査だと思う。このクラスになると、見る目は信頼出来るし。

 で……。

 案の定、とは思ったが、ここまで自民党が勝つとは。

 まあ、民主党が情けなさ過ぎたとはいえ。

 小沢が作って小沢が壊した民主党政権。

 鳩山政権時代に、スキャンダルで追われた小沢をみんなで庇っていれば、党内野党になってすべてをぶっ壊す事にはならなかったのだろうか?

 とにかく、民主党のバラバラぶりはひどかった。連立政権なのに国民新党の方が柔軟だったって、おかしいじゃないか!

 小沢の一連の裁判は、自民党が仕掛けた「小沢失脚作戦」だったと思う。それは多くの政治家も判っていたと思うのに、どうして民主党は党として小沢を庇おうとしなかったのかは、疑問ではあった。同志と思うなら、党が一丸となって庇い、妙な工作を仕掛けてくる自民党やその背後の輩を攻撃するべきだった……。

 しかし……体質の問題があったんだよねえ。政権を取ってからの小沢は、かなり独断専行がキツくて、不平不満があったし。それにやっぱり、旧民主党と小沢一郎は体質がまったく合わなかった。水と油。大学のゼミというかナンパな文化系サークルに体育会系のやり方を持ち込んだんだから、拒絶反応は出る。

 ただやっぱり、どう考えても、民主党は政党の体をなしていなかった。これが最大の敗因だろう。議論はあってもいいが、党としてまとまらないというのは致命的。自民党だって意見が違って党内野党的な動きが出たこともあったが、最後の最後では求心力が働いてまとまった。しかし民主党は、「自分の信条とは違う」という理由でぽろぽろ離党してしまう。

 なんじゃこれは、である。

 結局、政権交代バブルが発生して、民主党になんの愛着もない師弟関係も人間関係もない連中が立候補して当選したのが原因だったのか。

 そういう離党した連中は、かなりの確率で落選したから、いい気味だ。政治家としての責任の感じ方が違っていたとしか思えない。

 しかし、民主党が再生するには、自力で、党内の意識変革をして、青臭い「政治マニア」の集まりを脱して、実務型の集団に変身しなければならない。

 ここまで負けたら、彼らも、何が悪かったのかよく判ったんじゃないか?

 ハトヤマは、自分が作った党なんだから人一倍、民主党に愛着はあっただろうが、この人は基本的に政治家に向いていなかった。弟の方がはるかに政治家だ。

 というか、祖父の鳩山一郎自体、戦前の政治家の残党だし、政党政治を破壊した一人だとも言えるんだし……。

 しかし、自民党は歴史上屈指のひどい野党だった。少なくとも戦後においては最悪だったんじゃないか?

 政権与党の足を引っ張ることしか考えてなかった。だから大震災の復興が遅れたと言える。

 で、こんな事が繰り返されたら、戦前の政友会と民政党の争いとまったく同じになって、大変なことになってしまうだろう。

 まあ、福田政権や麻生政権の時に、民主党も解散解散と叫ぶだけだったから、趣意返しをされたようなものだが。

 その意味で、森元首相が言った「お互い与党も野党も経験したんだから、その経験を生かさねば」と言う言葉を噛みしめて欲しい。有権者としては、ほんと、マジでそう思う。

 原発は、理想を言えば、即時ゼロだけど、それも無理だろうから、厳格に安全性が確認された原発は再稼働させて、40年で廃炉というのを厳格にやって欲しい。再稼働は織り込み済みだったから、自民党政権になったからすべてが駄目になるとは思えないが、だからと言って新規や増設、ということがあってはならない。大間なんか、原発が動き出したらブランドの「大間のマグロ」はどうなるんだ?

 しかし、こんなに議席を取ってしまったら、あのアベのことだから調子に乗って右旋回のバカな事をやり始めそうなのが怖い。早速、憲法改正について具体的に動き出すとか言ってるし。

 何が何でも憲法を改正してはイカンとは思わない。憲法が出来て60年以上経っていろいろ激変しているんだから、それに合わせた改正はあっていいと思う。しかし、その基本理念は絶対変えて欲しくない。

 主権在民、平和国家、人権尊重。

 この3つは譲れない。

 天皇の地位が曖昧なのを、きっちり「国家元首」と規定してもいいとは思う。名称の変更だけかもしれないが、自衛隊を国防軍と名前を変えるのには抵抗がある。この方面については、名前の歯止めがある、と言うのは大きなことだと思うから。昨夜のYの言葉そのもので、日本人はズルズルと行ってしまう国民性があるから、歯止めは幾つもがっちりやっておいた方がいい。

 そんなこんなで、失望した。これほど失望した総選挙もなかった。

 まあ、当選目当てで離党して新党に走った連中が軒並み討ち死にしたのには喝采したが。やっぱり、そういう自己保身というか、当選だけ、というのは見透かされてしまうのだ。

 維新の会は、まだらボケの暴走老人・イシハラと橋下市長が、いつ仲違いするのか、それが見物だ。維新の会も、旧たちあがれ日本の老人たちと手を組まずに、みんなの党と組んでいた方が、政策もスッキリしたし、無理な言い訳をしなくても良かったのに。

 

 これで、ゴチャゴチャある小党が整理されてスッキリすることが望ましい。選挙も終わったんだから、選挙互助会の政党はもう不要でしょ。

 未来の党の「卒原発」、小沢一郎がどこまで本気で主張していたのか。今後の動きを見たい。いつの間にか言うことが変わってしまうかもしれないし。小沢の「一兵卒として」という発言自体が、まるで信用出来ないし。それも有権者は見透かしていたよね。

 開票速報は、20時になって始まった途端に「自民圧勝!」とか決めウチをするのが本当に興を削ぐ。

 開票速報は「選挙エンターテインメント」なんだから、せめて22時くらいまではサスペンスを引っ張って貰わないと。

 出口調査がガンなのである。今後は、出口調査でウソをつけばいい。その結果「調査とは大きく異なる驚きの結果が出ました!」という大どんでん返しが見られるぞ!

 おれは子供の頃から開票速報が大好きだった。この面白さを台無しにする出口調査は止めて貰いたい!

 というか、何処かの局だけは、出口調査をしないで、実際の開票だけを報じてサスペンスを盛り上げる……ってことはできないだろうけどなあ。

 0時過ぎ就寝。

 いつもなら、深夜まで起きて大勢が確定するまで見続けるのだが、ここまでハッキリ結果が出てしまったら、見続ける意味もない。

本日の体重:90.85キロ

本日の摂取カロリー:2600kcal

本日の消費カロリー:526kcal/8883歩

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