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2015年4月26日 (日曜日)

房総乗り鉄の旅2日目は大ドタバタ

 6時30分起床。

 自然に目が覚めた。

 快晴。もう夏のような日差しと青い空。

 相方が寝ている間に、荷物を片付けて髭も剃り、着替えもして完璧な体制。

 7時30分に朝食。

 昨夜の工事関係者は1組だけいたが、他にはサイクリング旅行中(聞いたわけではなく、高級そうな自転車を分解して部屋に運んでいたのを昨夜見たので)の女性と、若い男二人組。彼らは夕食抜きの朝食のみで予約したんだろう。次回、ここに泊まることがあれば、夕食は外で安く済ませるかなあ。でも、ここの食事はとても美味しいのよね。

 チェックアウトが11時なので、今朝も自転車を借りて、今回の旅行の目的である、お水取りへ。

 この方面だと、上総一ノ宮の玉前神社とか勝浦の遠見岬神社が有名だが、今日は日曜だし、もの凄い人出が予想される。以前、日曜の朝に玉前神社に行ってひどい目に遭って、懲りたのだ。

 もの凄い人で、しかも後ろに大勢の人が待っているのに知らん顔でデカいポリタンクに何杯も水を取っているクソバカ野郎が何人もいて、全然列が進まない。その時、一人のおばさんが立ち上がって、「一人ペットボトル1本だけ!どんどん後の人に場所を譲る!」と仕切り出して、おれはなんとか時間内にお水を取ることに成功して、その女性に頭を下げて礼を言ったのだ。

 その時は、その勇敢な女性の気迫に負けて、みんな従ったが、いつもああいう女性がいる保証はまったくない。無駄足になるのはいやなので、土日祝祭日に有名な神社には行かないようにしている。

 で、今回は、茂原公園の中にある「西町水源地」でお水を戴く予定。この水は昔は茂原市の水道の水源だったそうで、それだけ安全で美味しい水が戴けるのだ。

 その前に、近くの神社にお参りしようと、ある神社に寄ったら……そこにも「御神水」が。

 しかしまったく有名ではないようで、誰もいない。試しにちょっと飲んでみたら、実に美味しいし美しい水だった。

 ならば、とここで戴いてしまうことにする。

 あとから女性の二人連れが来て、お水を取っていた。ここは知る人ぞ知る場所なのだろう。

 なので、この日記には場所や名称を書かない。

 でも写真だけは。

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 茂原市役所では、なにかイベントをやっていて、朝からもの凄い人出。調べてみたけど、何のイベントだったのか判らない。

Img_1966

 で、川沿いに走ってみる。

Img_1967

 茂原の朝は清々しい。

 工場が多いので、なんだか工業地帯みたいなイメージがあって、観光地もない地味で見るべきところもない、と思っていたが、さにあらず。

 朝は野鳥が美しい声で「鳴き乱れて」いて、それがまたいい。とてもきれいな声で鳴いている。

 一宮川の沿道は整備されていて自転車で走るのに持って来い。

 新緑が眩しい。

 なんだか、この街が好きになってきた。

 

 遙か昔、助監督時代に、茂原在住の少女が書いた作文を映画にしようという企画があって、おれはそのお手伝いというか、監督予定だった先輩助監督と一緒にシナリオを書いた。その頃、一度だけ茂原に来て、中心街を歩いてみたことがあったのだが、あんまり芳しい印象はなかった。しかし……。

 ちょっとだけ中心部を外れると、とても豊かな自然があって、ノンビリしている。静かだし、とてもいいところだ。

 が。

 自転車道が交差する国道をトンネルでくぐってあがったところ……登り坂なので思い切りペダルを漕いだら、T字路になっていて、どっちに行こうかや迷ったのと反対側から自転車が来たので、一時停止したら。左側が下がっていて足が付かない。

 あ、と思った次の瞬間に、こけてしまった。

 その時、前のバスケットの中にツッコんであったパーカーが籠から落ちてしまったので、拾ったのだが……。

 気を取り直して、しばらく走っていると、里山というか森があって、工事を中断したようななんだかよく判らない状態の森があった。それはかなり広い。森を伐採して平地にしようとして中断したのか、きちんと整備して公園にしようとしたのかよく判らないが……。

 その森に食い込むように建っている家が、宿のようなBBQ場なのかよく判らないが、自転車道に向かってマネキンの首だけが立っていたり電飾があったりと、とても奇妙な建物があった。このグーグル・ビューの森の下付近の建物がそれ。

Map

 で、これはなんだろう?写真に撮っておこうと思ってiPhoneを出そうとしたら……iPhoneが、ない!

 バスケットに入れてあるショルダーバッグも探したが、ない。

 考えられるのは、さっき自転車がひっくり返った、あの時に、パーカーのポケットからこぼれ落ちたのだ。

 それに気がつかないまま自転車に乗り直してその場を去ってしまったに違いない。

 誰かに見つかって、盗まれていなければいいが。いや、親切な人が見つけて「これは困っているんだろう」と交番に届けられたりしたら、面倒な事になる。この近辺で交番がどこにあるか判らないし、手続きとか面倒で時間がかかるし……。

 

 とにかく、自転車で転んだ場所に急いで引き返す。

 走ることしばし。

 現場に戻ったら……。

 あったよあった!ありました!

 茶色のケースだったので、土に紛れて見えなかったか、スマホには見えなくてタダのゴミだと思われたか、とにかく、誰に拾われることもなく、そのままあった。

 いや~よかった!

 Suicaのカードも入っていたので、盗まれた場合の処理も面倒だったし。

 交通事故に注意と言われていたが、これだったのか、と。

 で、もう10時30分が迫っていたので、宿に戻る。

 部屋に入って足を見ると、擦り剥いていた。傷を洗っておく。

 荷物をちょっと詰め替えたりして、フロントに降りて、チェックアウト。

 やっぱり、予定していた金額より多かった。けど、あの部屋であの料理で一人8000円弱というのは安いと言うべきか。

 バス停まで歩いて、予定通りのバスに乗る。

 思ったより早くバスが駅に着いたので、予定より早い、11時04分の電車に乗れた。

 が、上総一ノ宮で乗り換え。橋を渡っての乗り換えで、しかも3分しかない。

 頑張って乗り換えて、大原へ。昨日からこの区間を行ったり来たりしてるなあ。

 大原で「いすみ鉄道」に乗り換える。

 小湊鐵道連絡で五井までの乗車券1700円を買う。

 手持ちの現金が尽きたので、相方に駅弁を買って貰い、お金がくずれたので宿代を貰った。

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 いすみ鉄道は、厳しいことを言えば、「赤字や貧乏経営に甘えている」。乗客への必要な案内がないし、大原から乗る客が多いのに、車両の増結もしない。

 とにかく、顔が観光客に向いていない。毎日使う日常の利用者しか見ていない。

 観光シーズンの土日くらい、観光客に配慮した案内とかがあってもバチは当たらないと思うんだけどねえ。

 それに、沿線の観光案内やバスの案内も絶無。まったく沿線観光に興味がないらしい。

 これで赤字を嘆いているのはおかしいだろ!

 同じ事を数年前にメールしたのに、まったく変化がないと言うことは、この会社にはやる気も工夫もないのだ。

 だったら赤字で倒産しても、仕方がない。だって、まるで経営努力してないんだから。

 で。

 かなり混んだ列車で、途中まで立っていく。

 しかしまあ、車内はのどかで、ジジババの観光客は賑やかで楽しそう。

 次第にムッとしていた気持ちもほぐれてくる。

 いすみ鉄道に、普通の鉄道会社のサービスを期待してはいけないのだ。走っているだけで有り難いと思わなければいけないのだろう。

 運転手のおじいさんが、乗客にいろいろ話しかけて観光案内しながら運転しているのが、なんとも微笑ましい。

 途中で客が減ってきて。おれは一番前のかぶりつきで車窓を眺めていた。これはとてもいい気分だった。

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 が、途中の大多喜駅で5分以上停車したときに駅をウロウロしてまた乗ろうとしたら「乗車は後ろから!」と言われたり(前のドアだって開いてるし、乗り降り自由のキップを持ってるし、乗り口から乗らないとダメな理由はまったくないだが)ワンマン運転なので、降りるときに「キップを見せて!」と厳しく言われて、ちょっとムッとしたけど。

 で、小湊鐵道の乗り換え駅、上総中野。

 ここにはなーんにもない。

 観光案内もまるでない。

 案内がまるでないから、名所である「粟又の滝」行きのバスが空で発車する。運転手は怒ったような顔をして駅に残ったおれたちを睨んでいったが、そんなの、所要時間とか帰りの時間の掲示もしない会社を怒れ。まったくなんの表示も案内もないバスには乗れないだろうが!

 小湊鐵道の「養老渓谷」駅には、かなり細かくて親切な案内があるのに……。

 いすみ鉄道はもちろん、小湊鐵道も、この駅で商売をする気がないだな。勿体ないと思うけどな。せっかく乗り換えに90分も時間が空くんだから、客は暇を持てあましてるのに。

 

 で、我々は、大原で買った「忠勝弁当」(徳川四天王にして上総大多喜藩初代藩主の本多忠勝のカツにかけたとんかつ弁当)を食べる。

 これが、美味かった!

 駅前にはそば屋があって、ちょっと歩くと洋食屋(らしい)店もあったが……。

 食後、1時間もあるので、駅の付近を歩く。

 自然がいっぱいで、なんだか懐かしい日本の原風景が広がっている感じ。

 美しい。しみじみと、素晴らしいと思う。

 東京から近い房総半島には、自然が山ほどある。

 遠くに行くのもいいが、近くて深い房総半島にもっと親しんで、房総を極めるべきではないか、と思う。何にも無いと思った茂原だって素晴らしいんだから……。

 でも、電車やバスだと移動が不便なのも事実。房総半島を極めるには、車が欠かせないか。

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 しばらく歩いて駅に戻る。

 まあ、考えてみれば、駅周辺の素晴らしい自然を味わえたんだから、「なんにも案内無し」「乗客ほっぽらかし」でも、逆によかったのかもしれない。

 房総の良さは、セットされた「観光地」に行くよりも、普段のままの自然を観光客が創意工夫して愉しむべきなのだろう。

 商業的に小ぎれいに便利にセットされた観光地になれているから、上記のような不平不満を感じるのかもしれないし、いすみ鉄道も小湊鐵道も、「どうして房総の味わい方を知らないんだ」と思っているからこそ、特別な観光案内をしないのかもしれない(でも、養老渓谷駅には親切で詳しい観光案内があるんだけどね)

 小湊鐵道は、古いジーゼルカーが2両。

 一番前の特等席をに座ったが、テッチャンの子供がやって来て、しきりに座りたそうにする。しばらくは無視していたが、無視し続けるのも大人げないし、なんだか悪いことをしているような気もしてきた(この子の親は、あんまり子供を構おうとしていないゴツイ感じの父親だけ)ので、席を譲ってやる。

 房総半島の、平地が多い部分を走るいすみ鉄道と違って、小湊鐵道は山の中をどんどん走って行く。里山を突っ切る感じ。

 だから、緑のトンネルを抜けていく感じなのが素晴らしい。

 なにかで詰まらなく感じたときは、小湊鐵道に乗るのがいいかもしれないねえ。

 で、子供は夢中になって車窓を見ているし、単線の小湊鐵道は今だに古風なタブレットを古式ゆかしく交換している。

 子供は歓声を上げていたが、おれも、いいものを見せて貰った感じ。

 で、無事に五井に到着。内房線に乗り換えて、千葉。

 千葉ではミッションがある。千葉モノレールを全線乗るのだ!

 駅のコインロッカーに荷物を預けて、モノレールへ!
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 少し郊外に行くと、大規模な森が広がっている。これは素晴らしいねえ。大きな森がある都市は、いいよねえ。足立区は特に緑が少ないから、そう思う。

 全線を制覇して、千葉に戻り、荷物を取って、総武線快速で船橋へ。

 夕食を船橋で食うか、錦糸町で食うか検討したが、船橋の鞄屋をチェックしたいと相方の要望があったので、船橋で下車。

 この前の新刊挨拶で船橋に来たときに入った、ビルの地下の、ビアホールと魚料理の店が合体した「築地食堂源ちゃん」に入って、おれは「油淋鶏定食」、相方は「焼きナポリタン」を。グラスビールも。

 いやあ、今回は「お水取りと乗り鉄」の旅だったが、なかなかに疲れた。睡眠時無呼吸症の機械を入れているので、リュックが重い。それをかついでけっこう歩いたし。

 iPhoneが見つかりますようにと、相方が近所のお稲荷さんに願掛け(現地で願を飛ばした)をした結果かどうか、iPhoneは無事に見つかったので、帰りにお礼に寄る。

 20時過ぎに帰宅。

 くーたんはなんだかよそよそしい。

 ご飯を出し、風呂に入り、洗濯機を回す。

 風呂から出て、録画しておいた「タモリ倶楽部」を見るが、今回の「元ストリッパーがママのスナック」の飲み企画はあんまり面白くなかった。

 録画した、市川さんの「雪之丞変化」のアタマの部分を見ていると、くーたんが真剣な表情でテレビに見入っている。お前にこの映画の素晴らしさが判るのか?判るとしたら凄い猫だ!

 「ヨルタモリ」も見て、0時過ぎ就寝。

今朝の体重:計れず

本日の摂取カロリー:2307kcal

本日の消費カロリー:228kcal/5916歩+116kcal(自転車)

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