« 1月31日/CDマスタリングと腹部CTと「緋牡丹博徒・お竜参上」 | トップページ | 2月2日/打倒!エセ伝統文化&太巻の底値はいつ? »

2017年2月 1日 (水曜日)

2月1日/「総長賭博」・仕事・テニス

 7時40分頃起床。寝不足。

 快晴。

 朝のモロモロを済ませて、アサメシ。

 昨日の「豚バラ白菜鍋」の残りに味噌を入れて「具沢山の味噌汁」にする。油揚げを追加すれば完璧になったはず。美味い。これに目玉焼き、白菜の漬け物、ご飯。

 食後、書き始める前に、参考に「博打打ち 総長賭博」(1968)を見る。

142483541850426020180_pdvd_020_2015

 が、参考というのはどこかに飛んでしまって、映画の面白さと凄さに夢中になる。

 昭和9年。日本の大陸進出に乗じて大儲けしようとする「エライ人たち」に「組」が利用されようとする、発端。

 その場で人望があって筋を重んじる組長が倒れてしまい、そのの跡目相続のイザコザが起きる。

 ナンバー2の鶴田浩二はヨソの組から「移籍」してきた身なので固く辞退して兄弟分で服役中の若山富三郎を推すが、オジキ(金子信雄)は強硬に反対してナンバー3の名和宏を強く推す。「あいつはいつ出て来るか判らんのだし」と……。

 が、思いの外早く、若山富三郎の仮出所が実現したことから、悲劇が始まる。

 各々の論理と感情が絡み合い、「渡世の筋」「任侠の筋」「男を立てる」ロジックが正面から激突する。コチラを立てればアチラが立たず、理屈では納得しても気持ちが収まらない。親分のそんな気持ちを察した子分の余計な行動が事態をいっそう複雑にして……。

 登場する役者すべての芝居も素晴らしいが、登場人物みんなに「それぞれの正義」があることをきっちり描き出す。敵役に見える名和宏だって、立派な男であることをきっちり描くので型どおりのステレオタイプな人物造形にはならない。

 そんな人物たちが激突して絡み合い、にっちもさっちもいかなくなる過程を克明に描き出した緻密な脚本に感嘆!笠原和夫だ!

 その脚本を監督した山下耕作も凄い。

 なんというか、格調の高さすら感じる。

 男の意地と筋の激突に、親分の女将さんの苦悩。自分の命と引き替えになんとか幕引きを図ったり。人物造形が完璧に出来ているので、その行動に納得してしまうし、「この方法しかなかったんだ」と、泣ける。この涙は、メロドラマの涙ではなく、論理の末の「帳尻合わせの悲劇」の悲しさであって、人間の愚かさが生み出した悲劇なのだ。

 おれはギリシャ悲劇は不勉強でよく判らないが、この作品を三島由紀夫が激賞してギリシャ悲劇に比した気持ちはよく判る。

 ヤクザの世界でギリギリの人間の悲劇を描き出したのだ。

 これは、「仁義なき戦い」に通じる。鶴田浩二が折り目正しく演じ、若山富三郎が情念を爆発させ、桜町弘子が矛盾を引き受け、名和宏も筋を通して道を外すまいとする。金子信雄はひたすら卑怯陰険姑息の最たるものだが、このオジキにしたって立派な言い分はあるのだ。

 参りましたね。

 凄い。

 「仁義なき戦い」が剥き出しの人間ドラマだとすると、この「総長賭博」はロジックの大激突。最後は、なんとかトラブルを抑えて丸く収めようとすべての苦難を背負い込んで奔走した鶴田浩二の怒りが爆発して、「任侠道か……そんなもん俺にはねえ……俺は、ただの、ケチな人殺しなんだ……」と、すべてを否定してしまう。

 このアナーキーサーに衝撃。

 ちょっとね、腰が抜けた。

 なんて凄い映画なんだろう!

 映画の興奮醒めやらぬまま仕事を始めるが、しばらくはダメ。

 エンターテインメントの枠の中で、自分のやりたいことをやって、それを傑作にしてしまうには、確かな技術に裏打ちされた職人技と、明晰な主張が必要だ。それを実現するには、最高の頭脳が不可欠。そう考えると、笠原和夫の山は、あまりにも高く聳え立っている。知れば知るほど、笠原和夫という人は、凄い。

 ちょっと外出して買い物をして、15時ごろに遅いヒルメシ。

 残っているチキンクリームシチューにチーズを振りかけて、オーブンで焼いてグラタンにする。

 ちょっと焼きすぎてしまったが、久々のグラタン、美味い。焼けたチーズが実に香ばしい。

 

 なんとか仕事のスイッチが入って、書き始める。のっけは「賭場」の場面。手順に間違いが無いように、調べながら書く。

 が、時間切れ。テニスを休めばもっと書けたが……。

 北千住駅のプラットフォームでおにぎりを食べて、曳舟へ。

 東武曳舟駅の改造工事は進捗して、隣接する病院もほぼ完成。通路がオープンした。この通路がないと不便だったのよね。

 テニスは……今日はあんまり宜しくなかった。生徒の数が16人で、これは多すぎ。試合もあんまり出来ず、会心のショットも出ず。

 北千住に出来る同系列の新しいスポーツクラブに「転校」する相談を数人のテニス仲間とする。明日、北千住校に行って手続きなどを聞くことにする。

 プールでストレッチをして風呂に入ってから、近くに今日オープンした焼き鳥屋があるので行きませんかと誘われて、テニス仲間のおじさん4人で、行く。

 予定になかったので持ち金が心配だったが、なんとかなった。

 店内は満席。

 焼き鳥はタレも塩もつくねも、なかなか美味い。

 おれは中生だけだが他の3人はホッピーをガンガンいく。

 〆のご飯ものは要らないの?とみんなに言われる中、我慢。

 ホントは、テニスのあと、先月分の税金関係の書類を整理したかったのだが、こりゃ無理だね。

 帰宅して、録画した「月曜から夜ふかし」を見て寝ようと思ったら、見ながら寝てしまったので、中断。

 洗濯機を回して、0時過ぎ、就寝。

今朝の体重:88.75キロ

本日の摂取カロリー:2172kcal

本日の消費カロリー:180kcal/5076歩+83kcal(自転車)+702kcal(テニス)

« 1月31日/CDマスタリングと腹部CTと「緋牡丹博徒・お竜参上」 | トップページ | 2月2日/打倒!エセ伝統文化&太巻の底値はいつ? »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/580951/64840694

この記事へのトラックバック一覧です: 2月1日/「総長賭博」・仕事・テニス:

« 1月31日/CDマスタリングと腹部CTと「緋牡丹博徒・お竜参上」 | トップページ | 2月2日/打倒!エセ伝統文化&太巻の底値はいつ? »

安達瑶の本

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

安達瑶のサイト