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2013年6月20日 (木曜日)

対イタリア戦をすっかり忘れて仕事して「コーマン帝国」

 8時30分起床。

 雨。

 今朝、何かあったなあと思いつつ、朝のモロモロ。

 キャットタワーにいたくーたんを抱き上げて、「たかいたか~い」をやったら、手を滑らせて落としてしまった。

 猫は自分できちんと着地するモノだが、完全におれを信用していたくーたんは、そのままドテッと床に落下してしまった。

 慌てて抱き上げようとしたが、さっと逃げてしまって、睨まれてしまった。

 誠心誠意謝る。ゆっくり近づいて撫でると、手を舐めてくれたので、許して貰えたのだろう。

 で。

 ネットの速報を見て、やっとコンフェデ杯の対イタリア戦があったのだと思い出した。

 4-3という結果をどう見るか。試合経過を読むと、日本は健闘というか善戦というか凄く頑張ったように思えるのだが、いつも辛口で一生褒めることはないんじゃないかと思えるセルジオ越後の試合評が、妙にしっくりきた。

『イタリア代表は中2日ということもあり、かなりコンディションが悪かった。というより、日本をなめていたのか、調整に失敗したという感じだったね。その相手に対し、4失点を喫して負けた。惜しい、惜しいとメディアは騒いでいるが、結果的にイタリアは内容が悪くても勝って、日本は1試合を残してグループリーグ敗退が決まった。この差をどう受け止めるかだ。

 勝てるチャンスはもちろんあった。それを生かしきれなかったのは、個人の問題、チームの問題、監督の問題、いろいろある。とりわけ監督の采配はやはりよく分からなかった。前半を1点リードで折り返した試合をどう運んでいくのか。ハーフタイムにどんな指示を飛ばし、交代枠をどう使うのか。酒井宏樹とハーフナー・マイクが入って何かが変わったか。なぜ最後の1枚の投入がロスタイムなんだ? これは結果論だろうか。僕はそうは思わないよ。采配によって流れを変えるのが監督の仕事だからね。

 強豪相手の惜敗、なんていう見出しが踊るのだとすれば、1998年のフランス大会から日本は何も進歩していないことになる。ブラジルには『惜敗』なんて言葉はない。今日のイタリアは、勝ってもさんざん叩かれるだろう。日本は負けたのに、ワイドショーでバカ騒ぎする。本気で世界のトップを目指すなら、そういうのはもうやめようよ』(「サッカーキング」による)

 とはいえ、イタリアを含む外国のメディアは日本代表の「善戦」「健闘」を褒め称えているのだから、素直に「よく頑張った」と思ってもいいのかな。

 クロワッサンにカフェオレというおフランスな朝食。カフェオレに浸して食べるクロワッサンは美味いッス。ニューヨークのホテルで朝、これをやったら同行者に下品だから止めろと言われたけど、パリじゃこれが普通の食い方だからね。というか、クロワッサンはカフェオレに浸して食べるものでしょ。エルヴィスはドーナツを浸して食ったらしいけど。

 で、「第1章」をやる。

 ずーっとやる。

 テニス・レッスンの明くる日は疲れが残っていて能率が上がらないことが多いのだが、ぐっすり寝たせいか、今日は元気。

 

 昼は、冷蔵庫にあった「たいめいけんの冷凍ビーフシチュー」(青汁はシャーベット状になるのに、これはかちんかちんに凍ったまま)を温めて、スパゲティにかけて食う。

 仕事再開。

 夕方に、終了。

 読み返して、相方に送る。

 バンメシは、ご飯を炊いて、牛肉キャベツ炒めを作り、大量の大根おろしとポン酢で食べる。美味い。

 録画して溜まっている映画を何か観ようと、「コーマン帝国」を選ぶ。

 ロジャー・コーマンの映画は「B級」と呼ばれるが、本来はB級というよりC級D級ないしはZ級と呼ばれるべき超低予算のヒドイものだが、ジャック・ニコルソンが言うように「たまたま傑作も出来る」時がある。

 そして何よりコーマンの功績は、「コーマン学校」と呼ばれるように、数多くの有望な若手や新人に監督するチャンスを与えて、オン・ザ・ジョブ・トレーニングを施して一流の映画監督に育てたことだろう。

 この「コーマン帝国」には、ロジャー・コーマンのヒドイ映画がたくさん登場して、ひどさもひどしぶりを存分に見せてくれる。そのひどさは、エド・ウッドの映画とそう変わらない。いやまあ、セットとかカット割りは最低限、「映画のてい」をなしているから、それ以前のレベルだったエド・ウッド映画とは雲泥の差と言うべきかもしれないが。

 が、彼にチャンスを与えられた人たち(コッポラが出世頭のはずなのに、何故かコッポラは出て来ない)は、コーマンの優れたコーチぶりを褒め称える。信用したら現場を任せる。自分でどうにかしなきゃならないから頑張る。手取り足取り教わっても身につかないが、自分で知恵を絞って頑張れば、それは確実に自分の財産になる。

 意識して新人をトレーニングしたのか、量産体制の中での苦肉の策だったのか判らないが、まあ、多分、その両方だったのだろう。有望な新人が「早撮り」「低予算」のワザを身につけて使えるようになれば、戦力になる。

 コーマン映画のくだらなさに大笑いして見ていたが、「メジャーな連中が集まっているアカデミー賞なんか興味もない」と言っていたのに、アカデミー功労賞を貰ったときの光景は、感動的だった。タランティーノが心からの「愛してる!」という気持ちを吐露したスピーチは感動的だったし、コーマン自身の感謝の言葉も感動的で、不覚にも落涙した。やっぱりさあ、映画人なら、アカデミーに評価されたら嬉しいはずだ。「そんなもん要らん」と突っ撥ねるほどコーマンは非常識ではない。「作っている映画とはまったく正反対に、コーマン自身はケンブリッジかオックスフォードの教授のような風格があるので初めて会ったときは驚いた」と「弟子たち」が異口同音に言うのが、これまた感動的だ。

 弟子たちは次のステージに上がっていったが、コーマン自身は、自分の世界に籠って、「低俗なアクション」「低俗なSF」「低俗なスプラッタ」ばかり作り続けた。しかし、人種差別に激しい怒りの声を上げたマジメな社会派映画「侵入者」は作品的には成功したが興行的には大失敗して、以後、ステージの上がった映画には手を出そうとしなかった。

 そして、「ジョーズ」や「スター・ウォーズ」以降、自分のテリトリーにメジャーが手を伸ばしてきたので不振に陥る。

「10万ドルで撮っていたモノをメジャーは数百万ドル(一桁違うと思うが)かけて撮るんだ。勝負にならないよ」

 おれは、コーマンの映画はほとんど観ていないし、見ようとも思わない。カルトな人気があるのは判るが、わざわざ見たいとは思わない。

 しかし、コーマンの映画作りは徹底していて、その姿勢には学ぶべきモノがある。「テキスト」と「サブテキスト」という点は、大いに学ぶべきだろう。つまり、低俗で馬鹿げたストーリーの映画の中で、サブテキストとしてテーマを盛り込む。

 エンターテインメント文庫専門の、ペーパーバック・ライターとしては、文字でコーマン映画を描いているようなものだから、この点についてはきっちり学びたい。とは言え、コーマン自身、それに成功しているかどうは、また別の話だが。着ぐるみの金星人が警官隊の射撃を受けて倒れる映画に、どんなサブテキストがあるのか……研究しなきゃ判らないようではなあ。まあ、深層心理に訴えていて、いつか突然花開く時があるのかもしれないが。

 日本における「コーマン学校」は、ピンク映画の現場だった。実際、ピンク映画の現場はとても厳しくて低予算だし撮影は3日。しかし裸と濡れ場があれば、あとはほとんど何をやってもいいので、ピンク映画は多くの優秀な映画監督を輩出した。似たようなものだが日活ロマンポルノはちょっと違う。あれは日活という「元メジャー」がそれなりの金と時間を掛けて作るピンク映画だったし、監督を始めスタッフは日活の社員だったし。

 で、学生時代にピンク映画の助監督をやったが、あまりのしんどさと、あまりのルーティーンワークに失望してしまった。大蔵映画の小川欽也組というのがよくなかったのだろうけど。スーパーマーケット「大蔵ランド」の守衛室がスタッフルームで機材が保管されていて、主演女優のアパートに衣裳や小道具が仕舞ってある……。

 コッポラが経験も無いのに「録音技師をやったことがある」と手を上げて現場に潜り込んだという故事に学んで、免許取りたてなのに「運転できます!」と手を上げて、いきなりマニュアルの機材車で箱根新道まで行かされて、途中でギブアップしたりしたなあ……。

 でまあ、おれはピンクは無理だと悟って、もっとメジャーな現場を経験したいと思ったのだが。

 「報道ステーション」で対イタリア戦を見て、風呂に入り、寝ようと思ったが「アメトーク」を見てしまった。結婚出来ない芸人の夢想を映像化した部分が実に面白かった。オードリー若林の奥さん役をやった女の子がとても可愛かったぞ!

 で、1時過ぎ就寝。

 明日は新しい冷蔵庫が来る……。

本日の体重:91.60キロ

本日の摂取カロリー:1929kcal

本日の消費カロリー:日常生活程度

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