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2015年1月27日 (火曜日)

旧友に取材&風邪を引いた

 7時過ぎ起床。

 小雨。

 朝のモロモロを済ませて、仕事開始。

 まずは、ジェイノベル連載第4回のゲラ。相方がやってくれたのを確認して、差し込み2箇所をプリントアウトして指定箇所に貼り付け、同じテキストデータを担当F氏にメール。連載最終回と言うことで、近況も書いてくれとのことだったので、それも記して送信。

 なんだかんだで昼前になったので、ゲラを出しにクロネコヤマトの営業所に行き、ついでに外でブランチ。

 北千住西口の富士そばで「コロッケそば」を食べようかと思ったが、何故かモーレツに餃子を食いたくなって、フラフラと、魔が差したように、並びの「日高屋」へ。

 この選択は、本当に後悔。日高屋に入って後悔しなかったことがない。「餃子の王将」なら満足なんだけどねえ。

 で、止せばいいのに、これまた魔が差して「醤油ラーメン・半チャーハン・餃子」のセットを頼んでしまった。トンコツラーメンにしなかったことが唯一の救いか。本当は、白いご飯で餃子をワシワシと食べたかったんだけどねえ。

 日高屋の醤油ラーメンは魚介風味。ドンブリの縁に「魚介スープの粉末」が残っていたぞ。

 おおいに後悔しつつ、店を出る。

 と、「よう!」とでんでんによく似た見知らぬオヤジに呼び止められた。咄嗟に話を合わせて流そうと思ったが、どう考えても人違い。怪訝な顔をしてしまったらしい。

「なんだよ冷たいな」

 とか言うので、正直に「お人違いでは?」と言うと、「郵便配達で何度も顔見てるんだよ。競輪競馬で散財するなよ」とか言うので、

「あ、やっぱり人違いでは?僕は競輪も競馬もやらないし」

と言ったら、

「いやいや競馬場とかで会ったとか言ってないだろ。郵便配達で会ったの。判る?」

 と、最後まで話が食い違ったまま。まあ、おれは「ではまた」と頭を下げたけど……。しかし、どう考えても、知らない人なんだよねえ。郵便配達の人と親しく言葉を交わすこともないし……。

 昨夜、取材というか、お話を聞きたいと頼んだ旧友の編集技師・A氏からは、今日の14時30分頃電話するから、とフェイスブックのメッセージを貰ったので、「悪漢刑事13」の「第2章」を書きながら、待つ。

 彼は某映画大学で教えている。みんな偉くなったよなあ。映画大学というと、日本では1校のみ。我が母校日大芸術学部は「芸術系なんでもあります」なところだし。

 旧横浜放送映画専門学校は、昔から現役バリバリの映画人を講師に迎えて、輝いていた。一方我が母校は、仕事がないOBが中心で、学生時代、「OBの失業対策雇用」とか言ってたんだよなあ。しかし今となっては「雇ってくれないかな?」とかふと思ったり。しかしおれには教えることは何もないからねえ。

 15時頃に電話が入り、1時間ほど話し込んでしまった。

 おれが質問したかったのは、完全デジタル化で映画の撮影現場はどう変わってしまったのか、と言うこと。おれには興味津々なことだし、今書いている作品のリアリティを増すことになるのだが、世間のひとたちには特に関心も無いことだろうから備忘録の意味もあるので書いておくことにする。

・現場で撮影された「データ」は記録媒体が一杯になった時点で製作部がイマジカなり東京現像なりの「仕上げまで管理するところ」に持っていき、そこでコピーされたものが編集部に回される。

・以前のような「ラッシュ試写」はなくなった。各パートが必要に応じてモニターで確認する。撮影部が編集部に顔を出すこともなくなった。

・フィルムは使わなくなったので、完成作品は「データ」として保管。テープか光学ディスクか。HDDも含めて寿命があるので、「映画の保管」は今後の課題。お金があれば富士フイルムが保存用に開発した三原色分解フィルムに焼いて保管するのが理想なのだが。

・音と画は今も独立して扱われるので、カチンコは必須。しかし外国で使われる「デジクラッパー」ではなく、昔ながらのカチンコが昔の通りの用途で使われている。すなわち、被写体の前にカチンコを差し出して「ヨーイ、スタート」でスティックを合わせて引く。ボードにはチョークでカットナンバーを書く。

 で、今の日本映画の現状についていろいろ喋りあった。彼は昔から仕事に厳しい男だったが、それは今も変わっていない。おれが最近見て面白いと思った映画の題名をあげると「それ、普通の映画じゃん」と一蹴。だけどひと頃は日本映画はダメになっていて、普通の映画すら作れなかったじゃないかと反論したけど。中国映画や韓国映画の方がはるかに面白かった時期があったけど、今は日本映画もかなり復調したんじゃないかと。

「だけどさあ、おれたちって、巨匠と仕事が出来た最後の世代じゃん?黒澤さんや市川さんや今村さんみたいなヒトって、今、いる?」

 いないけど……というか、あの手の人はもう、現れることは出来ないんじゃないかという気もする。いや、面白い映画を作って大ヒットして、監督の名前で客が呼べるヒトが現れれば……。

 園子温か?だけど彼の映画は話題になっても大ヒットまでは行かないからなあ……。

 それはともかく、日本映画は、超大作か製作費300万くらいの超低予算かに二極分化しつつあって、中間の作品が激減していると。作品的には「普通の映画」が増えている感じがするんだけど、製作費的には超低予算なのかもしれないなあ。

 機材が良くなって、そのへんの素人でも「それなり」のものが家庭用の安いビデオカメラで撮れて、普通のパソコンで編集もちょっとした視覚効果もタイトル付けも出来てダビングまで出来てしまう。

 と言うことは、腕を磨いたプロが必要とされなくなりつつあるのだ。

 技術パートの「技術の伝承」が途切れるのは、映画界としては極めて大きな損失だし、映画界の崩壊・消滅に繋がる。

 おれが現場で見た、撮影部や照明部、美術部の奇跡のような名人芸は、マキノ省三以来営々と続いてきた日本映画の技の伝承があってこそのものなのに。

 日活はさらに撮影所が半分になり、松竹の新撮影所構想は幻で終わりそうだ(新しいダビングルームは作ったらしい)。しかし東映は大泉に最新鋭のダビングルームを作ったし、東宝は撮影所全体をほぼ全部建て替えて「日本のハリウッド」と呼んでも恥ずかしくない最新の設備と日本最大の規模を持つ撮影時に生まれ変わった。

 業界も、二極分化だなあ。

 世の中すべて、二極分化。

 彼とは、新刊が出たら進呈する約束をし、また飲もうと言って、電話を切った。

 

 カチンコで苦労したおれは、「誰でも使える電子カチンコ」のアイディアがあるんだけどなあ。ボタンを押せばストロボが光って「カチン!」という電子音が鳴り、カットナンバーはバックライト液晶表示にすれば逆光状態でもきちんと写るしカチンコを打った時にチョークの粉が飛び散らない。「カチン」の音は調整できるようにすれば、アップの時に小さく打つというのも簡単に出来る。

 何と言っても、「カチンコNG」がない。

 こんなもの、今なら簡単に出来るだろう。30年前だってやろうと思えば出来たはずだ。

 サード助監督の数だけ需要はあると思うんだけどなあ。

 市川組で、カチンコには最後まで苦しんだ(他所の組に行くと、「どうしてこんなにラクにカチンコが入るのか」不思議だったんだけど)おれとしては、どこかが商品化すべきだと、今も思ってるんだけどなあ。日芸か日本映画大学が作ればいいじゃないか。

 久しぶりに、映画のことを頭全体で考えたので、疲れた。

 映画の現場は、新しいものと古いモノが混じっている。それはそれでとても面白い。だけど、出版界にDTPが定着してその功罪があるように、映画がデジタル化した功罪もある。安く作れるようになった分、コストカットが厳しい。

 おれが経験した市川組なんて、物凄く贅沢な、御大尽のような現場だったんだよなあ。それを経験できただけでも、おれは幸せ者なのだなあ。

 「5時に夢中!」を見ていると、急に寒気がしていた。

 風邪を引いた。寝不足だったのが、効いたようだ。

 今夜は相方と食事をする予定だが、相方は銀座に所用があって北千住に戻るのは20時の予定。

 さっさとメシを食べて早々に寝てしまいたい……。

 

 テレビを眺めて電話を待つ。

 名古屋で女子大生が「人を殺してみたかった」と老女を斧で殺害。キチガイ男子じゃなくてジョシだぜ。もう、世の中、ナンデモアリだね。

 20時になって相方から「まだ銀座」との電話が入ったので、今夜はもう止めようということにする。体調はますます悪くなってきたし。

 なので、今から外に出て何か食べるのは論外。冷蔵庫には、この前作ったロールキャベツの残りがある。

 これを温めて、食パンとともに食べる。

 風呂にゆっくり浸かり、「ゴーストライター」をちょっと見るが、モーレツにシビアなドラマなので、見るのを止めて、22時前にベッドに行く。

 くーたんが布団の上で寝ていたが、ごめんね、と退いて貰って、就寝。

 今日はあんまり進まなかったので、風邪のこともあるし、明日のテニスは休んで仕事するかな。

 イスラム国の人質事件の陰になって「これ幸い」とほとぼりが冷めるのを待っている気配の「ゲスオタキング」。この人物はもうどうでもいい感じだが、その取り巻きというか「第一の側近」と自任しているような感じの人物がなんとも不愉快。

『岡田さんの「彼女最高で80人」、信憑性のない数字盛る人は信用できないと言ってる人いるけど、僕はリアルタイムで本人から直接聞いていた、本当です。バカな、というけど、東京と大阪で半分ずつ、会うのも時間差で1日に3人とか。こういう常識外れなことを可能にするのが岡田さんの凄さw』(側近N氏が消したツイート)

 って、ナニがスゴイのか、まったく理解出来ない。ただゲスなだけじゃないか。「時間の使い方が超人的」だと言いたいのか?いや、「あれは妄想ではなく本当の事です」という、将来出す予定だった「新しい恋愛のカタチに関する本」を宣伝するための『暴露』なのか?

 ゲスオタキング氏は「入院してセックス依存症を完全に治療しました。マイケル・ダグラスやタイガー・ウッズと同じです」とか言って、シレッと復帰しそう。もしくは、サミー・デービス・ジュニアが自分を自嘲して言った「チビでニグロでユダヤ」をパクって「ゲスでデブでオタク」とか言い出しそうだし……盗作疑惑が出ているし、以前書いた本に女性蔑視丸出しな事が書いてあるのが掘り出されてるし……もっとイヤなのは、それを賛美したりするN氏のような側近たちの存在。嫌な世の中だねえ。

今朝の体重:89.25キロ

本日の摂取カロリー:2128kcal

本日の消費カロリー:日常生活+16kcal/465歩+56kcal(自転車)

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