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2014年9月 2日 (火曜日)

仕事を進めて傑作と(おれにとっては)駄作を見た

 7時前起床。

 久々の快晴。しかし、風は秋になってしまった。

 朝のモロモロを済ませて、仕事開始。

 角川の新作、ようやく調子が出始めた。快適に仕事が進むのは快感だ。

 アサメシを挟む。トースト1枚と牛乳のみ。

 これではすぐに腹が減る。お昼前、店が混み出す前を狙って、「翔竜」に行き、ラーメン。今日は半ライスを頼まず大盛りにする。

 帰路、夕食のコロッケやサーモン・マリネなどを買う。

 宅配ボックスに、光文社新刊の見本が届いていた。

 早速相方に連絡し、今夜会って渡すことにする。POPも作って書店廻りの段取りも考えなきゃ。

 仕事を続ける。

 夕方になり、「5時に夢中!」を見る。ふかわがリラックスして日替りゲストに突っ込んで予想の数十倍のボケをカマしてくる火曜と木曜が一番面白い。それに両日とも他局では言い難いマジなコメントも堂々と発言するし。

 が、途中で寝てしまった。この時間、一番眠いのよね。

 18時ごろ、ツナギで夕食用に買ったコロッケを温めて食う。スーパーのコロッケは安いけどあんまり美味くない。肉屋のコロッケは凄く美味いのに。

 20時ごろ、相方から電話があって、「サイゼリア」で夕食。すでにカロリー・オーバーしているが。豚骨ラーメンの大盛りは1食で1000kcalを軽く越えるので、食ってはいけない。

 チキンのチーズ焼きにイタリアン・サラダ(相方とシェア)、小さいバゲットみたいなパンを食べる。

 光文社新刊を渡し、今週の予定を決める。天候次第では乱歩賞受賞パーティを欠席して海へ行く。

 そのままウチに移動して、録りためた映画を観る。

 ジョージ・クルーニー監督の「スーパー・チューズデー 正義を売った日」は、これは、傑作だ!素晴らしい!

 まず、政治をネタにしているが政治映画ではない。民主党大統領予備選挙に出馬したリベラルで魅力ある候補者のスタッフの話。理想に燃えるペンシルヴェニア州知事モリス候補に共鳴して優秀極まりない頭脳を駆使して奉仕する主人公スティーヴン。彼の上司は「選挙屋」の超ベテラン、ポール。政治的主義主張では動かないが信義を重んじる。

 数多いスタッフの中には、ボランティアで参加している大学生も多い。若いやつが多いと、どうしたって、いろいろ問題行動が出て来る。当人の望むと望まないに関係なく……。

 清廉潔白で真っ直ぐな理想に燃える正義漢が、どんどん汚れていって、自分のポストとキャリアだけが重要になっていく現実を、シニカルに辛辣に描き出す。

 敵も有権者も騙すレトリックと作戦が、凄い。練れた脚本の見事なこと。

 そして、説得力溢れる役者たちの演技!主演のライアン・ゴズリングはキレモノで優秀でナイーブな男を本当に好演しているし、その上司の選挙屋ポールを、亡きフィリップ・シーモア・ホフマン。鳴呼、本当に惜しい人を亡くしてしまった。現実主義者だが義に厚いポールは、この人でなければ演じられなかっただろう。敵側陣営の選挙参謀ダフィを演じたポール・ジアマッティも嫌になるほども上手いし、政治記者のマリサ・トメイも憎ったらしくて上手い。

 役者が監督すると、同業者の目でキャスティングするから、その配役は絶妙。伊丹十三のキャスティングがどの役もバシバシ決まって、意外な抜擢が大成功したのは、演出家ではなく同業者だからだろう。

 逆転に次ぐ逆転の展開。正義がどんどん薄汚れた絵空事になっていく、現実の世界。

 こんな汚い世界で何十年もキャリアを積み重ねてトップに至る人間は、怪物なんだろう。普通の人間とは違う。そういう人間でなければ政治家にはなれないし、たぶん、政治家は務まらないのだろう……。

 それを思うと、ほんと、政治って、嫌な世界だなあと思う。

 くわばら、くわばら。

 オバマだって、アメリカを変えようと立候補したけど、選挙戦を戦うにつれて目的が「理想の実現」から「勝負に勝つ」ことに変質して、今や政権を運営することのみに腐心している。

 これが、現実なんだねえ。

 そんなストレスだらけの日々を送っていると、若い学生ボランティアについ、手を出して中出ししてしまって妊娠させてしまうこともあるんだろう。お尻を触っただけで問題になって馘になった横山ノックは可愛いほうだ。お尻を触られた若い女は敵側の工作員だったという可能性もあるんだし。

 いやあしかし、脚本が見事で役者も見事、アクの強い人物を巧みに捌いた演出も絶妙。「グッドナイト&グッドラック」は静かな名作だったが、この作品はサスペンス映画としても実に秀逸。

 素晴らしい!

 で……。

 Jホラーが大好きな相方が、「ちょうど今やってるんだけど」というので、wowowを見た。アメリカ映画としてリメイクした「呪怨JUON」。

 悪いんですけどねえ、おれは、ホラー映画、特にJホラーがダメ。小津安二郎や溝口健二・相米慎治がダメなのと同じくらい、ダメ。

 小津映画はあの演出が生理的にまったく合わないし、溝口や相米は「ワンシーンワンカットの演出技法への執着」が大嫌い。

 Jホラーは、その上を行って、どうしてもツッコミを入れたくなってしまうのだ。殆どコントみたいな演出がイヤだし、どうしてここでこういう演出をして観客を驚かせないのか、とイライラしたり。

 まあ、こういうのはアメリカ映画的にショッカー演出に染まりきっているから、思ってしまうのだが。

 「リング」は気味悪かった。文字がごにょごにょ動いたり、不鮮明な白黒映像が気味悪かったり、丸鏡に映るものが怖かった。しかし、それ以外のものは、どうしても、ダメ。

 この映画も、アメリカ人の役者の芝居が下手くそに思えるし、撮影のフレームの切り取り方が不満だし、編集の呼吸が嫌い。演出はテンポが遅くてイライラするし、もっとショック演出とかスプラッターにやれよと思ったり。

 でもそれは、Jホラーの特質にことごとく無理解で否定していることになるのよね。

 石橋凌の英語がとても達者なのには素直に感心したが……セットも何だかちゃっちいし(この家がメイン舞台なんだから、もっとカネをかけて本物らしいセットにすべきだった)。

 セットは日活と東宝を使ったようだが。

 アメリカではヒットした、というのが驚き。こんな安っぽい映画なのに?

 外国人の監督が日本を舞台に撮ったら、珍妙奇天烈な日本が登場して、それだけで笑えたのだが、監督が日本人だから、日本の描写はまあ、まとも。警視庁捜査一課の部屋に立派な盆栽が飾ってあるのが異様だったけど。

 しかし……おれには、本当に、Jホラーが判らない。どこがいいのか、まったく理解出来ない。殆どコントじゃないか!

 まあこれは、「生理」なんだろうなあ。いくら努力しても、おれには小津安二郎の良さがまったく理解出来ないし、溝口健二がワンシーンワンカットに固執した意味も判らない(戦前の溝口は、きちんとカットを割っていたのだ)。ワンシーンワンカットに執着することは、映画の最大の武器である「カット割り」を棄ててしまうより価値があるのか?おれにはそうは思えない。

 ヒチコックだって「ロープ」で実験して、1作だけで止めてしまったでは亡いか。それを現代でも三谷幸喜がやることも理解出来ない。だいたい、カットが割れない映画監督ってどうなのよ?と思う。小津の場合は、逆にカットを割りすぎて、なんだかサスペンス映画みたいに切り返すし……。

 「JUON」は、最初の30分だけという話だったのに、結局最後まで見てしまった。

 もう、金輪際、Jホラーは見ません。いや、外国映画のホラーものだって、面白いとは思えないのだ。

 相方帰って、ゴミ出しをしたりしていると、2時。

 慌てて寝る。

今朝の体重:90.65キロ

本日の摂取カロリー:2914kcal

本日の消費カロリー:日常生活+46kcal/1185歩+92kcal(自転車)

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