« 12月19日/インフルエンザだった! | トップページ | 12月21日/自主的閉門蟄居状態を続けるが、仕事再開 »

2019年12月21日 (土曜日)

12月20日/一晩寝たら平熱に……一応、安静な生活

 7時49分起床。

 晴れ。

 

 平熱に下がって、カラダがラクになった。洗濯物が溜まってしまったので、洗濯機を回し、その間にアサメシを食べる。ダブルソフトのトーストにスクランブル・エッグ、牛乳。

 マスクをつけて外に出て、洗濯物を干す。

 

 朝のモロモロを済ませる。

 が、またキーボードがきちんと動かない。キーボードのドライバー「wink」は今年いっぱい使えるはずなんだけど……しかしまあいい機会なので2020年版を購入してインストールする。

 

 熱が下がると、ほとんど平常。しかし保菌者だから外を出歩けない。

 そこでふと考えた。インフルエンザの潜伏期間は?おれが発症するまでに誰かに感染していないか?

 このサイト(←リンク)によれば、インフルエンザの潜伏期間は1~2日。発症する1日前から感染力を持つらしい。

 で……ニュースで報じられた18日の「この世界の(さらに幾つもの)片隅に」の試写会における片渕監督と天皇陛下の写真を見て、もしかして片渕を介して天皇にインフルエンザを感染してしまったかも?という不安は一応除外された。飲み会での席は、おれと片渕は一番離れていたし、彼とは別テーブルで鍋とかは別皿だったし、鍋だって取り箸を使ったし……。

 一方、おれはインフルエンザをどこで貰ってきたのか。16日は月イチの検診で某病院へ。17日はくーたんのワクチン接種で某動物病院へ行き、その前後には吉野家とかでメシを食ったり買い物をした。その時マスクはしていない。あとはずっと自宅で仕事をしていたから、この辺だろうなあ。まあ、誰かに感染していないことを祈るばかりだ。

 

 熱は下がったが、今日は仕事を休んで安静にしていよう。

 ということで、まず、2週間分溜まってしまった新聞に目を通しつつ、これまた溜りに溜まったNHK-FM「きらクラ!」の録音を聞く。9月1日分と8日分。9月は「コルンゴルト強化月間」だったのね。

 たぶん1年前この番組に「クラシックもどき」コーナーの提案をして、その時にジェローム・モロス作曲の「大いなる西部」をリクエストした。その投稿とリクエストは放送されたけど、ふかわに「もろに映画音楽でしかないですねえ」的な拒絶的な反応をされてかなりショックだった。かなり壮大な曲想でフルオーケストラの、演奏会の1曲目にやってもおかしくない曲だと思うんだけどなあ。

 で、それに反論する形で「コルンゴルトの悲劇」を引き合いに、クラシックとハリウッドの映画音楽との絡みについて、かなり長い投稿をした。その投稿自体は読まれなかったが、おれの意を汲んでくれたようなリクエストがかかって、ディレクター(プロデューサー?)のこだまっちは判ってくれてるんだな、と思ったのだ。

 それからの「コルンゴルト強化月間」。第1回はバイオリン協奏曲、第2回はオペラ「死の都」からの2つのアリア。

 オペラ「死の都」はテーマ的にはヒッチコックの(と言うか原作のボワロー/ナルスジャックの、と言うべきか)「めまい」と同じ、「死んだ女と瓜二つの女が現れて、妄執に取り憑かれる」男の話。「めまい」は悲劇的結末を迎えるが、「死の都」では希望的に終わる。

 有名な「マリエッタの唄」よりもトーマス・ハンプソンが歌った「ピエロの唄」がとても優しくて、心に染みた。

 このオペラは新国立劇場が2013年のシーズンに上演したときに観劇したのだが、その時は、何故か、期待通りには感動しなかった。何故だろう?

 

 新聞に目を通し終わり、期限が来ているが返しに行けない図書館の本「心に輝く旅の宝石箱」を読む。これは「著名人の旅のエッセイ集」。JR西日本の車内誌に掲載されたもの。こういうメディアから依頼が来なきゃ一流じゃないんだよねえ。この中で、祖谷の魅力をいち早く世界に発信したアレックス・カーの文章を読みたかった。彼が祖谷と並ぶ「日本の山の神秘」を今も湛えていると称賛するのが、奈良の十津川村。我々も数年前に行って、おおいに感じるモノがあった。彼とは順番が逆になったけど。

 白洲正子が提唱する「かくれ里」という感覚に当てはまるのは京都の西北部にある神護寺(平安彫刻の薬師如来像が奇跡的に残っていて、その周辺の集落が素朴で美しい形のまま残っている)とその先にある常照皇寺の九重桜が見事らしい。

 あと、京都の南東方面にあるMIHOミュージアムと浄瑠璃寺を結ぶライン。日本の原風景が京都の近くにも残っているらしい。

 何時の頃からか、若い頃には本当に関心が無かった「山の風景」「山の暮らし」に魅力を感じるようになった。それは、志賀高原に行ったときからかもしれない。海にはない、山だけにある美しさ(当たり前だけど)。そして、祖谷に行った時の衝撃的な、あの、なんというのだろう、適切な言葉が見つからないが心が揺さぶられて、しかも、どこか妙に懐かしい感覚。あとからアレックス・カーの文章を読んで、それがなんだったのか、ほんの少し判ったような判らないような、そんな感じ。でも、祖谷にも十津川にも、なんか、「神」のようなものを感じるんだよなあ。

 エッセイは、文章の上手い下手がハッキリ現れてしまう。面白いことを書こうとしてるのにスベっている文章もあるし、自然体でその人らしさが現れたおおらかか文章もある。このエッセイ集はいろんな分野の「著名人」が文章を寄せているが、イッセー尾形のエッセーは飄々としていて実に面白い。こういうヒトになりたいものだ、と心から思う。

 

 13時頃にフリーズドライの「梅かゆ」を食べ、15時頃に戴き物のハモン・セラーノ(本物の生ハムは美味い!)と8枚切り食パンと牛乳。

 

 洗濯物を取り込んで、また読書に戻る。

 

 18時頃に古新聞を資源ゴミに出して1階の郵便受けに夕刊を取りに行くと、凄い量の郵便物が詰まっていた。

 出版各社からの源泉徴収票、Amazonで買った本、そして……母校・日芸のM先生からの封筒。

 急いで部屋に戻って中味を確認すると……今年3月にお願いした、故横田順彌先生原作の「かわいた風」(おれの日芸映画学科三年生の時の実習作品)のデジタル・リマスターがブルーレイとDVDの両方が入っているではないか!

 M先生に新刊を献本するたびに「例の件、どうなりますでしょうか?」と聞いていたのだが、その都度、「キカイの調子が悪くて」「今調整中」という答えだったのだ。リマスターの時には立ち会って、画調の指定をしたかったんだけど……。

 DVDを見ると、ウチにある3/4~VHS~DVDのものとさほど変わらない「戦前の松竹映画」みたいな画調でガッカリした。画面下には「ヒゲ」が出ていて、撮影時にきちんとアパーチュアにエアーを吹かなかった撮影担当のEを今更ながら恨んだが……。

 ブルーレイ版を見ると、画質はかなり改善されていて、かなりクリアになり、なぜかヒゲも目立たない。別日にテレシネをやり直したのか?イヤイヤプリントが同じモノならヒゲの状態は変わらないはず……。

 まさかこの時期、映画学科は冬休み直前で一番忙しい時期なのに、多忙なM先生がやってくれるとは思ってもいなかった。年賀状に「年明けにでも日芸にお邪魔して……」と書こうと思っていたのに……。

 お礼の電話を入れて、しばらく話す。いやあもう、参りましたね。感激して泣いちゃうよ!

 その興奮のあまり、横田先生の遺品から「かわいた風」のビデオを発掘してくれた北原尚彦さんに「デジタルリマスター出来ました!でも今インフルエンザなので週明けに送ります」とメッセージを送ってしまった。

 イヤ待てよ。ウィルス保菌者から郵便物を受け取るのは嬉しくないだろう。いや、迷惑なはず。「作業はウィルスがほぼ消える24日以降に行って発送します」と追伸したけど……コピーしたディスクに咳をするような真似はしないから、大丈夫だと思うけど……。

 

 19時頃に昨日と同じ冷凍鍋焼きうどん。味が判るようになってよかった。

 

 読書を続ける。旅のエッセイだから数時間で読めちゃうだろうと思ったが、エッセイだから文章を味わうようにして読んでいると時間がかかり、21時頃読了。

 ベッドのリネンを交換し、風呂に入り、汗が引くまでのつもりでテレビ。23時だが金曜はニュースが遅い。BSにしたら「東欧の強権政治」をやっていて、これが実に興味深くて見入ってしまった。ポーランドとハンガリーの今政権の座にいるのは民主化を推進した側に居た人物だが、いろんな意見がある中での合意形成に苛立って、反対勢力を排除する「非民主的な手段」を取るようになり、三権分立という民主政治の根幹を崩していると。これ、今の日本も同じだよねえ。いや、日本は昔から司法は政治におもねるばかりだし議院内閣制だから立法府と行政府は一体になってしまうし、議会の野党の意向は多数決で常にうっちゃられるし。このドキュメンタリーをNHK-BSはよく放送した!

 23時46分、就寝。

 

今朝の体重:計らず

本日の摂取カロリー:1490kcal

本日の消費カロリー:日常生活のみ

« 12月19日/インフルエンザだった! | トップページ | 12月21日/自主的閉門蟄居状態を続けるが、仕事再開 »

コメント

高田様:
知りませんでした……。
ダニエル・シュミットとブルース・ペレスフォードは守備範囲外というか、見てませんで。
コルンゴルトについては、その生涯を追った本や、代表作のCDは聞いているし、オペラ「死の都」も見に行っているのですが……。
御教示有り難うございます。「ラ・パロマ」は是非、見てみようと思います。

 もちろんご存知かとは思いますが。

 コルンゴルト「マリエッタの唄」(私に残された幸せは)は、スイスの耽美派映画監督ダニエル・シュミットの「ラ・パロマ」で大変印象的に使用されており、六本木シネヴィヴァンで観たときは打ち震えるような感動で強烈に脳裏に焼き付けられました。

 また、人気監督競作の短篇オムニバス映画「アリア」でもブルース・ベレスフォード監督が取り上げており、こちらもなかなかの出来でした。この映画は名曲名演ぞろいだったのでサントラCDも購入し、いまでもときどき聴いております。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 12月19日/インフルエンザだった! | トップページ | 12月21日/自主的閉門蟄居状態を続けるが、仕事再開 »

安達瑶の本

2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
無料ブログはココログ

安達瑶のサイト