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2017年10月16日 (月曜日)

10月15日/文体について、迷う

 7時過ぎ起床。

 今日も雨。

 雨が続くと「After the rain」というSFを思い出す。福島正実が「SFの世界」で「雨止みぬ」として紹介した一種のパニックもので、えんえんと雨が降り続いて洪水などが起きて文明が消滅しかかった時にようやく止むのだが……と言うお話。たしか、オチは書いてなかったと思う。

 朝のモロモロを済ませて、アサメシはトースト2枚にゆで卵、コーンフレークにコーヒー。そして、カリカリベーコンに再挑戦。今回はグリルパンを使って弱火でゆっくり焼いてみたが、全然火が通らないので途中から中火でやったら、グリルパンに焦げ付いてしまって、大失敗。カリカリベーコンは厚みのある、肉屋で切ってもらうような、いいベーコンじゃないとダメなんだろうなあ。スーパーで安売りしてるような透けて見えそうなものではアカン。

 食後、録画した「ブラタモリ」を見る。黒部ダムの続篇。

 黒四ダムはアーチ型の変形で、それは現地の地形に合わせたから。しかし建設当時に同じ型のダムがフランスで決壊して、融資を受ける予定だった世界銀行が黒四ダムの規模に懸念を表明して「もっと小さくしろ」と言ってきたという事件があったとは知らなかった。

 山をくり抜いて作った巨大発電所が出て来ると思ったら、それは来週?

 「タモリ倶楽部」も見る。インディーズのロックバンドのボーカルが、香川三大神社の宮司さんの息子だったとは!継ぐにしてもそういう学校に行ったりしなきゃいけないんじゃないの?

 ドラマ「のぼせもん」第7回も見る。初めてピンでコーナーを任されて悪戦苦闘する小松政夫。しかし谷啓と犬塚弘の協力で、「ヨドガワさんの真似」というネタが完成して、大ウケ。しかし、恋の行方は?

 ラストで伊東四朗が電線音頭をちらっとやったのは大サービスだなあ。

 少し泣いた。師匠たちの温情って、本当に染みるのよね!

 仕事開始。

 昨日、スイッチが入って書き出せたのだが、はたと止まってしまった。

 文体だ。

 今回は、「完全三人称」で書こうと思っている。

 「三人称」には大雑把に言って「一人称的三人称」「完全(客観的)三人称」「神視点の三人称」がある。

 一人称的三人称は、視点的人物(主人公)に寄り添うので、主人公の名前を「おれ」に一括変換してもさほど支障は出ない。だから、主人公の内面や独白も書き放題。

 「客観的三人称」は、登場人物の誰の内面も描かない、極めてストイックと言える文体で、まさにハードボイルド(ミステリーとしてのハードボイルドは「一人称的三人称」もしくは「一人称」が多用されるが)。それに合わせて、形容も簡潔で身近な文章で視覚的に表現する。

 「神視点の三人称」は、登場人物の誰の内面も書いてしまう、まさに「神のみぞ知る」領域まで書いてしまう文体で、便利と言えば便利だが、便利さに溺れてしまって描写が安易になる危険がある。

 で、光文社の新作は、完全な新作。白紙の状態で書き始めるにあたって、「視点」と「人称」について、考え込んでしまった。

 おれとしては、毎作品、何かに挑戦したいと思っている。テーマとかストーリーとかタッチとか。ルーティーンワークにならないよう、毎回勉強して行きたいと思っているので。

 今回は、文体にきっちり向き合ってみようと思った。

 今までは「一人称的三人称」「一人称」で書いてきたのだが……。

 書いては直しを繰り返してみて、小休止。

 指針になる、指標になる、お手本になる小説を参考にしてみようと、ウチにある愛読した小説を片っ端から再読してみた。

 その過程で……止せばいいのに、本棚の整理を始めてしまった。

 ここに引っ越してきた時、とにかく早く片づけたい一心で、本棚を組み立てると、四六判とかB5版とか新書版とか、サイズに合わせてとにかく放り込んでいった。

 そのあと、本は増殖し続けて、奥行きのある本棚にはその前の部分に本を置いたりしていたら、奥にある本がなんだったか忘れてしまったり。

 で、そういう本を発掘しつつ、好きな作家の本はなるべくまとめようと移動し始めたら、もういけません。

 収拾がつかなくなってしまった。収納できる冊数を超える本があるのだから、整理は出来ない。

 敬愛する先輩作家T氏は「本棚の収容能力を超えたら本を処分する」と割り切る方で、その考え方には大いに共鳴している。もう読み返さない本はたくさんあるんだし。

 仕事に詰まったら本棚の整理に励もう。

 ということで、愛読している作家の小説を片っ端から読み返して……指針となる小説に巡り合って、一安心。厳密にやると書くのが苦しくなるが……その案配が微妙。今のおれの師匠は、1978年の小林信彦。

 高校生の時に「オヨヨ」シリーズを貪り読んでからの小林さんのファンで、手に入る本はほぼ買って読んでいるはずだ。

 氏の文体はかなりハードボイルドで、視点についてはかなりキッチリしている。そのうえ明解なので読みやすい。

 80年代の小林さんは小説家として円熟期で、文章にはユーモアが漂っているけどやり過ぎないで抑制的。江戸前落語の味に通じる感じがあって、これだ!と。

 内なる「小林信彦再評価」。映画評論の名手でエッセイも愛読しているのだが、やっぱり氏は小説家。純文学作品よりも、ユーモア・ミステリーのほうが文章が弾んでいて親しみやすい。

 ただまあ、氏の三人称は「一人称的三人称」が多いのだが……。

 あんまり文体にルールを課してそれに縛られると自縛してしまってまったく書けなくなってしまう可能性もある。窮屈に耐えて大きくなる場合もあるが……。ま、自分的には決着は付いた。

 

 アサメシをたくさん食べたので、昼は抜いた。その代わり、作業をしながらアーモンドを食べる。

 今日の「きらクラ!」の放送はお休み。

 文体についての迷いも一応収まったら、モーレツに腹が減った。昼を食ってないんだし。

 ということで、17時に夕食。この前の「キャベツの肉味噌炒め」を温め直して目玉焼きをトッピングして、ごはんと、味噌汁代わりに「ミニチキンラーメン」(お椀サイズ)。

 しかし、メインの「キャベツの肉味噌炒め」の量が思ったほど多くなくて、夕食としては足りない。

 食後、「笑点」を見るが、後半は寝てしまった。

 で、テレ東の「車あるんですけど…」。今回は将棋マニアのスペイン人とハーフのモデル、そしてサブンクルの加藤。みんなアマチュアの有段者。

 思えば、おれの親父は囲碁も将棋も好きだったのに、おれはまったく触りもしなかったなあ。教わったこともまったくなかったし。それに、親父が好きだった麻雀には嫌悪感しかなくて、ゴルフもやらないし。これは心理学的にはオヤジを拒否していたことになるのだろうか?

 高校の時、クラスで将棋がブームになって休み時間になるとあちこちで対局が始まったけど、その時もおれはまるで関心が無かった。なんでだ?

 「鉄腕ダッシュ」の時間に風呂に入る。先日、この番組の収録で台所を貸したらロクに片付けもしないでロケ隊が帰ったという事件があったが、まあ、これはTOKIOには責任はなくて下っ端ADが手を抜いた(忙しかったんだと思うけど)事なのだが……なんか、こういう事があるとイヤだねえ。

 「世界の果てまでイッテQ」を見る。今夜は2時間スペシャル。

 腹が減って、誘惑に負けて、冷凍炒飯をレンジで解凍して食う。これであえなく大幅カロリーオーバー。

 途中、「直虎」を少し見たり。去年は近藤正臣がやって余人には代えがたい印象を残した本多正信を、六角精治が演じるらしい。今からだけど、この大河を見ようかな。

 原稿を書き進まなければいけない。

 Macに向かって書き始めたら、相方から電話。大阪の落語家がかなりの右翼でツイッターで攻撃的な姿勢で右巻きな事を書きまくっているらしい。芸人が一般人をバカにしたり恫喝するのは御法度だと思うんだけどねえ。

 話が弾んでしまってなかなか切れないが、くーたんが「構ってチョ!」と大声で鳴き始めたのがキッカケになって、通話終了。

 くーたんは長電話をされるのが嫌いなようだ。おれが目に見えない相手と喋っているのが気味悪いのかも。今度、えんえんと独り言を言って同じ反応をするか試してみようか。

 仕事に戻り、2ページほど書いて、話が転がり始めたところで、止める。

 0時55分、就寝。

今朝の体重:89.25キロ

本日の摂取カロリー:2351kcal

本日の消費カロリー:日常生活のみ

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