« 「ブラック/馬るこ二人会」を録音して、成田空港へ | トップページ | 新作、やっと始動! »

2013年4月14日 (日曜日)

書店挨拶回り最終日

 8時起床。

 快晴。

 最近、朝刊を読まなくなってしまって溜まっていた。それをざっと読むと、水曜の朝刊に本屋大賞のことが載っていた。ま、我々には縁のない賞だよなあと思いつつ記事を読むと、本屋大賞狙いで書店に挨拶回りをする作家がいる事を知った。

 ふ~ん。

 しかし書店員さんも発刊前のゲラが来たりして、大変だなあ。どうせなら、書店員さんが純粋に「お客に勧めたい本に贈る賞」という趣旨を徹底させて、ゲラお断りにしたらどうなの?勝手に送ってきても捨てます、とか。

 ま、関係ないですけど。

 我々が書店に挨拶回りをするのは、ひとえにPOPを立てて貰って少しでも売り上げに貢献したいから。

 いい原稿を書く(しかも締切を守って!)のはもちろんだが、営業もして、出来る事はすべてやって、「人智を尽くして天命を待つ」感じ。

 年間点数がそんなに出せないから、1作1作を大事にしたい。その一念。

 なんだかんだで出発が30分ほど遅くなって、11時ごろ家を出る。

 本日のコースは首都圏を転々と廻る形。もっと上手に廻っていれば、こういうふうに転々と残ってしまわなかったと、反省。

 メシをどうしようかと思案したが、乗り換えの秋葉原で久々のバーガーキングでワッパー・チーズとオニオン・リングを食った。

 美味い!ハンバーガーの味がする。やっぱりマクドナルドはハンバーガーではなく、「ハンバーガーによく似たマクドナルドという食い物」であると思う。

 いつも贔屓にして戴いている書店で文庫売り場にいた書店員さんにPOPを渡したら「はいはい判りました」と事務的に受け取って、さっさと行ってしまった。お礼とか言う暇なし。まあ、こういうこともある。

 かと思えば、まさか作者が来るとは思っていなかった、というように驚かれたりもする。

 最後の書店さんが終わって、ホッとした。

 終了祝いに、目についた店で焼き鳥とビールでも、と思ったりしたが、まだ14時30分。日曜とは言え、赤い顔してビール臭い状態で電車に乗りたくないので、我慢。

 iPhoneで「きらクラ!」を聞きながら、電車に揺られる。

 で、またも乗り換えで通過する秋葉原で、野菜カレーを食べる。

 「きらクラ!」をずっと聞いていたかったので、日比谷線ではなくつくばエクスプレスで北千住に戻る。

 番組終了と同時に、帰宅。16時。

 う~疲れた!

 

 ソファに寝転がって、溜まった朝刊を読む。と、くーたんがやって来てソファとおれの腹の間に潜り込んで、じっとおれを見ている。

 可愛いヤツ!

 15時過ぎにカレーを食べたが、19時になって腹も減ってきたので、外出。松屋で牛丼と野菜のセットを食べる。

 仕事を少ししながら、NHK教育テレビでバーンスタインの2番「不安の時代」を聞くが、よく判らない曲だなあ。

 続いてショスタコヴィッチの「5番」も。第3楽章は、しみじみと寒さと悲しみに満ちあふれているなあと思う。シベリアの強制収容所をどうしても意識してしまう。

 で、この曲と分かちがたいのが、コクーン歌舞伎の最高傑作だと思っている「盟三五大切」。これをどうしても思い出す。テーマ曲としてこの第3楽章が流れたときに、「これだ!」と全身に電気が走ったのよね。

 橋之助主演だったが、あれほど心をえぐる歌舞伎はない。歌舞伎座でも見たが、芝居としては串田和美演出のコクーン歌舞伎が、主人公の心の深淵を抉り出してあまりに衝撃的だった。

 コクーン歌舞伎と言えば、勘三郎の「四谷怪談」で歌舞伎ってこんなに面白いのかと驚き、「夏祭浪花鑑」で勘三郎の大熱演に感動し……歌舞伎にハマッたのだが、一番衝撃的で感動したのが、勘三郎の出ていない芝居だったのは皮肉と言うしかない。というか、あれは橋之助だったから良かったので、勘三郎だとまた違った芝居になっていた事だろう。

 で、いつもは見ない「美の壺」も見てしまった。奈良の仏像がテーマだったから。行ってきたばかりだし。

 そうか、今年は奈良遷都1300年だったのね!

 飛鳥と奈良、そして鎌倉の仏像の違いを判りやすく教えて貰った。奈良時代の仏像の生き生きした生命力って凄い。飛鳥時代とまるで違うのが凄い。

 ミクシィのコメントで、快楽亭への愚痴をぐちぐちと書きすぎてしまったと反省。愚痴るなら当人に言えばいいのだ。しかしその愚痴が、なんとも情けない種類のことだから、恥ずかしくなってしまった。って、しかし、なんか、妙なパラドックスだよなあ。

 朝日新聞土曜版は、これまでの歌に代わって映画を取り上げているが、今週は「泥の河」だった。

 この映画は衝撃的だった。「郭舟」というのは原作者の創作だということだが、昭和30年代初頭には、まだまだ「水上生活者」は多数いたのだ。

 その子供が叫ぶ、「遊びに来たんか?遊びに来たんやろ!」というセリフは、今も耳に残っている。

 加賀まりこの哀切極まりなく壮絶な美しさはこの世のものではないようで、主人公の少年のショックをそのままフィルムに定着させた奇跡のショットではないかと思う。モノクロームというのがこれまたよかった。

 この映画についての文章の中に出てきた社会学者の言葉もいい。人間、どっち側に転ぶか判ったものではない。細々ながらもうどん屋を営めるか、身を切らなければ生きていけないか。

 風呂に入り、「泥の河」を思い出して、泣く。若い頃に観た映画は、鮮烈な記憶が焼き付いているからなあ。

 その後、ゴミ出しをしたりしていると、あっという間に1時を過ぎてしまったので、慌てて寝る。

本日の体重:91.45キロ

本日の摂取カロリー:2497kcal(ワッパーとオニオンリングが効いた!)

本日の消費カロリー:440kcal/7453歩

« 「ブラック/馬るこ二人会」を録音して、成田空港へ | トップページ | 新作、やっと始動! »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/580951/57177077

この記事へのトラックバック一覧です: 書店挨拶回り最終日:

« 「ブラック/馬るこ二人会」を録音して、成田空港へ | トップページ | 新作、やっと始動! »

安達瑶の本

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

安達瑶のサイト