11月17日/仕事して、夜はNHKざんまい
7時過ぎ起床。
快晴。窓が全面結露。凄く冷え込んだ感じ。
朝のモロモロを済ませるが……エアコンの暖房だけでは寒いので、扇風機をやっと仕舞って(風呂上がりとかに活用していた)、セラミックファンヒーターを出してきて補助に使う。
アサメシは、ダブルソフトのトースト、ゆで卵、ミルクコーヒー。
Facebookで親しくさせて戴いている方が、「シン・ゴジラ」についていろいろ疑念を表明していたので、それに対してきちんと反論というかおれの意見を書いた。その全文をここにコピペしようかと思ったが、相手の方の文章がないと意味が取りにくいので、やめた。
要するに、「シン・ゴジラ」で政府や自衛隊の動きを克明に追ったのは、怪獣という「災害」に対処できるのは政府であり自衛隊しかないからだし、彼らにはその使命があるのだし。そして自衛隊の装備ではゴジラに歯が立たないことが判った時点で在日米軍に助けを求めるのもリアルに考えれば当然のこと。映画の中でもその正当性に関する議論があったが。だからと言って、この映画が自民党支持とかアメリカべったりではない。むしろ懸命にはやっているが必ずしも危機に対応できていない政府への批判的目線と、「傲慢なアメリカ」への批判は何度も出て来る。「まったくかの国は……」と大河内首相と里見首相臨時代理は都合2度も嘆いているし……と。
「第1作」では民間人が活躍して政府や自衛隊(製作当時はまだ「保安隊」)が霞んでしまったし、「シン・ゴジラ」のテーマと密接な繋がりがある「日本沈没」も民間人が主人公だから政府は背後に引いた印象があるが、「怪獣の日本攻撃」に対処するのは政府しかない。極めてリアルなリサーチの結果製作された本作は、民間人が主人公だとどうしても嘘になるしリアリティが低くなるので、あえて体制側の官房副長官にした。これはどう考えても、大正解だったと思う。この未曾有の危機に際して民間人が八面六臂の大活躍をするのは、なかなか無理がある。「日本沈没」だって主人公は政府の一員として働いていたんだし。
同様に、園子温が「東日本大震災とそれに伴う原発事故を、怪獣映画如きが扱うな」というようなことを言ったらしいが、それは「園子温如きがそんなこと言うな」と返したい。
本作の製作を東宝から依頼された庵野さんは、どうしても東日本大震災を避けて通れないと覚悟したはずだ。あの大震災を経験した者は全員、同じ意識を持ったはずだ。だから、本作で東日本大震災を利用したかのような批判は当たっていないだろう。下手に扱えばそう言われる謗りは免れなかったはずだが、本作はあの未曾有の大災害と正面から向き合っているのだし。
「第1作」は反核というテーマが明確だったが、「シン・ゴジラ」はどうなんだ?という事に関しては……おれはまだよく判らない。牧博士の存在や、牧博士が残した言葉の端々から、ある考え方が見えてくるし、それは小松左京が「日本沈没」でやった壮大な実験的思考「日本人から日本列島を奪ったらどうなるか」に大いに通じるものがあると思っている。今の閉塞的な状況・情勢で「もっと好きにやれ」というメッセージがあると思うのだが、そのメッセージとテーマはまた違うだろうし……。
そして、この映画をアベや萩生田も好きだと言うことは、おれとしては大いに迷惑だとしか思えない。連続殺人鬼が「おれはヒッチコックの『サイコ』が好きだ」と言うようなもので、甚だ迷惑千万。
そういうことを、結構熱く、長く書いた。
こういう「マジメな態度の議論」は、相手の反論に答える際に自分の考えを振り返って検証しなければならないわけで、極めて有益で、いい勉強になった。
仕事開始。光文社の第2章。その前に「第1章」に加筆して、相方に送る。
「第2章」を進める。
14時を過ぎて、外出していた相方と、北千住東口のガストでランチ。おれは「牡蠣フライとマグロ丼」を食べる。間違って日替りランチ用のスープを取ってきて飲んでしまったが、お店の人は何も言わなかった。
その後、ペット用品店で、くーたんのキャットフードを買い込む。カリカリ各種が切れて、くーたんに文句を言われていたのだ。歴代の猫は腎臓疾患で亡くなったので、それの防止に役立つと言われるカリカリをメインに与えているが、あんまり美味しくないらしい。サブに与えているカリカリはとても口に合うようで、最近特にたくさん食べる。
帰宅したら、何故か、疲れた。外に出てメシ食ってちょっとだけ買い物しただけなのに。
しばし休憩して、仕事を再開。
猫のカリカリと一緒に買ってきたおれ用のカリカリ(要するに醤油センベイ)を食べながら、やる。センベイは太るんだけど……。
19時からのニュースを少し見る。日馬富士事件は、診断書を書いた病院が「頭蓋骨骨折の疑いありと書いたのであって骨折しているとは書いていない」と。なんか紛らわしいなあ。ということなら、2通の診断書の内容は大きく異なっているというわけではない……。となると、貴乃花親方の対応に不可解さが出て来るのだが……ご本人が何も言わない以上、妙な推測は意味がない。
フジテレビ「モノシリーのとっておき」の後半を見る。美味しい醤油とか、とっておき路線バスの旅。福岡の、博多から志賀島へのバス旅は素晴らしい。こんな綺麗な場所があったなんて。それと、西伊豆の「路線バス温泉の旅」。
20時を過ぎて、夕食。ごはんにさつま揚げ、煮干し、ヒジキの煮物、漬け物、海苔。
21時のニュース、アベの声は聞きたくないし、顔も見たくない。所信表明演説の内容は新聞でチェックする。
録画した「世界入りにくい居酒屋」を観る。韓国ソウル・ミョンドンのハズレにある町工場街にある小さな居酒屋。韓国は行く気しないからなあ、と思いつつ観ていると……いいんだねえ、この雰囲気。そして、マッコリも料理も美味しそうだし。韓国料理って美味しいし。
敵意を向けられないならば、行ってみたくなってきた。まあ、観光客は大丈夫だと思うけど(と、韓国や中国から日本に来る観光客も同じ事を思っているらしい……だったら国同士も仲よくして欲しいよね)。
その後、TBS「金スマ」の久米宏を少し見る。久米宏は、怖い。突然ズバッと言葉で殺されそうな感じがする。「報道ステーション」については、いろいろ言いたいけど「オトナの節度」で殆ど言わなかった。ただ「まだやれたかな、とは思った」と。
22時からは、お待ちかねのNHKドラマ「この声をきみに」。今夜が最終回。あ~~~!もっと観たいのに!
登場人物たちが魅力的だから、彼らをもっと見ていたかった。そして、今まで敬遠してきた「朗読」というものに魅力を感じた。それは、言葉の力を再確認したから。
竹野内豊は、エリートとかの役がにあっていたけど、この「冴えない数学オタク」はとても良かった。
なんかねえ、ほんと、これで終わってしまうのは名残惜しかったねえ。
ラストに、少し救いがあって、よかった……。
その後は「72時間」。川崎にある「ゲストハウス」。一泊3000円。カーテンで仕切られただけの二段ベッド。共有スペースとシャワーがある。たぶん貴重品を入れるロッカーもあるんだろう。
ちょっと旅行したり仕事で泊まるにはいいんだろうなあ。東京の宿泊事情はとても悪いようだし……。
このドラマとドキュメンタリーは、「小さな幸せ」を見つめている。それがとても好ましいし、強い共感を覚える。
なんか最近、「美味しいカレーを追い求める旅」とかささやかな趣味に幸せを感じる生活に共感するなあ。人生がちまちましてきた?と思ったりするけど、逆に言えば、地に足の付いた身の丈に合った生活が一番だ、という当たり前の事の再確認だと思う。
NHK「ニュースチェック11」を見て、23時50分就寝。お風呂は省略。しかしベッドの中でiPhoneでニュースをいろいろ読んで、0時を大幅に過ぎてしまった。
明日は二の酉に行きたいけど……雨が降るとイヤだなあ。
今朝の体重:88.85キロ
本日の摂取カロリー:1916kcal
本日の消費カロリー:32kcal/731歩+51kcal(自転車)
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