« この世界の片隅に | トップページ | 12月19日/脱稿! »

2016年12月18日 (日曜日)

12月18日/「この世界の片隅に」と日芸映画プチ同窓会と「真田丸」最終回

 7時20分頃起床。

 晴れ。

 朝のモロモロを済ませる。

 今日は、夜、日芸映画学科のプチ同窓会が渋谷である。それに合わせて、渋谷で「この世界の片隅に」を見ることにする。

 ユーロスペースか……昔はよく行ったけど……。

 上映時間が上手く合わない。お昼の回を見て、3時間ほど時間を潰すか……。

 風呂に入ると、朝飯も昼飯も食ってる時間がなくなった。

 「渋谷に行くのに恥ずかしくない格好」をして、外出。

 千代田線~半蔵門線で渋谷。少し早めに着いたので、立ち食いそばでも、と思ったが、見つからなかったので、東急本店近くの「ユーロスペース」へ。しかしAppleのMapがわざわざ遠回りの道を教えてくれたので、ワンブロックをぐるっと回ってしまう。

 劇場前には長蛇の列が出来ていたので、「うわ!」と驚いたが、これは同じ建物にあるライブ会場の客だった。

 客席はほぼ、満席。しかしいつも座る前の方は空いていたので、自分としては最高の席が確保できた。

 監督の片渕須直氏とは日芸の同期で、おれの「3年実習」の短編SFで核シェルターのセットをデザインして貰ったり、卒業制作では応援の助監督をやって貰ったり……未完の自主制作では出演もして貰った。卒業後は進んだ方向が違ったのであまり会うこともなくなって、数年前から年末のプチ同窓会などで会うようになった。学生時代から「若いときのスタンリー・キューブリック」に似てると思ったが、最近の写真を見ると、ますますそう見える……。

 などと思っているうちに、上映開始。

 ほとんど予備知識を入れず、原作も読まずに、かなり白紙の状態で見た。とは言え、被爆を扱っている事は知っていたので、なんとなく「はだしのゲン」を連想していた。

 しかし……。

 その予想は完全に外れた。

 戦前の広島。今のように豊かではないが貧困ではなく、それなりにアメリカ文化が入ってきて、楽しい日々。

 瀬戸内の穏やかで美しい自然に囲まれて、主人公のすずは穏やかに慎ましい日々を送って「たおやか」に暮らしている。絵が上手で、絵を書くのが好き。

 そんな彼女に突然、縁談が舞い込み、呉に嫁ぐ。

 小姑(攻撃的だけど、嫌なだけの悪役ではない)との関係に悩みつつも、畑から見下ろせる呉の軍港に浮かぶ戦艦の雄姿に素朴に感動したりする。

 そんな日々を、穏やかなユーモアを交えて温かく描いていくが……。

News_header_konosekai_katasumini_20

 詳しい感想は、別に書く。

 号泣はしない。

 しかし、じわじわきて、止めどなく涙が湧いてきて、客席から立てなくて、困った。

 涙ぐんだ赤い目をして、渋谷の街を歩く。

 泣きそうなオッサンがトボトボ歩く姿は奇異だったろう。まあ誰もおれなんか気にしないか。

 とにかく、じわじわと万感胸に迫って、堪らない。

 しみじみと泣く、というのでもない。なんだろうね、この感情は。

 素朴に感じたのは、「生きていることの幸せ」「生かされている事への感謝」という気持ち。それを思うと、一切のワガママとかこだわりとか、モロモロなものが消えていく。浄化されたような、まあ、魂の浄化って、そんなに簡単なものではないと判っているけど、ほんの少しだけ、そんな気持ちになれた。

 感動して、食欲が飛んだ。

 とは言え、今日は朝から何も食べていない。時間は15時。

 このまま同窓会に出て酒を飲むのは宜しくない。何か食べよう。だけどあんまり重いものを食べると同窓会で何も食べられなくなる。

 道玄坂まで歩いて、渋谷東宝にあるATMでお金を下ろして、井の頭線の駅近くの「横丁の立ち食いそば屋」で、かけそばとミニ天丼のセットを食べる。

 この界隈は、井の頭線の駅が新しくなっても、渋谷駅周辺が再開発になっても、全然変わらない。オシャレな渋谷とは無縁の、おじさん御用達地帯。

 しかしまだ2時間ある。

 この界隈をウロウロしていると、日活映画ファンにアピールしたいのか「ヨロシク!ユウチャン」という飲み屋を発見。しかしこの看板に描かれているのは裕次郎ではなくアキラか赤木圭一郎だよなあ。看板左隅の「串活」のいうマークが気に入った。

Img_2849

 あと、渋谷東急プラザがなくなって、工事中。ここはどんな事になるんだろう?渋谷も、おれの知らない街に変貌中だなあ。

Img_2846

 道玄坂に戻って、エクセルシオール・コーヒーに入って、幸いなことに空席を見つけて、コーヒー1杯で1時間粘る。

 17時30分頃に店を出て、会場に向かうが、まだ早い。17時45分になるまで歩き回る。

 で、会場の「初つぼみ」へ。店内には川が流れて橋があったりする凝った造り。

 予約された席に座って待っていると、映画学科教授のMが到着。やあやあと言っていると、幹事のSが到着。ドタキャンが相次いで、出席はこの3人。まあ、去年はSとおれの「二人会」だったけど……。

 8人座れる広い部屋では申し訳ないから、もっと狭い部屋に替えて貰おうとしたが、そのままで結構ですと。

 ヤキトリやアジのタタキ、タイのカマ、ししゃもなど、結構控えめ。中生を飲んでから、フグのひれ酒を飲む。美味い。

 今夜は年に1回あるかないかの「飲んでも全然酔わない」日。

 サッカー・ファンのMがしきりにスマホを弄っているので、日曜なのに重要なメールでも来たのかと思ったら、レアル・マドリードと鹿島アントラーズの試合経過が気になっていた様子。

「おい!逆転したぞ!これで勝ったら八百長だとかいろいろ言われて大変だぞ!」

 と。そういうものなのか?

 それ以外は、もっぱら映画の話、特に観てきたばかりの「この世界の片隅に」の制作裏話をMに聞く。日芸映画学科は「協力」としてタイトルが出ている。

 片渕監督は、製作するに当たって、自分にも厳しくスタッフにも相当厳しかったらしい。そうでなければ、あれほどの作品は作り上げられないのだろう。やっぱり風貌は内面を反映するのだろうか。

 そういうMだって学生時代から厳しいことでは有名だったのだが。

 しかし今は「厳しい現場」はあり得ないらしい。まあしかし、おれの時代だって、上の方から厳しく叱られても(現場は戦場だから)、仕事が終わるとフォローがあったりしたもので、その意味では同じだと思うのだが……。

 21時に〆て、多忙なMは帰り、まだ話し足りないおれはSを誘って、近くの居酒屋へ。

 ハムカツをサカナにグレープフルーツハイをチビチビ飲みながら、たわいない「好きなAV」の話とか「アッチは今も元気かどうか」という下ネタに終始。

 終電が気になる23時過ぎに解散。

 半蔵門線なら時間はかかるが乗り換えがないので、半蔵門線で。幸いにも席に座れた。しかし隣に座ったアンチャンが挙動不審。眠りこけておれに凭れ掛ったり前のめりになって抱えているカバンの中身の財布やクスリをぶちまけたり。しかし全然拾わないので、おれが拾ってあげたり。

 最後にはゲロを床にぶちまけたので、周囲の客は「蜘蛛の子を散らすように」逃げた。そのアンチャンは錦糸町で降りてベンチでグッタリしていたが。

 北千住に戻り、くーたんに留守の礼を言ってごはんを用意。

 いつもなら、帰宅した途端に疲労困憊して、大事な大事な「真田丸」は大事に取っておこうとするのだが、今夜はまったく別。「この世界の片隅に」と同窓会で旧友と喋れたことがアドレナリンとなったのか、まるで酔っていないし眠くもない。

 録画した「真田丸」最終回を見る。

50

 あ~。最後の最後で、大野治長、やってくれましたね!なんという判断ミス!まあ、歴史とのツジツマを合わせるために大野治長に罪を着せたのかもしれないけど……。

 佐助が信繁より年上だったというオチを付けたりして、信繁の最期……。

502

 しかし、豊臣にはヒトがいなかったんだなあ……と、しみじみ。

 ラストが本多正信と信之で終わったのは、良かったんじゃなかろうか。大坂からの帰路、信之が同宿した相手が正信だったことで、一波乱(信之が信繁と内通していると正信が攻めかかるとか、いろいろ)あるかと思ったけど、既に勝敗の決まっていることゆえ、事を荒立てなかったのね、正信。三谷さんは、近藤正臣の芝居を観て、正信の役が膨らんだ、ということをインタビューで答えていたが、そうだろうなあと思う。近藤正臣は本当に名演だった。

 この最終回は、もう1回見ないといけないなあ。

 今日は、盛りだくさんな1日だった。

 2時前に就寝。

今朝の体重:87.35キロ

本日の摂取カロリー:1657kcal

本日の消費カロリー:328kcal/8294歩+12kcal(自転車)

« この世界の片隅に | トップページ | 12月19日/脱稿! »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/580951/64644849

この記事へのトラックバック一覧です: 12月18日/「この世界の片隅に」と日芸映画プチ同窓会と「真田丸」最終回:

« この世界の片隅に | トップページ | 12月19日/脱稿! »

安達瑶の本

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

安達瑶のサイト