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2014年8月30日 (土曜日)

「アオイホノオ」を見て青春の悶々を思い出して七顛八倒

 7時30分ごろ起床。

 驚くべきことに、8時間くらい寝た。最近は6時間寝るのが限界だったのだが、どうもエアコンの冷やしすぎが原因で、寒くて朝、早起きしていたようだ。昨夜は久々にエアコンを切って寝たもんね。

 昨日出した、執筆スケジュールについてのお詫びメールに返事が来て快諾して戴けた。

 安堵。

 朝のモロモロを済ませると、もうお昼近く。

 ブランチは、ソーセージを3本焼いて目玉焼きとキャベツの千切り、ご飯にインスタント味噌汁にキュウリの漬け物、海苔。

 けっこう満腹。

 録画した「タモリ倶楽部」を見る。北陸新幹線用の新型車両を作る企画の前篇。最後にタモリが構内をDD51ディーゼル機関車を運転して走る。この機関車はとてもポピュラーだなあ。

 で。

 芦川さんに強く勧められていたのだが、どうも見る気が起きなかった「アオイホノオ」。なんだか、古傷がぽっかり開いてしまうような、そんな予感がしていたので、本能的に回避していたのだ。

 しかし、意を決して、見た。


 ハマった。

 コロッとハマってしまった。

 しかも、あんまり面白いので2度も見てしまった。


 第7回。冒頭は自動車教習所。ガイナックスの重役が教官役で出演して「何さらしとんじゃこのボケカス!」と教習生の柳楽優弥を物凄い勢いで罵倒するが、これでハマった。

 なんせおれも、忘れはしない豊島園にある自動車教習所で怖い怖い教官にしごかれ続けて、シラフじゃダメだ酒を引っかけて行くしかないと思い詰めたからなあ。同時に受けていた日芸の同級生の倍以上時間がかかって、やっとこさ卒業したし。

 このメーターが振り切れた芝居をするガイナックスの重役・武田さんって、凄いなあ!そのへんの役者以上に、役者やの~!

 で、根拠のない自信の塊の主人公の姿がイタくてイタくて、もう正視に耐えない。それを柳楽優弥が、これまたメーターが振り切れた芝居で見せる。このヒトって、こんなにコメディにハマったんだ!寡黙でナイーブというイメージしかなかったのに。

 安田顕やムロツヨシなどの脇役も全員、メーターが振り切れているし、山本美月や黒島結菜も可愛いぞ!


 1981年。おれは日芸の学生だった。大阪と東京、アニメや特撮やマンガと映画と、微妙に違いはあるけれど、まあ、とても似たようなモノ。おれの同期にだって「当時は何者でもなかったけど、その後著名になった」ヤツは数人いるし。

 おれたちが夢中になって見ていた山田太一脚本の「ふぞろいの林檎たち」を「ひどい脚本だね!セリフが最悪。山田太一はダメだね」と切って捨てた脚本コースの先輩がいたなあ。柳田渉先輩、今何をしてるんでしょう?

 まあ、おれ自身も似たような言動で、既存の作品や映画監督をばっさばっさと切り倒していて、「その気になればおれは出来る」というまったく根拠も何もない自信があったし、親からカネを絞り出して超大作の卒業制作を作って(実際、作った)、石井聰互先輩みたいに一気に映画監督になろうという野心に燃えていたもんなあ。

 そういう日々が、イタい。

 懐かしいし、甘い思い出でもあるけれど、その反面、思い出したくない恥部でもある。

 なんておれはクソ恥ずかしいチンケなガキだったんだろう。

 今、イッパシの存在になっていれば、「そんなこともあったねえ、わはは!」と笑い飛ばせるが、今も昔も、そんなに変わっていないという現実がある。

 現に今だって、「書き出せばたちどころに原稿は進んでベストセラーになるのだ」というキチガイみたいな思い込みがあったりする。まあ、そう思ってなければこんな商売、不安で不安でやってられないのだが。

 「愛国戦隊大日本」は、助監督になってから、東宝の撮影所にある助監督室で見た。先輩の助監督がビデオの孫コピーをもっていたのだ。

 物凄く面白かった。サヨクを笑いものにしつつ右翼も茶化す、知的なアチャラカ。これが批判の対象になるとはどうしても考えられなかった。当時、筒井さんも否定的な評価を下していたが、どうしてこの作品を誤解したのか、理解出来ない。右も左もぶっ飛ばせ!なのに。

 学生時代は、大阪の動向はまったく知らなかったし、興味もなかった。おれは自主映画を作って、現場を仕切る力のなさを痛感したので、とにかくプロの現場に入って修行をしたかった。インデペンデントで食っていく選択はしなかったし。

 PCゲームの「プリンセス・メーカー」は熱心にやったんだよねえ。パラメーターを自由に変えられるツールを入手して自分のプリンセスを自在に変貌させたりしたし。

 しかし、この作品の主人公たちは、希有な出逢いをした、希有な才能の集合体だったのね。

 特撮映画は好きだったし、その気になればスタジオも機材も揃っていたから自主映画でも卒業制作でも作れたのに、何故か、特撮映画を作ろうという気が起きなかったんだよなあ。まあ、あの頃、怪獣映画というのはバカにする対象だったからなあ。もう少し時間が経たないと、怪獣映画を客観視出来なかったんだろう。まあおれは3年実習の短編映画で人類が滅亡してシェルターでたったひとり生き残った少女(原作は横田順彌氏の「かわいた風」。無断で映画化して、後からビデオを持って挨拶に伺った)の物語を映画化して、浜岡砂丘までセットを運んでロケしたんだけど。東宝撮影所でガソリン・エンジンで回す巨大送風機を借りて砂嵐を作り出したんだよねえ。この短編はとても高い評価を受けたんだから、多少はそういう気持ちはあったのだが……。

 でも、当時は、ヒチコックみたいな「きちんとした構成を持つ本格的娯楽映画」を作りたい一心だったからなあ。

 そんなこんなを思い出して、胸掻き毟り、身悶えて、七顛八倒した。

 ドラマとして面白いし、「イタさ満点の青春」を描くのに深刻にならず、かと言って笑い飛ばしもしない絶妙な匙加減に大いに感心し、役者の怪演に大笑いして、また見てしまったし。

 学生時代の延長で商売になって、暮らしが立っているというのは素晴らしいことだなあ、と思う。それは、才能が無ければ不可能なことだと判っているけれど。

 彼らと同時期に東京で青春していたおれたちは、死屍累々だ。一番の出世頭は自ら死を選んでしまったし、おれたちの代は不思議と早世している者が多い。そして、映画を学んだけど映画から離れてしまった者も多い。おれ自身がそうなんだけど。

 こういうドラマを見ると、せっかく映画の世界に潜り込めたのに、どうしてもっと頑張らなかったんだと思わないでもないが、やっぱり、無理だった。今の選択は大正解だ、とどう考えても、思う。

 映画「アマデウス」のラストで描かれるように、この世界の成功者は死屍累々の上に立っているのだ。思えば、この「アマデウス」は東京に出てきて早々に見て、大変な世界に入ろうとしてるんだぞおれは、と思ったのだった。

 と、いろんなことが膨大に思い出されて、ちょっと参ってしまった。こうなることを予感していたから、無意識的に避けていたんだろうなあ。

 でも、面白い。これはもう、遡って全部見るしかない。

 とは言え、イヤだなあ……自分と似たような青春を直視するって言うのは。

 で。

 ひとしきり悶々とした後、仕事開始。

 ずっと書き出しに迷っていたのだが、すっと書き出せた。これは幸先いいぞ。すっと書き出せると後々スムーズに展開できるのだ。

 が、まだ集中力は出て来ない。

 読売の発言小町を読み耽ったり、ネットをいろいろ漁る。

 しかし、朝日新聞は「吉田」に祟られてるのかね?福島第一原発の吉田所長の証言を最初に報じた朝日だが、一部を取り上げて全体をねじ曲げていると産経・読売に指弾されている。

 おれは朝日の読者だし、いろいろ問題はあっても、朝日が一番マシだと思って読み続けているが……ちょっとへこたれてきたぞ。長年の愛読者を離反させないで欲しい。

 18時を過ぎて、晩飯にする。

 買い物ついでに、北海道ラーメンの「ひむろ」で、塩ラーメンと餃子と半ライス。なかなか美味い。

 明日の食料を買って、帰宅。

 19時30分からのNHKスペシャルを見る。「異常気象」。進行役はタモリ。

 タモリは、引退していないし「タモリ倶楽部」や「ミュージックステーション」のレギュラーを続けているのに、「いいとも」を終えたら隠遁しているみたいな記事ばかりなのはどうしてだ?何か意図があるのか?まあ、「タモリ倶楽部」はタモリのホビーみたいな番組ではあるけれど、「『いいとも』の終了以後、公の場に姿を見せなかった……」とか書いているが、「タモリ倶楽部」はあれ、公の場所じゃないのか?公開放送じゃないから?でも「ミュージックステーション」は客を入れた生放送だよね?

 21時から「アド街ック天国」。アメ横の美味しい店。アメ横は食べ歩きしなければいけないなあ。近くに住んでるんだしなあ。

 23時からNHK教育テレビで、「伊福部昭の世界」を見る。もっと突っ込んだ分析をしてくれるのかと思ったけど。

 シャワーを浴びて、ジュースを買いに外に出たら、完全に秋の空気。なんだか寂しいねえ。9月に入ったら暑さがぶり返すらしいが、それに期待したい。まだまだ夏は終わって欲しくない!

 で……。

 寝る前にまた「アオイホノオ」を見て、今度は、出演者の大阪弁の怪しさが耳についたり、演出の巧みさに感心したり、やっぱり役者たちの怪演に爆笑したり。

 いやあ、このドラマは凄いわ!

 しかし、軟式野球の全国大会、45回までやっても決着が付かない。両チームとも同じ投手のまま。これって、投手の健康状態を考えてるの?勝てばいいの?投手の肩なんか気にしないの?

 ニュースはどれも「珍事」として伝えているが、おれは微笑ましいニュースとは思えない。

 いい加減、どうにかしろよ!高校の教師はノータッチなのか?生徒がどうなってもいいのか?本人が「いけます!やらせてください!」と直訴しても、教育的配慮で投手を交代させるべきじゃないのか?一晩寝たくらいでカラダは元に戻らないだろ?

 反論はあるだろうが、おれはそう思う。

 で、なんだかんだで2時前に就寝。

今朝の体重:91.55キロ

本日の摂取カロリー:1741kcal

本日の消費カロリー:日常生活+26kcal/619歩+38kcal(自転車)

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