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2013年9月22日 (日曜日)

「不知火検校」見て「半沢直樹」最終回見て

 6時過ぎ起床。目が覚めてしまった。

 薄曇り。

 本日は、久々に歌舞伎を見る。新聞各紙の劇評でほぼ絶賛されている幸四郎の「不知火検校」を見るのだ!

 評判はいいのに空席が目立つらしい。

 おれは幸四郎が好きなので、行くしかない。

 以前は、歌舞伎というとチケット完売が常だったが、たしかに今回は、新聞の劇評を見てからでもチケットが買えたもんなあ。

 誕生日が近い事もあって、良い席を奮発してしまった。嫌いなコトバだが「自分へのご褒美」で、花道のすぐ横の席があったので、取ってしまった。相方を誘ったが振られてしまったので、今回は一人で行く。

 昨日の分の日記を書くが、いろいろあったので分量が膨らんでしまい、大作になった。

 で、書き落としたこと。

 盛岡から同窓会のために出てきたMに、久滋の観光協会が作ったピンバッジを貰った。南部潜りの潜水服をあしらった「ずぶん」バッジ。

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 洗濯して干してから、冷凍パンケーキにベーコンエッグの朝食を食べる。

 

 出かけるまで仕事。が、昨日あれだけ膨らんだイメージがあるのに、なかなか書き出せない。具体的な映像的イメージになるのにはちょっとパワーが足りないのだろう。

 そんなことをしていると、お昼。NHK-FM「松尾堂」が始まってしまった。ついつい聞く。この番組も面白いんだよねえ。

 午後になって腹が減ったので、エースコックのワンタンメンにキャベツを入れて、食う。

 「きらクラ!」は録音。後から聞こう。

 で、外出の時間になった。

 日比谷線で東銀座。

 幕間の食事は、2階のそば処で「天重」を予約。新橋演舞場はロビーに椅子が少ないので弁当を食べる場所が足りない。客席で食べるのもなあ。

 で、「不知火検校」。

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 この芝居は幸四郎のニンにピッタリで、当たり役と言ってもいいんじゃないか?

 本来偉そうな人が作り笑いをしてへりくだる気味悪さは、現役の役者だと幸四郎にしか出せない、と思う。独特の愛嬌が気味悪いのだ。この感じは、十八世勘三郎にも出せなかっただろう(十八世勘三郎の愛嬌は天性で真性だ)し、現役の役者だと、他に出せる人はいない気がする。仁左衛門なら?

 幸四郎の「不気味な愛想良さ」を実に巧くピックアップしたのは三谷幸喜で、「王様のレストラン」における幸四郎は、まさにそんな感じだった。

 ただ、芝居としては不知火検校は「巨悪」と言うにはけっこうセコイ感じがする。師匠を殺して検校の座につく以外の犯罪はけっこうスケールが小さいしセコいんだよねえ……。巨悪というクセに、女を犯して数人殺してゼニを掻き集める程度、って感じになってしまった。

 悪のスケールとしては、河内山宗春のほうが大きい。いや、「巨悪」のイメージをこっちが勝手に巨大なモノとして抱いてしまったのかなあ?

 悪事を重ねてついに盲人の頂点である「検校」に昇りつめたのに、なおも悪事を重ねてお縄になる。その迫力が今ひとつ足りない気がしたし、もっとテンポアップして悪事の数も増やした方が……と思うんだけど。刺激的すぎる映画やドラマ(「半沢直樹」とか)の見過ぎで、感覚が麻痺しちゃったのかな?

 それにしても、縄に引かれていく不知火検校がラストで切る啖呵は痛快至極。悪の論理の極み!これを聞くためにこの芝居を見る、というのが正しい鑑賞なんだろうな。

 この台詞、黙阿弥みたいな七五調にするのは宇野信夫に失礼になってしまうかな?しかしこの台詞は稀代の名台詞に磨き上げてほしいなあ。

 是非とも幸四郎のはまり役として再演を繰り返して、幸四郎の型を作り上げて欲しい。

 ……って、おれはナニサマだ?いちファンです。

 で、幕間に2階のそば処で、天重。せっかくだから名物の「おでん定食」にしたほうがよかったか?美味しかったけど。

 二度目の幕間は客席で筋書きを熟読。

 踊りの「馬盗人」は、のどかな出し物だったけど、ちょっと疲れて寝てしまった。おれはどうも踊りが苦手。

 芝居がはねて、歌舞伎座の裏まで歩いて、博多ラーメンを食う。博多ラーメンは普通のラーメンより量が少ないから、こういう時に食べるのにちょうどいい、と思うけどなあ。

 日比谷線で帰宅。

 くーたんにご飯を出して風呂に入って、録画した「半沢直樹」最終回を見る。

 いや~これはもう、香川照之の脳血管が切れそうな悪あがきを愉しむ最終回でしょう!

「やれるもんなら、やってみな」

 という台詞はもうほとんどコント。

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 で、いくらなんでも取締役会で私怨を晴らすのは……ドラマとしては盛りあがるけどなあ。

 リアルに考えるなら、ここまでやったんだから辞表を叩きつけて辞めるべきなんじゃないの?で、ラストで「半沢、お前ならどこに行ってもやっていける!」とか渡真利に言われたりして。

 ドラマとしてはこれが一番キレイに終われるはず。

「おれの倍返しは終わった」とか半沢に言わせれば、テーマ的にも完結するし。だって半沢の行動原理は「復讐」でしょ?

 それはともかく、半沢が出向を命じられたラストに、「なんで半沢が出向なんだ!」とネットで騒ぎになって、原作者の事務所が「すみません……原作通りです」とツイートしたらしい。

 たぶんあるだろう続篇では、頭取が新たな敵になったりするのか?

 オネエの黒崎が結婚することになって「バイ返しか!」という書き込みには大笑いした。

 半沢の実家がネジ工場で銀行に踏み躙られて実父が自殺、というのは「ハゲタカ」とまったく同じだけど……。

 「倍返し」とかやってたら、報復は永遠に続いて、中東と同じになるじゃん。半沢がイラクとかシリアとかエジプトに飛ばされて、現地の紛争に巻き込まれたりしたらどうなるか?で、「倍返しの虚しさ」を熱く説いて「お前が言うか!」とボコボコにされるとか……これじゃコントか。

 まーしかし、このドラマはリアルでシリアスなように見えて、実はコント寸前のチャンバラ活劇。それを上手い役者がワルノリして怪演したのが面白かったのだ。いや、その怪演と熱演がコント寸前のなんとも絶妙な味になったわけだけど。

 この成功で、類似ドラマも出来るだろう。金脈を掘り当てたわけで、二番煎じ三番煎じも見ちゃうかも。でもそれはキャスティングと役者のワルノリ度合いに関ってくるだろうなあ。

 そういや、往年の「大映テレビ」のスタッフはどうしてるんだろう?往年のクサいドラマを生んだのは、巨匠・増村保造だったんだよなあ……。調べたら、今でも「大映テレビ」は健在で二時間ドラマを作っている。しかし、往年の「大映テレビ調」のドラマは作ってない。ここが半沢モドキのドラマを作ったら……。

 で、堺雅人の次の作品は、「リーガルハイ2」だもんね。この変わりようったら!おれは、リーガルハイの古美門のほうが好きだけど。

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 そんなこんなで、1時ごろ就寝。

本日の体重:92.60キロ

本日の摂取カロリー:2463kcal

本日の消費カロリー:日常生活+307kcal/5198歩

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