脱稿したぞ!てやんでぃべらぼうめ!
7時過ぎ起床。
晴れ。
朝のモロモロを済ませて、「悪漢刑事13」の最終仕上げ。
とにかく、やる!
10時過ぎにブランチみたいに厚切りトースト、オレンジマーマレードのトースト、ゆで卵を食べる。
コーヒーを切らしてしまったので、濃いミルクティを入れる。
いい香りで、なんだか生き返る気分。
仕事再開。
集中して仕事をしようと思いつつ……ついついネットを見てしまう。
中谷防衛大臣は、先日、文官統制について「戦前の軍部独走の反省ではない」「生まれる前に決まったことだから知らない」(←リンク)と、もっと詳しい記事(←リンク)とスカタンな事を言っていたので、アベ好みの連中って、みんなこんな粗雑な頭の持ち主か、と呆れた。中谷氏は違うと思っていたのだが、さすがに修正(←リンク)。そりゃそうだよな。こんな事を許したら、憲法改正なんて絶対に出来なくなるからな。アメリカの方からも「アレはマズいんじゃないのか」と言われたんじゃないの?
とにかく、絶対に軍部優位な状況が生まれる余地を残してはいけないのだ。
仕事続行。腹が減ったので、フランクフルトを焼いてパンに挟んで食う。フライパンで焼いたら、換気扇を回しているのに部屋中に煙がこもって、往生しましたわ。
で……。
お昼を過ぎて、作業終了。
もう一度チェックして、MacのファイルをWindows形式に変換して、担当M氏に14時前に送る。
脱稿したぞ!
いや~今回は、特にキツかった!
角川が終わって休みを挟まず、ジェイ・ノベルの連載もやりつつ「悪漢刑事13」に突入したからなあ。かなりハードだった。
ホント、何度も繰り返し書くけれど、こういうのが日常になっている(のであろう)月産400枚とか500枚の超人気作家諸氏の体力と精神力は凄い。あたしゃ、ダメです。これを続けていると、数年後には確実に、死ぬ。
原稿用紙換算で505枚。これにジェイ・ノベルの中編が約80枚に角川新作の直しもやったのだ。
「悪漢刑事13」は去年の暮れにちょっと書いてはいたが……月産300枚超で音を上げるようじゃ、ヒヨワなのかもしれないが、たぶんこれまでの仕事量を考えても、かなり頑張った方だと思うなあ。まあ、新聞連載に週刊誌連載に文庫書き下ろしを3つ平行していたときは、頭の切り替えに苦労したのだが……。
おれは不器用だし、要領も悪いし、これ以上は無理だなあ。もうトシだしなあ。
というわけで。
脱稿したらやろう、と決めていたことを、実行する。
まず、キッチンの食器棚の上に、余っているUSBスピーカーを設置して、キッチンで食事しながらいい音で音楽を聴けるようにすること。
オラソニックのUSBスピーカーは音はいいのだが、使い勝手は最悪。応用が利かない。USB出力のアンプがあればなんとななるのに、それがない。どうしてないの?と思うほど、ない。
なので、MacのパワードUSBハブからUSBケーブルを延ばす、という原始的な方法を取る。Mac本体に直結しないと音が鳴らなければ、このオラソニックはまたお蔵入りだ。ヤフオクでも殆ど値段がつかない状態だし……。
食器棚の上にはいろいろモノが置いてあるが、奥行きのある棚板が余っているので、それを下に敷いて食器棚から張り出すような格好にして、スピーカーを設置して、USBケーブルを延ばして接続。
音声出力を切り替えて、再生すると……。
おお!卓上の小型スピーカーなのに、実に豊かな音が出た。
テストで「ツァラトゥストラはかく語りき」や、モーツァルトのピアノ協奏曲、ヴェルディの「トロヴァトーレ」などを再生してみると、実にいいぞ!Macのスピーカーとして使うと、なんだか音が籠って、タイムドメインに比べると音がスッキリしなかったのだが、この使い方なら素晴らしい。
ただ……。
くーたんの餌食になりそうだ。
以前、Macの外付けスピーカーとして使っていたとき、朝起きたら、デスクの上に、オラソニックのスピーカー・ケーブルがバラバラに散乱していたのだ。
この白いケーブルの細さが、くーたんの好物なのだ。タイムドメインのケーブルも同様に食われて、以後、ケーブル保護のチューブの中に入れてある。
常設するのは危険だなあ。この食器棚の上の「張り出し」に飛びつく可能性だってあるんだし。なんせ、くーたんはヒマだし、運動能力が物凄いから、ある日、白いケーブルが這っているのを見つけて飛びかかる公算が高い。
ちょっと様子を見よう。
で、伸び放題の髪の毛がもう邪魔なので、散髪に行く。16時にカイロの予約があるので、それまでに済むように、15時前に散髪屋へ。
頭頂部は薄くなってしまったが、毛は伸びる。伸びてカールして、実に鬱陶しい。この前散髪したのは11月末か。1作書くたびに散髪しようと思っていたのだが。
で、ここ数年、ずっと利用している駅前のスピード散髪屋へ。その前に、隣にある立ち食いそば屋で、かき揚げそばを食べる。
美味い。
で、散髪。10分ほど順番を待つ。
散髪自体は40分で完了。計算通り。
頭スッキリで、カイロへ。
股関節と右足のかかとの痛みは治らない。
「急に治ることもあるんだけどねえ……でも、長くて1ヵ月なんだけどねえ」
「あんまり足を使わないのもよくないんだよ」
ということで、仕事も終わったし、1ヵ月休んでしまったテニスは、今週から再開する。
で、帰宅。
相方は脱稿後、参加している同人誌の集まりに行っているが、夕方には終わるので、カラオケでもと言われたが、今夜はフジテレビの「デート」がある。録画はするが、万が一、失敗するかもしれないし、オンエアで見たい!
なので、相方がウチに来て、「デート」の過去放送分も見て、それから一緒にオンエアで「第7回」をみることになる。
18時頃に、相方到着。
ミルクティを飲みながら、「デート」第6回を見る。おれ、この第6回を5回くらい見たな。それでも面白いし、繰り返し見ると、脇役の芝居の味わい深さがよく判る。松重豊のお父さんの、何とも言えない愛情溢れる視線……娘の涙を見たくない父親の切なさが……泣ける。それに、国仲涼子の「揺れ動く女心」も、今までにない感じだし。このヤンキー役は初めての役柄だが、物凄くハマっている。それに、田島玲子の漫才師もビックリの、絶妙な「間」!素晴らしい!
時間があるので、遡って「第5回」も見る。
普通のドラマなら「カウントダウン・イベント」と「ABCを一気に済ませる大作戦」は2回に分けて描く内容だが、それを1回でやってしまう密度の濃さ!だから、見終わってから、「え?1回だったっけ?」と思ってしまう。
途中で弁当を頼み、今回もすぐに届いたので、食べながら見る。おれは「サバの塩焼き弁当」。美味い!
30分時間が余ったので、アカデミー賞授賞式のオープニングを見る。ジャック・ブラックがいいねえ。
で、21時。満を持して「第7回」を見る。
今回は、大感動を盛り上げておいてひっくり返す。たぶんそうだろうな、と思った以上にひっくり返すので、古沢良太、やりたい放題。しかも、そんな台本を役者たちがこれまたワルノリして嬉々として演じているのが伝わってきて、見る方もワクワク!
面白いねえ!
「不幸をワルノリして盛ってしまうお父さん」という平田満のキャラクターが高等遊民の息子と似ていて(親子だもんね!)可笑しいし、「こういう場合、軽い胃潰瘍というのは末期癌という意味なのだ」という固定概念が暴走するのも面白い。ああそうか、公園の風吹ジュンのお母さんがぼんやりと公園のブランコに乗っているのは「生きる」か!
でも……回想シーンで12歳の依子が、母親の嘘を知って、母親が死んでしまうのだと判って泣いてしまうところは……子役の内田愛ちゃんの、強烈な名演技(というか、芝居芝居していないすごく自然な表現だからなおのこと)に、感動して胸が打たれた。
このドラマはねえ……ドタバタの中に、ポンとシリアスが放り込まれるから、ドキッとする。特に、12歳の依子の場面は、最初は「ソックリさん」のおかしさで見ていたけど、だんだん内田愛ちゃんの凄さに感じ入って……今回は、電気に打たれたように感動した。
これは……凄いよ。
相方帰り、録画でもう1回見てしまった。
再度見た方が、芝居のニュアンスがよく判る。
平田満の人を食ったキャラクター、秀逸!
そして、周到な演出も見事。
内田愛ちゃんの依子みたいな娘がいたら……絶対に残して死ねないね。だから、その想いが現れるんだね。
おれの場合は、母親が死ぬ当日まで「絶対に治る」と信じていたから、なんにも出来なかったからなあ……。それを思い出して、余計に胸が掻き毟られた。
「サラメシ」も見て、食器棚の上に設置したUSBスピーカー、考えた末に、すぐ戻せるような形で、撤去。くーたんを妙に刺激するような形にして、あとで叱るようなマネはしない方がいい。
1時就寝。
今朝の体重:89.40キロ
本日の摂取カロリー:2183kcal
本日の消費カロリー:日常生活+50kcal/1261歩+82kcal(自転車)
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