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2014年4月 8日 (火曜日)

POP作って太田裕美に感動して号泣

 7時過ぎ起床。

 晴れ。

 朝のモロモロ。日記を書くのに時間がかかる。時間を掛けて日記を書くのは、なんだか本末転倒のような気もするが、もはや習慣になってしまったので、詳細に書かないと気が済まない。

 相方から電話。ちょっと打ち合わせ。

 ご飯を炊き、炊きあがる間に仕事開始。

 炊きたてご飯、小さなお茶碗に1膳目は玉子かけご飯。2膳目は、昨日買ってきた岩海苔をまぶして醬油を垂らす。

 これが、美味い!磯の香りと塩味がなんとも絶妙!美味いねえ。もう1膳食べたくなるところを我慢。

 お昼過ぎにプロットを直して相方に送る。

 遅めのアサメシを食べたばかりだというのに、もう腹が減った。

 冷凍うどんを茹で、岩海苔と天かす、刻みネギを入れて食す。これまた美味い!

 で、相方から戻ってくるまで手をつけられないので、何をしようか……。

 祥伝社文庫新刊「悪漢刑事12/生贄の羊」のPOPを作ってしまおう。

 ということで、今朝届いたジャン・フランソワのCDを聞きながら、相方分をレイアウトし、おれの分も書き、プリント。

 その勢いで、地方書店さんに送る分の挨拶状も書き、封筒に入れて、という内職のような作業をする。

 「悪漢刑事シリーズ」12巻そろい踏みのPOPも作ってプリント。

 10日からの挨拶回りで使う分もプリントしてしまう。

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 しかし……ジャン・フランソワはいいぞ!ゲンダイオンガクの作曲家たちからは「ポピュラー音楽じゃん」「軟弱」「新しいものがない」とか散々叩かれそうだが、ここにはセンスがあるぞ。エスプリがあるぞ。特に「クラヴサン協奏曲」の可愛らしさは過去に比類するモノがないぞ。

 うっとり。

 フランス音楽って、いいなあ。最近とくにフランス音楽の魅力にハマりかけている。

 結構時間がかかって、午後一杯使ってしまった。

 「5時に夢中!」を見る。

 あれ?今日は岡本夏生はお休みで代打に見慣れない男が座ってるのかな、と思ったら、ネクタイを締めた岡本夏生だった。今日は完全に意表を突いて「男子新入社員」のコスプレ。なかなか凛々しくてハンサム。しかし喋ることはいつもの岡本夏生。

 今日は寝ないで全部見た。

 プリント用紙が切れたので、買いに出る。そのついでに晩飯も食うか。

 「ノジマ」でいつも使っているコクヨのマットハガキの特厚を捜すが、ない。仕方がないので富士フイルムのハガキ用紙を買うが、どうもこれ、薄いぞ。薄いとすぐ萎れてしまうのだ。

 帰路、新しく出来たステーキとハンバーグの店に入ってみる。

 客はおれひとり。厚切りのステーキが魅力的だが、今コレを食うとヤバいと思ったので、ハンバーグとステーキの盛り合わせみたいなのを頼む。

 焼けた鉄皿に載って出てきたが……。

 こういうタイプって、食べていると肉に火が通り過ぎてしまうし、脂が撥ねて、顔や服にかなり付着するぞ。メガネなんか、飛び散った脂で凄いことになったぞ。メガネがこうだから、顔とか頭の毛とか、結構飛び散ってると思う。これじゃあ女性客は嫌うんじゃないの?

 客の席でソースをかけてジュウジュウいう音が魅力的だと思う客もいる、と店は考えたんだと思うが、おれはこの「焼けた鉄皿に載ったステーキとかハンバーグ」って、マイナス材料の方が多いと思う。

 ステーキ自慢なんだったら、一番いい加減で焼けた状態で普通のお皿に載せて出してよ、と思うんだけどなあ。

 味はまあまあ。

 しかしこの店、お客さんが少ないよねえ。心配になってしまう。

 帰宅して、プリント再開。

 ほどなくして、今回の新刊挨拶回り用のPOPはすべて揃えた。

 郵便受けに入っていた、「太田裕美ゴールデン☆ベスト」を聞く。

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 少し前に朝日新聞日曜版か土曜版に、このCDが紹介されていて「可愛すぎるジャケット写真」と書かれていて「可愛すぎるって失礼だろ!」と思ったけど、まあたしかに物凄く可愛く撮れている。

 その記事を読んで、このCDがずっと気になっていたが、買おうかどうか迷っていた。今更、太田裕美か?という気持ちもあったし。

 しかし、急にどうしても聴き直したくなって、買ったのだ。

 おれの世代は、太田裕美なんだよね。おれより3つお姉さんなんだけど、高校時代、クラスによく似た女の子がいて、好きになったりしたんだけど、彼女は当時の女子高生のパターン通りに野球部(ムチャクチャ弱かった)のキャプテンが好きだったみたいで、アッサリ振られた。

 でまあ、「木綿のハンカチーフ」とかは甘ったる過ぎてさほど好きではなかったのだが、「しあわせ未満」が好きだった。

 時あたかも、おれが大学に入ってひとり暮らしを始めた時で、同棲とかしたいよなあと思っていたんだよねえ。「同棲時代」とかが流行ったのはもっと前の話だけど、大学生になったら同棲、という夢を描いていたんだよね。見事に実現出来ずに現在に至っているのだが。

 この「しあわせ未満」は梅雨が明けた7月上旬の眩しいくらいの太陽を感じる、とてもさわやかで明るい曲。それもあって、とても好きだった。それ以前の曲は、夢みる夢子ちゃんが春の日差しの中でモジモジしてる感じだったのに。この曲は「男目線」ということもあったし、主人公の男が自分で「冴えない僕」「モテない僕」と卑下しまくってるのもよかった。

 が。

 何と言っても、太田裕美の最高の作品と固く信じるのが「九月の雨」。

 少女のほんわかした世界を描いていたのに、突然、オトナの世界に足を踏み入れてしまった感じで、曲想自体がもう、ハナから劇的で異様なテンションに包まれている。

 内容はまあ、相手の男が浮気をしているらしいことを察知してもの凄く悲しくて心が折れそう、というもので、「たわいねー」と思ってしまうのだが……。


 普通の人間にとって、自分の人生において劇的な事ってそう多くない。恋愛、失恋、肉親の死、結婚……ほとんど冠婚葬祭。それに、70年代って、就職した会社が倒産するとか大合併するとかリストラされるとか、そんな事なんかほとんど考えていない時代だったし。

 それに、太田裕美の歌は、ずっと聴いていると、大河ドラマみたいに続いているのよね。「雨だれ」の寂しがり屋の少女が成長して恋をして、東京に出て行く恋人を見送って、自分も職を得て都会に出て、病床の友人を勇気づけたりしていると、ふとしたことでダメ男と知り合って同棲したりして……。

 で、そのダメ男のまさかの裏切り。

 ずっと「太田裕美の世界の女の子」(素直で真っ直ぐで純真で真面目ではにかみ屋で垢抜けなくて田舎の属性を引きずってるような生活態度が保守的でちょっと臆病なのに時として大胆な行動に出てしまう)に感情移入して聞いているから、「九月の雨」で描かれる怒りや悲しみって、まるで我が事のように感じて、というか、こんな真面目でいたいけない女の子を泣かせるヤツは絶対に許せん!と思ってしまうのだ。

 ずっと信じて付き合っていた相手に裏切られるっていうのは、人生の一大ショックなことだから、これくらい劇的な曲になるのも当然。

 筒美京平作編曲のこの作品は、アレンジも凝っていて、歌謡曲テイストでありながらかなり大きなオーケストラで主人公の心の咆哮を象徴するようにホルンが鳴るし、弦の動きが実に細かくて芸がある。

 そしてそして、クライマックスで転調して最大の盛り上がりになると、もう、涙腺崩壊。

 懐かしさもあるし、曲の素晴らしさもあるしで、もう、涙ぼろぼろ。

 泣きましたね。

 しかしこの曲は、難しい。キーが高いのものあるが、素人は歌えない。

 「満月の夜、君んちへ行ったよ」とか、後期の曲もいい。とにかく太田裕美の声が優しくて、癒される感じ。

 いいねえ、太田裕美。

 「しあわせ未満」と「九月の雨」を何度もリピートして聞く。

 風呂に入り、ゴミ出しをし、くーたんと遊ぶ。

 でまた、太田裕美を聞く。元担当ディレクターだった白川さんのライナーノートを読む。オーディオ雑誌で「録音の巨匠」として扱われていた行方洋一氏が太田裕美のメイン・エンジニアだった!というのが驚き。CBSソニー社内のミキサーは起用しなかったとは。それに各曲の裏話も語っていて、とても充実したラーナーノートだなあ。 

 こんな事をしていると、いつの間にか1時を回って2時近くなってしまった。

 慌てて寝る。

今朝の体重:90.65キロ

本日の摂取カロリー:2076kcal

本日の消費カロリー:日常生活+127kcal/3295歩

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コメント

「九月の雨」のオーケストレーションの元ネタは、ポール・モーリアですよ。京平先生ファンのあいだではむかしから有名で、この時期やたら多かった。「魅せられて」がこのパターンの頂点ですね。しかし「九月の雨」が至高というのには賛同申し上げます。「失恋魔術師」も、筒井康隆「エディプスの恋人」みたいで好き。ところで、お節介ですが夏井睦「炭水化物が人類を滅ぼす」をお勧めします。

ポール・モーリアも大好きで昔から聞いておりますが……チェンバロを活用している辺りが「影響を受けているポイント」でしょうか?たしかに、ポール・モーリアを歌謡曲テイストにしたって感じですね。

「炭水化物は人類を滅ぼす」はあちこちで話題になっているので気になってはいるのですが……。

はじめまして、私は太田裕美より一回り下の世代の男です。
「九月の雨」を最近改めて聴きました。
私は、「こわい歌だなぁ」と思いました。
タクシーの運転手に「あなたの住所をポツリと告げた」と歌っているから、男の家に怒鳴り込みに行くつもりなのでしょう。
それまでも男には挙動不審な点があったのだと思いますが、電話口の後ろから女の声が聞こえたので、「これで浮気現場をおさえられる」と思い立ち、急ぎタクシーに飛び乗ったというわけです。
このあと男の家でどんな修羅場が展開されるでしょうか?

それとも主人公の思い込みで、男は全く浮気なんかしておらず、電話で聞こえた女の声も姉妹等の身内だったということもありえます。
もしそうだったらいいのですが・・・。

数十年ぶりにこの曲を聴きながら、私はこんなことを考えてしまいました。

京さま:
なるほど……そういう解釈も出来ますね。
僕は、あの歌ではタクシーに乗って泣いている女の子に完全に感情移入したので、男に会いには行くけど、言いたいことを全然言えずに、泣いて別れを告げるのだろうと思いました。
それまでの太田裕美ソングの流れで、天真爛漫で明るい少女が成長して、恋をして、苦い裏切りにあって、またひとつオトナになっていく……という流れで捉えました。
太田裕美は、ずばり、僕の青春で、同時代に聞いていたので、思い入れも強いです。しかも「9月の雨」は楽曲としても太田裕美の最高峰ではないかと思います。転調してからのドラマチックなことと言ったら!

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