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2015年10月19日 (月曜日)

10月19日/睡魔に負けたが「ゴーン・ガール」で目が覚めた

 6時過ぎにトイレに行き、しばらくベッドでゴロゴロして7時起床。

 快晴。洗濯日和だが、洗濯物が溜まっていない。

 朝のモロモロを済ませて、アサメシ。漬け物はなかったが、ごはんに目玉焼きをトッピングして混ぜ、しらすも足して食う。それとインスタントのしじみ汁。

 仕事を開始するが、今日はモーレツに眠い。

 やっぱりコーヒーを飲まないと眠気は退散してくれないのか?

 ちょっと実証実験をしてみる。いや、眠いときはコーヒーをがぶ飲みしても眠いのだが。

 章割りで曖昧にしておいた部分が来たので、どうしようか考える。軽くスルーしてもいい部分なのだが、細部まで緻密にやりたい気分なので、考える。

 10時になって、日芸の校友会に電話して明日のアポを取り、歯医者に電話して予約を変更する。

 仕事を続ける。これまで書いた分に遡って、書き足したり、表現を変えたりして直し、進む。

 午後、スーパーに行って買い物をして、そのまま帰宅。

 買ってきた「おにぎり弁当」を食う。おにぎり3つにソーセージ1本、シュウマイ1個、卵焼き1個、肉団子1つ、ヤキソバ少々。

 仕事に戻るが、どうも今日はダメ。

 何があっても毎日10枚は書く村上春樹は凄いなあ。もっと身近では早見さんもそうだ。この方は毎日20枚は絶対書くらしい。じゃないと毎月1冊以上のハイペースで新刊を出せないよなあ。

 しかしおれは、どうしてもムラが出る。ノラないとどうにも進まない。昨日進むと翌日は疲れが出て止まってしまったりするし。しかしまあ、以前は数行しか書けなくても「仕方がない」とか思ったけど、今は最低でも5ページは書くからね。多少は進歩したのではないか?

 ソファに寝転がって夕方の再放送とかニュースを見てウトウトしていると、くーたんがやって来て股ぐらに入り込んで気持ちよさそうに寝始めた。

 モーレツに可愛い。

 しかし、猫は熱い。体温が高いので凄い発熱体だ。ヒーターを抱いているようなものだ。

 なので、暑くなってきた。エアコンを回したいくらい。しかしそのためには起き上がらなければならない。

 しばらく我慢するが、くーたんに退いて貰う。ごめんね。

 少し寝たので眠気も覚めたかと主って仕事に戻るが、今日はダメ。

 それでも混乱していた部分を整理できた。

 今書いている部分は「設定紹介」「人物紹介」なので、如何に面白く演出するかが勝負。まあなんとかなった&なるのではないか?

 夜、相方来訪。

 弁当を取る。届くまでの繋ぎに相方が買ってきたフランクフルトを食べる。

 ほどなく弁当が届く。おれは「塩サバ弁当」。ここは出来たてを届けてくれるので、焼き魚の弁当もホカホカで、美味い。

 食べ終わって、wowowで録画した「ゴーン・ガール」を見る。この映画は「5時に夢中!」で中瀬さんが紹介していて、絶対に映画館で観よう!と思いつつ見逃してしまった作品なのだ。そういや最近、「5時に夢中!」を見なくなってしまった(中村うさぎ降板で、なんか、憑き物が落ちたような感じがあって……それまでは万難を排して毎日見ていたのだ)が、木曜だけは絶対見た方がいいかもしれない。中瀬さんが紹介する映画にハズレはない。

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 で。

 この映画はスゴイ!

 物凄い!

 プロットだけ書くと、案外地味になってしまう。要するにダメ男の夫に失望した妻が、巧妙な仕掛けを張り巡らせて夫が自分を殺したことにしてしまおう、仕上げに自分の死体が見つかるようにしてやろうと綿密な計画を練って、実行する。まんまとその罠にハマってしまうダメ男の夫。

 それを途中まで夫視点で描くので、観客は夫と共に振り回される。しかし1/3あたりで妻視点になって、計画の全貌が判る。

 外面は良いが、ダメ男。教養も無いし仕事(雑誌ライター)の才能も無い(二人とも雑誌ライターだったが仕事を失って夫の故郷ミズーリに来た)。妻のカネで暮らしているのに若い女と浮気をしている……。

 プライドの高い妻は、こんな夫を絶対に許せない。殺人犯として警察に逮捕させて世間の糾弾を受けさせて社会から抹殺してやる!

 その企みは途中まで成功する。女性刑事一人が、状況の矛盾・不自然な点に注目して無実を主張する夫に耳を傾けるが……。

 夫も、ニューヨークに飛んで、「配偶者殺し事件専門」の弁護士に弁護を依頼して、妻が以前に「レイプされた」男を訪ねて会ってみると……。

 犯人が手の内を見せる倒叙ものの面白さは、犯人が仕組んだ完璧に思えた計画が崩れ始めて、犯人が如何に挽回するか崩れるままに露見して捕まるか、のサスペンスだ。

 この作品は途中まで「(犯人に)間違えられた男」がどうやって真相に辿り着くか、というポイントでも引っ張るし、完全犯罪を完遂させようとしている妻にも邪魔が入って絶体絶命になり、それをどう逆転するか、という2つの側の興味を掻き立てる。

 ダメ男はダメ男なりにもがいて、有能な弁護士や自分より人間として遙かにマシな二卵性双生児の妹の助けも借りて、なんとかしようとする。だから、観客はこのダメ男に自然と感情移入してしまうが……。

 面白い(興味深い)のは断然、妻の方だ。切れすぎる優秀な頭脳と冷静すぎる心を持った女。もともとは冷酷な女ではなかった(とは言い難い事柄が後から出て来るとは言え)彼女を突き動かしたのは、夫の心変わりと夫への失望。それが丹念に描かれるので、観客は妻にも寄り添い始めて、伊丹十三の言う「混乱」(「マルサの女」の時、観客は敵であるはずの税務署側を応援し始めて「あれ?」と思う、そんな混乱)に陥る。

 その混乱は、同情すべきだと思っていた妻の「異常な部分」がいくつか見えてきて……突然、恐るべき存在に豹変するので、とてつもないショックを受けて、もっと大きな混乱に陥ってしまう……。

 原作は読んでいないが、どうも原作よりも映画の方が凄いのではないかと思う。

 デヴィッド・フィンチャーの演出が、静かで派手ではないのに、じわじわと怖さが迫ってくる不気味さを盛り上げる。

 フィンチャーの映画は結構見ているのだが、映画作家として円熟してきましたね。「ソーシャル・ネットワーク」なんか、幕切れに哀切さすらあったし。この人は、凄い。

 そして、俳優陣!

 ベン・アフレックはダメ男ぶりを極上に演じきったが……妻のロザムンド・パイクがもう……怖ろしい!地味に美しいが、その頭の中はキレッキレに切れている。二重の意味で。

 人間なんて、外からじゃ何を考えてるか判ったもんじゃない。とは言え、ここまで相手のことが判らないのは、最高に怖い。一緒に住みたくない。いつ寝首をかかれるか判ったもんじゃないという恐怖。

 そういう女を、魅力的に演じてしまうこの人は凄い。大きな演技賞を総なめしたのも当然だ。

 夫の双子の妹を演じたキャリー・クーンもいい。この人が出て来るとホッとする。唯一まともな人間だから。そういうキャラクターを実にリアルに演じた。

 女性刑事をやったキム・ディケンズもいい!

 そして、バカなダメ女だと思って油断した安ホテルで知り合った女の意外な利口さを上手く演じた女優も。

 この作品は、総じて女優が素晴らしい。

 いろんな意味で、唸りましたね。予想をはるかに超えてしまう展開!まさかのラスト。

 凄すぎる。

 設定が巧妙だし、今のアメリカ社会のマトモじゃない状況を上手く背景に利用している。

 日本のマスコミもたいがいダメだと思うが、アメリカだって、ワイドショーは日本よりヒドイ(実態は知らないしこの映画が誇張してるのかもしれないけど、アメリカの二流三流マスコミは日本よりひどい実例は幾つか知ってる)。

 キャスターが裁判官になって「コイツが犯人だ!」と決めつけるのは日本よりヒドイ。それに動かされて「犯人宅」に集まる群衆の存在……。ミズーリという田舎で、妻は「アメージング・エイミー」という児童文学のモデルになって幼少期から注目される存在だったという特殊な設定があるとは言え……。

 LPの針音(再生が終わって最内周をぽつ、ぽつと音を出しながらいつまでも回り続けているレコードの音)が異様に効果的だし……。

 細部まで神経が張り巡らされた精緻な映画。

 しかも……。

 登場人物はみんな異様な特異な人ばかりかと言えば、そんなことはない。みんな、そのへんにいるような、「あるある」な人ばかり。妄想を実行するかどうかは別だが。

 なので、登場人物の心理に、かなり理解と同情をしてしまったし、共感すらしてしまった。それだけこの作品には普遍性がある。特異な事件(フィクションだけど)を扱っているように見えて、実は、逆説的に、とても普遍的なのだ。

 人間なんて、本当のところ、何を考えているか判ったもんじゃないしねえ……。

 利害関係の一致こそが、人間を強固に結びつけるのだ、という最大の皮肉で真実を見せて、この映画は終わるが……このキレ味の鋭さは、どうだ!

 そんなこんなを含めて、この完成度には本当に舌を巻く。

 凄いなあ……。

 相方帰り、風呂に入り、日テレ「月曜から夜ふかし」を見て、1時前就寝。

今朝の体重:88.05キロ

本日の摂取カロリー:2129kcal

 

本日の消費カロリー:日常生活+46kcal/1078歩+37kcal(自転車)

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