« 4月7日/仕事&「有吉の壁」 | トップページ | 4月9日/仕事&諸準備 »

2022年4月 9日 (土曜日)

4月8日/人生で必要なのは勇気と想像力と少しのお金。そして、友人……

 6時57分起床。

 快晴。

 

 朝のモロモロを済ませて、アサメシはダブルソフトと「塩バターフランスパン」のトースト、ゆで卵、ハム&マヨネーズ、牛乳、コーヒー。

 

 大阪で救急隊員が救急車出動の帰りにアイスを買った件(←リンク)、いちいち咎めたり通報したりする「クソ小姑」には辟易する。アイス買うたってええやないかい!お前らのために働いてくれとるんやぞ!

 ほんまクソ腹立つなあ、この「通行人」のあほども。

 

 不勉強で「映画論叢」という超マニアックな映画雑誌があることを昨日知り、我が心の師・小林信彦氏の盟友だったはずの森卓也氏の小林氏への批判が書かれた文章が載っていることを知って早速Amazonに注文。二人の間に何があったのか……。

 

 目下の定期的二大出費は家賃とクレカの支払い。クレカで公共料金なども払っているので、毎月結構な額になる。11日が支払日なので金曜の今日のウチに手当てしておこうと5万円ほどカードローンで借りようとしたら……WEB掲載分の原稿料が入っていた。何時か入るだろうとは思っていたが、期日がハッキリしなかったので忘れていたのだ。そしてその額が思っていたよりも多かった。

 大歓喜&大安堵。

 今月末に祥伝社新刊「内閣裏官房/傾国」の印税半額の前払いをお願いしていて、それでなんとか一息つけると思っていたら……これほど嬉しい入金はない。

 チャップリンの「人生で必要なのは勇気と想像力と少しのお金」という名言が本当に、染みた。

 まさに勇気百倍。

 はい。ワタシは単純な人間です。

 

 仕事開始。徳間「降格警視2」の最終話を書き続ける。

 

 昼になって外出。

 カードローンの一部を返済。気分的にかなり軽くなる。

 武蔵家でラーメン、と思ったが、万札しかなくてお店も忙しそうで両替を頼みづらかったので、久々に「翔竜」で翔竜麺+海苔と小ライス。この小ライスの量が実に少なくなっていて、ビックリ。前はもう少しあったぞ。ラーメンは安定の美味さ。しかし武蔵家の方が安いからなあ。


Img_6380

 帰宅して、仕事再開。しかし……昨日まで頑張った疲れと安堵が重なって、ちょっと気が抜けた。早く脱稿しないといけないのだが。

 執筆と並行して、「内閣裏官房/傾国」の東京近郊以外の書店さんへのPOP発送先について担当編集O氏と摺り合わせるが、こちらから発送する書店さんを知らせて、あまりWらないよう版元分を調整して貰うことで決着。

 

 ツイッターで「監督が現場で怒鳴るのは絶対ダメ」とか書いてる元助監督の人がいたけど、映画撮影の現場で監督が怒鳴るのは仕方ないでしょ。怒鳴って怒ってるとき、助監督に愛情なんか微塵もない。ただただ、いい画を撮りたい、いい芝居を撮りたいだけ。それが映画監督でしょ。怒鳴って現場が締まることもあるし。

 しかも、怒鳴られる側だって「あ、そろそろ来るな」って判ってるし。監督が怒鳴りまくってたら「ああ、始まった」と思うし……。

 おれが師事した市川崑監督は「~~~ね?」と言うときは機嫌がいいとき。それが「~~~な?」と言うと不穏な感じになり、「~~~な!」となると怒りモード始動、「~~~だろ!」となると完全に怒りモード。その後は「バカモン!」となる。怒られる側だって判ってるのだ。付き合いが長いと。

 監督から殴る蹴るの暴行を受けるのはもちろん論外で絶対に許せないことだけど、「バカモン!」と怒鳴られるのは、ギャラのウチだと思うなあ。

 市川さんは、セットで怒ることはほとんどなかったけど、ロケでエキストラが20人以上出てくると発狂してましたなあ。思い通りにならないと怒る。それはまあ、理解出来る。ただ、監督の頭の中にあるイメージが判らないから怒られ続けるわけだけど。

 まあ、その監督を尊敬しているか、ただの仕事としてやってるだけかによって、我慢できるレベルは変わってくると思う。黒澤さんはその怒り方が尋常じゃなかったので、尊敬していても「こっちだって人間だぞ!」と腹が立ったそうだが……「OK!」と言ってニコッと笑う、その笑顔があまりにも素晴らしくて魅力的なので、許しちゃったらしい。

 実績もなく人間的魅力もないクソ監督が、ただ怒鳴ってるだけだったら、スタッフは離反して、現場は最悪になるけどね。

 映画はスタッフが動いて作られるモノなんだから。

 

 夕食は、昨日の残りを。昨日はあまり感じなかったが「鶏のブラウンソース」の、ポルチーニ茸の香りがたって、なんだか昨日より美味しい感じ。

 

 今朝注文した「映画論叢」がもう届いた。

 夜、資源ゴミを出して、郵便受けを覗いたら配達されていた。

51bjudk7mnl_sx349_bo1204203200_

 全体に同人誌みたいな雰囲気が漂う。

 読みたかった森卓也氏の文章は冒頭に。早速読む。

 なんだかまとまりのない、老人の繰り言のような文章。

 森さんは、もっとビシッとした明快な文章をお書きだったはず。文体は小林信彦氏に似ていた。その小林さんも80を過ぎて文章がフニャフニャになってしまったが。

 で、森さんは積年の鬱憤を晴らすかのような、「弟分扱いされてきた」「東京の文化人が地方文化人を見下す感じ」「旦那に対する幇間」みたいな感情をリミッターを外して書き殴った感じ。話があちこちに飛ぶし、小林さん由来ではない私憤もいろいろ織り交ぜて……まあ、こういう文章は推敲して整理すると発表を止めたくなるかもしれないが。

 このお二人は、無類の映画好きで、その分析の仕方が似ていて、小林さんは森さんの知識(なんせフィルムコレクターでもある)をおおいに評価していたと思うが、その「評価のされ方」が不満だったようだ。

 小林さんは若い頃はかなり「生意気」で先輩の映画評論家諸氏(双葉十三郎氏を除く)とはかなりぶつかっていたらしい(植草甚一氏に怒鳴りつけられた事はエッセイに書いている)ので、淀川長治と仲が悪くても「そうなんだろうな」としか思わない。

 小林さんは青島幸男を兄貴分のように思っていたが、何故か永六輔のことはよく思っていない。その理由は小林さん自身、きちんと書いていない。落語はガリガリの志ん朝派で、談志は好きではない。

 小林さんの「オヨヨ事件」は、小林さんの独り合点で、後年のインタビューでは、桂三枝を批難したことを「なかったことにしたい」感じだったが……。

 森さんの文章の終わりは小林さんと渥美清の話になって、尻切れトンボで終わっている。

 なんだか、無残な感じもした。あの森さんが、こんなフニャフニャで悪口だけの文章を書き残すのかと、ガッカリもした。

 小林さんがクセの強い人物で、「かなりコワイ」人であることは、いろんな人から聞いていた。一昔前の文化人の「強大なエゴとプライド」の持ち主だとも思う。屈折の度合いもハンパではない。近くにいるとすごく「取り扱い注意」な人物だとも思う。

 しかしおれにとって、小林信彦さんは永遠の「心の師匠」だ。小林さんに映画の素晴らしさを教わった。ワイルダーやヒッチコック、黒澤や鈴木清順の魅力を教わり、映画を分析的に観る見方を教わり、日活アクションやMGMミュージカルの魅力を教わり、古今東西の笑いを教わり……なんせおれは小林さんが係った「九ちゃん!」をリアルタイムで見てたんだから。

 もちろん、小林さんの小説はほとんど全部読んでいる。純文学も、オヨヨも唐獅子も、「夢の砦」も、とにかく全部。筒井さんと小林さんの小説は本当に大好きだし、愛している。

 近しい関係にいると、森さんのようになるのだろう。本を通しての関係が、よかったのだろう。

 人間、トシを取って、もう先がないと悟ると、今までの鬱憤がそのまま溢れ出るのだろう。しかし、小林さんが週刊文春の「大雅エッセイ」を終えたこのタイミングで?連載が終わるのを待っていた感じがしてしまうんだけど。

 たとえは悪いが、「ずっと仲がいいと思われていた漫才コンビが解消した、その真相」を見た感じがする。コンビのどっちかがずっと我慢していたから仲がいいように見えていただけ、という……。

 淋しいものだね。

 当然、小林さんも読むだろうけど……。

 

 「映画監督は現場で怒鳴るもの」「森卓也の小林信彦批判」について、ツイッターに書いたら、けっこう反響があって、その両方にコメントを返していたら遅くなってしまった。

 

 風呂に入り、0時19分、就寝。

 

今朝の体重:85.55キロ

本日の摂取カロリー:2051kcal

本日の消費カロリー:60kcal/1424歩+自転車

« 4月7日/仕事&「有吉の壁」 | トップページ | 4月9日/仕事&諸準備 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 4月7日/仕事&「有吉の壁」 | トップページ | 4月9日/仕事&諸準備 »

安達瑶の本

2023年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

安達瑶のサイト