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2013年1月 1日 (火曜日)

元日は旧友をもてなして「坂の上の雲」を一気に鑑賞

 7時過ぎ起床。

 窓から見える富士山が、朝日を浴びて美しかったので、写真に撮る。iPhone5のカメラ機能はかなり進化してiPhone4より格段にキレイに撮れるが、それでもやっぱりコンデジには敵わない。解像度が違うので無理矢理引き延ばしてトリミングしても画像が崩れないのはさすが。

 で。

 本日は、Oが来る。

 迎えに行く前に冷蔵庫から洋風おせちという名のオードブル盛り合わせを出し、お雑煮を仕込む。と言っても「具だくさんの野菜の味噌汁」を作るだけだが。

 少し早めに北千住駅まで歩き、成城石井でホースラディッシュを探すが、ない。成城石井って、案外ないのね。いや、西の方の店なら常備してるのかもしれないが。

 12時に駅の改札でOを迎え、この時間はバスがあるので、乗る。

 帰宅したら、郵便受けには年賀状が。

 ざっとチェックしたら、おれが出していない方からたくさん戴いていた。送る相手を整理しすぎたか。

 で、まずはお雑煮。煮すぎてしまって九条ネギの鮮やかな青さが飛んでしまったのは残念。ちょっと茹でた状態だと美しい青なのだが。でも、1年ぶりのお雑煮は美味い。焼いた餅が味噌汁と良く合う。餅を3つ食ってしまった。

 で、洋風おせち。洋風というか中華との折衷。すべて少しずつなのは日本人向きだよなあ。

 Oが酒を飲まないので、おれも飲まず。

 で、食後は、何かビデオを見ようということになるが、リストを作っていないので、何があるかよく判らない。で、デッキのHDDに入れっぱなしだった「坂の上の雲・第3部」を見ることにした。2011年の暮れに放送したものを1年以上見ないままだった。見るならきちんと見ようと思っていて、延び延びになっていた。

 第1回は旅順攻略の失敗に次ぐ失敗。戦闘シーンばかりで、それはそれは凄い迫力で、これ以上の「反戦映像」はないと思えるほど。ほんと、これを見れば、戦争が如何に虚しいか、壮大な無駄であるかよく判る。年末のニュース番組に出てきたネトウヨの学生は好戦的なことを言っていたが、ああいうヤツは自分が戦場に行く可能性をまったく考えていないのだろう。本当にバカな連中だ。ま、自分の顔を晒して愚かなことを話すリスクに思い至らない程度のヤツなんだけど。もしかしてヤラセ?

 で、Oは退屈しきっていたが、構わず第2回を続けて見る。

 第2回は、児玉源太郎が乗り出して、203高地を奪還して旅順攻略を成功させるまで。

 あくまで司馬遼太郎の小説の映像化だから、「司馬史観」というか小説での設定。児玉源太郎が無能な乃木に業を煮やして乗り込んでこれまた無能な参謀をどやしつけ、勝利に導く。

 これについては最近の研究で「児玉はそれほど活躍していない」とする説が有力になりつつあるそうだが、ドラマとしては児玉源太郎が大活躍する方が断然面白い。しかも演じるのは高橋英樹だぞ。あの押し出しで、迫力ある台詞回しでぐいぐい事態を牽引していく姿はカッコイイの一言。

 まあこれは「水戸黄門メソッド」そのもの。乃木の長い場面で堪え忍ぶ姿をこれでもかと描いてこそ、児玉源太郎が光る。

 不感症なOも「高橋英樹、カッコイイ!」と大絶賛。まさに当たり役。

 おれはこのまま第3回に行きたかったが、それもヘヴィーなので、中休みとして、ヒチコックの「サイコ」を見る。

 が、最初のシークェンスの、ジャネット・リーとジョン・ギャビンの昼下がりの密会のシーンで、自分の英語力に自信のあるOが「字幕が間違っている」と言い出した。

 それは、ランチタイムにホテルで密会しているので、「そろそろ帰らなきゃ」となる愁嘆場で、こういう状況にイライラしているジャネット・リーが相手に「Don’t miss your plane」と言うのだが、字幕では「ごゆっくり」と言ってると。これは誤訳だと。

 どうもOは、直訳しか認めないらしい。意訳は誤訳だと思い込んでいる。

 急に誤訳だと言われて、おかしな言いがかりだと思いつつ、前後関係を思い出し、「いつも時間がないという状況に腹を立てているので皮肉を言った」「そういう成語表現があるんじゃないか」「字幕に入れられる字数の制限で思い切った意訳にした」と「ごゆっくり」という字幕の表現を解説したが、即物的で文学的想像力が皆無なOは、そうじゃない、元のセリフの通りにジョン・ギャビンは飛行機で帰らなければならないから時間がないのだ、だから「ごゆっくり」という字幕はひどい誤訳だと言い張る。しかしこの映画は数え切れないほど繰り返し観ているが、二人はそう遠くないところに住んでいるはず。飛行機に乗って数時間かかるような遠距離恋愛だという設定ではなかったはず。

 で、いろいろ考えていると、どうしても「皮肉を言った」としか思えなくなって、あくまで抵抗するOを言い負かした。論破と言うほど高級なものではなく、言い負かしてやった。

 ここまでOが皮肉というか反語的表現というか、捻った表現に弱いというか理解が無いとは思わなかった。これは病気のせいではなく、生来のものだろうなあ。

 そう言えば、学生時代から、屁理屈を言い張って全然折れないという面倒な性格だったので、当時流行っていた「スター・トレック」の登場人物、ミスター・スポックほど鉄壁な論理を展開しない(間違った思い込みや事実誤認や知識不足が多かった)ので、ミスター・スコップと呼ばれていた(正確にはおれが命名したのだが)のだ。このクソ面倒な性格は死んでも直らないだろう。まあ、そういうOを揶揄うのも面白いのだが。

 夕食は、ランプ肉を焼いて、ステーキ。もうちょっと肉の表面を強火で焼いてカリッとさせた方が美味しかった、と反省。

 食後、いろいろ話す。彼の病気については、あんまり悲観的になるなとか悪い事ばかり考えるなとか、そういうその場しのぎな事は言わないことにした。状況を正面から受け止めて、正常なうちに何が出来るか、それをキチンと考えて行動すべきだ。

 Oはニタニタしているが、鬱になって落ち込まれるよりはいい。おれはイライラするが楽天的で「アレコレ考えても仕方がない」とテキトーな方がいいのかもしれない。少なくとも鬱になってしまうより、ずっといい。鬱になったら他の病気も呼び込んでしまうだろう。

 iPhoneの「タクシーを呼ぶ」アプリを使ってみると、思ったより早くタクシーが到着していて慌てた。

 Oにタクシー代を渡して、見送る。一緒に北千住駅まで行って歩いて帰ってこようかと思ったが、急に面倒になったのだ。

 部屋に戻って、こうなったら最後まで見てやろう、と「坂の上の雲」第3回。いよいよバルチック艦隊がやって来たぞ!

 第4回も続けて見る。

 が、ちょっと腹が減ったので、年越し用に買っておいた「どん兵衛天そば」を食べつつ、鑑賞。

 前例のない前代未聞の作戦。空前の大勝利。しかし戦費は底を突き、これ以上の戦争継続は不可能だった。薄氷を踏む思いの勝利。

 そういう事を経験しているのに、どうして太平洋戦争に突入してしまったのだろう、という疑問が、やっぱり浮かんでくる。日露戦争の時のように、途中で講和が結べると思ったのだとしたら、歴史認識が大いに間違っていたとしか思えない。国内が不安定で革命前夜だった当時のロシアと、当時のアメリカではまったく国情が違っていたし、日本が優勢だったのは緒戦のみだったのも日露戦争と太平洋戦争が大きく違うところ。真珠湾攻撃だって完全な大成功ではなかったのだし。

 明治政府や軍部の首脳が元気で第一線にいたならば、太平洋戦争はああいう形で起きなかっただろうし、事態が悪化するままに悪化するというひどい失敗もなかっただろう。

 参謀が無能だと戦争は悲惨になるし、国家の運営もひどいことになる。

 では、今の日本は?

 見終わって気がついたが、今夜はウィーンフィルのニューイヤー・コンサートをやっていたのね。それ以外、「相棒」も含めて、見たい番組もなかったが。

 1時すぎ就寝。

本日の体重:90.70キロ

本日の摂取カロリー:2360kcal

本日の消費カロリー:日常生活+α

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