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2013年4月13日 (土曜日)

「ブラック/馬るこ二人会」を録音して、成田空港へ

 8時起床。

 快晴。

 今日は、お江戸日本橋亭で「ブラック/馬るこ二人会」の高座録音を頼まれている。

 馬るこさんは、かねがねその面白さを伝え聞いているが、高座を聞くのは初めてなので、わくわく。

 録音機材を、買ってから数度しか使っていないキャスター付きのスーツケースに入れてみるが、全部は入りきらない。大きめのを買うか?でも高座の録音は年数回だし、大型スーツケースが必要な旅行はしないし(したいけど)なあ。

 で、スーツケースとリュックという形で、11時過ぎに家を出る。

 このスーツケース、ガラガラとうるさい。モーレツにやかましい。これじゃ近所迷惑だ。ちょっと使えないなあ……。

 会場のお江戸日本橋亭には銀座線三越前駅が近いので、上野で銀座線に乗り換えるつもりにしていたが、急に面倒くさくなって半蔵門線で行くことにした。三越前駅で少し歩けば済むことだ。

 東武線北千住駅の1階プラットフォームにある小諸そばで、盛りそば・かき揚げ丼のセットを食べるが、思ったより多かった。ミニ丼にしておけば良かった。時間も来たのでかき揚げ丼を少し残して店を出る。

 もしかして、昼飯は快楽亭が用意してくれる可能性がないではない。ま、10回中1回か2回しかお昼のお弁当を用意してくれたことはないのだが。

 それを考えると、まったく無報酬どころか持ち出しで録音してCD原版を作っているのは、完全ボランティアと言うより快楽亭への奉仕活動。しかし、見返りはまったくない。中村屋の歌舞伎のチケットを取って貰えることくらい。そろそろこの奉仕活動も引退したい気になってくる。もうちょっとイイ事があれば話も違ってくるんだけど……。

 三越前駅の長居長い通路を歩き、新生銀行のエスカレーターで地上へ。お、これだとかなり楽。

 

 楽屋に入って、馬るこさんにご挨拶。

 本日の演目は……

・「新作(仮・アレックスの瞼の母)」(馬るこ)

・「全女番」(ブラック)

中入り

・ブラック/馬るこの座談会

・「死神」(馬るこ)

・「お血脈」(ブラック)

 馬るこさんと快楽亭は、以前、焼肉を奢る奢らないで大須演芸場の高座上でバトルを繰り広げ、それがお客に大ウケだったので、それを再現すると。しかし、その経緯を説明しておかないと東京のお客には判らないので、座談会をやると。

 マイク・セッティングを変えるので、座談会の前後で幕を閉めて欲しいとブラ坊くんに頼む。

 案の定、昼飯は出なかった。

 ノーギャラ持ち出しなんだから、アゴアシくらいはと思うけど、そういうことは快楽亭には通用しないようだなあ。まあ、歌舞伎の面白さを教えてくれた恩人ではあるけどなあ。

 馬るこさんは、面白い。快楽亭が褒めるのは当然。スゲー面白い。芸風は以前の談笑さんの系列のような気がするが、私怨私憤に彩られてもっと弾けた「爆発系」「危険物取扱注意系」。

 快楽亭が惚れ込む理由が判った。異形異端だもの。だからその分、むちゃくちゃ面白いのだ。しかも、こんな事を書くと知ったかぶりになってしまうが、基礎がしっかりしているから、安心して聞いていられる。下手くそが無茶をやっても、ただの下手くそだが、その気になれば本寸法の古典もキッチリできる人が、あえて無茶をするからこそ、面白い。

 これは、小説にも通じることだな。

 録音しながら声を上げて笑ってしまった。もしかして、おれの声が入ってしまったかも。

 で、中入り。幕を閉めて貰ってマイクを移動させていたら、幕が開いてしまった。「なにやってるんだ」とブラ坊さんに怒ってしまったが、実は馬るこさんが物品販売をしたいので幕を開けてしまったのだった。

 おれのような素人が高座に出てウロウロしている姿はお客に見られたくないので閉めて貰ったんだけど……。

 で、座談会。これはCDに収録できるようなら入れたいが、入らないようならカット。二人のなれそめから、「バトル落語」の経緯を説明。

 で、その馬るこさんの「死神」。

 これが、なんというか、無茶苦茶に面白い。どう面白いか言葉では表現できない。想像していたものとは次元の違う「ものすごいもの」を聞いてしまった感じ。

 万人に勧められる「名人が語る端正な古典落語」とは正反対の、危険な高座だが、その分、モーレツに面白い。

 この面白さをマイクが拾ってくれていればいいが。

 それに呼応する快楽亭の「お血脈」も、これまた面白い。

 快楽亭自身が「川柳の『ジャズ息子』とアタシの『演歌息子』の関係ですから、続けてやらないと面白さが減る」と言った通り。アドリブの応酬で、このヒリヒリした馬鹿馬鹿しさは、今回の「再現」でも十二分に面白い。舞台袖の録音本部で、おれはひっくり返って笑っていた。

 いや、二人とも凄く声を張るので、音が割れないよう、オートでボリュームが下がってしまい過ぎないようにミキシングに必死でもあったのだが。

 無事に、終了。

 みんな打ち上げに行ってしまい、毎度のことだが、一人で撤収作業。

 で。

 お江戸日本橋亭は、実は、総武快速線の「新日本橋」が一番近い。ここから乗れば、成田空港には乗り換えなしで行ける。どうするか。カバンにはPOPが入っている。しかし録音機材の大荷物があるぞ。しかし明日行くとしたら、明日も丸1日挨拶回りに使ってしまうことになる。いくらなんでもそれはロスが大きすぎる。日曜は少しでも仕事をしたい。ならば……。

 ガラガラとスーツケースを引いて、新日本橋駅へ。

 プラットフォームに着いたら、下り快速が止まっていたので飛び乗る。

 錦糸町で15分の待ち合わせ。荷物が多いので、グリーン車で行くことにしてグリーン券を買うが……成田行き快速のグリーン車は満席!こういう時に、満席!

 2両の上下とも、満席。いや、2列中の片方は開いていたりするのだが……。

 で、一番後方の、シートの後ろに荷物が置ける席の通路側が空いている席を見つけたので、ここに座る。隣の女性は船橋あたりで下りた。客はどんどん降りていって、成田まで乗った客はほとんどいなかった。

 車内でサンドウィッチを2個とバタピーを食う。

 POPのプリント用紙がもう、ない。日曜に廻る分が刷れない。なので、今日の帰りにプリント用紙を買わねばならない。錦糸町のヨドバシカメラか北千住のノジマの閉店時間を調べて、帰りの時間と付き合わせて、やりくり。

 第一ターミナルと第二ターミナルを結ぶ無料連絡バスを使うとえらく時間を食うので、ここは羽田と同様に京成に乗ってターミナルを移動しよう。とか、いろいろ算段。

 まず、第二ターミナルから攻めるが、こっちにある書店は小規模。しかしせっかくはるばる成田まで来たのだから、廻ってPOPを手渡し。店頭に「悪漢刑事/正義死すべし」がない店もあったが、「並べてくださいね~」とお願いして、渡す。

 急いで第一ターミナルへ。こっちには大規模な店があって、悪漢刑事シリーズはほぼ全作平積みになっている……はずだったのだが、今回は新刊だけ。やっぱり前作から間が空いてしまったからか?

 それはそうと、初期の目的は達成したので、急いで引き返す。

 目算通り、19時5分久里浜行きのJR快速に乗れた。これに乗って錦糸町に引き返す。

 車内はガラガラだったが、荷物が多いので、帰りもグリーン車にする。

 錦糸町のヨドバシカメラで、無事プリント用紙をゲット。夕食は、店に入るのが面倒になったので、崎陽軒のシウマイ弁当を買って、家で食うことにする。

 半蔵門線で、北千住。

 帰りをスーツケースをガラガラ引いていくのは辛くなったので、タクシーに乗る。

 21時すぎに、無事帰還。

 荷解きして、くーたんにご飯を出し、高座の録音データをレコーダー代わりのPowerBookから母艦のiMacに移す間に、崎陽軒のシウマイ弁当を食べる。

 これも、以前は妙に感動しながら食べたものだが、最近はどこにでも売っていて有り難みが減ったせいか、感動がなくなってしまった。

 食べ終わり、データも無事移し終わり、「チューボーですよ!」をぼんやり眺め(唐沢寿明は、ぶっきらぼうで堺正章に対してちょっと失礼かも、という口調で喋るが、旧知の仲だし、今や大物俳優だから問題にならない。というか、この口調が逆に面白い)、ニュースを見て、風呂に入ると、もう2時。

 慌てて寝る。

本日の体重:91.30キロ(歩いたけど、その分食ったもんなあ!)

本日の摂取カロリー:2867kcal

本日の消費カロリー:396kcal/6531歩+203kcal(録音準備・撤収)

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