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2013年11月10日 (日曜日)

仕事して「柳原音楽祭」でハルサイのすべてを堪能!

 7時に目が覚めてしまった。

 もっと寝ないと寝不足になるのに……。しかし目が覚めてしまったので、起きる。

 曇り。

 で、Macに向かって昨日の日記を書いていたら、突然、したから突き上げるような初期微動。結構強いので、近くが震源のかなりデカい地震が来るぞ……と思ったら、来た。ぐらぐら揺れた。

 ベッドの横の本棚がわさわさ揺れて倒れそうだったので、飛んでいって押さえる。

 それと同時にiPhoneの地震警報が鳴った。震源が近く過ぎて間に合わなかったのね。

 東日本大震災で本棚が崩れたのでディノスで買い直した天井突っ張り式の本棚だが、天井と密着してなくてスカスカだった。

 これはいかんと突っ張り棒を締め直す。

 しかしウチの天井は突っ張り棒で天井を突き上げると、天井の板が浮いてしまうという欠陥があって、思いっきり突っ張れないというのが泣き所。

 東急ハンズに行ってなんらかの補強策を考えないといけないな。

 トースト1枚にせんべい1枚に6Pチーズ1個の朝食をとって、仕事開始。

 午前中に、「最終章」のクライマックス前まで書いた。後は相方とキッチリ打ち合わせが出来ていない。どうしようか。

 ネットでいろいろニュースを探る。

 田園調布で起きた誘拐事件。犯人どもは計画なんかまるでない行き当たりばったりの犯行と。今どき、綿密な計画も立てないで誘拐して身代金を取って逃げて捕まらないと思うって……まあ、金に困って犯罪に走るようなやつは、そういう頭の構造になってしまうのかなあ。リーダー格の男はそれまでは真っ当な人生を送っていたらしいから、本当に悪事には全くの素人だったのね。

 しかし……こういう連中だから、無計画だから、被害者の女子中学生が逃げようとしたり、警察に追われてどうしようもなくなると、簡単に殺してしまったりする。無計画なバカがやる犯罪は、本当に簡単に人を殺してしまうから、犯行の本当の初期段階で捕まえることが出来て本当に良かった。これは不幸中の幸いだった。僥倖だった。

 反原発団体にサイバー攻撃。今はオートで出来るから、やる方は簡単。しかし、やられた方はたまったものではない。なんとかならんのかね?こういうの。

 今日は、以前住んでいた柳原という街(「金八先生」の舞台だ)で開かれる「柳原音楽祭」に行く。地元密着のコンサートだが、最近はチャレンジングな演目をやっていて、去年はマーラーの1番だった。地元のジジババの教養をどうこう言うつもりはないが、ハッキリ言って、ジジババに合わせていたら名曲アルバムみたいな曲ばかりになってしまう。

 で、今年はなんと、高関健指揮桐朋学園オーケストラで、ストラヴィンスキーの「春の祭典」!しかし何とチャレンジングな!来年はもしかしたらバルトーク?おれは大歓迎だけど。

 で、昨日はいろんなCDを聴いて「予習」したのだが、この曲は中学生の頃から大好きで繰り返し聴いているから、だいたい覚えている。フルスコアも持っているけど、すぐに音符を追えなくなってしまう。

 で、体育館が会場だから、超デッド。こういう会場ではオケの直接音を聴くしかない。そしてこの曲は、指揮者の指揮ぶりとオケ奏者の表情を見たい。体育館だからオケと客席がとても近いので、それが出来る。

 なので、良い席をとりたいので早めに出る。

 で、東急ハンズによって、天井の隙間を埋めるパテみたいなのを買う。

 ついでにランチも食いたい。駅前に戻ると、千代田線入り口の階段のところにあったマズい食堂(朝食だけは美味いので通っていたのだが、店のクソババアがとんでもないズルをして激怒して以来、決別していた)が潰れて、「銀座ライオン」になっていた。

 ランチをやっていたので、入る。ハンバーグを食べてみる。あれ?と思うほど小さいハンバーグだったが、美味かった。

Img_1258

 少し早いが、会場へ。

 開場時間より早かったので、少し待って、入場。

 めでたく前から2列目をゲット出来た。

 しばらく席にいたが、開演15分前に入り口に行って相方の到着を待ってチケットを渡して、着席。開演を待つ。

 で、ここで知ったかぶりをしてしまった。ヴァイオリンとヴィオラを見間違えて、「今日のオケ配列はストコフスキー・シフトだね」と言ってしまったのだ。本当は第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが対峙する形の「両翼配置」もしくは「対抗配置」。たぶんおれの前の席に座っていた人は「またアホがトクトクとデタラメを喋っとるわい」と笑っていたに違いない。

 お恥ずかしい次第。

 ずっと見ていると、どうもヴィオラとヴァイオリンを見間違えていたと判った。この楽器、形は同じだが大きさが少し違う。クラ好きなら見間違えることはないはずだが……。

 1曲目は「カルタ遊び」。1936年のストラヴィンスキーが「新古典派」の時代のバレエ音楽。

 まあ、なんてことはない曲。

 休憩を挟んで、いよいよお待ちかねの「春の祭典」。演奏の前にマエストロ高関の楽曲説明。「不協和音と変拍子の、極めていたんな曲で、美しくない。困惑するかもしれません」と、善男善女が集まった観客を、かなり脅かす。

 そして、練習番号55の部分だけやってみせる。第1部終盤の盛り上がりのところ(としか表現出来ないのがツラい)。

 超デッドな体育館だが、巨大編成のオケがフルパワーで鳴ると、建物自体が響いてしまう。

 

Ongakusai_mini

 こんな感じの会場なので、オケと客席が本当に近い。この写真は第11回のもの。

 で、本番。

 いやあ、堪能した!

 スコアでは追えないけど、曲はもう頭に入っているから、次はどうなるか判るので、もう、ワクワク。おれほど今日の演奏を楽しんだ客はいなかったんじゃないか?

 まさに、オーケストラのスペクタクル。これはバレエ音楽としてオケをピットに入れてしまうよりも、こうしていろんな楽器が次々に咆哮する凄まじさを見る方が息を飲む。

 圧倒的迫力で、第1部終了。

 思わず溜息。息を殺してずっと聴いていたのね。

 引き続き、第2部。

 おれがこの曲を愛するのは……やっぱり、怪獣映画を思い起こさせるからだろうなあ。それが最初のキッカケ。伊福部昭がこの曲に影響を受けていないはずはないので、順番が入れ替わっているけど、ロシアの大地に、凶暴なまでに春がやって来る(氷が割れ、雪が水になり、硬い大地から草花が芽を出し伸びてくる、その自然の凶暴なまでの力!)様子が、なんだかゴジラの進撃とWってしまうのだ。

 第1部の「どどどどどど」というところも、第2部の「んちゃんちゃんちゃんちゃーんどどどちゃんちゃんちゃん」の変拍子効かせまくりのオケ全体の咆哮とか、もうこれはオール怪獣総進撃!

 いやあ、楽しかった!

 めくるめく悦び!

 こんな凄いものを目の前で見られる幸福。

 感動して泣いちゃったよ。ハルサイを聴いて涙ぐむなんて人はそんなにいないだろうけど。

 ちょっと金管がヨレったりしたけどプロオケでも完全な演奏はなかなか無いんだし。

 高関さんの指揮棒をじっくり見ようと思ったけど、オケのど迫力にそんなヒマもなく、あっという間に終わってしまった。

 いや~~~~~。ホントにもう。

 凄かった!

 スタンディングオベーションをしたかったけど、おれだけやるのは恥ずかしいのでしなかった。

 ブラボーも連発したかったけど、誰も叫ばない……けど、黙っているのもイヤなので、小声で2度、「ブラボー!」を。

 マエストロが目の前にいるので、いろいろ質問をしたかった。今日のスコアはどの版ですか?

 67年版と47年版、23年版と何処が違うんですか?素人が聴いて判るような違いでしょうか?今日は暗譜でお振りでしたがこの曲はいつも暗譜ですか?

 などなど……。

 でも、恥ずかしいのと恐れ多いので、出来なかった。

 だって、マエストロは日本を代表する指揮者だぞ。本当なら千寿の隅っこのこんな体育館で指揮をするような人じゃないんだぞ。

 とか、いろいろ思ってしまって、目の前にいる気さくそうなマエストロに固まってしまった。

 指揮者に聞けないならオケの誰かに……と思ったが、圧倒的に女性が多いので、メチャクチャ気後れして、聞けず。

 別にメアドとか携帯の番号を聞くんじゃなくてハルサイについて聞きたいんだけど……。

 いやもうしかし、このハルサイをこの環境で聞けるというのは、遊園地でアトラクション乗り放題!という感じで、完全ノックアウト。

 夢のようだというしかない。


 ところで、ふと疑問。楽器の銅鑼って、音楽用語では何と言うのだろう?

 相方がiPhoneで調べると「ゴング」。え〜?ゴングって言われると、ボクシングの試合の「チーン」というやつが目に浮かぶが。

 家に帰って調べると、音楽用語では「タムタム」という。たしかに「春の祭典」のフルスコアには「パーカッション:バスドラム、タムタム、トライアングル、タンバリン、ギロ、アンティーク・シンバル」と書いてあった。

 タムタムって、アフリカの民族楽器でコンガみたいな太鼓系の打楽器だと思っていたが、それは「トムトム」というものらしい。しかしあのデカい銅鑼が「タムタム」?

 終わってから、相方と東口商店街の中の「松乃家」に入って、とんかつや油淋鶏を食いながら、ついさっきまでのスペクタクルを喋る。ほんと、この体験はおれにとっては遊園地のアトラクション乗り放題なんだよなあ。これを知ってしまうとベートーベンやブラームスやモーツァルトはかったるくなってしまうかも。

 来年はバルトークなんかどう?とか思ってしまうけど、そんなことをしていたら客が引いて音楽祭も終わってしまうだろうしなあ。

 今後のことを打ち合わせて、解散。

 帰宅。

 雨も降らず、寒くもならず。

 とろとろとテレビを見て、九十九里でのタコで引っ張って貰うサーフィンとか白子温泉の旅を見て、19時のニュースを見て、今回の「八重の桜」は見ない(「ごちそうさん」もそうだが、今の気分では人間関係のドロドロなものは見たくない)で、裏番組のイモトのマナスル登頂の特番を見る。タレントにここまでの苦難を与えていいのか?と真剣にイモトの事が心配になる。

 21時からのEテレで、チョン・ミュンフン指揮フランス放送フィルの、NHKホールでのコンサートを見るというか聴く。

 ベルリオーズ「ローマの謝肉祭」

 ビゼー「カルメン」ハイライト

 ストラヴィンスキー「火の鳥」(組曲版)

 ラヴェル「ラ・ヴァルス」

 ラヴェル「妖精の園」

 いやあ、これも素晴らしい。

 おれたちはサントリーホールで「マ・メール・ロワ」やサンサーンスの3番を聴いたが、「火の鳥」の終わりの部分をアンコールでやってくれた。パリ管の来日公演も素晴らしかったようだけど、このコンサートも素晴らしかった。

 なんだかんだとこのオケを腐すヤツもいるが、そういう連中は実際に聴いてるのかね?たぶん聴かずに「放送オケだろ」と馬鹿にしているのだろう。それを言えばN響だって放送オケじゃねえか。

 それはともかく、いやあ、フランス音楽っていいねえ!

 今日は寝不足だから、風邪を悪化させないためにも早めに寝ようと思っていたが、なんだかんだで0時30分就寝。

本日の体重:計るのを忘れた

本日の摂取カロリー:2229kcal

本日の消費カロリー:日常生活+92kcal/2279歩+103kcal(自転車)

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コメント

体育館で春祭ですか。
音響はともかく、身近なところでこんな名曲が聴けるなんて素晴らしいです。
私も中学生の頃から春祭は大好きで、スコアも持っています。
大学の授業で春祭を聴いた時に、高関さんと同じような前置きの後、曲がかかりました。案の定、隣にいた友人は気分が悪くなっていましたが、私は水を魚状態でした。
ご存じのように、徳島ではなかなか大曲を聴く機会がありません。
いつか、春祭を生で聴くのが夢です。

BWV1000番様:
日曜の「きらクラ!」、録音できなかったので聴けず、残念です。
ちょうどその時間に「柳原音楽祭」があったので。
体育館だと、ステージを使わないので、オケや指揮者と凄く近いんです。それが嬉しくて。
で、ハルサイはもう、本当に、管弦楽のスペクタクルですね!楽しくて仕方がない35分間でした。
以前、バレエ付きのハルサイを見に行ったこともあるし、コンサート・ピースとしての演奏会にも行ったことはあるのですが、この日の演奏は特別にエキサイティングでした!

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