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2014年12月 1日 (月曜日)

壊れゆく旧友

 6時40分起床。

 雨。

 

 朝のモロモロを済ませて、仕事開始。角川の最終章をやろうと思ったが、相方に修正プランがあって、それを組み込むとかなりの変更になるので、プランのメモを待つことにする。

 その間、先に週刊新潮の「黒い報告書」をやることにする。

 今夜は旧友Oと中華を食う約束をしているので、昼間の食事を抑える。ダブルソフトのトーストにゆで玉子。

 仕事を続ける。

 普段は人付き合いも良くなくて、参加するイベントも少ないのだが、12月は多い。集中している。それに、年内に済ませてしまおうと人間ドックの予定も入れてしまった(これは自己責任)ので、もうパンク状態に近い(あくまで当社比)。申し訳ないことだが、不義理を承知で数件、辞退。

 午後、空腹に耐えかねて、コーンフレークを食べる。

 そういや、菅原文太も亡くなった。この人とは2本仕事をした(と書くとエラソーだなあ。末端の助監督として現場をご一緒した、と書くべきか)が、巨匠と新人監督で態度がまったく違うのに激しく幻滅した。で、東映系の役者は本当に扱いが難しいと感じた。あの気さくで腰の低かった川谷拓三だって「役者はスタッフに舐められたらアカン」という信条の持ち主だったし(こっちは既に売れっ子だった川谷さんを舐めるはずもないのに)、小林稔侍にしても、どうしてこんなところで拗ねるかねえ、と思うこともあったし……。

 役者と芸人は舞台や映像で接するに限る。まあ、それくらいのアクがなければやっていけないだろうと言うのも判るが……しかし、新劇系や東宝系の役者は、こちらの言い分を理解してくれて、とても理性的だったのに(聞くところによれば、あの三船敏郎もスター然としたところがなかったと。東宝系の役者はそうやって育てられたらしい)。

 

 同じ東映で、ヤクザ映画でスターになったからと、高倉健と菅原文太を同一視して論じるヒトもいるが、高倉健は「古いヤクザ……任侠道を守る古き良き任侠の男」を演じ、菅原文太は「古い任侠道をぶっ壊す本音の男」を演じて、深作欣二とともにそれまでの東映任侠路線を終焉に導いた存在。だから静と動、旧と新、保守と革命、タテマエとホンネ、という感じでまるで違う。小津安二郎と大島渚くらい違う。

 ある記事に「日本映画最盛期を支えた……」とあったが、菅原文太は日本映画が斜陽産業と言われて久しいときに新東宝を振り出しに各社を渡り歩いて、東映でやっとスターになれた人。プログラムピクチャーを作っていた時代の最後のスターとでも呼ぶべき存在だろう。

 「仁義なき戦い」シリーズは、凄かった。本当に凄かった。

 夕方になって、予定量の半分を超えて、(誤用の意味で)煮詰まった。

 ちょうどそろそろ外出の時間。

 支度をして、17時過ぎに家を出る。

 東武線で草加。

 車椅子じゃないと外に出られない状態だったOは、なんとか歩けるようになったのは喜ばしい。ここに旧友Sも来てくれて、3人で、草加マルイの中の中華屋でメシ。

 単品でいろいろ頼んで分けるが、ここの単品は盛りが良くない。普通の中華屋に行った方がもっと安くて美味いモノが食えたと思うが……。

 グラスビールに紹興酒を少々。

 Oの「貧窮状態」を聞いて相談に乗っていたら、意外な「無駄遣い」というか、「カネをドブに捨てる愚行」が露見して、おれは激怒。難病で生活保護を受けていて、他人から借金もしているというのに、小学生でも引っかからないくっだらないクソみたいなネット詐欺に引っかかりやがって。例えば一部で話題になった「天皇に即位しませんか」メールみたいなクラスの、こんなクソメール誰が信じるの、というものにコロッと引っかかって、自分の判断を正当化しようとするのが腹立たしいやら情けないやら。

 困ったときは藁をも縋りたくなる、というのは判る。だから切羽詰まったヒトは一攫千金のギャンブルに走ってなけなしのカネを全部スッてしまって事態をいっそう悪化させる。これ、定番。こういう時に逆転満塁ホームランを打てるヒトは、ほぼいない。

 Oはまだらボケ。至極普通な状態で話していると思ったら、突然、バカになる。というか、バカが露見する。普通に道を歩いていて、突然穴が口を開けているような状態。

 そのバカさ加減は、この男がまだ正常だった頃にもあった傾向で、学生時代、みんなで窘めたことがモーレツに悪化している。

(自粛して中略)

 真面目に聞いていると、本当に、疲れる。

 全部おかしくなっているなら、こっちもそのつもりで対応するのだが、80%は普通でまともなのに、20%が退化というか劣化というか幼児退行というか、論理的思考力が急激に低下しているから、なんとか諭そうと努力する分、無駄な労力となるので、疲れ果てるのだ。

 痴呆状態になった親の介護をしているしんどさが、ほんの少し判る気がした。

 2時間30分ほど、食事をして話をしたが、腹が立つやら情けないやらで、ガックリ。グッタリ。

(自粛して中略)

 まあしかし、こういう事を書き連ねて憤慨しているおれだって、脳の病気になったり痴呆症になったりして、Oと似たようなこと、いや、それ以上に凶悪な存在になってしまうかもしれない。それを考えると怖ろしいし、Oのことをあんまり悪く言えないとも思う。

 しかし……だからこそ、自分がおかしくなってしまうと、おかしくなってしまった事自体が判らないんだから、怖ろしい。本当に怖ろしい。

 映画好きのSとは「『仁義なき戦い』も良かったけど『県警対組織暴力』、あれは面白かったよね!」という話で盛りあがる。

 そのSとは途中まで同じ電車。


 22時ごろ帰宅。

 くーたんにご飯を出し、NHK「サラメシ」を見て、風呂に入り、なんだかんだやっていると0時を過ぎて、0時40分、就寝。

今朝の体重:89.60キロ

本日の摂取カロリー:1964kcal

本日の消費カロリー:日常生活+96kcal/2363歩+29kcal(自転車)

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