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2014年5月 2日 (金曜日)

荒川サイクリングして、「ヒッチコック」を見た

 9時ごろ起床。

 晴れ。

 慌ててくーたんにご飯を出したり、朝のモロモロを済ませる。

 

 「第1章」の直しについての相方のメモが来ないし、「第2章」のメモも来ないので、ちょっと待ち状態。「第2章」を進めてもいいんだけど。

 本日は、相方の都合によっては鎌倉散策に行こうと話していたのだが、行けなくなった。本来は水曜日に行きたかったのだが雨だったし。

 じゃあ、「第2章」の準備をするか、と。まずは腹拵え。

 ご飯に磯のりを混ぜ混ぜして、目玉焼きとインスタント味噌汁、漬け物。

 メシを食いながら読んだ朝日朝刊の記事に登場した右翼の若者の考え方があまりにバカ過ぎて呆れ果てた。というか、絶句した。

 こういう連中の頭の構造を見てみたい。

 どう譲歩しても「ナチスのガス室はなかった。ユダヤ人大量虐殺はなかった」と信じるのは、脳に欠陥があるとしか思えない。一度アウシュヴィッツに行ってみればいい。それでもあれがユダヤ人機関によるデッチアゲだと思うのなら、こういう連中と話し合える余地はないと思う。

 つーか、そこまで右翼思想を信じるなら、有事の際には義勇軍に志願して戦ってこい!

 そうなることは絶対阻止しなきゃいけないから、結局、こういう連中は生き残ってバカなことを言い続けるのだ。というか、「平和ボケ」を批判するくせに、自分たちも「日本に戦争はない」と信じ切っているから勇ましいことをいくらでも言えるのだ。いざヤバくなってきたら、こんな連中はビビッて黙ってしまうだろう。それでも黙らないとしたら、本当のキチガイだ。

 昨日見た「テルマエ・ロマエⅡ」の感想を書く。やっぱり前作と同じ事をしてもなあ。完全な続篇ならまだしも。

 お昼を過ぎて、相方から電話。ランチを食べて自転車で走らないかと。

 髭を剃って、出かける。

 以前住んでいた辺りの、荒川土手で集合して、土手を乗り越えた内側にあるサイクリング・ロードを走る。

 以前は土手のそばに済んでいたのに、ほとんど荒川に親しむことがなかった。考えてみればもったいない事をした。

 というか、当時はあんまり整備されてなくて、美しくなかったのよね。それが今では、貧乏な足立区だが、かなり頑張って 緑地公園として整備が進んでいる。

 青い空が広々と広がって、とても気持ちがいい。梅雨入り前の風がさわやかで、素晴らしい。

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 どんどん走って、千住新橋を超え、西新井橋を過ぎ、江北橋まで来る。舎人ライナーの高架橋がモダン。

 この辺は堤防の整備中で、あんまり美しくないので、引き返す。

 足立区中央図書館と放送大学の入っているビル(都営住宅も入っている)の最上階のレストランが美味しいので、そこで遅めのランチ。

 おれはステーキを食べたが、以前より肉が硬くなっている感じ。でも、おれは多少肉が硬くても平気なのだ。

 食後、路地を縫うように走る。酒落た店が開店していた。要チェック。町中が老人ホームみたいな状態だった千住も変化し始めている。酒落たビストロなんか少し前にはなかったぞ。

 解散して、帰宅。

 「5時に夢中!」を見る。今日のゲストはプリンセス天功とこの前のR-1グランプリで優勝したやまもとなんとか、というヒト。せっかく優勝したのに知名度低い……おれがその手の番組をあんまり見ないからだろうなあ。

 その後、お腹も空かないので、録画した「続・最後から二番目の恋」を見る。急遽現場に戻った千秋が水を得た魚のように生き返る。やっぱりそうじゃなきゃね。

 考えてみたら、モノカキなんて一生現場人間で、管理職に回るなんて事はない。あるとしたら編プロを経営して雇ったライターに書かせる状態か。ライター業界ならあるかもしれないが小説業界ではそういうことはほぼ、ないよなあ。以前、数人の弟子を抱えて鵜飼いのようなことをしていた先生がいたけど……。

 しかしテレビの影響力は大きいから、今、鎌倉散策すると雑踏に巻き込まれることを覚悟しなければならないかも。特に、このドラマのロケ場所散策なんか、無理かもしれないなあ。

 ドラマが終わってほとぼりが冷めた頃に、行く方がいいのかねえ。

 普段、ドラマや映画のロケ場所なんか見たくもないのだが、その例外が「最後から二番目の恋」。ドラマに流れるあの「空気」を味わいたいのだけど……。もちろん、映像の中の世界と現実は違うことは承知しているけれど。

 ここで腹が減ってきたが、今から支度をするのも面倒なので、冷凍炒飯をレンジでチンして食べる。

 ニュースを見たり風呂に入ったりして、今夜は早々に寝ちゃおうかと思ったが、こういう時に録りためた映画を観てしまおう。

 相方は既に見ている「ヒッチコック」を見る。

 ヒッチコックの評伝は各種読んでいて、ヒッチコックはアルマ夫人にかなり助言を得ていると言うことは知っていた。なんせ元々はアルマの方が映画界では先輩で編集者として一本立ちしていたところにヒッチコックが入社してきたんだから。

 で、「サイコ」の映画化にパラマウントは大いに難色を示して「MGMでやった『北北西に進路を取れ』みたいなのを作ってくださいよ」と言うが、ヒッチコックは拒否。で、制作費の80万ドルを自分で用意してパラマウントは配給だけ、という契約を結ぶ。

 この辺、多くの評伝では、「テレビの『ヒッチコック劇場』で低予算短期スケジュールで制作する術を会得したヒチコックが、コンパクトな制作態勢でも映画は作れることを実証したかった」というように書かれているが、金が出なかったことが大きかったのか。

 というか、この「ヒッチコック」は、アルマ夫人がクロースアップされている。

 夫以上に有能なアルマが、後ろに引いて夫を立てる形で妻として母として家を切り盛りして脚本に助言し、ラッシュを見て意見をし、編集にもアドバイスをして、ほとんど一心同体のようにやって来たのに、世間は夫ばかり持ち上げて、自分は蚊帳の外。夫の浮気を黙認(それは実行されなかったのではないかと思うが。しかし他の女に性的な興味を示して色目を使ってしまう姿に我慢できなかったのだろう)していたのに、私が他の脚本家と仕事をするのが我慢できないなんて、何と言うワガママ!

 と同時に、ヒッチコックも、アルマの協力がなければ製作は進まないし、なによりアルマを失うことは恐怖に近い。

 この二人の葛藤が、「『サイコ』が失敗したら名声も財産も失ってしまう背水の陣」状態で再び元の鞘に収まる、という物語になっている。

 元になった「メイキング・オブ・サイコ」は買って読んだはずだが……見つからない。その代わりに、ヒッチコックの変質者ぶりを曝いてしまった「ダークサイド・オブ・ジーニアス」(邦題:「ヒッチコック 映画と生涯」)を読み返す。

 ヒッチコックのブロンド美人好きは昔から。アルマ夫人は、若い頃の写真を見ると、とても可愛いタイプだが美人ではない。

 外見より才能に惚れて、戦友同士が結婚したような状態。もしかするとヒッチコックはアルマに対して「女」よりも「同志」と思う気持ちの方が強かったのかもしれない。その分、欲望は外に向かって……しかも変態だからノーマルな形で愛人を持ったりするパターンではなくて、デブというコンプレックスもあって、女への性的欲望は内に籠ってウジウジしているから、アルマにすれば余計に腹立たしい。正面切って怒れないから……。

 ヒッチコックの「ダークサイド」は上記の本で初めてあからさまにされたが、アルマ夫人に対する敬意と評価は、これまで多くの本に出てきたし、ヒッチコック自身もインタビューで触れているし、ヒッチコックが誰かを評価する時は決まって「アルマが褒めていたよ」と言っていた。だから、この映画で描かれたような「評価されるのは夫だけ。私は後ろに控えるだけ」というのは当たらないように思うが……まあしかし、一般大衆や一般マスコミはそうなんだろう。

 で、これはwowowの「W座」枠での放送だったので、亡くなってしまった安西水丸が「市川崑さんと和田夏十さんもそうですよね……和田さんが脚本を書かなくなって、市川さんの作風が代わってしまったような」と言っていたが、まさにその通り。

 有馬稲子との浮気に激怒した和田さんは「崑ちゃん、これからはアナタ一人でおやんなさい」と宣言して、脚本を書かなくなってしまった。困った市川さんは、谷川俊太郎など他の作家と組むが、やっぱり、和田夏十との「映画史上屈指の名コンビ」時代のクオリティには達することはなかった。市川崑スランプ時代である。

 その後、市川崑はだんだんと「過去の人」みたいになってきて、それではいかんと、テレビシリーズ「木枯らし紋次郎」を始めて、これが大ヒット。主題歌の作詞を和田さんが担当して、この曲も大ヒット。これは、歌詞が素晴らしい。簡単な言葉で物凄く深い内容を語っている。

 で、テレビで得た低予算早撮りのノウハウをもって、ATG「股旅」を作って成功し、「金田一シリーズ」で東宝のドル箱監督になり(それまでは評論家の評価は高いが客は入らなかった)、最強の存在になった(黒澤明はたま~にしか新作を作らないし)。

 表向きはノータッチだったはずの和田さんは、撮影所でのオールラッシュ(和田さんに見せるためだけの試写が組まれた)を見て意見をし、脚本も一部改訂していたらしい。

 つまり、ヒッチコックとアルマの関係に酷似している。

 和田さんには監督願望はなかったのだと思うが、アルマにはあったのかもしれない。和田さんは市川作品以外に脚本は書いていない(増村保造が撮った「足に触った女」は唯一の例外)が、アルマはヒッチコック以外の人間と組んで脚本家として単独クレジットを望んでいた(自分の才能を世間にキチンと評価させるために)のかもしれない。この映画ではそう描かれているが、それは、夫にないがしろにされていると思っている反動だったのではないか?

 映画の現場でスタッフやキャストを統率しなければならないし、会社側との交渉もしなければならない。芸術家がアトリエにこもって作品を作るのと違って、カネの算段をしなければならないし多くの人を説得させなければならない。それが映画を作ることだが、それがもの凄く大変であることを熟知しているから、アルマは夫にその役割を任せていた。女性監督がほとんど存在しなかったハリウッドでは尚更。

 というかヒッチコックも天才だから、アルマの期待以上のものを作り出した。

 まさに、名コンビ。

 古今東西、似てくるんだろうか。

 我々は、この日記でもそうだけど、お互いの合作の作業分担とか関り方をかなり公開して、決して「手柄の独り占め」をしているつもりはないけれど、例えばこの日記はおれが書いているから、おれの主観になってしまう。いっそうの配慮が必要だと思う。

 見終わってすぐに「タモリ倶楽部」。先週の続き。

 その後、上記の「ヒッチコック 映画と生涯」を読み返し、「メイキング・オブ・サイコ」を捜したのだが見つからない。しかし絶対に読んだ記憶があるし、買った記憶はある。しかし見つからないので諦めて、2時過ぎ就寝。

今朝の体重:90.95キロ

本日の摂取カロリー:1567kcal

本日の消費カロリー:日常生活+33kcal/712歩+469kcal(自転車)

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