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2023年12月27日 (水曜日)

12月26日/常陸大子から一路帰宅

 6時20分起床。

 快晴。

 朝風呂に行く。昨夜は女湯だった大浴場は、木をあしらった内装で露天風呂も幾分広い。ゆっくり浸かってカラダを洗う。

 喫煙所で一服して部屋に戻り、荷造りをして、日記を書いていると、7時になった。

 

 朝食会場に向かう。夕食は激混みだったが、ほどよく空いている。朝は時間がばらけるか、食べないひともいるか、早々に済ませるお客さんが多くて席が空くのか。

 一通り見て歩く。和食がメイン。

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 ごはんをお代わりして、これにプラスして温泉卵、湯豆腐、オムレツ(とても小さい)。ヨーグルトに牛乳。

 朝食会場のどこかで客の怒声。意味不明の怒鳴り声が一発。しかしその後騒ぎに発展する事なく収拾。

 昨日は便秘で苦しんだ。というか、出そうで出なくて、何度もトイレに行った。腸に膀胱が圧迫されたのか、小便も凄く近かった。今日もそうだと困ってしまう。

 

 だが、ヨーグルトと牛乳の効果は抜群だった。しかし効き過ぎたというか、1回では済まず、チェックアウトするまでに計5回。これですっかり正常に戻った。小便も近くない。

 

 10時過ぎまで部屋で読書。ここはチェックアウトが11時。しかし駅まで歩くことを考えると、11時前に出発した方がいいだろう。近くの「大子消防署」にバス停があるが、帰路は下り坂なので歩いて行くことにする。

 結局、落ち着かなくなって、MacBookAirもリュックに入れて服を着て、10時30分にはチェックアウト。

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 久慈川は一部凍っていたけど、思ったほど寒くない。歩いていると暑くなって、コートの前を全開にする。一番暖かいセーターを着てこない方がよかったかな。

 10時50分に常陸大子駅に到着。昨日はなかった紅い提灯(?)の飾り付けが出現していた。

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 これ以外、駅前には何もないので待合室に入るが、暖房が効いていない。セーターを脱いでリュックに詰め込む。11時過ぎに駅の待合室に移り、プラットフォームは陽が当たって暖かいので、かなり早く改札を抜けて、ベンチに座る。

 上りの水郡線は混んでいるかもしれない。座れないかもしれないと覚悟を決めるが……2両編成の列車は空いていた。水戸近郊から混み始めるのだろう。

 進行方向左側に座り、水郡線と並行に流れる川を眺めるが、だんだん普通の農村風景に変わっていったので、読書を再開。

 案の定、水戸の手前から一気に混み始めて、最後はすし詰め状態。

 定刻の12時40分を少し過ぎて、水戸到着。かなり迷ったが、帰りは特急を使わず、普通電車で帰ることにする。しかも直結で連絡している電車より1本遅らせよう。

 駅でトイレに入り、お土産屋を覗いて、相方へのお土産を買い、常磐線プラットフォームに降りると、乗るのを諦めた電車が発車寸前。水戸ではドアは手動で開けなければならない。発車寸前だから開かないかも、とボタンを押したら開いたので、飛び乗る。その直後にドアが閉まって、発車。

 水戸発土浦行きは空いている。駅弁を食べても迷惑にならない感じ。乗客はかなり水戸から2つ目の「内原」で下車。ここにあるショッピングセンターに行くのか?しかし水戸の方が栄えていると思うんだけど。

 昨日から読み続けている大著「エフェクトラ」を取り出して、読む。最終章まで来た。

 乗り換えの土浦でも駅のトイレに入り、駅そばでも食べようかと思ったが、さっさと北千住まで戻ろうと思い、これまた発車寸前の品川行きに乗る。

 いよいよ大長編の「エフェクトラ」は最終章。連続殺人のトリックは前章までで解明されて、最終章では、一連の犯行の動機が説明されて……。おれは本格物はほとんど読まないので、シロウト。なので次々に勃発する事件や伏線を解きほぐすのがとても新鮮だった。しかも霞流一さん独特の饒舌でダジャレ連発のコミカルな語り口で連続殺人が全然陰惨にならない。そして、動機の解明部分では、ホロリとさせられた。

 柏を過ぎるあたりで、いよいよ最後の、大爆弾が炸裂した!

 うわあ。クリスティのアレ以来の大発明ではないか?これ以上書くとネタバレになる。発刊して半年が過ぎているが、まだ読んでない方のために。秘密厳守。

 霞さんが高校生の頃に思いついて、ずっと温め続けてきた爆弾は見事に決まった。本格はおれには書けないし、トリックがまったく思いつかない。本格を書く作家の脳の中を覗いてみたい。

 その一方で、寒いときに飲むほかほかのおしるこの旨さとか、芋焼酎のお湯割の美味さとかの描写も効いていて、酒を飲まないおれとしても、焼酎のお湯割が飲みたくなってきたほど。いやいやそういう魅力もありつつも、やっぱり最後に用意された爆弾の威力の前には吹き飛んでしまう。

 物凄く分厚くて「重厚な超大作」である本の装丁からして、トリックは始まっているのだ!この辞書のように分厚い超大作は、あたかもドストエフスキーかプルーストかジョイスか、みたいな設えなので、これは徒や疎かには読めない、読んではいけないと、じっくり読めるときまで取って置いたのだが……さっさと読めば良かった。さっさと読んで、もっと早く「ドヒャー!」と驚きたかった。

 すべて、霞隆一さんの策にハマってしまった結果だ。おれは半年間、最初の策にハマったままだったのだ。

 

 15時9分、北千住着。これは特急を使わない場合の最短時間。

 常磐線プラットフォームにある駅そばやで、天ぷらそばとシャケのおにぎりを食べる。美味い。

 駅を出て、喫煙所で一服して、自転車で帰る。駐輪代は440円だった。区営の駐輪場だと240円だけど。

 

 宅配ボックスに、1月刊の祥伝社文庫「冒瀆/内閣裏官房」の著者見本が届いていた。書題と書影が解禁になったので、明日、発表します。

 部屋のドアを開けると、くーたんが出迎えてくれた。いつも一泊して帰ると、数時間はよそよそしいのだが、今回はお出迎え。

 抱っこして留守番のお礼をする。

 荷解して、ばたばたと旅の後片付け。

 久々の一人旅だったが、やっぱり……一人旅は寂しい。俵万智のあの有名な短歌や 加藤和彦&北山修の「あの素晴しい愛をもう一度」じゃないけど、相方と同じ体験をして共感して、思い出に残す旅の方がいいなあと……。もう、一人旅はしない。と、思う……。でも、本を持って一人で宿に籠る旅も、捨てがたいものはある。そんな旅なら、奥久慈は遠すぎたかも。伊東園ホテル並に安いけど、もっと落ち着いた宿はあるし……。

 

 昨日分の日記をアップロードして、MacBookAirから出したメールを母艦Mac miniに移す。どの端末を使っても出したメール・受信したメールが全部読めるメールにすればいいのだが、これが思ったように機能してくれない。ニフティのメールもAppleのメールも。設定が悪いのか?なのでニフティのメールは、端末ごとの送受信タイプのまま。

 

 今夜は「オモウマい店」はお休み。

 そろそろ世間も、「年末年始のお休み」になるんだよなあ。

 夕食は、質素に「お茶漬け」で済ますが、ちょっと足りなかったのでバゲット2切れにマーガリンを塗り、牛乳と。

 テレビを観ていると、そのまま寝てしまった。旅の疲れ?

 風呂に入り、23時27分、就寝。

 

今朝の体重:測らず

本日の摂取カロリー: 2278kcal

本日の消費カロリー: 241kcal/ 5818歩+自転車

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