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2022年3月 2日 (水曜日)

3月1日/ゲラ拝&深夜の市川崑研究

 6時55分起床。二度寝出来ず、起きる。
 薄曇り。

 今日から3月!うわあ。
 朝のモロモロを済ませて、アサメシはダブルソフトのトースト、ゆで卵、牛乳、コーヒー。

 

 クロネコさんがゲラを配達してくれた。「内閣裏官房3」の最終章とエピローグの初校。それにプラスして、これまでの部分で文章が重複していたり同じようなことを何度も書いてある部分のゲラのコピーも。
 重複分はその前後の流れを見ないと機械的にカットは出来ないので後回しにして、最終章とエピローグのゲラ拝をやる。
 午前中に終わるかと思ったが、なかなか。

 

 昼は北千住東口の「キッチン三幸」に行ってCランチ(本日はポーク焼肉と海老フライ)のライス大盛り。美味い。

Img_6342

 
 食後、くーたんのキャットフードを買い、駅前の喫煙所で一服して……今日が1日であることを思い出した。お稲荷さんに行かねば。しかしルートを間違えた。
 西口のスーパーに寄って今夜のおかずなどを買って一度帰宅して生ものを冷蔵庫に入れて、再度外出。東稲荷にお参りして、帰宅。

 

 仕事再開。
 夕方に、なんとかゲラ拝終了。文章の重複に関しては、相方と検討せねば。

 

 鳩山由紀夫と橋下徹がプーチン擁護ととれるようなことを書いていると批判を浴びている。まあこれは、プーチン側から見ればこうだと言うことで、いつものクソ発言ではないとは思うが……。書き方に要注意だ。国連の緊急総会でロシアのラブロフ外相が演説を始めるとどっと退場者が。プーチンというかロシアの言い分は言い分として研究の対象にすべきで、落とし所を探るためには知っておくべきだが、だからと言って侵略されたウクライナとゼレンスキーを批判するのは違うだろう。

 

 18時を過ぎて、夕食の支度。ご飯を炊いて、アジのタタキと焼き茄子。焼き茄子がなかなかほっこり焼き上がらない。オーブントースターを使うべきだったか。仕方がないので茄子を焼きながらアジのタタキを食う。炊きたてご飯に載せて食う。美味い!大根の千切りも大量についてきたので、それも醤油をたっぷり含ませてご飯にのっけて食う。美味い。
 もう昔になってしまったが、欧州一人旅をした時、スペインのどこかの街の日本料理屋に入って刺身定食を食ったが、刺身より美味しかったのが大根の千切りをご飯にのせて食った、あの味。いやもう、どんなご馳走より美味しかった。ご飯と醤油って無敵だと思った。
 やっと茄子が70%焼けたので冷水につけて皮を剥き、相方に貰った生姜と葱のなんとかを載せて醤油を垂らして食う。美味い。美味いけど焼きが足りなかった。

 「オモウマい店」を観る。京都の採算度外視の一人で切り盛りする喫茶店。物価の高そうな京都で、どうしてこんな値段でやっていけるの、という料理やケーキの数々。カレーやシフォンケーキは手間暇かけた手作りで美味そう。
 いや~先週も観ていて感動して泣いてしまったが、今回も泣いた。どうして泣くんだろう?やっぱり、「美味しいものをたくさん食べて貰いたい」という店主の気持ちが伝わるからかなあ。

 「マツコの知らない世界」で、箱根の温泉は小規模な「お風呂屋さん」の泉質が最高なのである、という部分を観ていると、相方から電話。明日のゲラの受け渡しを打ち合わせる。

 

 今日は眠いので、早々に寝ようと思っていたのに……夜になって捨て置けない「事件」が。
 Twitterで、「犬神家の一族」でガキがプールでみんな真似した「湖から突き出た死者の足」は作り物ではなくおれの足だと言いだした現地人のインタビュー映像を切り出して拡散させている素人の書き込みがあった。
 こういう発言は、関係者の記憶違いや思い込みがどんどん膨らむものだから、「有名な作品につきもののノイズ」だし、この作品で助監督を務めた浅田英一氏の証言(美術スタッフの足をかたどって作ったもの)も残っているのだが……「あれはおれの足だ」と本人が言って、それをNHKが流したということは重い。否定するには、それなりのキッチリした証拠を突きつけなければならない。しかしおれはこの作品にはついていないし、助監督時代に「犬神家のあの足」について話題になったこともなかったので、現地人の発言を否定する一次情報を持っていない。アレは作り物に決まっているのだから、いちいちそんな事を話題にする事もなかったのだ。
 あれがナマ足だというのは完全に素人の発想。
 とは言え……風呂に入っていると、どうにも「ノイズ」として看過出来ない気になってきて、風呂からあがってから「現場の常識としては『生身の足』は考えられません。ああいう実景に近いカットは光線とか天空とかの状態を優先するので、足が動いたりしたらダメ。ロケの時の市川さんは怒り狂うので『なんで作り物を用意せんのや!帰る!』と発狂します。だから絶対、足は作り物です」と書き込んだ。
 たぶんロケハンの時に現地を案内した地元の人が周囲に自慢話をしているうちに話がどんどん膨らんで、ウケるもんだからどんどん話を盛ってしまって「あれはおれの足だ」ということになって、今更引っ込みもつかなくなって現在に至る、ということなんだろう。NHKはウラを取っていないし。
 おれは「素人の夢を壊す」のが大好きという悪い趣味があって、性格も悪いので、今までも「黒澤は凄い。撮影のために民家を壊した」(「天国と地獄」で特急こだまのトイレの車窓から現金の入ったカバンを投げ落す場面で、二階屋が邪魔なので二階部分を撤去して貰ったが、それは当時としては珍しいことではなく、撮影後、きちんと修復した)とか、神話になっている事をぶち壊すのが好きなのだ。それは、助監督時代に当時のスタッフから聞いた「一次情報」を持っているからで……。

 さあ寝ようと思ったが、最近は寝る前に読書するのが習慣になったので、相方に貰ったまま読んでいなかった春日太一著「市川崑と『犬神家の一族』」を読んだ。
 まあ食い足りない。突っ込みが足りない。知っているけど書くのを憚ったこともあっただろうけど。和田夏十さんが脚本を書かなくなった経緯とか。有馬稲子が全部バラしちゃったんだから書いてもよかったと思うのだが、市川さんは有馬稲子と不倫をして、それを知った夏十さんが激怒して「崑ちゃんは一人でやりなさい」と脚本を書かなくなったと。病気のこともあるし、夏十さんは本来、脚本を書くのが好きではなかった(しかし、書いたものは物凄い)が、夫のために書いていたと、娘の舞子ちゃんから聞いている。これは一次情報。
 で、いろいろ抜け落ちているけれど、新書1冊に書くには仕方がないのだろうが……。
 しかし、石坂浩二にインタビューした部分には首を捻った。石坂さんもサービス精神が旺盛だから、いろいろ話を作る。
 AVによく登場する「例のプール」は市川さんが住んでいた新宿の高層マンションだと石坂さんが言ったらしいが、それは完全なウソ。そのマンションにおれは何度も行っているが、プールなんかなかったし、泳ぐ習慣のない市川さんがそんな物件に住む必要もなかったのだ。(マンションの共用施設としてプールがあったのかもしれないが、それが歪曲して伝わった可能性がある)
 で、「金田一」の撮影中に、隣のステージで黒澤さんが「影武者」を撮っていたので、市川さんと見に行ったと。そこで市川さんが黒澤さんに「黒ちゃん、面白くするんだったら代わってあげようか」と言ったという話。これもねえ、市川さんが黒澤さんを「黒ちゃん」と呼ばないと思うが。まあその時の雰囲気で市川さんがキツいジョークを飛ばした可能性はあるが……。
 若い頃、「黒澤チーフ・市川セカンド」の時代があった。こういう序列はトシを取っても変わらないもので、舛田利雄監督は日活時代、市川さんのチーフ助監督だったので「いまだに頭が上がらない」と言っていたし、アオイスタジオで市川さんの編集室を表敬訪問した増村保造監督(大映時代の助監督)は市川さんに「お前ナニしとるんや。わしは老骨に鞭打って頑張っとるのに」(当時増村さんは大映テレビで「少女に何が起こったか」をやっていて編集室がアオイスタジオにあった)と言われて、ヘテテと苦笑いしていたのを、おれは目撃している。
 それに、「ビルマの竪琴」のラストの輸送船の大セットに黒澤さんが入ってきて「崑!おい崑!崑はいるか!」と怒鳴って、市川さんが「あ、クロさん」とビビった、という話も聞いている(おれはなぜかその時、セットを離れていた)。
 市川さんが黒澤さんに「代わってあげようか」みたいなことは言わないと思うけどなあ。まあ、カツシンが仲代に代わったことをネタにした危険なジョークをとばしたのかもしれないが……。

 そんなこんなで、作品分析には鋭さを感じたが、全体としてはやっぱり食い足りないし、おれが書いたら、現場や普段の市川さんを知ってる強みで、もっとぐいぐい書けるだろうなあと思ったし、なにより、さほど市川さんが好きでもないのに本を書くなよ、と思ったり、まあこれは完全な嫉妬だけど。
 市川さん激怒事件には何度も遭遇しているし……まあ、機会があれば書き残しておきたいことではある。

 

 1時31分、就寝。

 

今朝の体重:86.25キロ
本日の摂取カロリー:2396kcal
本日の消費カロリー:139kcal/3283歩+自転車

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