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2013年2月19日 (火曜日)

仕事難航して、映画を2本

 8時ごろ起床。

 朝のモロモロのあと、洗濯物を乾燥器に放り込んで、郵便局へ。確定申告用の支払い調書を税理士さんに送り、松屋に廻って朝定食を食べて、帰宅。

 洗濯物が乾いていたので回収。

 支払い調書の件でマガジンハウスの経理に電話してみて、疑問をぶつける。「システムのせいです」と説明を受けて、納得。何事も聞いてみるものだ。

 友人が入院。個室というので豪勢だなと思ったら、聖路加国際病院は、全室個室。

 で、主な病院をホテルを選ぶ感覚で調べてみたら……同じ差額料金でも、個室の状態は大きく違うのに驚いた。

 足立区にある病院は、個室といっても質素というか殺風景というか殺伐としている。長居したくない。さっさと退院したい。

 しかし有名大学の付属病院は豪華で、ホテル並みの居住性。木を多用した落ち着いたインテリア。ソファもあったりして。こういう個室なら入院してみたい。

 って、極めて本末転倒。入院なんか、しないことに越したことはないのだ!つーか、数日の短期入院ならまだしも、長期になったら保険もカバーしてくれないし(1万円までなら大丈夫だが)、干上がってしまう。それに、短気なら殺風景な病室でも我慢できる……。

 「第4章」、昨日の勢いを駆って 今日こそ終わらせようとしたが、終わらず。逆に昨日の疲れが出たのか、眠くて仕方がない。

 まあ、かなり「持っていき方」が難しい場面ではあるのだが。

 「最期から二番目の恋 2912秋」のDVDが届く。この宝物は、この章が終わって、じっくり観よう……と思ったが、ちょっとだけ、とドラマの15分と特典映像を見てしまった。

 ああ、鎌倉に住みたいねえ。でも……。

 このドラマの感覚というか、スタッフの眼力をもってすれば、北千住も結構、魅力的な街に映るんじゃないか。「ちょっとオシャレなドラマ」の舞台とは無縁なイメージのある北千住が舞台になったら、逆に新鮮なんじゃないか?

 だとしたら、北千住をどういう感じで切り取れば「サマ」になるだろう?

 そういう視点で北千住を歩いてみるのも楽しいだろう。現実に大学が出来て、以前にはなかったようなオシャレな店も増えていることだし。

 なんとか頑張るが、どうしても、あと少しが出来ない。気力が足りない。う~。

 で、夜。

 今夜は「坦々鍋」を作る。イトコの家に遊びにいった時に坦々鍋をご馳走になって、美味さを知った。今は「坦々鍋の素」があるから簡単に出来る。豚バラ、合い挽き、白菜、長ネギ、青梗菜、焼き豆腐、椎茸。野菜はもっとあっても良かったかも。

 煮込んでいると、相方到着。

 食べる。

 美味い。ヒジョーに美味い。餃子も入れて、水餃子というか坦々餃子というか、そういう状態にして食べる。

 ご飯も美味いが、残ったおツユをつけ麺のようにして食べる。これも美味い。

 鍋はいい。野菜も自然にたくさん食べられるし。毎晩鍋でもいい。けど、一人じゃなあ。

 で、録画しておいた映画を観る。

 まず、ロマン・ポランスキーの「おとなのけんか」。

Photo

 フランス・ドイツ・ポーランド・スペインの合作だから、ヨーロッパが舞台の話だと思い込んでいたら、ニューヨークのアパートの一室が舞台。原作の戯曲ではパリのアパルトマンが舞台だったのをブロードウェイ上演時にニューヨークに設定されたのを、ポランスキーがブルックリンに設定し直したらしい。

 ジョディ・フォスターのリベラルなライターに、彼女には不釣り合い感じの商店主がジョン・C・ライリー。この二人がアメリカ人だが、対する投資家ケイト・ウィンスレットとやり手弁護士クリストフ・ヴァルツは英独混成軍。この4人が合従連衡しつつ局面がクルクル代わる。

 英独混成軍の夫妻の息子がジョディ・フォスターとジョン・C・ライリー夫妻の子供の前歯を折る怪我をさせたので、そのお詫びと話し合いに来て、一度は和解して手打ちになったのだが、言葉尻にムカついて「ちょっと待ってよ」ということになり、泥沼の「言葉のドタバタ」が始まる。

 この4人の演技戦が最大にして唯一の見物。これは確かに凄い。4人の個性とキャラが抜群に面白い。特に、携帯電話を手放せず、悪どい指示を出し続けるクリストフ・ヴァルツが一番凄い。この人は、ものを食べる姿が極めて優雅だ。電話しながらフォークを突き立てて雑に食っているのに、優雅。

 演技戦も凄いが、セットも凄い。パリの撮影所に組まれたアパートは実にリアル。窓外には電車も走っていて、この合成が極めて巧みなので、本当のアパートで撮ったようにしか見えない。

 で、こどもがいるはずなのに、そのインテリアには子供の陰が一切ない、というのも、なんかありそう、と思わせる。

 正味75分くらいの長さなので、エンド・クレジットが流れたときには、「これで終わり?」と思ってしまった。だって……オチがないんだもん。まあ、リアルに考えれば、こういう「日常生活」にはオチは存在しないのだけど。この4人は、どっちかが引っ越さない限り、付き合いは続いていくんだろうし、これだけの激突をしたら、もしかすると「無二の仲」になって親子ともども親密な交際に発展するかもしれない。げんに、男同士は「スコッチと葉巻」で仲良くなって、お互いの妻のウンザリ加減を愚痴ったりする。奥さん側はそういう連合にはなっていなくて個別に自分の亭主をやっつけるが。その辺も洋の東西を問わずになんか凄くリアルで、原作者の人間観察の辛辣さがある。

 このパターンは「バージニア・ウルフなんかこわくない」という古典的名作があって、特に新しくもないが、今回は、子供の「ありがちだがけっこうひどい結果になった喧嘩」をオトナが引き継いでしまうというところが、「身の丈に合った」ドラマになっている。

 で、作品が短かったので、もう1本観よう、と言う事になって、「サッチャー 鉄の女の涙」を観る。

Poster

 この作品は、凄い。もの凄い。

 とにかく、メリル・ストリープがサッチャーになりきっていて、その迫力が尋常ではない。サッチャーの英語を完全にマスターしている感じだし、メイクも、メリル・ストリープってどんな顔だったっけ、と首を傾げてしまうほど。

 夫も失い、老人性痴呆というか認知症になってしまっている現在のサッチャーが断片的に思い出すこと、と言う構成。

 それが、なんとも、悲しいのだなあ。

 どんな人間にも、老いは来る。その残酷さ。

 どんな偉い人だって、最愛の人と死に別れる。辛い。悲しい。

 その悲しさから逃れるために、人生をゆっくりと回顧するために、人は「ぼけ」るのかもしれない。

 とにかく、容赦なく襲ってくる老いの残酷さに、震えた。ちょっとマジで、トシを取るのが怖くなった。

 地元の市長もやった父親に感化されて政治の世界に足を踏み入れるマーガレット。しかしそこはモーレツな男の、いや、オヤジの世界。

 庶民の出で、しかも女性のマーガレットが政界でのし上がるのは多大な苦労があった。それをテキパキと描いて、どんどん先に進む。

 70年代の英国は、こんなにひどかったのか。50年代から60年代アタマのフランスも大変だったが、英国病まっさかりの英国は、こんなにもひどい有様だったのか……。

 サッチャー以前のヒースもウィルソンもキャラハンも、没落していく英国をどうにも出来なかった。

 それは事実で、この映画がサッチャーを描くのに歴史を歪めたわけではない。

 が、サッチャーだって選挙に勝って保守党の党首になり総選挙で勝って首相になって順風満帆だったわけではない。フォークランド紛争がなかったら、そしてこの戦争に負けていたら、どうなったか。たぶん短命で終わって、英国はなかなか立ち直れなかっただろう。

 この映画では、労働党をクズみたいに扱っているし、保守党の守旧派も木偶の坊のように扱っている。これはサッチャーの目を通してみた政治の世界なのだから……。

 しかし、常人では政治家、それも首相は務まらないと、痛いほど判った。万人が満足する政治なんか出来ない。激しい批判に晒される。普通の人間だったら、精神を病んでしまうかもしれない。それを思うと、アベさんが初めて首相になった時に持病を拗らせてしまったのも無理もないと思ったが……。

 サッチャーの最大にして最高の理解者であったデニスがとても魅力的に描かれていて、それだからこそ、永久にお別れしなければならない場面は、もの凄く残酷だ。誰にも死はやってきてしまうとは言え。

 ヨーロッパもアメリカも、世界中の国は大変だ。それを思うと、日本は比較的静かで、大変だとは思いつつも、さほど大変でもないのかもしれない。

 とは言え。

 生きているということは、辛いことですな。

 

 相方帰って、皿を洗い、くーたんを遊ばせて、2時就寝。

 ベッドに入って、英国の歴代首相の名前が知りたくなったが、そんなことをしていると目が冴えて寝そびれてしまうので、我慢して、寝る。

 明日こそ、「第4章」を終えてしまわねば。あと数ページ書けば終わるのだ。

本日の体重:91.25キロ

本日の摂取カロリー:2500kcalくらい?(坦々鍋の数字が判らない)

本日の消費カロリー:日常生活+α

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