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2013年12月17日 (火曜日)

空白(でもないけど)の1日

 7時過ぎ起床。

 2時ごろに寝たから寝不足だが、目が覚めた。

 薄曇り。

 朝のモロモロを済ませつつ、昨日届いた映画「冒険者たち/サムライ」のサントラを聴く。「冒険者たち」の音楽はフランソワ・ド・ルーべのオムニバスCD2に入っていたのだが、「サムライ」がない。ド・ルーべのオムニバス1に入っているのかもしれないが、中古盤が1万円以上する。

 アマゾンで探していたら、この2作品をカップリングしたCDを発見して早速注文。ド・ルーベと言えば、これに「さらば友よ」があれば、おれは満足。

 で、聴く。

 「サムライ」は、アラン・ドロンのサムライ趣味が昂じて作った作品だと聴くが、主人公の孤独な殺し屋は超ハードボイルド。カナリアだけ飼っている何もない部屋に住み、無言で、ただ注文道理に仕事をするが、警察も彼を追いつめていく。

 それを、実に冷え冷えとしたタッチで描いていて、秀逸としか言いようのない名作になった。アンリ・ドカエの冷たいトーンの撮影が、ドロンの冷たい美貌にマッチして素晴らしいし。

 武士道とか侍の生き方をかなり誤解している(おれは「完全誤解」していると思う)と思うが、こういう孤独な殺し屋もアリだと思うし、なんかゴルゴ13みたいでもある。こっちの方が先だと思うが。

 文化誤解が産んだ名作。あたしゃ心から愛している。

 そして、「冒険者たち」。これはもう、ラ・ロシェル沖に浮かぶ軍艦島を見に行ったんだから、もう、病膏肓。高校生の時に初めて見て、その素晴らしさは判らなかったが、やがて、しみじみと判るようになってきて、今やもう、涙なしには語れない名作。

 生き残るのがドロンではなくて中年のリノ・バンチュラなのはどうしてなんだろうと思っていたけど、それは、青春の惜別というか青春の挽歌を、バンチュラに託したんだねえ。

 この作品を作ったとき、ロベール・アンリコはまだ36才だったけど、彼は若くして老いを感じ、青春への別れを感じたのかもしれない。

 ジョアンナ・シムカスがもう、愛さざるを得ない「男の理想」的な女で、それがあっさり死んでしまうのも儚いよねえ。

 そのシムカスの水葬シーンがなんとも美しい。撮影も音楽も。

 あの頃のフランス映画は凄かったねえ。アンリコにルルーシュに、ルネ・クレマンも元気だったし。まだガキだったけどフランス映画ばかり観ていた気がする。

 明日は大阪に取材に行くが、どうも天気が思わしくなさそうなので、お天気のお願いをとてもよく聞いてくれるお稲荷さんにお参りに行く。

 そのついでに、マクドナルドでビッグマックを食べるが、それだけでは足りず、北千住東口でくーたんのご飯を買った後、「福しん」でチャーハンを食べる。言えば紅ショウガを出してくれたが、なんだか「しぶしぶ」という感じだったぞ。

 帰宅して、部屋の中を掃除したり、あれこれ家事。

 その後、録画したままだった「リーガルハイ」第9話を見て、驚いた。

 この回も、奇跡が起きた、と思うほどの出来。前シリーズの第8回と並ぶ、「世間の常識にくさびを打ち込む強烈な一打」。

 民意って正しいのか?ただの野次馬の妄言じゃないのか?

 過去、いろんな裁判で、「被告は死刑!」の大合唱に押されるように死刑判決が出て確定してしまった事件は多数ある。マスコミが煽っているのか、マスコミは死刑を望む民意をくみ取っているだけなのか?

 民意ってそもそも正しいのか?

 ヘイトスピーチみたいな反吐が出る罵声も民意とカウントしてはいないか?

 今回、古美門と黛は、そういう「民意」と全面対決し、黛はヘイトな連中の犠牲になる。

 堺雅人のヘラヘラとマジの演じ分けも物凄く、マジなときの説得力のあるこのパワーはどうだ!もしも堺雅人が首相になったら、どんな無茶な法律もすんなり可決してしまうんじゃないか。

 故中村勘三郎も強烈な説得力で、破綻した芝居(たとえばクドカンの「大江戸りびんぐでっど」)を強引にまとめてしまう強烈なパワーがあったが、その衣鉢を受け継いだのは堺雅人ではないのか?

 マジな堺雅人だけでは息が詰まるが、その直前までの堺雅人はウルトラ怪獣を列挙する幼児退行したガキの状態だったのだ!

 恐るべし、堺雅人。

 とにかく、最高裁の法廷で「冗談じゃない!」と叫ぶあたりの芝居には、背筋に電気が走った!

 さあ、怒濤の最終回はどうなる!ウィンウィンの羽生がその正体を見せるぞ!

 夕食は、あっさりとご飯に目玉焼きをトッピングして混ぜたヤツにインスタント味噌汁に漬け物。

 明日の大阪取材の準備をし、風呂に入り、くーたんと遊び、ニュースを見る。

 しかし「黒子のバスケ」脅迫犯って、どうしてあんなにニコニコして捕まってるんだ!たぶん、世間の注目を浴びて大勢の取材が集まって自分にカメラが向くのが嬉しくて仕方がないんだろう。

 なんと、唾棄すべき男なんだ!

 いや……人間をそう簡単に唾棄してはいけない。彼には彼のこれまでの人生があったのだから。

 ゴミ出しをして郵便受けを見ると、アマゾンに注文していた「トスカ」のCDが来ていた。トスカをビルギット・ニルソン、カヴァラドッシをコレッリ、スカルピアをフィッシャー=ディースカウが歌う、マゼール盤。異色というか、ワーグナーのチームにコレッリが迷い込んだかのような陣容。

 イタオペ・マニアにはダメなのかもしれないが、トスカもスカルピアも強烈など迫力で、凄いぞ。マゼール指揮サンタ・チェチーリア管弦楽団もいいし。コレッリはもっと歌い上げるのかと思ったらそうでもない。しかしその美声でカヴァラドッシが聞ける!この盤はじっくり聴きこもう。ケネス・ウィルキンソンの録音はやっぱり素晴らしい。

 というわけで、23時ごろ就寝。

本日の体重:91.30キロ(やっぱりねえ)

本日の摂取カロリー:1915kcal

本日の消費カロリー:日常生活+33kcal/875歩+136kcal(自転車)

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