« 今日もみっちり10ページ | トップページ | 「第1章」直して事務仕事してテニス »

2013年4月30日 (火曜日)

第2章をやっとアゲて映画を観る

 8時起床。

 晴れ。

 天気がいいので洗濯しようかと思ったが予報は悪い。どうしようかと思っていたら、雨が降ってきた。

 今日も、朝のモロモロをしていると、宅急便で村上春樹のエッセイ本が届いた。いったい何冊あるんだ?というか、注文しているのはおれだけど。今は完全に村上春樹エッセイ中毒。「本業は小説なので小説も読んでくださいね」と村上さんは読者に呼びかけているが、おれに言ってるみたい……。

 おれも、「日記を毎日読んでます」というメールを時々戴くが、「小説も是非読んでください」と言いたくなるもんなあ。

 で、村上さんは「ベストセラーを書いたんだからお金あるでしょ、自由でしょ」とよく言われるが、と正直に書いている。イエイエとんでもない、とは言えないしなあ。しかし村上さんの場合は、それと引き替えに、「日本でひっそりと暮らす」「日本でひっそりと小説だけを書いている」環境を失って、一時期は海外に逃亡同然の生活を余儀なくされていたわけだから。でもまあ、そんな海外生活をネタにしたエッセイがまた売れるんだから……。いや、これは陰口のタグイになってしまうかもしれないけど、おれはそんなエッセイの中毒者なのだ。

 村上さんはPowerBookの愛用者で、たぶん今はデスクトップとの併用だろうけど、おれはどうもノートパソコンが苦手だ。使いにくい。どこにでも持っていけるという利点は大いにあるけど、あちこちで仕事をするわけでもないから、大きな画面にキーボードが自由に選べるデスクトップのほうが断然使いやすい。安いし性能もいいし。PowerBookに外部モニターやキーボードをつけてデスクトップのように使っていた時期もあったけど、まあ、それなら素直にiMacを使った方がいい。

 でも、一枚板の質素なデスクでノートパソコンを使って仕事をして、仕事が終わったらぱこんと蓋を閉める、というシンプルな状態に憧れることはある。しかし現実には、LANケーブルや外付けHDDのケーブル、USBケーブルがみっちり繋がって、ICUにいる重症患者みたいな状態だ。電源以外全部無線にしてしまえばスッキリするし、必要な時以外はUSBのアレコレも外しておく、という事も出来なくはないけど……。でも、キーボードの高さとか角度とか、細かいところが気になるんだよね~。

 まあ、要は慣れの問題だろうとは思うけど。

 ずっと診てくれていたカイロプラクティックの先生が独立して治療院を出したので、花を贈る。その手配をして、プレオープンの予約を入れる。

 ブランチを食べて仕事開始。今日は昨日買ってきたパンケーキをグリル・プレートで温める。袋に書いてあるように電子レンジで温めると、絶対にフニャフニャになる。パンケーキは「外はカリッとして中はモチモチ」の方が絶対美味いと思うから、グリル・プレートで温める方が美味い。実際そうだった。

 で、仕事開始。

 昨日詰まって止めてしまった部分から再開。一晩寝たらアイディアも湧いて、進む。

 途中、レトルトのミートソースを温めてスパゲティにかけて食う。

 集中力が途切れたので、ちょっと外出。はなまるうどんで「温玉ぶっかけ」とちくわの磯辺揚げとおにぎりを食う。村上さんのエッセイで、香川県まで行って本場の讃岐うどんを堪能するものがあったが、かまあげのうどんを醬油で食うのは美味そうだなあ。おれはまだ食べたことがない。

 はなまるの場合、汁が少ない「ぶっかけ」を食べるなら、普通のうどんを食った方が美味いと思う。以前は天ぷらうどんが好きだったが、今は断然、きつねうどん。あの甘い「きつね」はそばには合わない。うどんにこそ合う。

 帰宅して、仕事再開。

 なんとか力を振り絞って、「第2章」をアゲる。

 今日は16ページ書いたぞ!

 読み返して相方に送り、ぶっ倒れるようにソファに寝転ぶ。そう。ソファが欲しかったのは、これをしたかったからなのだ。仕事を終えてぶっ倒れるのはベッドじゃダメ。ソファに倒れたい。

 で、意識朦朧としつつ、村上さんのエッセイを読む。プリンストンに住んでいた頃は、楽しいことより楽しくないことの方が多かったようだ。でも、村上さんの手にかかると、楽しくないことでも楽しそうな文章になってしまう。この辺が村上エッセイの魔力なんだよなあ。基本的に人生を楽しむという姿勢が貫かれているからなあ。

 別の本で、震災後の西宮から三宮まで歩く文章があって、村上さんが住んでいた頃とはまるで変わってしまった風景を嘆息している。泳いだり遊んだりした海岸が埋め立てられて住宅街になってしまった風景に直面するのは、悲しい。

 夜、相方とガストで食事。第2章の修正案が出る。

 明日は第1章と第2章を直す「直し日」にしよう。

 「肉厚ジューシー若鶏の秘伝スパイスグリル」は美味かった。が、ついてきたソースにつけず、塩だけで食った方がもっと美味いだろう。

 その後、ウチで録画しておいた映画を観る。IKEAのベッドを相方に披露する。この1ヵ月、相方はウチに来ていなかったのだ。

 で、見たのは「東京プレイボーイクラブ」という去年の日本映画。大森南朋・光石研主演。赤羽のOK横丁でロケしているけど、これじゃOK横丁のイメージダウンになるんじゃないか?

 絶対流行ってそうもないし、たぶんボッタクリの店をショボショボと経営している光石研。すぐキレて相手をボコボコにしてしまう大森南朋。それに店のボーイや向上心があるのかないのかよく判らない女、地元のヤクザが絡む。

 「突き抜けられないやつら」を描く映画で、精神としては日活ニューアクションだ。映画の構造も同じ。ただ、舞台がどうしようもなくショボイ。それは予算がないからショボイのではなく、デフレで経済も気分も縮小してしまった日本の気分であり、その最底辺のショボイ奴らを描くのだから、あえてショボイ描写に徹している。

 それはよく判る。これはそういう映画だ。狙いもよく判る。

 しかし、下手くそ。もっと映画的な遊びが欲しい。

 たぶんこの映画を作った(脚本・監督)奥田という青年は、表現手段として映画を選んだのであって、特に映画が好きなわけではないようだ。映画が好きで浴びるほど映画を観ていたら、もっと違った演出になるだろう。ま、映画が好きだけどぶっきらぼうなスタイルを選んだ初期のゴダールみたいな例もあるが。しかしトリュフォはどうしても映画好きなところが出てしまって、どこかに「おれは映画が好きでたまらないんだ!」という叫びが滲み出していた。でも、この作品にはそんなものはない。

 今の青年の特徴なのかも。

 男の役はみんな面白く設定されている。光石研はハマり過ぎて他の役者は考えられないし、時々妙な役をやりたがる大森南朋も面白い。冒頭に出て来る四浪の受験生も傑作だし、生活に疲れて妙にいいヤツだがバカなボーイもいい。ヤクザ三兄弟はやっている役者も面白い。

 しかし、女の役がダメ。「女を描けていない」というのは一昔前の批評の常套句だが、まさにそれ。アタマの方で逃げてしまった「妊娠した店の女」とボーイの同棲相手(臼田あさ美)の区別がつきにくい。おれは混同してしまって相方と議論になってしまったほどだ。似たようなことを繰り返しているバカなヤツ、という表現だとしたら、別の演出があっただろう。

 どうも女が似たようなパターンになっていて、キャラも立っていないし、面白くない。「21でやり直せるかな」と呟くのも、ありきたり。男の連中がみんな濃いキャラで弾けているのと比べると、薄くて薄くて向こう側が透けて見える羊羹みたいだ。

 奥田青年は、女をよく知らないんだろうな。

 おれならこうするのに、というところがたくさんあって、これは映画学校の教材にもってこいじゃないかと思う。

「この映画を改良するとしたらどこか?」

 ま、映画好きが映画スレした感覚で作ったら、今の状態の「独特な空気感」は失われて、ありがちなウェルメイドな映画になってしまう危険性は高いが。

 昔、ワセダや立教の学生が作る映画は技術的には下手くそだけど面白かったが、日芸の学生が作る映画は、その反対でキッチリ作ってあるけどまるで面白くなかった、というパターンか。(その中でも長崎俊一は技術も演出も飛び抜けていて、「遅れてきた日活ニューアクション」として普通に劇場公開出来る恐ろしく高いレベルだった。若き日の内藤剛志とかも出ていたし。同時期の石井聰互よりはるかに完成度は高かった)

 こういうのを見ると、「おれも映画を作りてぇ!」と思ったりするが、映画はヒトの金で作るもの。自分のカネで作ると大変なことになって自殺に追い込まれたりする。

 相方帰り、シャワーを浴びたら1時。

 くーたんと遊ばず、ベッドに入り、2時前に寝る。

本日の体重:91.20キロ

本日の摂取カロリー:2953kcal

本日の消費カロリー:日常生活+115kcal/1780歩

« 今日もみっちり10ページ | トップページ | 「第1章」直して事務仕事してテニス »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/580951/57285483

この記事へのトラックバック一覧です: 第2章をやっとアゲて映画を観る:

« 今日もみっちり10ページ | トップページ | 「第1章」直して事務仕事してテニス »

安達瑶の本

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

安達瑶のサイト