« 張り切った翌日はへたる | トップページ | 勉強して、打ち上げ »

2014年3月23日 (日曜日)

一日中資料本読み

 7時過ぎ起床。

 晴れ。

 本日は、勉強の日。

 光文社文庫新作の資料本を読む。

 午前中はいろいろと雑用。

 アサメシは、昨日買ったクロワッサン2つにカフェオレ。

 しかしすぐに腹が減る。フランス人はこんなアサメシで昼まで保つのかね?まあ、ポールとかのクロワッサンは中身が詰まっているから食べ応えがあるけど……。

 お昼前に腹が減ってしまったので、外出。

 「翔竜」で味玉ラーメンとサービスの小ライス。

 帰路、スーパーに寄って夕食の買い物。今夜は魚にしようと売り場を探して、カツオのタタキの切り身を買い、それに合わせた野菜も買う。

 帰宅して本を開き、NHK-FMも聞く。「松尾堂」は1月の再放送。この番組、再放送が多いのはギャラの調整かなんか?

 

 14時からは「きらクラ!」。

 今日はゲストに、クラシック作曲家名をタイトルに付けた「岬洋介シリーズ」で有名らしい(不勉強でおれは知らなかった)中山七里氏。

 中山さんは謙遜しているのか照れ隠しか、けっこう露悪的な事を言う。「楽器は弾けません」「音楽は詳しくありません」「ドビュッシーにさほどの思い入れはありません」「執筆時に聞いているのは植木等とか演歌」「主人公が有能なピアニストなのは音楽家版の金田一耕助を書きたかったから」「タイトルにつける作曲家の選定に特に拘りはありません」と、かなり醒めた受け答えに終始するので、「音楽大好きな作家の熱いトーク」を期待していたふかわりょう・遠藤真理、そしておれたちリスナーは大いに肩すかしを食った形になった。

 ストレートに考えれば、なんだか売れるマーケティングと生き残り戦略に長けた人で、音楽にさほどの情熱もないガッカリな人、と思ってしまうが……。

 しかし、ほとんどのモノカキってストレートじゃない。本人が自覚していようがなかろうが、いろいろと捻くれているしねじ曲がっている。おれは比較的ストレートで単純だが、そうじゃない人の方が多い。だからこの方も、素直に「ラフマニノフは大好きです」「聞いていると音楽家の内面をいろいろと想像してしまいますね」というオイシイ事を言えずに、露悪的に真逆なことを口走ってしまったんじゃないか、と思う。まあ、落ち着いた語り口だから、そういうキャラを作っていると認定しづらいのだが……。でもまあ、「好き」と素直な事が言えない人なんじゃないかなあと想像した。

 じゃないと、演奏家の内面を克明に描写できないよね。いくら想像力が豊かで音楽の技術的なあれこれはプロである奥さんに聞けるとは言え、まるで素養が無ければピント外れもいいところな事しか書けないはず。しかもクラシック大好きな読者がいると言うことは、的確で魅力的な描写が出来ているからだし。

 中山氏は、たぶん、すごく恥ずかしがり屋か、捻くれているのだ。岐阜出身で大学は大阪だけど、かなり江戸前な職人気質の性格の持ち主なんじゃないか?

 おれたちがゲストで呼ばれたら、相方はオペラへの溢れんばかりの愛情を、おれはオーケストラ音楽への熱情を熱くツバを飛ばしまくって喋るだろうけど。

 で、番組を聴いてしまったので、資料本を読むのが疎かになってしまった。

 夕方から集中して読む。

 3冊くらい読破したかったが、じっくり読んだので、1冊だけで終わってしまった。

 夜は、豆腐と油揚げの味噌汁を作り、カツオのタタキの切り身を切り、付け合わせの野菜を大量に作り、食べる。

 しかし……なんか美味しくない。タマネギ・キュウリ・大葉・ミョウガ・ニンニク・生姜の野菜が、何故か苦い・どうして?カツオ自体もあんまり美味しく感じないし……。

 おかしいなあ……。凄く期待して、満を持してカツオのタタキを食べたのに。

 「軍師官兵衛」を見る。片岡鶴太郎演じる小寺政職は、「仁義なき戦い」の金子信雄だな。その優柔不断で卑怯なところは、あのオヤブンそのもの。芝居だって金子信雄チックだし。じゃけんのう、と言わないだけ。

 瀬戸内海の汚染を救った牡蠣を描くNHK特集と教育テレビの「リゴレット」は録画して、TBS「リーダーズ」後編を見る。

 前篇はまあまあ面白かったが、後編はそうでもなかった。

 というか、戦前・戦後すぐの名古屋とか東京を描くのに、上海の撮影所にあるオープンセットを使ったらしいが、どう見ても、日本に見えない。予備知識が邪魔をしたのではなく、ロケ地を知らずに見ていて、せっかくセットを組んだのにどうしてこんな妙なセットにしたんだろうと不思議だったのだ。19世紀末のロンドンの場末みたいな感じで、路面電車がやたらと走っていて、人がやたらと多い。このヘンの感じが、日本というより東南アジアを感じさせるんだよなあ。

 ドラマとしてもかなり荒っぽい。2時間チョイの時間枠の2回だけでトヨタの発足から現在までを描こうとするんだから、時間が足りないのは判るけど……。

 なんか、雑。人物の出入りもしかり。

 というか、全体がやっぱり単純明快で紙芝居的になっているのが嫌なんだよねえ。

 前篇で悪役(夢と信念を貫こうとする主人公に立ち塞がる障壁……敵)として登場した日銀総裁(中村橋之助)とその秘書は悪役の芝居をしている中に、その後の展開でそうでもなくなる余地を感じさせたが、後編では香川照之が主人公の側について八面六臂の活躍をする。トヨタに融資をしない住友銀行名古屋支店長(吹越満)を罵倒して会議から出て行けと怒鳴ったりしてカタルシスを解消(ん?この言葉の使い方はおかしいかも)させるし。頑として「日本に自動車産業は要らない」と言い続ける中村橋之助に土下座するかと思ったほど。

 で、1600人を切らなければ会社が潰れるというジレンマに直面した組合幹部の苦悩をもう少し描けば、ドラマの印象がずいぶん変わったはずなんだが……これじゃあ組合は単純なバカじゃないか。「会社は家族だと言った社長は嘘つきか!」と言うだけだし。

 その社長は、もっと早く断交に望んで自分で従業員に相対した良かったんじゃないかと思うのに、断交から逃げるように外回りばかりしているし。営業成績が上がれば人員整理の必要もなくなるのだから、という考えでやっているとは言え、これじゃあ逃げてるようにしか見えない。

 もっと時間があれば、丹念に描けたのかもしれないが……それにしても、なんだか荒っぽい。「半沢直樹」的手法の弊害ではないか?

 それに、ずっと「愛知自動車」とか「三河銀行」とか仮名を使ってフィクションとしてやって来たのに、最後の最後で実在の「クラウン」とか「プリウス」とかを出してきて字幕でも表示してしまった。だったら仮名にする必要無かったんじゃないの?まあ、タイトルでトヨタの全面協力を得ているとかトヨタの社史に基づくと表示しているし、誰がどう見たってトヨタのことを描いているのはまる判りだとは言え……住友銀行を無類の悪役にするための「フィクションという方便」を使ったとしか思えない。あと、主人公と日銀総裁を結ぶ女性を登場させるためか。

 見終わった感想は、「がっかり」の一言。こういうドラマが増えてしまうと、ドラマの質は低下して荒れてしまうぞ。TBSってドラマを丁寧に作るところだと思っていたのに……。

 生ニンニクをいっぺんに摂りすぎたのか、便秘だったのが一転して下ってしまった。何度かトイレに行く。

 というわけで、資料本は1冊しか読めず、1時過ぎ就寝。

今朝の体重:91.25キロ(え?)

本日の摂取カロリー:1867kcal

本日の消費カロリー:日常生活+98kcal/2762歩 

« 張り切った翌日はへたる | トップページ | 勉強して、打ち上げ »

コメント

中山さんの小説は読んでいましたが、まさか「クラシック音楽は全然知りません」なんて思ってもみませんでした。あの文章は、好きでも興味さえもない人が書けるとは思えませんでした。
小説家である安達Oさんから見ても、あの受け答えが全て真実とは思えないと感じられるのですね。
素人の私が考えるに、作家さんは自分の作品の内容についてエキスパートなことばかりではなく、取材や資料調べで知識を補っているのですから、まあそういう知識だけでも文章力や表現力があれば書けるのかも知れません。中山さんはそういう能力が高いのかもと思ってしまいました。

安達瑶さんがきらクラ!のゲストに出られたら面白そうですね。ゲストが既にラジオネームで投稿してるなんて前代未聞でしょう。

BWV1000番様:
僕は小説を読んでいないので、本当は何か言ってはいけないのですが……。
しかし、知識や文章力や想像力だけでは、音楽を文章で表現することは出来ないと思うんです。音楽を聞き込まないと、文章で表現するなんて、無理だと思います。
書けるのは書けるでしょうが、音楽に詳しい読者の共感を得ることは出来ないでしょう。しかし、現実にはクラファンの心を掴む文章を書いている。という事は、音楽の素人だとしても、相当に造詣が深いとしか思えません。
あの放送では、「こっぱずかしくって、クラシックが好きですなんて小娘みたいなことが言えるかってんだ!」という意識が働いたんじゃないかなあと、やっぱり思うのですが。
番組に呼ばれて出た以上は、テレは置いといて、サービス精神を発揮して欲しいなあ、と思うんですが……。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/580951/59346786

この記事へのトラックバック一覧です: 一日中資料本読み:

« 張り切った翌日はへたる | トップページ | 勉強して、打ち上げ »

安達瑶の本

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

安達瑶のサイト