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2014年4月15日 (火曜日)

録画した映画2本見たけど……やっぱり「広島死闘篇」!

 8時過ぎ起床。

 晴れ。

 朝のモロモロを済ませる。

 ブランチは厚切りトースト2枚にベーコン・エッグ、牛乳。

 冬用の、足温器(足を載せて足元を温めるアンカみたいなヤツ)が全然温まらなくなった。もうシーズンは終わったが、今年の冬はまた使う。これは去年の11月に買ったモノだからまだ保証は利くはず。

 部屋の中を探し回ったら取説とその裏面にある保証書が見つかった。製造元に電話したらちょうど昼休み。

 なので、これを買ったディノスに電話してみたら、こちらで手配しますと言われたが、「修理になるのか交換になるのか、それが出来るのか折り返し連絡する」とのこと。買えば3000円のものだけど。

 新作章割りは進まず。資料本を読む。

 夕方になって、眠いので、ソファにひっくり返ってドラマの再放送をいろいろ見る。夕方はもう、刑事物ばかりですな。自分で書いていてアレなのだが、よくまあいろいろと考えつくなあと思う。

 「5時に夢中!」、今日の岡本夏生は、なんとブルーマンになって登場。いや~毎回意表を突かれる。というか、まさかブルーマンになるとは!

 ここまで弾けた岡本夏生だが、それだけ「危険物」なんだろうなあ。テレ東なら使うかもしれないけど、他の局はビビってしまってるんだろうなあ。

 夜は、相方が来て、録画してある映画を観る。

 宅配の弁当を取り、相方が買ってきた鶏のガーリック焼きのお総菜も摘まむ。

 食べながら、打ち合わせ。いろいろ見えてきた。章割りに盛り込もう。

 で、見たのは香港映画の「奪命金」。ギリシャの金融危機で株が暴落した前後を描く集団劇で、同じ時点が視点を変えて何度も出て来る構成が面白い。

 しかしまあ、銀行の悪辣さは全世界共通ですなあ。連中の口車に乗ってはいかん。まあ彼らも上からのプレッシャーと戦っているとはいえ……。銀行は自分たちに責任はないというアリバイ工作のために、ウンザリするほど「意味のない『リスクのについての説明』」をするところが実にイヤらしい。

 香港映画は、日本の役者やタレントに似た役者が出て来るのが面白いというか親近感がありますな。律儀で気のいいヤクザは清水アキラか若い頃の財津一郎みたいだし、とにかく忙しい警部補は永瀬正敏みたいだし、心臓を刺されながらも車を運転する取引会社の社長はザキヤマみたいだし。ハゲの高利貸は二瓶鮫一みたいだし。

 しかし……中国映画は比較的静かな印象があるのだが、香港映画はもう、けたたましい。うるさい。言葉もうるさいし、みんな喋りまくるし。

 見終わって、相方は帰ったが、なんか、足りない感じ。「奪命金」がもう一つドーンとこなかったから。

 風呂は面倒になってシャワーを浴びて、そういやwowowで「仁義なき戦い」を連続放送してるよなあと思ってテレビをつけると、やってました。今夜は、シリーズの中で一番好きな、「広島死闘篇」。

 やっぱり、凄いね。この作品はシリーズの中では番外編みたいに異色だと思う。他の作品は集団抗争劇だが、この作品は北大路欣也が主人公で、その「山中」という男を描き込む。真っ直ぐで純情な男が惚れた女との悲恋が痛ましいが、こういう切実な心情を描き出すラブ・ストーリーは、他の作品には、ない。

 最後には自殺して果てる、その映像が増感されたざらざらの画面で捉えられて、いっそう痛ましくて、パセティックだ。

 なんせ、梶芽衣子がゾッとするほど美しい。惚れてまうやろ~と叫びたくなるもんね。強く激しい情念というモノも感じるし。

 北大路欣也の強い希望で役を交代させられた千葉真一は、もうワルノリの極みで、大友勝利を怪演というか、激演。ここまで弾けたらもう、そりゃ歴史に残る。一度見たら忘れられない極悪具合だし、「せんずりかいて仁義で首くくっとれ言うんか、おう?」「言うなりゃ、あれらはオメコの汁で飯食うとるんで」という史上屈指の凄いセリフもあるし、金玉をボリボリ掻くクセといい、「山中」の対局にある。まあこの役を北大路欣也がやっても腰が引けて「程がいい感じ」に収まってしまって、ここまで映画史上に残るキャラクターにはならなかっただろう。やはり「山中」の方がニンだった。

 圧倒的に物凄いエネルギーが詰まった映画を深夜に観て、「奪命金」の印象はふっ飛んでしまった。やっぱ、キッタハッタの命がけの方が凄いですけんのう。

 いろんな「大人の事情」も詰まっていて、ハナシ的には文太の広能は出なくてもいいのだし、そもそもの時代設定は終戦直後ならば「山中」の行動にも説得力があるのに昭和30年になってしまうと、ただの「殺人鬼」にしか見えないという脚本を書いた笠原和夫の懸念もナルホドなと思うし、このハナシには在日問題とか被差別部落の問題があるのだがそれは映画には描けなかったという事を知って、これもナルホドなと思う。

 しかし、映画を観ると、そういうアレコレが出来なくても、描きたかったことは十二分に伝わってくる。歴史背景とか、いろんなことを抜きにして、純粋なドラマとして、作者の意図はハッキリと伝わってくる。それは北大路欣也(若い!)や梶芽衣子の芝居、特に、目の力で、もう、これでもかと伝わってくる。

 これは、凄いことだと思う。

 

 見終わって、毒気に当てられて、このままでは眠れなくなったので、笠原和夫(と荒井晴彦たちとの対談も)の大著「昭和の劇」の、「仁義なき戦い」の項目を読み返す。

 金子信雄の山守親分の芝居はやり過ぎで、笠原さんとしては不満だったと。あんな男に付いていくヤクザはいないと。山守のモデルになった人物と敵対関係にあった人物は「あの男を愛すべき人物に描きすぎている」と文句が来たらしい。

 それに、他の役者も、ブラックユーモアの部分でワルノリしているところも多々あって、と。

 しかしまあ、ハナシ自体が究極のサツバツ物語なんだから、人間としてどこかで救いが欲しくなる。それが「笑い」だったのだろう。演じる側も、作っている側も、救いが欲しくなったのだろう。

 いやもう、このシリーズは、空前の物凄い作品だと思う。役者の顔ぶれも凄いもんな。東映・大映・日活の凄い役者・巧い役者が結集しているし。成田三樹夫なんか、凄すぎる。

 興奮のママ、2時20分就寝。

今朝の体重:91.15キロ

本日の摂取カロリー:2466kcal

本日の消費カロリー:日常生活のみ

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コメント

ずっと真面目腐って読んでいたのですが、安達先生の短い感想でつい吹き出してしまいました。

>やっぱ、キッタハッタの命がけの方が凄いですけんのう。

方言を絶妙なタイミングで使うこの機転が、先生、凄いですけん。

風様:
いや、まったく、なんとも、どーも。(と往年の植木等の口調で)

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