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2014年10月31日 (金曜日)

何事も急性や劇症はヤバいというお話

 8時起床。完全な寝不足。布団かぶって寝ていたい心境だが、起きる。

 曇り。

 朝のモロモロを済ませて、10時を待つ。今日は来年1月3日の「NHKニューイヤーオペラコンサート」の前売り発売日。

 10時になったので、ソレッとチケットぴあのページに入り、S席を予約したのだが、取れたのは一番後ろ。え~?

 去年というか今年はA席だったが一番前が取れたのに……。

 たぶん、S席は「関係者ご招待」をたくさん取ってあるのだろう……。そう思うしかない。

 印税は予定通り入っていたので、早速相方に待って貰っていた9月分の「分け前」を振り込む。

 小説の仕事を始めて嬉しかったのは「約束通りの金額が約束通りの期日に支払われる」こと。映画の仕事だと、「ちょっと待って」「今回は泣いてくれ」「次で埋め合わせするから」ということが多かった。もちろんメジャーの東宝ならまったくそんなことはなかったのだが、製作会社と仕事をすると、みんな自転車操業だから、大物や売れっ子ならともかく、駆け出しや無名だと支払いは一番最後に回されて資金がなくなって「今回は泣いてくれ」という目に遭ってきた。だから、映画って嫌なんだよな。

 柳美里と「創」は、未払い印税の額で揉めているらしい。(←リンク)

 あの雑誌クラスなら1枚5000円がいいところかなあと思っていたけど、1枚2万円という約束だったと柳美里は主張し、「創」側はもっと安いと言って対立しているらしい。

 幸いおれは、取りっぱぐれとか「泣く」ことはなかった。勁文社が倒産したときもグリーンドア文庫の印税を貰った後で、新作はまだ書いていなかったし。

 まあ、ノベルスを文庫化してゲラまでやったのに官能文庫自体が消滅したことや、長編を書き下ろして、あと少しというところでそのノベルスがまたしても消滅してしまって、完成間近の原稿が宙に浮き、他社に売り込むのに四苦八苦したことはあったが……。

 で、昨日の深夜というか、今日の早朝というか、猛烈に号泣して鼻が詰まって息が出来ず、就寝出来ないほど泣き崩れてしまった原因である鈴木常吉の「思ひで」と、ドラマ「深夜食堂」。

 その後遺症は今日も続いて、事あるごとにあの曲のフレーズや歌詞が頭を過ぎ、その都度、泣いた。これはもう、フラッシュバック現象。もう、自分では制御出来ない発作みたいな感じ。そこまでの衝撃だったのだなあ。

 じゃあ、とことん聴いて耐性を付けるしかないか、とiTunesで買った「思ひで」を聴いたが、症状は悪化するばかり。

 もうね、貧困の中、窓外には雪が積もって冷え冷えとした三畳間の中でせんべい布団にくるまって死を待つ「おれ」(部屋の中なのに吐く息が白い……)の姿が浮かんできて、まったくもって「なんじゃこりゃ」状態。いくらなんでも、こんな「絵に描いたような貧困」はねーだろー!と思うのだが、「思ひで」の物悲しいメロディ(アイルランド民謡なんて、反則だ!)と、哀れを誘う歌詞、そして「深夜食堂」の冒頭のあの映像とか、小林薫の無骨な優しさ(あのドラマ自体、死に瀕したマスターが観た走馬燈のような思い出、のような気がしてならない)のとかを考えると……。

 もうダメ。

 ATMに行くついでに、「鶴亀飯店」でブランチ。茄子味噌炒め定食にミニ担々麺。

 食っているときも、フラッシュバック現象が起きて、涙ぐんでしまう。

 こりゃ重症だなあ。

 帰宅して、仕事を開始するが、寝不足なのと泣き疲れで、頭はぼんやり。

 やばいぜこれは。

 気分転換(でもないけど)に、アップルの「ディスカッションボード」にOSXをYosemiteにしてもHPプリンターのOCR機能は使えますかという質問をした。HPのサイトにはYosemiteに対応するプリンター・ドライバがまだ上がっていないので。

 HPのプリンタードライバにはオマケでOCR機能がある。このOCRはなかなか優秀で、かなり正確に読み取ってくれる。IRIS社のOCRソフトが組み込まれているのだが、OSがバージョンアップするとドライバの更新が止まって、プリンターやスキャナーの基本機能はアップルが出すドライバで使えるのだが、OCRは使えなくなる。単独で買うと2万くらいするが、OCRはほとんど使わない。毎日使うなら2万は安いものだろうが、ほとんど使わないけどあれば便利、という感じだからなあ……使えないと不便。

 

 が、その質問を上げてすぐ、「使えるドライバが出てますよ」という回答が付いて、調べてみたらその通り。詳しい方の教えは本当に有り難い!

 これで、OSをYosemiteにしてもいいかな、と。しかし、簡易データベースソフトの「Bento4」が動かないらしい。これで録画したDVDの管理をしている(最近は更新をサボっているが)ので、これも使えないと不便。FileMakerに乗り換えればいいのだが、たいしたデータベースではないし、FileMakerは大仰すぎる。

 それに、キーボードの問題がある。東プレ製のWindows用のキーボードを「Wink for MacOSX」というツールを使ってマックに適合させているのだが、このツールの更新が止まってしまった。儲からないからもう更新しないらしい。代替えのツールはあるし、Mac用の使いやすいキーボードもあるのだが……。

 てなことを考えても、なにかの拍子に、不意に、フラッシュバックが起きてしまう。これはもうトラウマですな。

 光文社から電話。倒れたT氏の病状だが、病名は怖ろしいけれど特殊な感じで、症状は軽く、意識はあるし食事もしているし会話もしていると。ただ、感染症とか再発を警戒してICUに入ったままだと。

 ということで、取りあえずは安堵。最悪の事態は避けられた。願わくば、無理をせず焦らず、治療とリハビリをして、また、あの元気な笑顔に接したい。

 ご快癒を心から願っております。

 今日が〆切のJノベル第2回だが、相方から、もう1日欲しいと。1日くらいなら大丈夫だろう。担当F氏にその旨、お願いの連絡をする。

 

 新聞各紙に各通信社も伝えている「アベ首相の『打ち方止め』発言」は朝日新聞の捏造だとアベは言い張り、民主党議員の質問にヒステリックに答えていると。(←リンク)

 真相は、この発言はアベ本人のものではなく、同席した誰かのものだったらしいが、各メディアが伝えているのに朝日だけ名指しで批判するところが「ガキの逆ギレ」そのもの。まあ、「ボクは朝日が大嫌いなんだもんね」と正直に言ってるから、判りやすいと言えば判りやすいのだが。しかし、こんな単純さでいいのか?

 アベは、以前から追い込まれるとカリカリしてヒステリーを起こす傾向がある。一国の首相の器ではない証拠。一日も早く首相を辞めて貰いたいのだが、ライバルが台頭していないからなあ。また体調が悪くなっているという報道も一部にあるが、これは事実無根なら名前を出して批判すべきですよね?アベさん。

 ボンヤリしていると、もう夕方。

 「5時に夢中!」を観る。本日はハロウィンらしい。日本人がどうしてハロウィンの「仮装」だけを真似して盛りあがるのか、まったく理解出来ない。そもそもは子供のイベントじゃないか!それを、どうして日本人が形だけ真似して喜んでるんだ!子供なら可愛いけどさあ。

 形だけ猿真似というのがどうしても許せないのだ。おれは。

 で、王様の格好をしたふかわの隣には、男装をしたミッツ・マングローブが。女装をしている男が男装をするというのは極めてややこしい。ミッツ・マングローブになる前は男として普通に仕事をしていた優秀なサラリーマンだったんだから、今日のスーツ姿が本来の格好なのだろうけど……女装の時より顔が小さくて、脚が長い!

 魔女の格好をした中尾ミエとの間に挟まれて、今日のゲストは安達祐実。30過ぎてもまだ15歳くらいにしか見えないというのは驚異というか、白木みのるみたいだよなあ!

 18時のニュースを見ていると、渋谷は仮装をしたバカでもの凄い人出!

 ネットでは、フェイスブックの定着で「リア充なおれ・私」の写真を撮るためにハロウィンの仮装がここまで流行るようになったと書いているが、これは商売人が儲けるためにマスコミを使って煽ったからだろ。それにバカが乗っただけ。まあ、行きつけの飲み屋のイベントとかがあるんだったら、ちょっと話は違ってくるけど……。

 恵方巻きなんかと同じ。で、イースターも流行らせて、流行り始めてる。まったくバカだね~。

 だったらイスラムのイベントも流行らせて、ラマダンとかもやれよ!

 夕方にミルクティを呑んでバウムクーヘンを食べたら、腹がくちてまったく空腹感がない。

 「ぺけぽん」を見終わっても、腹が減らない。ならば抜いちまおうか、と思うが……。

 20時を回ると、さすがに徐々に空腹感も出てきたので、外に出る。

 松屋で牛丼とか思ったが、回転寿司に入る。これなら量を調整出来る。

 店内はほどほどに混んでいたが、独り客は客と客の間に案内されて、とても狭い思いをしつつ、食う羽目になった。

 しかし、隣の席のお姉ちゃん(ネイルサロンかアパレルか、そんな感じ)二人の会話が面白い。クレカが払えずに停まってるとか、友人の結婚式はお慶びを包むのがもったいないから「ゴールドコーストから祝電を打つね!」って祝電で済まそうかって。東京にいるんだけどさ~とか。

 マグロ赤身、イか、ネギトロ、ウニ、イクラ、アナゴ、お新香巻など。

 帰路、北千住の夜の賑わいを観て、涙。食い物屋にたくさんの人が入って楽しげに飲み食いしている姿を見て、涙。飲み屋の看板を観て、涙。

 もう、昨夜から涙腺が破壊されてしまって、ダダ漏れ状態。

 

 思えば、「思ひで」みたいな曲は今まで聴かなかったからなあ。好きじゃないジャンルだったし。でも、不意に聴いてしまって、それが今の心境にバチッとハマった、というか、「深夜食堂」のあのタイトルの映像にマッチしすぎるほどマッチしてしまった、そのインパクトというか衝撃は絶大で、急性の劇症を引き起こしたとしか思えない。

 危険ドラッグも覚醒剤もアルコールも、刺激物の急性中毒は怖ろしいし、今まで免疫も耐性もないところに衝撃的な刺激が与えられると、それはもう劇症を引き起こすんだなあ。

 風呂に入り、外に出て涼んで頭の中を整理すると、何故こんなにもパニックみたいに悲しみに包まれたのか、その原因が判ってきた。

 始めて出会った種類の音楽だったこともあるが、この曲から、いろんな「死」にまつわる記憶やイメージがぶわっと一気に爆発的に想起されてしまって収拾が付かなくなったのだろう。

 「星守る犬」のラストで、主人公の犬が、飼い主一家の中で幸せだった日々を懐かしみながら死んでいく場面とか、「赤ひげ」で藤原釜足が壮絶な死を遂げてからやって来た娘に赤ひげが「とても穏やかな死だった」と伝えると、根岸明美の娘が「そうですよねえ……そうじゃなきゃあねえ」と泣く場面とか、小林信彦の「衰亡記」とか、過去の名作のそれに類した場面が一気に繋がって襲いかかってきた。

 で、生まれて初めて、「死」というものを考えて、実感したような気になったのだろう。

 貧困の中での孤独死、というのは最近テレビで頻繁に取り上げられるようになっているし、そうなる可能性は大いにあるのだし。一人で絶望の中、死にたくないよねえ。

 しかしまあ、そういう「心的メカニズム」というか「気持ちの筋道」が判ったら、自分で分析出来たら、なんだか心が落ち着いた。

 おれは昔から、トコトンまで思い詰めて、気持ちを追い込んでしまうところがあるからなあ。

 そうなると、自殺という形になりそうなものだが、おれの場合は、トコトンまで行くと、突然開き直って、脳内に植木等の歌が流れて「そのうちなんとかなるだろう!」「いろいろあるよいろいろね。そんなこたぁどうでもいいじゃねえか!」と思えて、急に心が弛緩するのだ。すごく重い仕事をさせていたMacがフリーズして自動的に再起動するような感じというか。

 便利な性格だと思う。

 子供の頃にクレージー映画を観まくって、植木等の歌をソラで歌える人間で良かった、と思う。なんせ植木等の歌は、親鸞の教えに通じるものがあるんだから!おれは先祖代々真言宗だが、浄土真宗に改宗しようかしら。

 というか、元気いいぞう先生の至言が胸を打つなあ。

「生きていればヨシとする」

 これかな?

 ということで、仕事は進まなかったが、やっと心の安定は取り戻すことが出来た。やれやれだ。

 しかし明日、レンタルした「深夜食堂」の1と2のDVDが届くんだよなあ……。ま、これをみて耐性と免疫を付けることにしよう。

 TBS「A-Studio」を偶然見たら、ムロツヨシがゲストだった。普通に書けば複雑っぽい家庭環境を冗談っぽくさらっと流したのが凄い。このヒトはいつ観ても、風呂上がりみたいなつるんとした感じだなあ。清潔感があるって意味ですけど。

 今夜は早々と寝てしまおうと思っていたが、なんだかんだで23時30分頃、就寝。

 

今朝の体重:90.25キロ

本日の摂取カロリー:2237kcal

本日の消費カロリー:日常生活+70kcal/1736歩+102kcal(自転車)

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